桜井美奈のレビュー一覧

  • 私、死体と結婚します

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    他の著作と同じく、本当にもったいない。
    材料(テーマ)はとても良いものを選ぶのに、調理方法で違う方に向かってしまう⋯。
    結婚するはずだった男が死体になっているのを見つけた後の言動には、胸を締め付けられそうになった。
    余計な脚色をせず、その方向で進んでくれたら、名作になったのに。

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    2026年10月25日
  • 相続人はいっしょに暮らしてください

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    ネタバレ

    相続に関する小説はつい読みたくなる。こちらも装丁からして深刻な話ではないと思ったけれどやはりハッピーエンドのうまくいきすぎな内容だった。

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    2026年10月15日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    自分が生きてきた証を残したい、と思う人も沢山いて
    自分のことを覚えてくれる人がいればいい
    それが居なくなれば…「リメンバー・ミー」みたいだけど
    生きて来て誰の心にも思い出や記憶を残せない人は居ないだろう…いやそんな人ももしかしたらいるのかも

    そう考えると少し怖くなる、自分は大丈夫かな?と
    「生きてるだけで丸儲け」とは手放しで思えないけど
    自分はひとりで生きてる訳じゃないと思うことが出来たらそれで優勝、と考える事にするかな

    主人公のメンタル強い、自分じゃこうはいかないかも

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    2026年10月14日
  • 家(族)壊します

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    ネタバレ

    初めて読む作家さん。この『家(族)壊します』は、主人公は22歳の海愛(みあ)という女性。彼女には、腎疾患を抱える幼い妹の世話に追われ、ヤングケアラーとして再就職もできずにいる。両親とも心が通わず、「家族なんて壊れてしまえばいい」と思い詰めたある日、「家族(家屋)壊します」という看板を間違えて、そこで出会った家屋解体業者・折原との関わりを通じ、その解体業者にパートのような形で仕事をしながら、家族のいびつな関係に向き合っていくことになる。

    新しい母と馴染めずヤングケアラーの自分を消したいので家族を消したいという海愛の家の話、不倫相手の家を壊したいという女性、弟が継いだ古い和菓子屋を壊したいという兄、そして折原自身の家の隠された事情もあった…家族の数だけ深い問題があり、時には破壊して建て直す…というプロセスが必要であることを何となく感じた。
    『家族直します』…この言葉で結ばれたエンディングでよかったな。

    若い女性とその道ではベテランな中年男のバディものの小説は、ドラマ化されやすいから、いずれ映像になるかもしれない。この本では4話しかないから、続編が出たら連続ドラマ化もあるかも。

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    2026年09月28日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    他の方もおっしゃってましたが、まずはタイトルに持ってかれました。未曾有の災害となった東日本大震災での混乱、無戸籍、DV等、現代の社会問題も盛り込んだ内容となっているため、タイトル買いしても後悔はしないと思う

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    2026年09月06日
  • 盗んで食べて吐いても

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    過去3人ほどカショオ女子が身近にいたが、全員母親との関係が悪かった。
    その中の一人が泣きながら言った言葉が忘れられない。
    「わたしは一生食事を楽しめない」
    この主人公は食事を楽しめるようになったのかな?

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    2026年08月28日
  • 盗んで食べて吐いても

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    ネタバレ

    摂食障害とクレプトマニア(窃盗症)の関係は、以前ドキュメンタリーかなにかで見たことがあり、知ってはいたけど、やはりその治療は一筋縄ではいいかないらしい。
    家庭を崩壊させても、やめられない。主人公本人もどうしようもできなくて苦しいが、読んでいるこちらも苦しくなる。
    その原因が生まれ育った家庭にあるというのも、よくある話なのだろうけど……きょうだいがみんなそうなるわけでもないし。
    この本の主人公は、母親との関係にその原因があり、物語中盤で、なにも解決しないまま母親も亡くなってしまったため、読んでいるこちらも絶望。
    実の娘にもずっと受け入れてもらえない中、ひょんなことから同じ症状の少女との交流を経て、自分のことを客観視できるようになり、回復に向かってゆく。
    しかし……失ったものは大きいし、家族も相当振り回された。この病のことは、もっと知られて治療につながるといいなと思う。

