桜井美奈のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ昼はフリースクール、夜は居酒屋をしている飲食店で老若男女が集まり、フリースクールをしている物語だった。
1を教えられたら10を理解するため、授業の内容や同級生の話が面白くなく、学校に行く理由が
わからず不登校になり、不登校中に独学で中学1年の全教科の内容を中学1年の5月ですべて理解してしまった、中学1年生の男の子。
時代的にまともに学校に行けれなかったが、高校卒業の学歴は欲しいと思い、高卒試験に向けて頑張っている84歳のお婆さん。
学校に居場所がなく、オンラインゲームに居場所があったため、昼夜逆転になり不登校になってしまった20歳のお兄さん。
元フィギュアスケート選手だが、思春期に伴う体の変化のせいで思っていた以上に滑れなくなり、練習もままならないため、学校へ行ったがスケートに命を捧げてきたため勉強も分からず、友達もいない為、不登校になってしまった。どうしてもスケートのリンクに上がりたいと摂食障害になってしまった17歳の女子高生。
上記に書いた訳ありの生徒たちが偶然そのフリースクールに集まり、自分のやりたいことや好きなことを見つけ、極め、そして将来に対して考える。
生徒それぞれ一筋縄ではいかなかったが、最終的に1人ひとりが前向きに将来のことを考えて進んでいくところに感動した。
-
購入済み
やさしいきもちになれます
試し読みから続きが気になり購入しました。
小説は読んでいませんが、漫画がすきな人にとっては読みやすくていいんじゃないでしょうか。
登場人物の個性も各話の中でしっかりしています。 -
Posted by ブクログ
漫画読みとして、自信をかなり持って、これは良い漫画だ、と他の漫画読みに勧められる
表紙を見れば、勘の鋭い漫画読みなら、なんとなく察しがつくだろうが、実に心優しいストーリーだった
胡散臭い言い方と捉えられるだろうが、読むと、人間に対しての期待や希望を捨てずに済む
少なくとも、私は、人は気持ちさえ切らさなければ、やり直す事が出来るし、やり直していいんだ、と思えた、この『塀の中の美容室』を読んで
ざっくり、中身を説明すると、軽いとは言い難い、とある罪を犯した女性が、血に濡れ、重い罪の枷を付けられた手に、「美容師」と言う資格、職業、そして、矜持を得て、心を再生していき、更生するチャンスを自分で掴んでいく、そんなストーリー
所詮は、作り物のストーリーだ、と貶す者もいるだろうが、そういう奴は、罪を犯しても反省せず、真っ当に生き直す事も出来ない、可哀想な奴だ、と勝手に思う事にしているので、この『塀の中の美容室』がバカにされても怒る気にならない
優しくて、暖かくて、けど、甘過ぎはしないストーリーに、小日向先生の柔らかい絵がよくマッチしていて、より読みやすくしてくれている
何様、と言われそうだが、こんだけの内容を、よく、この一冊に見事、入れ切ったものである。こういう話を纏めて、整えるセンスが、私はまだまだなので、実に羨ましい
どんな人に読んでもらいたいのか、と聞かれると、少し迷うが、やはり、色んなことが悩みの種になっている学生に読んでもらいたい、漫画の力を信じている人間としちゃ
この『塀の中の美容室』が肩の荷を軽くしてくれたり、背中をそっと押してくれたりするか、それは判らないけど、自分が今、立っている場所くらいは教えてくれ、なおかつ、自分と見つめ合う余裕を与えてくれるはずだ
この台詞を引用に選んだのは、グッと来たので
綺麗事かもしれないけど、あながち、間違っている訳でもない
世の中、多くの事に手を出し、どれも上手く出来る、器用な人間ばかりじゃない
確かに、やる事なす事が裏目に出て、落ち込みたくなる日も、人生にはある
ただ、いい日だってやって来る。来ないなら、こっちから行くか、引っ張って来ればいい
今の自分に出来る一つの事から、コツコツと熟していく、それも成長していく方法だ
出来る、を一つずつ増やしていけば、いつか、出来ない、も減っていく
そうしたら、きっと、苦しい時に泣くばかりじゃなく、笑える強さも得られる気がする
人生、悪い事ばかりだ、と思っていたら、いつまでも良くなったりしないんだから
動き出さなきゃ始まりませんからね、なんにも
「ひとつ、何かにつまづくと、いろんなことが連鎖して、ダメになってしまったりして。それで、何もかもうまくいかない時に、一度に全部考えると、余計にこんがらがってしまったりして・・・だから、逆に、とりあえず、ひとつだけ決めて、頑張ってみたら、他のことも、また連鎖して、いい方向に進むような・・・そんな気がします」(by小松原葉留) -
購入済み
映画のような素敵な作品。
お試しを読んで興味がわき、購入しました。どの話も素敵で、胸が温かくなりました。登場人物それぞれの気持ちもよく分かりました。
もっと話題になって多くの人に読んでもらいたいです。絵も丁寧でゆったりした映画を観ている感じでした。これからもたまに読み返して心を洗いたいと思います。 -
Posted by ブクログ
他人に関心を持たない主人公。
彼には自分の好きな人が付く嘘を見抜ける術を持っており、
それ故に人と距離を置いていたが、
転校してきた女子高校生と、共通の話題である猫を通じて、
少しずつ彼女に心を開いていく。
ある時彼女のことを好きだと自覚するも、
彼女から嘘を見抜けない。
しかし、彼女からの彼に対するある感情を耳にしたとき、
それが嘘だと、彼は気付いてしまう。
なぜ嘘をついているのか?その理由を知った時…
というのがあらすじです。
一人でいることが楽な私にとって、
物語前半の主人公の気持ちはちょっと共感w
中盤は緩やかに物語が進んでいきますが、
ヒロインについてのある事実を知ってから、
もうとにかくラストまで読む手が止まりませんでした。
ストーリーの仕立てが絶妙に計算されているだと思います。
多感な時期にこのような経験をしたとしたら、
かなり重たい部分もありますが、人を好きになることの
意味を感じることが出来るのではないでしょうか。