桜井美奈のレビュー一覧

  • 私が先生を殺した

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    モヤがかかった事件の背景が生徒1人1人の視点から描かれる章で徐々に見えてくるのはワクワクしてとても面白かった。
    第5章奥澤潤に関しては辛くて胸糞が悪くて仕方なかった。
    優しい人こそどうすることもできないことがあるんだなと思う。

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    2026年04月18日
  • 盗んで食べて吐いても

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    インスタで流れてきたオススメ。

    接触障害がテーマのお話。
    1回目発覚してもう絶対やらない、となった時や、執行猶予中にまた万引きしてしまった時など、直前まで希望のある展開がこれから来る…?と思わせておいて、急に再びやってしまうことが事実ベースに淡々と語られる描写がとても印象的。
    本人はやめたい、と思っているのに一度そういう気になってしまうとほぼ無意識のうちにやってしまう…というが表現されていて、もう意志じゃどうしようもない、これが病気というやつなんだろうなと思った。
    接触障害のことは知っていたけど窃盗症のことは知らなかったので勉強になった。

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    2026年04月12日
  • 盗んで食べて吐いても

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    摂食障害と窃盗症に悩む主人公の里織。
    子どもの頃から母親に太っては駄目と言われ続け、いつの間にか食べては吐くという繰り返しに陥ってしまう。
    最終的には食べたら吐くのだから、食べる分は万引きするという行為に走ってしまう。
    人生の歯車はどんどん狂っていく。
    もっと早く里織の相談に乗ってあげられる人がいてくれれば。
    でも、後半からは里織の再生の物語も描かれている。

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    2026年04月10日
  • 塀の中の美容室

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    髪を切りに来る人や美容師さん、それぞれに色々な背景があり、美容室を通して変わっていくことが素敵だった。

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    2026年04月09日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    最初は、そんなにもDVを受けていたのに記憶喪失になったからといっても生理的嫌悪感とかあるはずなのになんで同居を拒んだり離婚を切り出したりしないんだろうと疑問ばかり湧いて、主人公に全く共感できなかったので読んでて微妙だっのですが、最後まで読んで納得でした。
    読んでよかった。
    面白かったです。

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    2026年04月09日
  • 盗んで食べて吐いても

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    食べ物があるって、本来人間にとって豊かさの象徴であり幸せなことなんだけど、その食べ物によって人生が壊れてしまう。
    なんだか、やりきれないです。
    人間は感情とか気持ちがあるから、難しいなぁーと感じました。特に、日本人は痩せているほうが綺麗っていう雰囲気があるし…難しいです!
    摂食障害と窃盗症がこんなにも関連があるんだなと気付かされたり、本人の心の動きなど少しだけでも知ることができました。この本を読んだだけなので、全部が全部正しい理解ができていないと思うが読むことができて良かったです。

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    2026年03月20日
  • 嘘が見える僕は、素直な君に恋をした

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    好きになった人の嘘がわかってしまう男子高校生、藤倉聖。
    小学生の時に、この能力に気づき、心が傷ついてしまい、人と関わることをやめて、一人の世界に引き篭もるようになる。
    そんな聖は、明るくて素直な転校生の二葉晴夏との出会によって、徐々に徐々に氷が溶けていくように変わり始めていく。
    といったあらすじ。