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    2026年08月20日
  • 復讐の準備が整いました

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    ネタバレ

    最終番に一気に解決していった。後半から少しずつネタの仕込みが見えてきた。ほぼ予想通りの展開になった。遊馬晃臣の妻、キラリの母の心情分析がほしかった。

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    2026年08月07日
  • 復讐の準備が整いました

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    タイトルから壮大な復讐ストーリーかなと思ったけど、あまり大したことなくて残念だった。ストーリー自体はこれからどうなるんだろうと期待できる部分も多い。時間軸とかが少しややこしくて、今はいつの誰?とちょっと疑問に感じたり読みにくさもあった。トリックというか後出しな真相な感じもするし、全体的に無理があるなと思った。

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    2026年07月25日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    〈一行でミステリー大賞〉というものがあれば間違いなく優勝するようなタイトル。
    このタイトルに引っ張られ最後まで一気読みでした。
    著者はこのほかにも刺激的なタイトルをつけるのが得意なようで、読んでみたくなりました。

    *
    以下、蛇足ながら、一行でミステリー大賞の続きを…

    『飲み会に行ったはずの妻が急に帰ってきました』

    『盗まれた自転車がサドルなしで帰ってきました』―知人の実話

    『酔っぱらってカバンを電車に忘れてサイフから五千円無くなって帰ってきました』―自分の実話


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    2026年07月05日
  • 盗んで食べて吐いても

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    「太ったら、食べちゃダメなの」。と幼い頃に聞いた母の言葉を忘れられないでいる早織は、小6から体重が増え始め、それから食べては吐くことを繰り返していた。
    結婚し、夫と娘と暮らしていてもずっと続いている摂食障害。
    そして食べ物を万引きする癖も辞められず、とうとう捕まり、夫から離婚を言い渡され…
    それと同時に音信不通だった母の死が…。

    言いようもない辛い場面が多いのだが、先がどうなるのかが気になり捲る手が止まらない。
    母の呪縛のせでは…と思ったけれど、どうやら摂食障害からくる窃盗症だという病気だということ。
    依存症だというが、日々の生活から直していく必要もあるし、家族の協力もないことには治るとは言い難い。
    夫や娘とも離れ、妹とも別に暮らすと、大丈夫なのかと心配になりながら読み進める。

    依存症に関してのテーマは重くなりがちで、どうにか立ち直ってほしいと願う気持ちだけしかない。






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    2026年06月30日
  • 私が先生を殺した

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    章ごとに視点が変わるためそれぞれの見解を見ることができて、少しずつ真相がわかっていく展開は良い。ただ視点が変わるたびに同じ時間軸の話に戻るので、少し飽き飽きする感じもある。劇的な展開はないけど、タイトルに納得できた。星3.5

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    2026年06月29日
  • 盗んで食べて吐いても

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    小笠原早織は1児の娘と夫と暮らしていた。早織の母は自分だけではなく早織の容姿にもうるさい人で、いつしか早織は衝動にかられて食べては吐いてを繰り返し、わかっていてもパンの万引きがやめられなくなっていく。

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    2026年06月28日
  • 私が先生を殺した

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    色んな視点から語られて、ぼやけていた全体像がだんだんとピントが合わさっていき真祖が明らかになる感覚が新鮮だった

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    2026年06月16日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    タイトルから一気に引き込まれる作品。

