中村妙子のレビュー一覧

  • 春にして君を離れ

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    おもしろいー!夢中で読んじゃった。最後の決断もリアル…。詩に詳しかったらもーっと楽しめたんだろうな。

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    2026年05月12日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    舞台をきっかけで知った作品。小説版から読んだけれど、戯曲が先なのね。読みながら舞台のシーンを思い出し、と思ったら舞台では出てこなかった場面や情報も含まれていて、さらに奥行きが広がった印象。
    果たして戯曲はどうなのか、これから読みます。

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    2026年05月11日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    ろくに事前情報を得ていなかったので、「家族のために尽くしてきた女性だが、実は家族はそれぞれ後ろ暗いものを抱えており、それに気づいた女性が家族から離れて自由になる」……そんな物語を予想していた。
    が、蓋を開けてみると、まったくの正反対。悪意なき支配で家族を縛り、しかもそれを正当だと信じて疑わない愚かな女性と、そんな彼女に反抗できず、自らの自由を勝ち取る心意気も無い情けない夫の話だった。

    強い思い込みを持ち、自己満足で行動し、挙句に己の過ちや不都合なことから目を背け続けるジョーン。何となく身内を思い浮かべると同時に、自分自身にもジョーンの片鱗があったのではないか?とも考え、これまでの内省とは比べ

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    2026年05月10日
  • 春にして君を離れ

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    自分の正しさを疑わず、回りの人間にもそれを押し付け、それにより他の人が悲しんだり怒ったりしていても、それを見ずに済ませ、簡単に忘れてしまう。

    そんな人物がふとなんもない場所にポツンと取り残されてしまったとき、
    初めて自分の真実と対峙する。
    そして現実を受け入れ、赦しを乞う決意をするのだが。

    ラストで視点が反転し、もう一方からの視点が入ることに、
    今作の計り知れない深みがある。
    誰かが悪くて、誰かが正しいとか、そんなシンプルなもんじゃない。

    いわば倦怠夫婦ものと言っていいのか、
    ものすごい読後感でした。

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    2026年05月08日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    刺さりすぎた。なぜなら、私はエイヴラルの立場だから

    毒親育ちじゃない人は夫に怒るを感じる人もいるって言われてるようだけど、夫に対してもっとしっかりしろなんて無理だよ
    反論や意見を言う元気が失われるくらいに救いようがないんだから

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    2026年05月02日
  • 春にして君を離れ

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    ゆるやかな導入から、主人公の内省が深まっていくにつれて、怖くなってきてしまう。
    心の奥底からジワジワと冷たい水が湧いてきて、冷たくて、いてもたってもいられない感じ…

    ポッドキャスト「文学ラジオ空飛び猫たち」さんで紹介されて、積読になっていたことを思い出し。よいきっかけをいただきました。

    ジョーンの発言に対して、家族から返ってくる言葉の数々。離れてみていれば、そのすれ違い加減がみえて、痛いし怖い。しかし渦中にいると全然見えてない。見ようとしていないのか。
    生きていくためには見ないことも必要なのよって言われそうだけど、それってやっぱり無理があるかもなぁ。

    時代も場所も違う、同じような状況でも

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    2026年05月02日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    【ジョーンの性格】
    ・押し付けがましい
    ・見栄っ張り
    ・プライドが高い
    ・物事を深く考えない
    ・一度決めたら譲らない→頑固というか柔軟性なし
    ・自己愛が強い
    ・自己憐憫に浸りがち
    ・俯瞰して物事を見られない
    ・下ネタや恋愛ネタ大嫌い
    ・不良や身分の低い人大嫌い
    ↑この辺は時代性も鑑みないといけないが

    ほとんどがジョーンのひとり語りだけど、珍しく出てくる第三者が、インド人の給仕、ブランチ・ハガード、サーシャ公爵夫人。
    彼らとジョーンの会話から、ジョーンの高慢さが女性かが匂い立つ。
    (ブランチのようでなくってよかった、神様ありがとう)とお祈りしてしまう傲慢さ。
    サーシャ夫人とは、会話を楽しむより

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    2026年04月29日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティといえば『ミステリーの女王』として有名だが、この小説のジャンルは “Introspective novel” として分類されるらしい。直訳すると「内省的な小説」……意味はわかるが、絶妙にしっくりこない。とにかく自己の内面や感情、行動に焦点を当てた小説であり、アガサ・クリスティはこの作品を執筆するにあたり『ミステリーの女王』という先入観なしに正当な評価を得るため、あえて別名義で発表したという。

    物語のほとんどは病気の娘を見舞った帰りに列車の不通に遭い、砂漠のど真ん中にあるゲストハウスで数日間を一人過ごさなければならなくなった主人公・ジョーンの徹底した内省(事実上の一人語り)に

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    2026年04月26日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    怖すぎた。独りよがりの自分の世界に閉じこもって、周囲の気持ちを汲まず、自分の理想通りに生きるとこうなるのか、と。終盤で自分の過ちに気づいて、夫に謝ろうとしたのに、結局自分の理想の世界を選んだのは恐怖だった。でも正直、自分もこうなりそうと思った節がある。わがままで傲慢なところを貫くと、家族を苦しめてしまい、最終的には独りぼっちになるということを、胸に留めて生きていきたい。折に触れて読むことになるのかも、というか忘れた頃に読んだ方がいいのかも、、、長年愛され続けてるだけある作品。

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    2026年04月25日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    クソ刺さった。

    刺さり過ぎて二度と読みたくないと思う一方で、人生に迷った時にまた読みたいとも思う。

    ジョーンは最低なやつだが、ロドニーも、子どもたちも、結局同じなんだなと思った途端に、この作品の怖さを理解した。

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    2026年04月25日
  • 春にして君を離れ

