桜井美奈のレビュー一覧
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ネタバレ初めて読む作家さん。この『家(族)壊します』は、主人公は22歳の海愛(みあ)という女性。彼女には、腎疾患を抱える幼い妹の世話に追われ、ヤングケアラーとして再就職もできずにいる。両親とも心が通わず、「家族なんて壊れてしまえばいい」と思い詰めたある日、「家族(家屋)壊します」という看板を間違えて、そこで出会った家屋解体業者・折原との関わりを通じ、その解体業者にパートのような形で仕事をしながら、家族のいびつな関係に向き合っていくことになる。
新しい母と馴染めずヤングケアラーの自分を消したいので家族を消したいという海愛の家の話、不倫相手の家を壊したいという女性、弟が継いだ古い和菓子屋を壊したいという兄、そして折原自身の家の隠された事情もあった…家族の数だけ深い問題があり、時には破壊して建て直す…というプロセスが必要であることを何となく感じた。
『家族直します』…この言葉で結ばれたエンディングでよかったな。
若い女性とその道ではベテランな中年男のバディものの小説は、ドラマ化されやすいから、いずれ映像になるかもしれない。この本では4話しかないから、続編が出たら連続ドラマ化もあるかも。
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Posted by ブクログ
ネタバレ摂食障害とクレプトマニア(窃盗症)の関係は、以前ドキュメンタリーかなにかで見たことがあり、知ってはいたけど、やはりその治療は一筋縄ではいいかないらしい。
家庭を崩壊させても、やめられない。主人公本人もどうしようもできなくて苦しいが、読んでいるこちらも苦しくなる。
その原因が生まれ育った家庭にあるというのも、よくある話なのだろうけど……きょうだいがみんなそうなるわけでもないし。
この本の主人公は、母親との関係にその原因があり、物語中盤で、なにも解決しないまま母親も亡くなってしまったため、読んでいるこちらも絶望。
実の娘にもずっと受け入れてもらえない中、ひょんなことから同じ症状の少女との交流を経て、自分のことを客観視できるようになり、回復に向かってゆく。
しかし……失ったものは大きいし、家族も相当振り回された。この病のことは、もっと知られて治療につながるといいなと思う。 -
Posted by ブクログ
「太ったら、食べちゃダメなの」。と幼い頃に聞いた母の言葉を忘れられないでいる早織は、小6から体重が増え始め、それから食べては吐くことを繰り返していた。
結婚し、夫と娘と暮らしていてもずっと続いている摂食障害。
そして食べ物を万引きする癖も辞められず、とうとう捕まり、夫から離婚を言い渡され…
それと同時に音信不通だった母の死が…。
言いようもない辛い場面が多いのだが、先がどうなるのかが気になり捲る手が止まらない。
母の呪縛のせでは…と思ったけれど、どうやら摂食障害からくる窃盗症だという病気だということ。
依存症だというが、日々の生活から直していく必要もあるし、家族の協力もないことには治るとは言い難い。
夫や娘とも離れ、妹とも別に暮らすと、大丈夫なのかと心配になりながら読み進める。
依存症に関してのテーマは重くなりがちで、どうにか立ち直ってほしいと願う気持ちだけしかない。
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Posted by ブクログ
まずタイトルが目を引いた
殺したはずの夫がある日突然帰ってくる
何故?崖から落ちたけど死んでなかった?
DV旦那が記憶喪失?優しくなって?
読みやすくわかりやすく謎が解けていく
哀しい過去と明かされる真相は上手くまとまっているけどちょっと物足りないかな?
最近忙しいからなぁ…
細切れに読んだのがいけなかったかな…
っていいながら昨日は娘と岐阜でランチ♡
その後岐阜城のある金華山に行って〜
リス園で餌やりしてハチミツアイス食べて〜
みたらし団子食べて〜
戦国武将のパネルに爆笑して〜
斉藤道三って誰って聞かれたけど支離滅裂な説明して〜
とにかく満喫してきました(●︎´艸`)ムフフ♡
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Posted by ブクログ
今まで読んできたミステリーとは少し毛色が違った。
章ごとに違う人間の視点で描かれていて、こういうったタイプの小説には初めて出会ったので新鮮だった。
ただ救いがないし、読後感はあまり理気持ちのいいものではない。
先生としても立派で人としても何か欠落しているわけでもない。そんな人間が捻じ曲げられた情報により人生が壊れていく。こんな理不尽が起こってしまうのが現代の情報化社会。
1つの視点の情報を鵜呑みにし、袋叩きにし人を壊す。鬼畜の所業。一度炎上してしまえば言い訳など通用せず、事実はかき消されていく。常時薪をくべられる燃え上がる炎に少量の水など何も影響せず、薪がなくなるのをただ待つだけ。
砥部以外の4人の視点で見た時、砥部がキモくて仕方がない。
ああいう人間が世の中にはごまんといるんだろうな。