中村妙子のレビュー一覧
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「愛の旋律」……訳名つけた人、出てこい!!といいたくなりそうな題名ですね。
ミステリーじゃないクリスティです。もともと、アガサ・クリスティ名義ではなくて、メアリ・ウェストマコット名義で書いた作品だそうです。
展開は、ベタベタです。
2人の女性の間で揺れ動く、天才音楽家……みたいな。それを幼なじみたちを交えて、少年時代から書いていく。そしてもちろん(笑)、記憶喪失もあります。
もう、ここまでやるかというぐらいベタな展開なのですが、「マリンブルーの風に抱かれて」の時にも書いたのですが、クリスティや、矢沢 あいみたいな、話作りがうまい人がやると、すごい迫力になります。
若干、迫力過多な気もする -
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三宅香帆さんのYouTubeでオススメされていたので読んでみました。アガサクリスティーだけど、マーダーミステリーではない、純文学っぽい作品。「本当は自分でも気づいているけど、見ようとしてない事実ってあるよね」ということ、そして「人間はそう簡単には自分の非を認められない」という感じの作品。専業主婦の主人公、ジョーン・スカダモアがとにかく腹立たしい…苦笑。今で言う、毒妻・毒親ということなんだろうな。この小説が書かれた時代にも、そういった言葉こそないにせよ、概念としてはやっぱりあったんだなあと思った…。夫のロドニーがとにかく良くできた人物であり、同時に可哀想だった…
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Posted by ブクログ
ネタバレたった一人の人間の心の葛藤だけで一冊の物語が作れてしまう、アガサ・クリスティーの文章力の高さにはすごい!という気持ちになるが、それ以上に恐ろしさを覚える本だった。
人間の醜い本心を冒頭から見せられているようで、ジェーンの自分を高く見積もるところが好きになれない、全部が全部間違っているとは言わないが、自分の価値観を人に押し付けるところもちょっとな…などと考えながら読んでいたが、途中でそのことを自覚し、変わるのかと思ったら…人間はそうは変われないということすら、生々しい。
彼女と通ずる部分があるからこそ、読むのが辛くなる。心に刺さってしまう。
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Posted by ブクログ
ネタバレジョーンには大きな欠点がある。自分の価値観を正しいものと信じ込み、夫や子供たちの気持ちを十分に理解しようとしなかったことだ。一方で、ジョーンは決して怠惰な人間でも悪意のある人間でもない。真面目に生き、家族のために努力し、良い妻・良い母であろうとし続けた人でもある。世間で言われるような毒親ほど悪い人間ではない。私はジョーンが専業主婦だったことが、彼女の視野を狭めた一因だったと思う。社会との幅広い関わりを持っていれば、自分の考え方や行動を省みる機会も増えたのではないだろうか。ジョーンの欠点を率直に指摘する人間が少なかったことも、彼女の不幸だったように思う。自分はこういう人間だから正しいという先入観
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ネタバレ【再読】
南米から帰国し、久しぶりのポアロとの再会を喜ぶヘイスティングズ。それも束の間、突然二人のもとに男がやってきて、謎めいた言葉を残して力尽きる。その裏にはビッグ4なる国際犯罪組織の存在があった。ビッグ4はその豊富な資金と優れた頭脳で兵器を開発し、世界に脅威を与える存在だった。
二人は組織と関わりのあると思われる人々を一人一人あたっていく。だがその先々で、まるで先回りするように事件が発生する。そしてその魔の手は、ついにポアロとヘイスティングズにも伸びる。
ビッグ4の陰謀を阻止するため、いつも以上に灰色の脳細胞を働かせて策を巡らせるポアロ。ヘイスティングズまで騙して自分の死を偽装し、ついにビ