あらすじ
看護師の真野七海は、婚約者の高辻真悟と結婚するために東京の病院を辞め、彼が住む札幌に引っ越した。その三日後、急遽頼まれた夜勤を終えた七海は、そのまま真悟と共に役所に婚姻届を提出する予定だった。だが雪の積もる道を一人帰った七海を待っていたのは、ベッドの上で物言わぬ死体となっていた彼だった――。七海が下した驚きの決断とは!? 衝撃の結末へ誘われる、書下ろしサスペンス!
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小説らしいぶっ飛んだ発想がありながら、スムーズな展開で、最後まで一気に読んでしまった。この作家さんは「殺した夫が帰ってきました」で気に入り、2作目。今回も期待を裏切らなかった。また別の作品も読んでみようと思う。
一箇所だけ、あれ?と思ったのは、慎吾の父に会いに行くシーンで、入籍したのはこの義父に会いに行く目的もあった、としているが、義父が刑務所にいるのを知ったのは入籍後に慎吾が調べていた資料を発見した時ではなかったのかな?と。読み直してみたが、矛盾が解消しなかった。途中で設定変更して、細かいところを直していなかったのか。私の勘違いか。
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タイトル通りの展開から始まるんだけど、面白かった
もう、タイトルから気になりました
ど違和感が積み重なり、先が気になって一気読み。
闇は深いね。
Posted by ブクログ
婚姻届を出す前日に婚約者「高辻真吾」が死亡。
その事実を隠して「七海」は「真吾」との結婚生活開始。
真実は
過去に乳児ボツリヌス症により死亡した妹のため、原因となった海外産ハチミツの輸入元となる
「高辻物産」の社長である「高辻真吾」に近づいた。
さらに真吾は友人であり、兄弟の様に育った「光輝」に嫉妬され殺された。
Posted by ブクログ
恋愛小説だと思って読んでたらなんとなくオチが気になったので先にペラペラ〜とみたらミステリーっぽさ満載でパタッと閉じてやらかした〜〜〜!!!ってなりました笑
まぁ、まんまとしてやられました!!皆さん前から読みましょう!(((
話の構成的には読みやすくて良かったです!
なんとなーく最後の終わり方があんまりしっくり来なかったなぁって事で4にしてみました。(先に読んだせいかも)
あと犯人の殺したいの?殺さないの?ってのがよく分かんなくてちょっと曖昧な感情なのも少し気になりました。
犯人って結局何がしたかったん?って感じですね...
話はとても面白かったです!!
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強烈なタイトルに惹かれ、急遽読んでみた。
遠距離恋愛の慎吾と結婚するため、転居し新天地で看護師として働き始める七海。
入籍日の朝、七海は彼がベッドの上で冷たくなっているのを発見する。
看護師の七海は、慎吾がヒーターによる一酸化炭素中毒で亡くなっているのがすぐにわかった。
しかしなんと、警察に通報せずに、一人で役所に行き、結婚してしてしまうのである!
なんで死体と結婚?!というお話。
三日後に通報することを決め、それまでは彼の家族として、死体となった彼と共に過ごし、生前聞けなかった彼の事を沢山調べます。
慎吾とは遠距離恋愛であったこともあり、七海は全然彼のことを知らなくて(例えば、ケーキは何が好き、とか)、生きているうちに色々なことを話しておけばよかったと沢山後悔します(切ない)。
彼のことを色々と探っていくうちに、七海の妹が蜂蜜による事故で亡くなっている件と、慎吾の過去が交錯している真実に辿り着きます。
光輝(慎吾の昔からの友達)が、真犯人であることには驚かされましたが、特に捻りのある設定ではなかったとで、おおそうか〜くらいの驚きでした。
生きている間に大切な人と沢山話して、色んなことを知っておくべきだと、強く思える一作です。
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叙述ではないので時系列がきれいで、文章も読みやすいのでサクサク読めて気持ちいいです。
なんかいろいろ、最初に感じた違和感って大事だなと思いました。あと、わりと登場人物がやさしいです。確かに事件は起きていますが、その前に読んだくわがきあゆさんの2作と比べると全体的にとても善良な世界です。
この作者のほかの本も読んでみたくなりました。
Posted by ブクログ
婚姻届を提出する予定だった日の朝、帰宅すると婚約者が死んでいたー。
不穏な場面から始まるストーリー、読み進めていく中でのふとした違和感。
最終章で伏線回収され、スッキリしましたが何ともやり切れない。
でも、エピローグで少しホッとしました。
Posted by ブクログ
他作品もそうだったけど不思議なタイトル。もっとミステリアスな内容と思ったら本当にそのまんま。
七海はサイコさん?ヤバイ人の話なん?読み進めてくとまあおかしな人だけど常識人。
途中から真悟の仕事の話になってきて、サスペンス的に。最終的にまとまって落ち着くんだけど、タイトルほどの魅力はなかったかな。
最後、七海の母親が
何歳になっても子供は心配なのよ
色々世話を焼く親心は何か分かる。親のありがたみ。そこの七海の感情だけは共感できた。
Posted by ブクログ
看護師の真野七海が婚約者の高辻真吾と結婚をするために東京の病院を辞めて、彼が住む札幌に引っ越してくる。
夜勤を終えてそのまま婚姻届を提出する予定で帰宅すると真吾がベッドの上で冷たくなっていた。
彼女は、真吾の友人・光輝に死亡の事実を明らかにするのを待ってほしいと言う。
その間にひとりで婚姻届を出した彼女は何を明らかにしたのか?
どういう意味でこのタイトルなのか?と興味をもって読んだが、七海の過去のあることが原因で真吾のことを調べていたのがわかる。
この2人がもし一緒にならなければ、わからなかったことであり、真吾も命を落とすことがなかったのだろうか…
Posted by ブクログ
タイトルは衝撃的だけど、ストーリーは割と淡々と進む感じで、主人公がなぜこんなことをしているのか?本当の目的は?と言う謎はあるものの、あっと驚くような展開や急激に明かされる真実みたいなものはなかった
ただゆっくりじわじわと4日間の出来事が語られる感じ
ラストはとりあえずハッピーエンドだったので読後感は良かったです
Posted by ブクログ
始まりから異常なのは『タイトル』からわかるんですが……。
それが最後でこうくるとは思わなかったですねぇ。
読者を混乱させるところは面白かったですが、主人公の気持ちが理解できないかった私です(-"-;A ...アセアセ
Posted by ブクログ
なぜ死体と結婚することになったのか
主人公の思惑がなかなか見えず、わくわくしながらページをめくりました
後半から主人公の思惑が見え始め、怒涛の勢いで終わりました
個人的にはもう少し詳しく思惑の内容を知りたかったです
主人公の感情があまり動かず、平坦でした
だから、私にはわからなかった部分があったのかなと思います
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
あらすじと表紙のイラストに惹かれて買いました。
設定は面白いけれど、主人公の感情が平坦で感情移入しにくかったです。
遠距離恋愛を経てこれから楽しい新婚生活が始まるぞという状況で、旦那さんが亡くなっているのを発見してしまったら…、
こんな冷静ではいられないのでは?というのが最後まで引っかかってしまいました。
もっと心の中のドロっとした部分を書いても良かったのかな、なんて。