中村妙子のレビュー一覧

  • 娘は娘

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    私も娘がおりますが、一人娘でなくてよかった。
    母と娘一対一だと密着ぶりが半端ないだろうと予測できます。
    憎みあうときは際限なく、かといって娘は娘、やはり可愛いのです。

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    2009年10月04日
  • 黄色いアイリス

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    ポアロあり、マープルあり、パーカー・パイン氏あり。
    ミステリあり、怪奇ものあり。お得な感じの一冊。
    クリスティは怪奇がうまいと思います。次第に緊張してくる感じが。

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    2009年10月07日
  • 黄色いアイリス

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    四年前に死んだ妻の追憶のための晩餐会に出席してほしい―ある富豪から奇妙な依頼を受けたポアロが赴いた場所では、昔とまったく同じ状況が繰り返され、テーブルには依頼人の義妹の死体が…表題作を始め、ポアロもの五篇、パーカー・パインもの二篇、マープルもの一篇、幻想小説一篇を収録する珠玉の短篇集。

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    2009年10月07日
  • 黄色いアイリス

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    アガサ・クリスティにしては珍しい短編集。いっぱいの登場人物を覚えなくていいし、読みやすかったです。ミス・マープルが大阪のおばちゃん風に思えました。

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    2011年09月09日
  • 未完の肖像

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    ロマンス。作者自身の経験と似ているところがあるのかなと思った。面白かったが、推理ものと比べると物足りない感じ。

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    2009年10月04日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ポアロもの。
    戯曲として書かれたものを、彼女の研究家が小説化したものなんだけれど、訳者のおかげもあるのか、クリスティ自身が書いたと言われても違和感がない印象。
    私にしては珍しく、ポアロに明かされる前に犯人がわかったので満足した一冊(*´∀`*)

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    2010年09月19日
  • 愛の重さ

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    ネタバレ

    神はわたしのしたことを赦さない。

    ローラは両親の愛を妹シャーリーに奪われていると感じていた。だから彼女は妹の死を願った。両親が不在の夜、火事が起きて、妹は炎の中に取り残された。ローラは炎の中に飛び込んで、妹を救った。その日からローラは妹を何よりも大切なものとして愛し続けたのだった。それが何を引き起こすのかわからずに。

    最後の伝道者ルウェインの未来視したのはローラだったのでプロポーズするという展開はちょっと唐突すぎてうまく理解できなかったが、愛することで他人の人生を駄目にする罪ということには考えさせられた。両親を早くに亡くしたローラは親代わりとなり、よかれと思ってシャーリーの幸せを考え続けた

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    2026年08月22日
  • 火曜クラブ

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    ネタバレ

    正直、設定勝ちだと思う。個々の話はそれほどでもない。まぁ90年前の作品だものね…。日本ミステリーのレベルの高さを再認識した。

    ただ、バンガロー事件は面白かった。
    ジェーンは自身の殺人計画を語ったけど、見事に見破るミスマープル。その場では公にせず、帰り際に本人に囁くのが、皮肉屋だけど優しいマープルっぽくて大変よろしい。

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    2026年08月18日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ


    ミステリーかと思ってたけどアガサ・クリスティーはこういうのも書くんだと驚き。

    ずっと場所が動かない、たまに人と会話するけどほとんどが主人公の回想だからそれが苦痛な人には合わないかも…

    最後は2つの意味に取れる…
    ①もう誰も君を愛してないけど真実を知ると面倒くさいから気付かないでくれ
    ②愛してるからこのまま気付かないで幸せなまま生きてくれ

    どっちだろ。でも愛してなかったら離婚するよなあ…
    結局気付いたのに変わろうとしない妻
    妻にちゃんと向き合わないで全てを諦めた夫
    子供だけが可哀想…

    あと何故かひらがな多くて読みづらいとこ多かった。

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    2026年08月14日
  • 春にして君を離れ

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    クリスティーが別名義で出していた小説。
    感情の機微が巧みに描かれている分、読んでいてかなりヒリつくというか、疲れた。

    私はかなりロドニーに同情して読んでいたのだが、解説で「ロドニーは嫌なやつだ」を見て、その視点はなかったなと思う。
    ロドニーや子供たちにも、責任はあるのかもしれない。
    でもなー、この手の人間って他人から何言われても変わらないもの。まともな方が神経擦り減らすの割にあわなくない??
    そう思うと、生ぬるい地獄に身を置いてしまうロドニーの気持ちはわかる気がする。

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    2026年08月13日
  • 春にして君を離れ

