桜井美奈のレビュー一覧

  • 復讐の準備が整いました

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    ネタバレ

    叙述トリックが面白い。読んでいると違和感があるので途中で気づくこともできます。謎解きを中心に書かれているので時系列はバラバラですが、混乱することなく読み切れました。

    この本でいちばんビックリしたのは、装画が光宗薫さんだったこと! プレバトで見ている絵とは違いすぎて気づきませんでした。

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    2025年12月06日
  • 相続人はいっしょに暮らしてください

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    遺恨を残すきっかけも改心のきっかけも同じように家族なんだな。
    完全に三毛猫かわいさに表紙買いだったけど、身内によく似た人がいたり(笑)、遺言(付言事項)の書き方次第では生前は素直になれなかった心残りを調整する機能があるのかもと興味深く読んだ。
    遺言残す側の立場としてはちょっとまだ遠い私だけど、そんな時が来たら雅子さんの試みを思い出すだろう。

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    2025年12月03日
  • 盗んで食べて吐いても

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    母親の言動によって摂食障害になった女の人の話
    母親が亡くなり、自分と同じような女子高生と出会ったことにより 自分を見つめ直すことができた
    旦那さんほんとにいい人
    最後はハッピーエンドでよかった

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    2025年11月28日
  • 盗んで食べて吐いても

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    2025.11.21
    万引きを繰り返してしまう窃盗症と生きるのがつらくて過食嘔吐してしまう摂食障害の人はこういう気持ちなのか。
    食べるということは生きることで、生きる行為が辛いものになっているってしんどい。
    依存症の人は完治というものはなくて、毎日毎日今日はしなかった、という繰り返しなんだそう。

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    2025年11月21日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    本棚に置いておくにはちょっと不穏な空気になりそうなタイトルなのでなかなか手が出せなかったのですが興味が勝って購入しました。
    読みやすく一気読みしました。
    どこかで読んだ「結局自分と同じレベルの人を選んでしまう」という言葉を思い出しました。

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    2025年11月20日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    最初読み始めた時に予想していた話とは全然違いました。
    戻ってきたのが殺した夫なのか別の人間なのか予想しながら読むのは楽しかったです。

    最後の主人公の話していた真相は分からないですが、今後幸せを掴んでほしいと思います。
    読後感は良かった。

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    2025年11月17日
  • 塀の中の美容室

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     刑務所の中にある美容室で働く受刑者と、そこを訪れた人たちの物語です。

     とある刑務所の中には、美容室がある。塀の中とは思えないような、そこだけ切り取ってしまえばシンプルで小洒落た様子すらある白い外観。扉をくぐれば空の中にいるような青い壁と、そこに浮かぶ雲のような白い椅子。美容師として働くのは国家資格を取った受刑者で、もちろん普通の美容室とは異なることも多い。様々なきっかけからその美容室を訪れた人々が、何を思って、何を見て、何を感じて帰っていくのか。受刑者である美容師のその後の人生にも思いを寄せる、オムニバス短編集となっている。

     今作は、短編の一作ごとに主人公の変わるオムニバス形式の短編

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    2025年11月12日
  • 盗んで食べて吐いても

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    ネタバレ

    過食嘔吐と窃盗症に悩まされる女性の話。
    依存症の怖さと、ジリジリと家族や人生が壊れていく怖さをひしひしと書かれており、胸の苦しさを感じながら読み進めていった。
    それでも世話をかける妹、離婚をするも気にかけてくれている元夫、絶縁同然の娘、大切な人が苦労をしている時に誰になり得るだろうか。
    もっと依存症の怖さを重々しく描写したところも見たいと思った。
    最後のエピローグ、娘と孫と一緒に誕生日ケーキと大好きなカップでパーティ、心がじーんとなったわ…

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    2025年11月09日
  • 盗んで食べて吐いても

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    過食嘔吐に窃盗症を併発する女性の長い長い物語。
    結論。意志では治らないから医者に行きましょう。

    やりたいわけではないのにいつの間にか身体が動いてしまう。胃に物を詰め込み、吐く時だけは何も考えず、自由になれる気がする。幼い頃に植え付けられた歪んだ感情は、ずっと残って自分を蝕み続ける。

    今の辛さから逃れる為の依存行為が、自分を死にたくさせるほどの後悔と苦しみを生む。恐ろしい悲しいスパイラル。


    まあ物語ですから最後は美しいですが、本当にずるずると人は堕ちていく可能性があります。注意しましょう。

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    2025年11月03日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    アパレルメーカーで働く茉奈は、仕事相手の中年男性からストーカー行為を受けていた。家に上がり込まれそうになった時、ある男性が現れて助けられる。男性は5年前に殺したはずの茉奈の夫だった。茉奈は夫からDVを受けていたが、再会した夫との日々は別人のように穏やかなもので…。