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    幸せな家庭の主婦、ジョーン。バグダッドまで娘に会いに行っていたが、帰る時になって天候不順のため足止めをくらってしまう。有能な主婦としてあくせく生きてきたジョーンは、そこで自分の人生を振り返ってみると…

    ジョーンがどんな人物か前情報を入れた上で買っていたんだけど、自分も子持ち主婦なので、読むのが怖くて積読してた。ちょっと気分が明るくなってきたところで読み始まったら、もう読むのが止められない。ジョーンには共感しないけど、自分も同じことやってんじゃないかと不安に襲われる。

    そしてラストもすごい。もうさすがアガサ・クリスティー。みんな読むべき。

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    2026年04月21日
  • 春にして君を離れ

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    これほどまでに自分の家族とこれまでの人生について考えさせられた本は無かった。私は他人から見てどんな人間かしら、家族に幸せを与えられているかしら…忘れがちだからこそ、ふとした時に読み返したい。反面教師的な意味で、人生のバイブル。

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    2026年04月09日
  • 春にして君を離れ

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    Poor little Joan...
    改心しなかったか…旦那のロドニーがあまりにも気の毒だけど、彼が選んだ道とも言えるからな…
    面白かった。
    満ち足りていて、周りも自分のおかげで上手く言っていると信じて疑っていなかった主人公ジョーンが、バグダッドで1人立ち往生している間に自分と周りの人間の真意を見つめ直す話。自分が周りのこと(特に旦那と子供たち)を何もわかっていなかったことに気がついたのに、結局元の生活に戻ってしまうところまでが趣深い。

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    2026年04月07日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    アヴァリルの駆け落ちを止めるための、話し合いのシーンが出色。
    アヴァリルと二人だけで話したいと言うロドニーに、ジョーンにも同席してほしいと言うアヴァリル。「なるほど、怖いんだな」と言ったロドニーの言葉の意味が、その時点では分からなかったが、今なら分かる。父に筋の通った言葉で事の本質を言い当てられ、説得されるのが怖かったんだろう。訳の分からない母にまぜっかえしてもらい、話し合いをうやむやにしたかったのかも。

    感情的にならず理路整然と冷静に諭すロドニーは、いかにも弁護士然としていて、自分の娘に対する態度とは思えない。父の経験と苦しみを知っている理知的なアヴァリルは、もはや反抗する術もない。心配が

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    2026年03月27日
  • ビッグ4

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    今作はクリスティ作品の中では評価が低い
    要因は幾つか考えられるが、
    個人的には「アクロイド殺し」の次の長編なので期待値が高すぎたのでは?と考える
    前作「アクロイド殺し」出版後から今作が出版された1927年までにアガサ・クリスティにとって心労が重なる出来事があったのも要因の一つだろう
    最初の夫アーチボルト・クリスティ大佐の不倫と離婚問題、その後の失踪からしても今作を書いた当時アガサは一種のスランプ状態だったのではないか?
    そんな彼女に義兄キャンベル・クリスティが「短編をまとめて出版してみれば?」というアドバイスをして今作は書かれた。
    後年アガサが述べているが、ポアロは短編よりも長編向きた。
    そし

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    2026年03月04日
  • 愛の旋律

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    読み終わった後の感慨がすごくて戸惑っている。
    何箇所か読み直したりしている。

    原題は GIANT’S BREAD (巨人の糧)、邦題は 愛の旋律。読んだ感想としては、巨人の糧のほうがしっくりくる。愛の旋律が想像させる、優しい愛の物語ではない。

    主人公ヴァーノンにまつわる2人の女性が出てくるが、私はジェーンというキャクターが本当に好きになってしまっている!しっかり自分の人生を生きてきた、1人でも生きていける強い女性。依存的ではないし、愛を与えて、尽きない。
    もう一方のネルは、美人さんな上にネルなりに頑張っていて素敵。でもジェーンとは質が違う。ヴァーノンが救うのは最後にはネルで。でもそのために

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    2026年01月15日
  • 娘は娘

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    ネタバレ

    なぜかノン・シリーズばかり読み進めてしまう。母娘の積年の愛憎劇だけど結末は自立というのか、共依存が解消されて希望のある最後でよかった。作中貫かれていた使用人のイーディスの愛がありがたかった。

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    2025年12月27日
  • 黄色いアイリス

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    ネタバレ

    レガッタ・デーの事件
    バグダッドの大櫃の謎
    あなたの庭はどんな庭?
    ポリェンサ海岸の事件
    黄色いアイリス
    ミス・マープルの思い出話
    仄暗い鏡の中に
    船上の怪事件
    二度目のゴング
    以上を収録した短編集、
    パーカー・パイン物は初めて読んだ…。

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    2025年12月15日
  • 春にして君を離れ

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    娘を見舞う旅の帰りに、砂漠で足止めされた美しい主婦ジョーン。汽車を待つ間、やる事なくてヒマすぎていろいろ考え始めます…
    怖すぎる話でした。
    友達の言葉が引き金になって、無意識に自分が見ないようにしてきた様々な事象が次々頭に浮かんでしまう。それがパズルのピースようにカッチリはまって、今までの自分の「良かれ」が全否定されてしまいます。
    その過程も怖いのですが一番はラスト。
    「ああ〜〜〜(脱力)」ってなるけど、でもわからないでもない。
    ロドニーを想うとやるせない。
    そして「じゃ自分はどうなのか」と、もうずーっと怖いです。

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    2026年04月26日
  • ビッグ4

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    国際犯罪組織、ビッグ4とポアロの対決です。
    アクションシーンも登場します。
    ポアロの双子の兄弟とみなされる人物が登場しますが、本当に実在するのか怪しげです。

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    2025年08月14日