    青春ストーリー。
    アオイ話が大好きな中年おっさんの私には、響きました。

    嘘がわかる。
    一見羨ましい能力にもみえます。

    でも、嘘には、人のことを想いやるいい嘘もありますが、人を傷つける黒い嘘もあります。

    そして、世の中にはいい嘘だけがあるわけではありません。

    しかも主人公がわかるのは、好きになった人のつく嘘。

    好きな人のその嘘が、黒い嘘だとしたら・・・
    幾度となく、その嘘を目の前にしたら・・・

    好きになり傷つくくらいなら、人と関わることをやめる。
    その選択をする主人公にも納得がいきます。

    そんな、自分の世界に閉じこもった主人公に手を差し伸べる転校生の晴夏。

    幾度となく、拒否されても聖に声をかけて、優しさで包んであげる晴夏に、心が温まりました。

    スマホでたわいもないメッセージのやり取りをしたり、試験勉強をしたり、ネズミの国に行ったり、今の私には経験できないアオサが眩しく、愛しく、懐かしくもありました。

    担任の先生やペットショップの店員さんなどの脇役も、主人公が良い方向に変われるように二人を支えていく所も良かったです。

    良い物語には、素晴らしい脇役も必要ですね。

    颯爽とした空気が流れ、読後感が良かったです。

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    2026年03月04日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    心理描写は深くないので、ちょっと物足りなさもあったけど、ミステリーとしてはめっちゃ面白かった。好きなタイプのどんでん返しだった。
    最後の1ページは個人的には、えー…ってなる締めくくりだったけど。
    以下、ネタバレ。









    名前トリック。幼少期に虐待をうけており戸籍のない女性が、仲の良かった女性の死後、その女性の戸籍を使って自分の人生を取り戻す話。
    最後はお互いに名前を偽っていた2人がくっついた…?みたいな終わり方で、なんでそうなる?って感じだった。

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    2026年03月01日
  • 私が先生を殺した

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    ネタバレ

    推薦やら受験やらで、当時沢山お世話になった先生方を思い出しながら読みました。

    教員としての永束先生との思い出もあるからこそ、奥澤先生は余計苦しかったんじゃないかなと。
    とはいえ、今際の際まで生徒の事を考えている姿は凄いなと思いました。

    やっぱり、私欲に塗れた嘘は誰も幸せにしないですね。
    それを始めた2名の先生も、始めてしまった親の息子である先生も、残された家族も、生徒もその家族も、結局は苦しめられ傷となって残ってますし。
    エピローグの校長先生のお話が余計に悲しい…。

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    2026年02月09日
  • 復讐の準備が整いました

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    ネタバレ

    叙述トリック、見事に騙された。序盤の展開からリリは由利なんだろうと思い、ああ、それを葵が遊馬に復讐するんだな、先が読めちゃったわと冷めた感じだった。それに漫画家なんてそんな簡単になれないしなあ、都合良く行き過ぎじゃとかと、偉そうに思ってた。
    すいません、作家さんが素人に先読みされる展開するわけございませんでした。
    全て思い込みによりすっかり騙された。名前、性別上手く乗せられていた。

    それでも最後、きらりを守ろうとする遊馬の姿は親らしさをみる。犯罪者でもダメダメな親でも子を守ろうとする必死さは少しは見直せるところであったか。

    未成年の闇や未熟な精神を突くブラックな物語だったけど、そん中でも人間捨てたもんではないと思わされるエピソードも挟まれていて、締めも明るい展望が感じられる良いものだった。

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    2026年02月09日
  • 盗んで食べて吐いても

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    周りには受け入れてもらえない辛さ、だから言わないと心の中に閉じ込めてしまう悪循環。
    自分から人に歩み寄ること、人に頼ることは、甘えではなく「強さ」だと感じた。
    一歩進む勇気を持っていきたい。

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    2026年02月07日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    良き伏線回収。
    あれこれ想像しながら読み進めていたけど全部いい感じに大外れ、丸め込まれた感じな上に最後ほんのりほっこりした。
    震災とトリックを絡めるのはちょっと無理があると思ったけど……

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    2026年02月02日
  • 盗んで食べて吐いても

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    タイトルの通り盗んで食べて吐く事を繰り返す主人公の話。どうにか幸せになって欲しいと願いながら読み進めました。エピローグが良かった!
    人を救うということは自分を救うというこのも丁寧に書かれているし、母娘の関係も丁寧に描かれていて世界観に入り込みやすかったです。
    窃盗症は初めて聞きましたし、摂食障害についてもここまで知れたのは初めてで、勉強にもなりました。病院含めて周りに理解者が居るって大事な事ですね。

