桜井美奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人に興味がないような雰囲気なのに世話好きな主人公とお節介で明るい友達がいて、
その友達がお店を潰してしまったことから物語が始まります。
その友達のお金管理や経営をするのと同時にフリースクールをしてほしいと頼まれ、
断り切れずに生徒3人からスタートします。
その生徒も中学生からおばあちゃんまでいて、ちょっとしたことの繰り返しで成長し、
主人公も先生として接している中で影響を知らずのうちに受けていく感じがとてもよかったです。
何気なく発した台詞が生徒の背中を押し、物事をはっきり言えけども、傷つけることは言わないとか自分に当てはまるような生徒が登場するので、いろんな台詞に共感して面白かったです。
やっぱり人は一人じゃ限度があるとか、目標がないと生きづらいんだなぁと思いました。 -
Posted by ブクログ
先生と生徒の二面性の話でした。
高校卒業して、社会人して、結婚して今ですが、あんま変わってないなあ~って、つくづく思いました(笑)
小学校一年生の頃、六年生は大人に見えたのに。っていうあれです。
高校生の頃、恋愛が全てみたいなことあったなあ…。
友達と喧嘩して、そのまま卒業したなあ…。
親は肝心なこと言わなくてギスギスしてたなあ…。
と、懐かしく読みました。
最後はやっぱり教師ていいなあ…。と思っちゃう本でした。
亜由の復讐
春休み中に、彼氏と喧嘩して一週間連絡しなかったら、同じクラスの女と付き合ってた話。
優柔不断で、自分を持ってなくって、元カノの亜由に甘い言葉を影でささやきながら、今カノの前では拒絶する。
復讐として、彼氏が嫌いだったアスパラガスを庭に植えて卒業。
先生、三年間アスパラガスのお世話よろしくね。
舞の親友
舞の家は父親が病気で、兄が下宿大学生で、弟が中学生で母はパートをしているけど、家計が苦しかった。
高校でバイトは禁止だけど、家計を支えるにはバイトをするしかなかった。
そのバイトしていることを知っているのは、親友の千春だけだった。のに、ある日同級生のいずみから、バイトしていることをバラされ、千春を疑ったまま三日間停学。
舞が謹慎明けをしたら、千春が田路の花壇の世話をしていることに激昂。
千春はちゃんとメールで伝えていた。それを千春がバイトしていることを言ったと思い込んで読まなかったのは舞。
家庭の事情もあって、気軽に進路の話もできない、趣味の話もできない。お互い傷つきあっていた。
祥子の居場所
親が再婚して、居場所がないとふさぎ込んだ祥子の話。
文化祭まで二週間を切ったとき、ペンキが教室中にばらまかれていた。
最初に教室に来た祥子が疑われたが、父親がペンキの会社で働いている祥子にとって、水性ペンキの特徴はわかっていた。
犯人は同級生の優奈。
田路と仲良くする祥子が気に食わなく、祥子が朝早く登校することを知って、祥子のせいにしようとした。
文化祭に間に合わせるために、祥子は今まで避けてきた父に「使わなくなったペンキがあったら欲しい」と持ちかけた。
父は嬉嬉としてペンキを提供。
祥子は居場所を見つけた。
田路の便乗
七年付き合った香織が、旅行へ行くと言って別れ、産休代理で来た新卒の志帆と付き合うが、香織が忘れられず、産休代理の雇用期間満了で田路との関係も解消。
そう連絡を取り合う仲でもなかったために、同級生の幸成が色々世話を焼いて、六年後にようやく結婚。
卒業した亜由もいい恋愛をしている様子を見せに。
舞と千春も仲良くコンサートに行っていると報告。
教育実習に来ていた祥子は暴走し、校内放送で「美人の奥さんが~」「妊婦さんが~」と個人情報を暴露。 -
Posted by ブクログ
メインの主人公「田路先生」と、3年間を通してそれぞれの年に、それぞれの悩みを抱える生徒たちとの心のふれあいが描かれている話でした
高校生/思春期特有の、恋愛・友情・家族問題を、リアルにかいてあるなぁと思った
田路先生も恋人との関係において、さまざまな悩みに突き当たる流れが書かれているのですが、生徒の悩み・解決と並行して、そこがうまく書かれている感じがしました
生徒たちに、べったり親しいわけでもなく、むしろ少しそっけなくらいな先生だけど、その距離感がいい塩梅だと思うし、生徒たちもそんな先生だから心のうちを話せたのかもしれない
自分が学生の頃、こんな先生はいませんでした
まぁ、実際生徒の前でタバコ吸う先生なんてダメだろうけど(笑)
それよりも、先生というのは、どこかとっつきにくく、自分の悩みとかを話せそうな感じじゃなかったよなーって
そう思うと、こんな先生に出会えた彼らが少しうらやましくもありました