    序盤から「死んだはずの夫が現れる」という不穏な展開で始まり、最初は亡霊や不可思議な存在なのかと思わせる入り方がうまい。

    ただ、物語が進むにつれて夫の正体が少しずつ見えてきて、そこからタイトルにある「殺した」という言葉の意味が一気に明らかになっていく流れが見事だった。

    何気ないタイトルのようで、読み終えるとかなり練られていたことがわかる構成。

    初めて読む著者だったこともあり、作風や展開のクセを知らない分、先入観なく物語に入り込めた。
    そのおかげで先の読めなさを純粋に楽しめた作品だった。

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    2026年06月13日
  • 復讐の準備が整いました

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    確かに全てにおいてしっかり騙されました笑

    先入観なしに素直に読み始めるも、何か違和感が感じられ、後半にスッキリするかなぁと読み進める…
    えっ⁇そこはそういうことだったの⁈となるが、由利と葵の関係性がこんがらがってしまって、理解度の低い私は考察などを読んで頭を整理するしまつ…笑
    復讐という部分でも自分が想像していた復讐とかけ離れていて、泥沼とい感じではなかったように思う。

    一先ずまた少し時間をおいて再読しよう。
    違った面白さが感じられるはず!

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    2026年06月10日
  • 盗んで食べて吐いても

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    実際の知り合いに過食と摂食をする子がいた。
    本当にものすごいびっくりするぐらいの量を食べて、吐いていた。
    そして確かにすごく痩せてたなぁ…
    万引きはしていなかったけど、この行動は本当に精神の部分だと思う。

    今も昔も女の子は痩せたがる。
    私もそうだった。
    1ヶ月で8キロ痩せて、その時水分も取らなくて、ある時バスの中で意識がなくなり救急で搬送された。
    それから私は体を1番に考えダイエットをやめた。
    だから酷いことにはならなかったけど、この作品を読みながら結構胸が苦しくなった…。
    かなり胸を突かれる作品だった。

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    2026年05月29日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    まずタイトルが目を引いた

    殺したはずの夫がある日突然帰ってくる
    何故?崖から落ちたけど死んでなかった?

    DV旦那が記憶喪失?優しくなって?

    読みやすくわかりやすく謎が解けていく
    哀しい過去と明かされる真相は上手くまとまっているけどちょっと物足りないかな?


    最近忙しいからなぁ…
    細切れに読んだのがいけなかったかな…

    っていいながら昨日は娘と岐阜でランチ♡
    その後岐阜城のある金華山に行って〜
    リス園で餌やりしてハチミツアイス食べて〜
    みたらし団子食べて〜
    戦国武将のパネルに爆笑して〜
    斉藤道三って誰って聞かれたけど支離滅裂な説明して〜

    とにかく満喫してきました(●︎´艸`)ムフフ♡





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    2026年05月24日
  • 殺した夫が帰ってきました

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    ネタバレ

    なんで殺した夫とまた一緒に住むんだ…?というところから始まり、主人公の行動にいまいち納得できずモヤモヤ。終盤、真相が明らかになると、そういうことかと理解できる部分はあるが、すり替わりもあっさりしていて疑問が残る感じ。物語の展開はテンポよく、先が気になり一気に読めて楽しかった。

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    2026年05月17日
  • 私が先生を殺した

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    今まで読んできたミステリーとは少し毛色が違った。
    章ごとに違う人間の視点で描かれていて、こういうったタイプの小説には初めて出会ったので新鮮だった。
    ただ救いがないし、読後感はあまり理気持ちのいいものではない。

    先生としても立派で人としても何か欠落しているわけでもない。そんな人間が捻じ曲げられた情報により人生が壊れていく。こんな理不尽が起こってしまうのが現代の情報化社会。
    1つの視点の情報を鵜呑みにし、袋叩きにし人を壊す。鬼畜の所業。一度炎上してしまえば言い訳など通用せず、事実はかき消されていく。常時薪をくべられる燃え上がる炎に少量の水など何も影響せず、薪がなくなるのをただ待つだけ。

    砥部以外の4人の視点で見た時、砥部がキモくて仕方がない。
    ああいう人間が世の中にはごまんといるんだろうな。

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    2026年05月12日