    なるほど。こういう終わり方なのか。
    2章ぐらいまでは今ひとつ進まなかったけど、3章まで読み進めたらあとはすんなり最後まで読み進められた。
    夫・和希の正体、茉奈の秘密。私には全然予想できなかった。普通に読んでたら、茉奈の秘密はともかく、和希の正体に辿り着くのは無理だと思う。和希が茉奈を探した動機が今ひとつ私には腑に落ちないというか。

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    2025年10月23日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    DV夫を崖から突き落として殺してしまった鈴倉茉菜。職場のアパレルメーカーの取引先の男にストーカーされ、家に押し入られそうになったところを助けてくれたのは、5年前に殺したはずの夫だった。

    まさにタイトル通りの本。読みやすい文体で1日で一気読みしてしまった。
    殺したはずの夫が記憶喪失になって嘘みたいに優しくなって帰ってきた。前半はいつ記憶が戻るのかとヒヤヒヤしながら読んでいたが、夫の白骨死体が発見されたという連絡を受けたことにより、今度は夫のふりをしている男は何者なのか?というサスペンス要素が加わって、より面白くなった。
    色々な「なんで?」が最後に納得のいく形で明かされて、その真相はとても悲しい

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    2025年10月05日
  • 復讐の準備が整いました

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    葵と由利の部分とリリの部分がいつ絡み合うのか興味を持ちながら読み進むことが出来た。
    後半のこり1/4くらいで急展開。
    最後はもう少し激しさが欲しかった気がしなくもないが、読みやすく楽しめた本だった。

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    2025年09月28日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ストーカーから助けてくれたのは、4年前に崖から突き落として殺したはずの夫。
    読みやすくさくさく進むけど、どこか違和感…。
    どんでん返しというより、ひっくり返されたという感じで面白かった。

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    2025年09月22日
  • 私が先生を殺した

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    2025.9.19
    人気者だった教員が生徒たちの前で飛び降り自殺するまでの経緯を複数の人目線で話す。
    なんで自殺を選んだのか?気になりすぎてすぐ読み終わった。私立学校のお金がらみの裏事情はきっとどこにでもありそうな問題だと思う。自殺を選んでしまったのは可哀想だし、教師として生徒のために曲げなかった奥澤先生の意思を尊重したい。永束先生も教員として生きていられればいい教師のままだったのに、学校の経営が絡んでくると大事なことが分からなくなってしまったんだなぁ。

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    2025年09月19日
  • 塀の中の美容室

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    ずっと読んでみたかったこちらの作品
    ドラマ化すると知り、読みたい欲が増して購入

    更生プログラムっていろいろあるけれど、美容師の免許も取れるんだなぁ……

    確かに、受刑者とわかっている人にハサミを持たれて後ろに立たれるのはちょっと恐いかもしれない
    一切の偏見も持たない、というのは私には無理かもしれない

    でも、更生してほしいとも思う

    桜井美奈さんの作品は二作目だけれど、あたたかい気持ちになれる本でした

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    2025年09月16日
  • 塀の中の美容室

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    もう少し重たい感じかと思いました。
    作中、犯罪者のために美容室の運営をなんで税金でしなきゃいけないのか、というようなことを中学生が言うのですが、なんだかなという気持ちです。

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    2025年09月11日
  • 盗んで食べて吐いても

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    誰かの言葉とか、ちょっとした行動がきっかけで病気になったり今後の人生が変わったりしてしまう恐ろしさ。
    自分自身を受け入れること、優しくすることは難しいけど向き合っていくしかないんだよね。

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    2025年09月09日
  • 私、死体と結婚します

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    他作品もそうだったけど不思議なタイトル。もっとミステリアスな内容と思ったら本当にそのまんま。
    七海はサイコさん?ヤバイ人の話なん?読み進めてくとまあおかしな人だけど常識人。
    途中から真悟の仕事の話になってきて、サスペンス的に。最終的にまとまって落ち着くんだけど、タイトルほどの魅力はなかったかな。

    最後、七海の母親が
    何歳になっても子供は心配なのよ
    色々世話を焼く親心は何か分かる。親のありがたみ。そこの七海の感情だけは共感できた。

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    2025年09月07日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    タイトルに引っ張れる
    愛の生い立ちが酷すぎて辛い
    誰かになり変わっても幸せにはなれない

    でも「殺した夫が帰ってきました」
    じゃないよねぇ〜
    と思ってしまった

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    2025年09月05日
  • 私が先生を殺した

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    終盤のタイトル回収は成程そっちかってなった。
    けどなんか全体的にモヤモヤする。各章で視点が変わるけど状況的にはあまり変化が少なめだし、伏線も印象にあまり残らない感じがした。

    後、じゅんじゅんって渾名が絶妙にダサい。

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    2025年09月04日