桜井美奈のレビュー一覧
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ネタバレえ?映像化は無理だよな。一人二役かな。って思いながら読み進めたけど、なるほど彼女も別人だったのなら なるほどなるほど。
寧々の不幸は、もう目に見えてたよね。
彼と一緒に生きていこうとしている時点でもう幸せにはなれないのに。
穂高のようなストーカーは、どうやったら生まれるんだろう。思い込みが激しい?執着心が強すぎる?どんなに話しても言葉が通じないよね。自分が思う事が全て。誰の言葉も変換されちゃう。防ぎようがない。
戸籍がない人がどれほどいるのか調べてみたけれど、思った以上に多くて でも戸籍を取ると今までの未納分の税金問題や保険の問題…色々と問題だらけで。
このストーリーの最後、佑馬が愛と -
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看護師の真野七海が婚約者の高辻真吾と結婚をするために東京の病院を辞めて、彼が住む札幌に引っ越してくる。
夜勤を終えてそのまま婚姻届を提出する予定で帰宅すると真吾がベッドの上で冷たくなっていた。
彼女は、真吾の友人・光輝に死亡の事実を明らかにするのを待ってほしいと言う。
その間にひとりで婚姻届を出した彼女は何を明らかにしたのか?
どういう意味でこのタイトルなのか?と興味をもって読んだが、七海の過去のあることが原因で真吾のことを調べていたのがわかる。
この2人がもし一緒にならなければ、わからなかったことであり、真吾も命を落とすことがなかったのだろうか…
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Posted by ブクログ
事前情報なしにタイトルからオカルトか?と思ってたらサスペンスものだった、けど背景がなかなか重厚だ。
マナの人生が厳しい。そんな中なんだけど、途中から和希が茉奈が誰が誰だか混乱させられる。
やはり違和感は覚えながら展開していくんだけど、始めの和希に対する不安感は分かる。いつこの生活が破綻してしまうんだろうか、それでも幸せな生活が続けばいいのにと思わされる。だけど犯罪の上に成り立っている幸せなんてそう続く訳ない。でも本当に犯罪なんか?
当たり前に不穏さが漂ってくる。
幸せを望むことは誰にも平等にできることだから。
すんなりとはいかないだろうけど、微かな希望が見えた結末。ちょっと唐突感はあったけ -
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遺産相続をめぐる、家族の話。
花城佳恵、高3の夏。
浪費家の父が家を出たまま帰らず、家賃も払っていないと判明、大家に出ていくように言われて困っている時、親戚と名乗る女性・紺野が現れた。
亡くなった祖母の遺産相続のために、来てほしいという。
祖母の家には、借金まみれの義理の伯母・利沙子、女装している叔父・幸太郎、祖母のハトコで遺言執行人の紺野環がいた。
佳恵が相続するものは猫。祖母が飼っていた三毛猫のリネンです。他にお金もありますが。
それぞれに違うものが遺贈されました。
ただし、相続の条件は、みな一緒にここで暮らすことだと。
親戚といっても、これまで会ったこともなく、血のつながりも薄い。 -
Posted by ブクログ
はじめて読む作家さん
他の本はタイトルだけ知ってて
インパクトあるタイトルが上手いなー
くらいしか興味なかった
これもタイトルが濃い味だな
って思って読んでみた
結構序盤で
これはこっちなんでしょ?
って気づいちゃうし
この人、そうなのかな?って
わかる前にわかっちゃう
いつも何もわからないのに
わかっちゃうくらいだから
他の読者ならもっとわかっちゃうだろう
主要人物が
どっちもじんわり不愉快にさせる
嫌われるには理由があるよね
って言いたくなる人たちで
そんな人だらけで
そんな人ばっかりなのに
みんなそれぞれ個性的って
すごいな…って思った
でもタイトルほど中身は濃い味だと
思わなか