桜井美奈のレビュー一覧
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好き。私の好きな本。本の装丁からすき、水色と白と青に綺麗な食器にケーキの食べカス。全て好き。しかも題材が過食嘔吐。もうこれだけで刺さる。早織にとって母は母ではなくて尊敬とか畏怖とか憧れの対象でしかなかったんだなって思った台詞が何個かあった(付箋貼ろうと思ったけど今度でいいやと思って貼らなかった^^;)極度の救われなさがあると逆にそれに憧れてしまうという謎。過食嘔吐で苦しんでる人沢山いるんだろうね、少しだけ当事者になりたいと思う(ガチ当事者に殴られそうだけど)。この本の作者の桜井美奈さんが''殺した夫が帰ってきました''の作者だと知って横転。私漫画読んだけ
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実際にこんな場所があるんだなと驚いた。
様々な人との関わりを通して、1人の受刑者である美容師さんについて触れられていくけど、最終話で服役することになった理由が分かり、辛い気持ちになった。
それまでいろんなお客さんに真摯に向き合う姿が描かれていたから余計に辛かった。
どんな理由があって事件を起こしたとしても、何も知らない人たちによって表面的な印象が先走ってしまうし、不安からその人が立ち直れないくらい社会的に抹殺されてしまうこともあるんだと思うと、怖い世の中だと思った。
ただ何の偏見もなく、受け入れられるのかというのもきっと難しいんだろうなと思う。
最終的には人をどこまで信じられるのか、信じたいの -
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あなたは、『相続』に興味があるでしょうか?
う〜ん、この質問は人によりけりというところがあると思います。そもそも『相続』できそうなものなんて全くないという方もいるでしょう。さらには、『借金の方が多い』というまさかの場合には大急ぎで『相続放棄』の手続きをとらないととんでもない目にあいかねません。
一方で、そんな『相続』の対象は、必ずしも『現金』とは限りません。『土地』や『建物』、『ダイヤモンドの指輪』のような宝飾類も可能性としてはありそうです。では、『私が相続するものって何ですか?』という問いにこんな答えが返ってきたとしてらあなたならどうするでしょうか?
『猫です』、『ニャーと鳴く猫です -
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あなたは、学校の教室にどんなものを思い出すでしょうか?
朝から夕方まで毎日さまざまなことを学んだ学校の教室。かつては先生に見つからないようにコッソリ漫画を読んでいた時代があったのかもしれませんが、今や先生に見つからないようにするのはスマホです。こんなところに時代の変化を感じますが、教室の風景自体は思った以上に変わらないように思います。
そうです。教室と言えば、前方の端から端までを使って設置された『黒板』のある光景は北海道から沖縄までどの学校に行っても同じでしょう。そうです。『黒板』こそが学校時代、誰もが最も目にしていたものだと思います。数式や図形、その他さまざまな知識が記されていく『黒板』 -
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あいるむ先生が描く表紙の男性二人がイケメンで目を惹きます⟡.*
週に1度、限られた時間だけ完全予約制でたった一人のお客様のためにその人に合った眼鏡を作る視鮮堂。そこで働く玲央と居候兼バイトの奏多の2人とそこへ訪れるお客様との間のお話。
眼鏡のことになるとやや暴走しがちな玲央と眼鏡に詳しくないからこそ客目線で新鮮な意見を出し、客の心を自然と開く奏多は不思議な関係ではありますが、いいコンビだなぁと思います。
夢を失って居候の身となった奏多は自分はもらってばっかりだと思っていますが、変わり者の玲央にとってかつて間接的とはいえ自分を救ってくれた奏多の存在は大きく、これからを悩む前途多難な奏多の成長を傍 -
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あらすじ
『本当に忘れたい記憶にご案内します。』
上野駅の幻の18番線に、忘れたい記憶を消してくれる列車があるらしい·····。
大好きなピアノ、事故で死んだ息子、最悪なクリスマスイブ、幼い頃の殺人。男女4人の忘却を願う記憶。忘れられるなら忘れてしまいたい…!
『しかし、良い記憶も消えてしまいますーー』
過去と向き合い、人生を紡ぐ。
果たして、選択すべきはどちらなのか。
感想
「記憶は人を縛ります。ー捨てられない過去に縋りついて、未来へ歩くのを妨げる場合もあります。」
記憶とは呪いだ。良い記憶は"資産"に、悪い記憶は"負債"に。人生に&qu