中村妙子のレビュー一覧

  • アクナーテン

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    ネタバレ

    クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
    そんなミステリー作家だと私は思っている。
    しかしこの「アクナーテン」についてはミステリー小説ではなくロマンス小説だ。なのにどんどん引き込まれていってしまった。さすがクリスティーだな~って思った

    この話ではストーリーの主となるものが宗教で、「多神教世界」からアテン神という太陽神のみを崇拝する。「一神教世界」を創りだしてしまったしまったがためにおきてしまった悲劇。

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    2011年02月17日
  • 黄色いアイリス

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    ポアロあり、パーカーパイン氏あり、マープルありのお得な短編集。
    最後の話は鏡は横にひび割れて、に似てたので、これを膨らませたものかな?

    ミスレモンの有能さが好きです
    カキって噛まずに飲み込むものだったんですね・・・

    ほか、マープルさんの自慢話など。
    パイン氏の話は、ダイヤ泥棒の手立てが鮮やかでした。

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    2010年03月27日
  • 愛の重さ

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    アガサ・クリスティのミステリ以外の作品。
    つまり普通の小説ですが、これは読み応えがある方。女性には面白いのでは。
    モンゴメリのエミリーブックスを思い出しました。
    ただいま再読中なので、またあとで加筆するつもり。

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    2014年11月15日
  • 愛の重さ

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    両親からの愛情に飢え、盲目的に妹シャーリーを愛するようになるローラ。辛く息苦しい前半から、後半唐突に訪れるラスト。
    作品としての出来は唐突なラストによって落ちているとは思いますが、わたしはとても救われました。

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    2009年11月04日
  • 愛の旋律

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    「愛の旋律」……訳名つけた人、出てこい!!といいたくなりそうな題名ですね。
    ミステリーじゃないクリスティです。もともと、アガサ・クリスティ名義ではなくて、メアリ・ウェストマコット名義で書いた作品だそうです。

    展開は、ベタベタです。
    2人の女性の間で揺れ動く、天才音楽家……みたいな。それを幼なじみたちを交えて、少年時代から書いていく。そしてもちろん(笑)、記憶喪失もあります。

    もう、ここまでやるかというぐらいベタな展開なのですが、「マリンブルーの風に抱かれて」の時にも書いたのですが、クリスティや、矢沢 あいみたいな、話作りがうまい人がやると、すごい迫力になります。

    若干、迫力過多な気もする

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    2009年11月30日
  • 娘は娘

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    私も娘がおりますが、一人娘でなくてよかった。
    母と娘一対一だと密着ぶりが半端ないだろうと予測できます。
    憎みあうときは際限なく、かといって娘は娘、やはり可愛いのです。

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    2009年10月04日
  • 黄色いアイリス

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    ポアロあり、マープルあり、パーカー・パイン氏あり。
    ミステリあり、怪奇ものあり。お得な感じの一冊。
    クリスティは怪奇がうまいと思います。次第に緊張してくる感じが。

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    2009年10月07日
  • 黄色いアイリス

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    四年前に死んだ妻の追憶のための晩餐会に出席してほしい―ある富豪から奇妙な依頼を受けたポアロが赴いた場所では、昔とまったく同じ状況が繰り返され、テーブルには依頼人の義妹の死体が…表題作を始め、ポアロもの五篇、パーカー・パインもの二篇、マープルもの一篇、幻想小説一篇を収録する珠玉の短篇集。

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    2009年10月07日
  • 黄色いアイリス

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    アガサ・クリスティにしては珍しい短編集。いっぱいの登場人物を覚えなくていいし、読みやすかったです。ミス・マープルが大阪のおばちゃん風に思えました。

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    2011年09月09日
  • 未完の肖像

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    ロマンス。作者自身の経験と似ているところがあるのかなと思った。面白かったが、推理ものと比べると物足りない感じ。

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    2009年10月04日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ポアロもの。
    戯曲として書かれたものを、彼女の研究家が小説化したものなんだけれど、訳者のおかげもあるのか、クリスティ自身が書いたと言われても違和感がない印象。
    私にしては珍しく、ポアロに明かされる前に犯人がわかったので満足した一冊(*´∀`*)

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    2010年09月19日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    めちゃ面白かった!ちょっと人怖ホラーっぽいというか、主人公が「私は家族のために尽くしてきてよき家庭に恵まれた幸せな人」って言ってるのに、回想では夫や子供を自分の思う通りにコントロールしようとして疎んじられてるのが分かるし、本人もだんだんそれに気付いていく話。

    でもこれは普遍的なテーマというか、舞台となってる場所や時代を変えたとしても完全に成立する話だなと思った。
    ジョンの言う、貧しくて無謀な幸福か、理性的で現実的な生活か?という二者択一は、多かれ少なかれ人生の中で迫られ得るテーマなので、あらゆる人間の中にジョンとロドニーはいる、とも思う。