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    優しい夫と立派な子供に恵まれ、完璧な人生を築いたと疑わない主婦ジョーン。旅先で途絶えた足止め(孤立)のさなか、旧友ブランチとの一対一の会話から、彼女の記憶の再検分が始まる。
    一見、静かな女同士の世間話。しかし刃のように突きつけられる皮肉と揺さぶりはまるで上質な舞台劇のよう。読み進めるほどに見えてくるのは、彼女を取り巻く世界の狭さと、無自覚な支配欲だ。
    家事や育児をメイドやナニーに任せ、手に職を持たない裕福な彼女が全情熱を傾けたのは「家族の管理」。心の中では子供たちすら冷徹に裁きながら、表向きは「良妻賢母」を演じ続ける二面性にゾクッとさせられる。

    帰りの列車で出会うロシアの公爵夫人サーシャは、

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    2026年08月13日
  • ビッグ4

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    物語のスケールが大きく、場面展開も早くて飽きさせない。クリスティーのいつもの丁寧な心理描写はなくて物足りない感じもしたが、解説を読んで納得。

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    2026年08月04日
  • ビッグ4

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    駄作とは聞いてる。児童向けポワロ劇場版という印象。
    全体的にぶつ切りな印象がものすごいのだが、それよりもなんかこう、敵との関係性が子どもの頃読んだスパイ物っぽくてこう……こう……!

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    2026年07月29日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    終盤のジョーンの選択、ロドニーに対して懺悔するか否かのところがドキドキした。自分本位の「優しさ」とかを振り翳してないか自戒したい。

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    2026年07月25日
  • 春にして君を離れ

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    子供が独立したとき、それまでの親子関係や夫婦関係を顧みて、自分の考え方が正しかったのかを確かめたくなるが、真実はわからない、誰も助けてくれない、自分が思ったことがすべて。あらためて、後悔のない人生を、送りたいと思った。

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    2026年07月22日
  • 春にして君を離れ

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    三宅香帆さんがYouTubeで読まずには人生を終えることができない小説の1つに挙げていた本。Instagramで「いいな」と思うことが減る、と言う感想も気になって読んでみた。三宅さんほどの感受性がないので、自分は相変わらずSNSをみて羨ましく思ってしまうのだろうなと思う。

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    2026年07月15日
  • 春にして君を離れ

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    ジョーンもジョーンだけど、じわじわロドニーに腹が立ってきた。夫婦関係があまりに歪で、彼ら自身も、彼らに関わるひとたちも、ぼんやり皆不幸だな........

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    2026年07月14日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    良妻賢母を自認して疑わない主人公ジョーンがバグダッドでの思わぬ足止めをきっかけに自分と向き合う。
    ジョーンの自認と他者からの評価のズレが痛々しくてずーっと読むのが苦しい。身近な人物や自分自身の中にもジョーンを感じる部分があり、真綿で首どころか体全体を絞められるよう。
    エピローグで夫サイドが語られ、ラスト1行の破壊力が、いい。夫は穏やかで人格者のように全編語られる(し、実際そうだろう)けど、ジョーンのダメさを分かったうえで利用していた狡猾さもあるのかな、とも思った。
    「プアリトルジョーン」が優しい言葉とはとうてい思えない

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    2026年07月13日
  • 春にして君を離れ

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    三宅香帆さんのYouTubeでオススメされていたので読んでみました。アガサクリスティーだけど、マーダーミステリーではない、純文学っぽい作品。「本当は自分でも気づいているけど、見ようとしてない事実ってあるよね」ということ、そして「人間はそう簡単には自分の非を認められない」という感じの作品。専業主婦の主人公、ジョーン・スカダモアがとにかく腹立たしい…苦笑。今で言う、毒妻・毒親ということなんだろうな。この小説が書かれた時代にも、そういった言葉こそないにせよ、概念としてはやっぱりあったんだなあと思った…。夫のロドニーがとにかく良くできた人物であり、同時に可哀想だった…

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    2026年07月11日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    たった一人の人間の心の葛藤だけで一冊の物語が作れてしまう、アガサ・クリスティーの文章力の高さにはすごい!という気持ちになるが、それ以上に恐ろしさを覚える本だった。

    人間の醜い本心を冒頭から見せられているようで、ジェーンの自分を高く見積もるところが好きになれない、全部が全部間違っているとは言わないが、自分の価値観を人に押し付けるところもちょっとな…などと考えながら読んでいたが、途中でそのことを自覚し、変わるのかと思ったら…人間はそうは変われないということすら、生々しい。

    彼女と通ずる部分があるからこそ、読むのが辛くなる。心に刺さってしまう。

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    2026年07月04日