桜井美奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人に興味がないような雰囲気なのに世話好きな主人公とお節介で明るい友達がいて、
その友達がお店を潰してしまったことから物語が始まります。
その友達のお金管理や経営をするのと同時にフリースクールをしてほしいと頼まれ、
断り切れずに生徒3人からスタートします。
その生徒も中学生からおばあちゃんまでいて、ちょっとしたことの繰り返しで成長し、
主人公も先生として接している中で影響を知らずのうちに受けていく感じがとてもよかったです。
何気なく発した台詞が生徒の背中を押し、物事をはっきり言えけども、傷つけることは言わないとか自分に当てはまるような生徒が登場するので、いろんな台詞に共感して面白かったです。
や -
Posted by ブクログ
先生と生徒の二面性の話でした。
高校卒業して、社会人して、結婚して今ですが、あんま変わってないなあ~って、つくづく思いました(笑)
小学校一年生の頃、六年生は大人に見えたのに。っていうあれです。
高校生の頃、恋愛が全てみたいなことあったなあ…。
友達と喧嘩して、そのまま卒業したなあ…。
親は肝心なこと言わなくてギスギスしてたなあ…。
と、懐かしく読みました。
最後はやっぱり教師ていいなあ…。と思っちゃう本でした。
亜由の復讐
春休み中に、彼氏と喧嘩して一週間連絡しなかったら、同じクラスの女と付き合ってた話。
優柔不断で、自分を持ってなくって、元カノの亜由に甘い言葉を影でささやきながら -
Posted by ブクログ
メインの主人公「田路先生」と、3年間を通してそれぞれの年に、それぞれの悩みを抱える生徒たちとの心のふれあいが描かれている話でした
高校生/思春期特有の、恋愛・友情・家族問題を、リアルにかいてあるなぁと思った
田路先生も恋人との関係において、さまざまな悩みに突き当たる流れが書かれているのですが、生徒の悩み・解決と並行して、そこがうまく書かれている感じがしました
生徒たちに、べったり親しいわけでもなく、むしろ少しそっけなくらいな先生だけど、その距離感がいい塩梅だと思うし、生徒たちもそんな先生だから心のうちを話せたのかもしれない
自分が学生の頃、こんな先生はいませんでした
まぁ、実際生徒の前でタバ -
Posted by ブクログ
■サマリー
・殺した夫は帰ってきません
・身代わりの人生を歩むことの難しさ
・その後の二人はどうなるのだろうと思わせる終わり方
■所感
強烈なタイトルで本屋でついつい手に取った。
殺した夫が帰ってくるなんて、なんとおぞましい。
ゾンビ系のミステリー小説なのかと読み始めたが、
最後になってオチがわかると、そういうことだったのか腹落ちするよくある系のミステリー小説だった。
しかし、あの登場人物はそんなちょい役のような扱いで雑すぎやしないか…、あの登場人物は
もうちょっと伏線の回収とかで使ってもいいんじゃないか…など、いろんなミステリーを読む私にとっては少々荒い構成が気になった。