桜井美奈のレビュー一覧

  • 塀の中の美容室

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    ずっと積読状態だった作品です。
    やっと手に取り読み終えました。
    塀の中の「あおぞら美容室」が作品の舞台です。
    連鎖短編集で色んな人が美容室を訪れます。
    取材だったり、以前行ったことがあるから、価格が安いから、好奇心で…等など。
    刑務所と聞くと全く知らない所でどうしても緊張したり構えたりすると思うのですが、美容室は別棟で、いくつか決まり事はあるにしても、とても雰囲気が良い所の様でした。

    受刑者の訓練ということだそうですが、刑期が終わった後のこと、また、刑期中の家族のことが深刻にならずとも描かれていました。
    これらのことは、いくら想像しても難しくて答えの出ない問のように思いました。

    作品はとて

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    2026年08月06日
  • 塀の中の美容室

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    ネタバレ

    表紙の意味が分かるとグッとくる。

    ・「大丈夫です。涙なんて、あくびやクシャミと同じですから」「え?」「生理現象の一つですよ」

    ・「大切だったものまで、捨てることはないと思います」

    ・「髪を切っても、ラプンツェルは幸せになったんです」 突然、美容師さんの目から涙が溢れた。マスクの上から手をあてて、声を殺して泣いている。制服の女性に肩を抱きかかえられながら、涙を流していた。

    ・「髪、切って良いよ。わたしはあのときより、幸せだから」  返事はない。葉留はうつむいていた。振り返って覗き込むと、葉留は泣いていた。もういい、と思った。わたしが責めるのは、もうやめようと思った。誰が責めなくても、葉留

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    2026年08月06日
  • 盗んで食べて吐いても

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    ネタバレ

    普段はミステリーやホラーばかりなのでたまには、と思い拝読。

    近年ネットには過食嘔吐の人々がよく流れてくるので、過食嘔吐は知っていたが窃盗と合わせて癖になるようなものだとは知らず、勉強になった。万引きは意外とある話なので、身近にももしかしたら盗む食べる吐くを繰り返している人がいるのかもしれないと思った。

    個人的に、得体のしれない母親との関わりに怯えるような作品は好みなので、母親への不信感や関わりたくない気持ちと過食嘔吐が結び付けられて書かれている当作は読むのが楽しかった。ただ母親を受け入れられないというだけではなく、早織自身が娘に受け入れてもらえていないというところも、過去に読んだ他の作品と

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    2026年07月24日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    タイトルの強烈さに惹かれて読み始めた一冊。設定は刺激的なのに、物語の運びは意外と落ち着いていて、肩の力を抜いて楽しめるタイプのサスペンスでした。

    “殺したはずの夫が戻ってくる”という大胆な導入から始まる物語ですが、似た構造の作品を読んだことがある人なら展開の予想はしやすいかもしれません。ただ、主人公・茉菜の選択がとても力強く、読みながら「そこまでリスクを取らなくても、もっとまっとうな選択で十分だったのでは…」と思う場面もありつつ、そこは物語として受け止めるのが正解なのだと感じました。

    物語には茉菜に関わる人物がいくつか登場しますが、幼い頃にやさしく接してくれた近所の方の存在が印象的で、その

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    2026年07月22日
  • 殺した夫が帰ってきました

    匿名

    購入済み

    題名から想像していた物語とは少し違った。
    愛には自分と重なる所があって同情せずにはいられなかった。親から愛情を与えてもらえない、普通に生活している人達が羨ましくて自分は皆んなとは違うという現実がとても苦しくて、けれど誰にも苦しみを打ち明けられない。彼女の人生に少しでも光があればいいなと思わずにはいられない。

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    2026年06月28日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    3.7
    おもしろかった〜
    なんで?なんで?の展開から、徐々にネタがわかってきて、それぞれの正体がわかったときにびっくり!
    辛い生い立ちだけど、頑張ってほしいなぁ
    最後は2人とも幸せになってほしい

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    2026年06月16日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    おもしろかった.知っちゃうとなんてことない!ってことになるんだけど笑
    ただ、松木さんと繋がるエピソードは無理があるかなぁ…
    衛星放送もね笑

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    2026年06月15日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    タイトルの時点で、「どゆこと?」と気になってしまいました。ファンタジーでない現代で亡くなった夫が現れて怯える主人公。次々発覚する事実にハラハラさせられました。最後が急に終わるので、呆気にとられてしまいましたが、読んでて面白かったです。

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    2026年06月02日
  • 私が先生を殺した

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    最後まで犯人がわからないドキドキ感が楽しかった。
    自分の身に置き換えても、起き得る内容だと思った。
    自分が知らない裏金社会がこの世にはたくさんあって、それは生徒を正しく導くべき場所である学校という場も例外ではない。
    企業と同じく、学校だって利益を生み出さないと潰れてしまうしどんなに悪どい手を使っても護らないといけないものはあるかもしれない。