    ジョンが、長女が20歳も上の既婚者と駆け落ちしよう

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    2026年06月01日
  • 春にして君を離れ

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    今までに読んだことのない本だった。子育てが終わった主婦の内省。ジョーンもロドニーも嫌。読後感は決して良くない、でもリアルでおもしろかった。
    家庭における関係性と、自覚する己の人物像と他者から見た人物像の乖離、人間が変わることの難しさが怖かった。自分はどうだろう、と考えて怖くなる。

    「自分のことを考える他、何もすることがなかったら、自分自身についてどんな新しい発見をするかしら」

    ジョーンは主婦としての役割を果たしていることに自信を持ち、夫にとっても子どもたちにとっても最良の妻・母であったこと、素晴らしい家庭を築いたと自負している。
    伯父の事務所に入らず、農業をしたいと話すロドニーの意見を真っ

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    2026年05月31日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    アガサクリスティーの中でもミステリーではないのですが、人として少し怖く、個人的には哀しくなるようなストーリーでした。
    主人公であるジョーンの目線から語られるときは自意識の高いジョーンは完ぺきで家族のことも大切にしてこどもたちに対しても愛情深く育てあげたという自負がある。
    夫にも愛されて何不自由ない生活をしている。
    ただ、家族からの目線や、友人、出会ってきた人からの評価とは少しズレがある。
    一人旅行の旅先で列車が止まり、何もすることがなくなってしまったジョーンは自分と向き合い始める中で、他者との考えのズレがあることや、実は自分は周りに好かれていないのでは。。?と気づき始めるが、列車が動き、無事

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    2026年05月20日
  • 春にして君を離れ

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    回想のシーンがとても多かったことが印象的だ。

    序盤は毅然とした自信家で魅力的な女性だと思っていたジョーンだがジョーンに対する見え方は物語が進むに連れて変わっていった。

    自信家であるが故に自分の考えていることが正しいと信じて疑わず夫や子供たちから選択権を奪ってしまうことが多々あった。
    その結果子供たちから冷遇されるとヒステリックを起こすといったなんとも厄介な母親へと見え方が変わっていった。

    子供目線でヒステリックな母親を見る作品は何度か読んだことがあったが、ヒステリックな母親目線の作品は初めてだった。
    主人公に感情移入することが多いが今回はなかなか感情移入することが出来なかった。

    砂漠で

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    2026年05月16日
  • 春にして君を離れ

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    これ、主人公を自分と重ねるか、自分の母親と重ね合わせるかでどう感じるかが全く変わりそうだと思った。
    「毒親」という言葉にアンテナ高めな人は読んだ方がいいかもしれぬ、が、そういう環境で育った方にとってはだいぶしんどいこと請け合います。
    ミステリー小説家としてのクリスティのイメージしかない人はぜひこちらも。

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    2026年05月08日
  • 暗い抱擁

    A

    購入済み

    フィクションのはずなのに
    まるで実在の人物の話のように思えるくらい
    人物描写が圧巻で、恐ろしいような気がします。

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    2026年04月16日
  • 未完の肖像

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    殺人も起こらない、探偵も出てこない、夢みがちな少女の物語。時代背景は違うのに、現代の感覚とあまり変わりなく、自分を見ているようでゾワゾワとする。幸せな子供時代の話もあるが、序盤からずっとどことなく不穏な空気...。人とその心理描写がとてもうまいクリスティーだからこそ書ける1冊。

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    2026年04月04日
  • ビッグ4

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    巨悪なるビッグ4とポワロの戦いを描いた長編。本格ミステリというよりは通俗長編のようなモノを感じる。今までの作品がシャーロック・ホームズの系譜だとすると本作はアルセーヌ・ルパンの系譜というか。
    敵の正体といい展開といい、胡散臭さがあるが案外娯楽映画にしたら1番映える作品かもしれない。帰国してきたヘイスティングがやはりいい味出している。

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    2026年02月21日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    著者の失踪事件後に書かれた話でもあるためか、ミステリー小説としては毛色が異なり、ビック4を追いながらも人質になったり殺されたり、冒険小説に近い。

    先にアクロイド殺しを読んでおり、ポアロがなぜ引越してカボチャ栽培をしている状態なのか謎だったが、本作の結末に、こんな凄い経験をしてしまったのだからもう探偵業を廃業しようという旨があり、そこからアクロイド殺しに繋がるらしいのが面白かった。

    序盤こそ謎の訪問者がビック4に関する言葉を残して突然死するなど面白かったし、まさかの双子の兄弟の登場は意外ではあったが、都合が良すぎる感も否めない。
    これだけ、ビック4というメンバーは巧みな犯罪集団だ〜という雰囲

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    2026年02月13日