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    2026年01月21日
  • 盗んで食べて吐いても

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    ルッキズムの呪いを物語に昇華した読み応えのある作品。

    「太ったら、食べちゃダメなの」
    主人公は幼い頃に母親が発した一言に囚われ成長した早織。

    太る事を恐れ過食と嘔吐を繰り返す。

    吐く為の食物にお金を遣いたくないという理由で学生時代から万引きに手を染め、その行為は結婚後も収まらず、ついに逮捕、刑務所行きとなる。

    本作で窃盗症という病気がある事を始めて知った。
    悪い事だと頭では理解出来ていてもコントロールが効かず窃盗を繰り返す。

    早織の場合は必要以上に美意識に囚われた悲劇としか思えなかった。

    母の言葉は時に呪いにも成り得る。

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    2026年01月13日
  • 盗んで食べて吐いても

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    自分が過食嘔吐してしまう人間だから気持ちが痛いほどわかってしまう。
    とても表現がリアルで読んでる最中ずっとしんどかったけど、自分がなにか変われるきっかけになったらいいな。

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    2026年01月07日
  • 私が先生を殺した

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    人間の、というか大人の汚さがやるせない気持ちになる内容でした。
    先生の視点から読み手も状況がわかってくるので、すごく読みやすかったです。
    読みながら何となくこういう流れになるかな、と予想しながら読めるのでドキドキはらはらではないです。

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    2026年01月04日
  • 私、死体と結婚します

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    ネタバレ

    婚姻届を出す前日に婚約者「高辻真吾」が死亡。
    その事実を隠して「七海」は「真吾」との結婚生活開始。

    真実は
    過去に乳児ボツリヌス症により死亡した妹のため、原因となった海外産ハチミツの輸入元となる
    「高辻物産」の社長である「高辻真吾」に近づいた。
    さらに真吾は友人であり、兄弟の様に育った「光輝」に嫉妬され殺された。

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    2025年12月11日
  • 塀の中の美容室

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    ネタバレ

    刑務所の中に美容室があるのを知らなかった。
    殺人未遂の罪で収容された葉留は、刑務所の中で美容師免許を取得し所内の美容室で働く。
    罪人ではありながらも、誠実に客と向き合う葉留。お客さんの心も軽くしている様子が印象的だった。

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    2025年12月08日
  • 私が先生を殺した

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    教師の奥澤が屋上から飛び降りた後、黒板に書かれた“私が先生を殺した”という言葉を巡って、生徒と奥澤の目線を辿るお話でした。
    徐々に事件の全貌がわかってきて興味深かったのと、読みやすさが印象的でした。
    教育の仕事をしている身としては、後半は胸が締め付けられる部分が多かったです…。
    私立高校、こんなことが現実に無いといいなと思いました。

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    2025年12月07日
  • 塀の中の美容室

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    ここに出てくる刑務官たちは優しく、今まで私が思っていたイメージと違いました。
    塀の中とはいえ、こんな美容室があったら行ってみたいと思える暖かいストーリーでした。

    女子刑務所が舞台です。美容室のことがメインで、他の受刑者はあまり登場しませんが、受刑者の抱える罪と向き合う姿勢や思いは伝わってきます。
    また、その家族の思いも世間からの厳しい見方で生き辛さや結婚といった大きな出来事にも他人には分からないことが多々あると思います。
    刑務所というところは現代も偏見を持たれることがあるけれど、皆が皆、悪い人であるのでなく、『ちゃんと罪と向き合って、自分で歩いていく場所を見つける人もいる』という言葉のように美容師が働く姿が素敵と思えるいいお話でした。

    いつも文章が下手でなかなか感想文が書けないのですが、これからは苦手なことにもチャレンジしていきます。

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    2025年12月05日