    責任感が強く、教師としての仕事を最後まで全うした先生の結末が悲しくて心が痛い。
    実際にはこんなに素晴らしい先生はどのくらい存在し得るのだろうか。
    自分の先生が同じ立場になったら、奥澤先生と同じような行動をとったのだろうか。気になった。

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    2026年05月17日
  • 塀の中の美容室

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    タイトルと設定だけで勝ち確定の作品のような気がするが、短編集で仕上げて、様々な視点からこの場所を描いた点はよかった気がする。実話がベースというリアリティも加わって、いろんなことを考えさせられるいい作品。運営する刑務所側の思いも胸に染みるところ。

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    2026年05月17日
  • 盗んで食べて吐いても

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    なんて苦しくなる物語なんだー。
    摂食障害もだけど窃盗症が…。
    大切なものを失くしてしまうことも、ダメなことも分かっているのに止められない。
    周囲の理解も得られない。自分もどうしたらいいのか分からず話せない。
    最後はいい方向の終わり方でよかった。

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    2026年05月14日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    鈴倉茉奈は五年前に旦那の和希を崖から突き落として殺したはずだった。
    だが、ある日ひょっこり帰って来た。しかも性格が180度変わってDVとは程遠い穏やかな人間になって。
    記憶が曖昧だということだが、過去を思い出した時には殺人者と被害者。寝首をかかれるんじゃないの⁉︎
    薄氷を踏む同居生活が始まる。

    「過去を知っている」と書かれた手紙が届いたり、和希は優しいのだが、なんとなく怪しい行動を取ったり。
    何が真実で何が嘘なのか。

    文章はほんの少しぎこちなさがあるし、色んな問題を詰め込み過ぎた感はあるものの、どういう結末になるのか知りたくてどんどん読み進めてしまう。

    結果驚きのラストが待っていた。

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    2026年05月17日
  • さようならまでの3分間

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    死んだのに、後悔や、やり残した事があって、あの世に行けない人達の為、3分間だけ過去の自分に戻ってやり直す事がてきたら…。よくありそうな設定だけど読後感は気持ち良かった。悩んでいるティーンエイジャーにも、ちょっと疲れた大人にも、サクッと読める。

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    2026年05月05日
  • 盗んで食べて吐いても

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    ツーライナー
    しかし、なんだかこの、盗む・食べる・吐くのつながりを知れてすごく勉強になった。
    リアリティがあって、物語の内容はあんまりないけど、病気としての学びあり。

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    2026年04月24日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    「殺した夫が戻る」という不条理な幕開けから、人間の罪と記憶の闇を暴き出す傑作。
    最大の恐怖は怪異そのものではなく、自らの記憶や感情の曖昧さにある。サスペンスの形をとりながら、「消せない過去とどう向き合うか」という切実な問いを突きつけてくる。罪の重さに喘ぎながらも、わずかな救いを探し求める姿が、読後の胸に深く、静かに刻まれる一冊だ。

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    2026年04月22日
  • 私が先生を殺した

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    モヤがかかった事件の背景が生徒1人1人の視点から描かれる章で徐々に見えてくるのはワクワクしてとても面白かった。
    第5章奥澤潤に関しては辛くて胸糞が悪くて仕方なかった。
    優しい人こそどうすることもできないことがあるんだなと思う。

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    2026年04月18日
  • 盗んで食べて吐いても

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    インスタで流れてきたオススメ。

    接触障害がテーマのお話。
    1回目発覚してもう絶対やらない、となった時や、執行猶予中にまた万引きしてしまった時など、直前まで希望のある展開がこれから来る…?と思わせておいて、急に再びやってしまうことが事実ベースに淡々と語られる描写がとても印象的。
    本人はやめたい、と思っているのに一度そういう気になってしまうとほぼ無意識のうちにやってしまう…というが表現されていて、もう意志じゃどうしようもない、これが病気というやつなんだろうなと思った。
    接触障害のことは知っていたけど窃盗症のことは知らなかったので勉強になった。

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    2026年04月12日
  • 盗んで食べて吐いても

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    摂食障害と窃盗症に悩む主人公の里織。
    子どもの頃から母親に太っては駄目と言われ続け、いつの間にか食べては吐くという繰り返しに陥ってしまう。
    最終的には食べたら吐くのだから、食べる分は万引きするという行為に走ってしまう。
    人生の歯車はどんどん狂っていく。
    もっと早く里織の相談に乗ってあげられる人がいてくれれば。
    でも、後半からは里織の再生の物語も描かれている。

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    2026年04月10日
  • 塀の中の美容室

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    髪を切りに来る人や美容師さん、それぞれに色々な背景があり、美容室を通して変わっていくことが素敵だった。

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    2026年04月09日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    最初は、そんなにもDVを受けていたのに記憶喪失になったからといっても生理的嫌悪感とかあるはずなのになんで同居を拒んだり離婚を切り出したりしないんだろうと疑問ばかり湧いて、主人公に全く共感できなかったので読んでて微妙だっのですが、最後まで読んで納得でした。
    読んでよかった。
    面白かったです。

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    2026年04月09日