中村妙子のレビュー一覧
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貴族は生まれながらにして貴族。
どんなに成り上がっても、
このコンプレックスはは消えなかったのだろうなあと。
殺人ではなく選挙だが、
小さな世間の書きかたは相変わらず面白い。Posted by ブクログ -
親は子供にうるさく思われるくらいがいいのかもと思った。
放っておいても取り返しのつかないことは
実はそんなには無くって大体上手くいくものなのかもしれないが、
行動することで回避できるならそれに越したことはない。Posted by ブクログ -
もとがお芝居なだけあってか、いうもより人物の動きが明らかになってたり、会話が多めだったり、すこしドラマチックなラストだったりで、読みやすかったなぁ。お芝居も目に浮かぶかんじ。
ストーリー自体はひねりは少ないけど、十分に楽しめた。Posted by ブクログ -
『火曜クラブ』
サー・ヘンリーが語る事件。夕食に海老料理を食べたジョーンズ夫妻とミス・クラーク。ジョーンズ夫人が死亡する。事件前に妻の死を願うメモを書いていたジョーンズ氏にかかる容疑。メイドのグラディスが作ったコーンスターチ。ダイエット中のミス・クラーク。料理に混入された砒素。
『アスタルテの祠』...続きを読むPosted by ブクログ -
灰色の脳細胞名探偵ポアロの活躍を書いた一冊
極秘書類を託したいとの依頼を受け、依頼人のもとに向かったポアロを待っていたのは、依頼人サー・エイモリーの変わり果てた姿だった。
犯人探しと共に、行方不明となった極秘書類の在り処も探すこととなったポアロ。
イギリスでありながら、紅茶ではなくブラックコーヒ...続きを読むPosted by ブクログ -
私が最初に出会ったミス・マープルがこの短編集だった。小学生くらいに読んだ所為か、ほとんど覚えてなかったけど…。四人の容疑者が面白かった。Posted by ブクログ
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BSのマープルにはまりこの短編集を読んでみた。マープルほか小説家で甥のレイモンド、女流画家、前警視総監、牧師、弁護士の6人がマープル宅に集まり自身の知っている事件を話し、それぞれが犯人を推理するというもの。1人1話で後半はメンバーが前警視総監、大佐夫妻、女優、セント・ミード・村の医者になっている。テ...続きを読むPosted by ブクログ
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ミス・マープルシリーズで一番面白かったんじゃなかろうか? と思う。
ミス・マープルシリーズの一番最初の作品であると同時に、話の時系列的にも最初の話。
短編集なので、全てにおいて短いが、しかしながら読み応えはある。
因みに、ミス・マープルは犯罪に関わった人物を、過去に自分が見知った人物に照らし合わせ...続きを読むPosted by ブクログ -
古代エジプトを舞台にした戯曲。
ミステリではなく、有名な王アクナーテンの生涯のポイントを描いたもの。
多神教が信じられていた古代エジプト。
中でもアメン神殿が王をしのぎかねないほどの大きな勢力を持っていた。
アクナーテンの母である王妃ティイは、神官の横暴に不信を抱きつつも権力を守るために神殿と結び...続きを読むPosted by ブクログ -
人が才能を持って生まれるのか、才能が人を選ぶのか。偉大な音楽の才能を持って生まれた主人公の青年が、たったひとつの道のためにほかの全てを失うまでの物語。あるいは人のエゴと自己愛、欺瞞、その醜さについての物語。
ずいぶんと救いようのない話だった。つまらなかったというのではない。読み始めれば劇的な展開...続きを読むPosted by ブクログ -
ミス・マープルの短編集。町の奇妙な事件を話、推理を当てるゲームを始めた老若男女。年長者のマープルが、身近で起きた事件を参考にしながら謎を解く。その会が火曜から始めたことで火曜クラブと命名。短編集だから、謎解きまでの時間が早く、面白いのだが深い追求がないので寂しい。Posted by ブクログ
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アメン神を中心とした多神教の古代エジプトを、アテンを唯一神とする一神教世界に変えようとしたアクナーテン。
彼の思想はあまりに先進的過ぎ誰にも理解されない。
誰にも理解されない理想を追い進む姿と、一国の王としての理想の姿とは一致しない。
お互いを強く思いながらも、現実を祖国を憂うホムエルヘブと、理想を...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロにミス・マープルにパーカー・パイン・・・
クリスティオールスターズ(?)の活躍を描いた短編がいくつか入っていて手軽に読めちゃいます。
ロマンチックな話が多くメロドラマみたいな雰囲気もあり。短いながらもクリスティならではの鋭い人間描写が冴えているので、やっぱり読み応えがある。
「あなたの庭はどん...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロもの5作、パーカー・パインもの2作、マープルもの1作、
その他1作品が収録された短編集。
どれも面白くて、読み始めるとラストまで一気に読んでしまう感じだった。
(これが短編集の良いところ)
「バグダッドの大櫃の謎」は一度読んだ事があるような話だと
思っていたら、「クリスマス・プディングの冒...続きを読むPosted by ブクログ -
クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
そんなミステリー作家だと私は思っている。
しかしこの「アクナーテン」に...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロあり、パーカーパイン氏あり、マープルありのお得な短編集。
最後の話は鏡は横にひび割れて、に似てたので、これを膨らませたものかな?
ミスレモンの有能さが好きです
カキって噛まずに飲み込むものだったんですね・・・
ほか、マープルさんの自慢話など。
パイン氏の話は、ダイヤ泥棒の手立てが鮮やかでし...続きを読むPosted by ブクログ -
アガサ・クリスティのミステリ以外の作品。
つまり普通の小説ですが、これは読み応えがある方。女性には面白いのでは。
モンゴメリのエミリーブックスを思い出しました。
ただいま再読中なので、またあとで加筆するつもり。Posted by ブクログ -
両親からの愛情に飢え、盲目的に妹シャーリーを愛するようになるローラ。辛く息苦しい前半から、後半唐突に訪れるラスト。
作品としての出来は唐突なラストによって落ちているとは思いますが、わたしはとても救われました。Posted by ブクログ -
「愛の旋律」……訳名つけた人、出てこい!!といいたくなりそうな題名ですね。
ミステリーじゃないクリスティです。もともと、アガサ・クリスティ名義ではなくて、メアリ・ウェストマコット名義で書いた作品だそうです。
展開は、ベタベタです。
2人の女性の間で揺れ動く、天才音楽家……みたいな。それを幼なじみた...続きを読むPosted by ブクログ