あらすじ
遺産を受け取る“ささいな”条件とは?
突然ふってわいた祖母の遺産相続に戸惑う佳恵。
バラバラだった家族に遺されたのは、簡単には受け取れないものだった――
『殺した夫が帰ってきました』の著者が描く、期限付き家族の物語。
高三の夏、一人暮らしの佳恵に、突然、祖母・雅子の相続話が舞い込んだ。
既に他界した母に代わって相続することになったのは、現金と猫。しかも受け取るには、他の相続人と暮らすことが条件だという。
そこには借金まみれの義理の伯母・利沙子、女装姿の叔父・幸太郎、そして遺言執行人で雅子のハトコ・環がいた。
訳アリの四人と猫一匹が厄介な相続に奮闘する疑似家族ドラマ。
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Posted by ブクログ
10/11頃発売。
ゲラ頂きました。
「相続人はいっしょに暮らしてください」
桜井美奈 祥伝社文庫
「殺した夫が帰ってきました」がうちの店でものすごく売れる!ので、
ゲラを頂いたら、
いや、すごく面白かった。
うちの店って若者中心なのね。
「うちで売れるってことは、スピード重視でシンプルな感じの、超軽め作家さんなのかなー」
と、ちょっと高をくくっていたのですが(失礼…でも多いんだもん…)
読んだら
「えー、ポスト原田マハでもいいのでは〜」
(こういう比喩もちょっと失礼かなと思いつつ。)
くらいに、
物語とキャラクターの魅力を伝えるのが抜群に上手い、読みやすいけど心に残る作家さんでした。
Posted by ブクログ
遺産相続したいなあ。そういう当てはないけど。
いろんなこと想像しながら読み進められた。
秘密を抱えた遺言執行人のおばさん。男依存症のおばさん。人としてどうかしてる父親をもち、自分の意思を諦めた高校生。親との確執に縛られたおじさん。それと愛想のない猫。
個性豊かな四人と一匹の同居生活がさまざまな困難を経て人を優しくしていく。
これ、ドラマか映画にしたら面白そう!おばさんとおじさんのやりとりがコミカルで笑えそう。
Posted by ブクログ
つい最近、『殺した夫が帰ってきました』を読んだばかり。全然違う。こちらは温かい。色々事情のある人々が集まってきているが、最後には“家族”を考えさせてくれる。婚姻届けを出せば、家族にはなれる。血は繋がっていなくとも、遠い親戚でも一緒に住めば家族と呼んでいいのではないか。遺産相続、働かずに舞い込むお金はどう扱えばいいのか、しっかり考えた上で受け取らなくては。
Posted by ブクログ
猫が好きで猫があまりにも可愛かった。
正直それだけで手に取った本でした。
まさかあの、殺した夫が。。。の作者の方とは
気づきませんでした。
その作品は読ませて頂き、とっても
面白くて印象に残っています。
その作者さんだと読む前に知って
急に興奮!笑
そしたらもう〜!面白い!
全てのキャラクターが憎ったらしいのに
愛くるしい。
続編が読みたいです!
Posted by ブクログ
遺恨を残すきっかけも改心のきっかけも同じように家族なんだな。
完全に三毛猫かわいさに表紙買いだったけど、身内によく似た人がいたり(笑)、遺言(付言事項)の書き方次第では生前は素直になれなかった心残りを調整する機能があるのかもと興味深く読んだ。
遺言残す側の立場としてはちょっとまだ遠い私だけど、そんな時が来たら雅子さんの試みを思い出すだろう。
Posted by ブクログ
遺産相続をめぐる、家族の話。
花城佳恵、高3の夏。
浪費家の父が家を出たまま帰らず、家賃も払っていないと判明、大家に出ていくように言われて困っている時、親戚と名乗る女性・紺野が現れた。
亡くなった祖母の遺産相続のために、来てほしいという。
祖母の家には、借金まみれの義理の伯母・利沙子、女装している叔父・幸太郎、祖母のハトコで遺言執行人の紺野環がいた。
佳恵が相続するものは猫。祖母が飼っていた三毛猫のリネンです。他にお金もありますが。
それぞれに違うものが遺贈されました。
ただし、相続の条件は、みな一緒にここで暮らすことだと。
親戚といっても、これまで会ったこともなく、血のつながりも薄い。
一緒に暮らすことを望んだ祖母の真意は?
それぞれに遺されたものにも、一癖二癖あって‥
やがて、祖母の思いが明らかになってゆく。
猫はそれほど出てきませんけど(笑)
面白く読めました☆
Posted by ブクログ
どうしようもない父親をもつ女子高生が遺産相続に巻き込まれ、癖のある擬似家族と暮らすことになる話。
いろんな意味で出てくる人たちにイラッとさせられますが、最終的に家族よりも家族にまとまって、強く生きられるようになってよかったです。
Posted by ブクログ
本屋さんで表紙に惹かれて思わず購入
「殺した夫が帰ってきました」の作家さんの作品だった
母と死別
父はお金にだらしがなく居場所も分からない
高校生の佳恵は1人暮らし
佳恵の前に母の代わりに祖母の遺産相続する話が舞い込む
相続は猫と現金
相続の条件は他の相続人と暮らすこと
借金まみれの義理の伯母の利紗子
女装姿の叔父の幸太郎
祖母のハトコの環
訳あり4人と1匹の相続に奮闘する疑似家族ドラマ
祖母がなぜその物を相続人に残したのか
理由が明らかになった時に
祖母の本当の思いや愛が私達読者にも伝わる
この登場人物達は不器用
だからこそ人間らしい
虚勢を張っているけれど本当は寂しがりや
でも愛をたくさん求めている人達