中村妙子のレビュー一覧

  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    (一応)ポアロもの。

    本書は元々戯曲として書かれた作品を、クリスティー研究家(←理想の職業)、チャールズ・オズボーン氏が小説化したものとの事で「小説版」という表記になっております。

    科学者のサー・クロード・エイモリーは自分が発明した新爆薬の化学式が、家族の誰かに盗まれた事に気付きます。
    晩餐の席で「部屋を暗くしている間に化学式の書かれた書類を返すように」と皆に伝えるも、明かりがついた時にはクロード卿は殺されていて・・。

    いかにも舞台劇といった雰囲気が感じられる作品。
    “暗転後、照明がついたら人が殺されていた!ジャジャーン!(効果音)”なんて、まさに演劇チックな演出ですよね。

    で、殺され

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    2025年12月27日
  • ビッグ4

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    アガサ、ポアロ、4作目。中村妙子訳

    何が嬉しいって、ポアロのモナミ、ヘイスティングズ、が帰ってきた事!何と言ってもやっぱりこのコンビがベストですね!
    で、何だか本作はスケールが急に大きくなっていた?ポアロの名声上昇は私も嬉しいが、今までは近所の名探偵、の様に身近に感じられるポアロだったが、いつの間にか国際色豊かになっていて、なんと秘密の悪の組織と戦う事になっていたのには驚き!最後に現れた双子の兄アシール・ポアロの存在も私には謎だった。謎。
    あとがきに寄ると本作品は短編をつぎ合わせたものらしい。どうりで焦点がボヤッとする感じと思った。でも名コンビが復活して嬉しい作品でした。ポアロ&ヘイ

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    2025年12月09日
  • マン島の黄金

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    【ノンシリーズ短編】
    クリスティの短編はどうも苦手で、これまでほとんど読んでこなかった。
    『厭な物語』に収録されていた『崖っぷち』が面白かったので、この短編集なら楽しめるかもと思ったけど、やっぱり短編のクリスティは物足りない。
    短編ならハイスミスのほうが断然好み。

    『愛犬の死』
    「ああ、あたし、あんたがかわいくてたまらない!」
    自分も犬が大好きなので、クリスティの愛犬へのあふれる愛情に共感しまくりだった。
    犬のテリーもご主人が大好きなあまりに……という切なさも残る。

    この作品でクリスティ70冊目。
    好きな作品から読んでいったせいで、ここから先はどうやら超・苦手ゾーンに突入しそうな予感。

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    2025年11月26日
  • ビッグ4

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    いわゆるクリスティーの「国際謀略モノ」。
    ドラマ版で『愛国殺人』などを観たのでなんとなく敬遠していたのですが、ポアロ未読作品もいよいよ10作ほどとなり、ここまできたら読破するぞ!と手を付け始めた次第です。
    でも、これがなかなか「劇場版 名探偵ポアロ」てな雰囲気で楽しめましたね〜(⁠´⁠∀`⁠)

    表舞台には決して出ないけれど、驚異の頭脳を持つ中国人・アメリカの大富豪・フランスの天才女科学者・そして謎の殺し屋……それらで構成される「ビッグ4」。
    その支配は世界中におよび、少しでも疑いを持った人々は皆消されてしまうという……。いってしまえば荒唐無稽な展開なのですが、まさにビッグキャストでお届けする

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    2025年10月26日
  • アクナーテン

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    ネタバレ

    古代エジプトに愛と平和と美を追求した王がいた。

    アクナーテンはそれまでのエジプトの神アメン信仰を廃止して、太陽神アテンを唯一神とする。争いを否定し、美を尊んだ。エジプトは、世界は、愛と平和に満ちるはずだった——。

    ちょうど大河ドラマ『べらぼう』を見ているせいか、人は正しく生きたいとは思わないのだと。それまで心を寄せていた様々な神たちを取り上げられることを民衆は喜ばない。力で治めていた場所にいきなり真理を説いても従うわけがない。窮地に援軍を送らずに愛を説く王なんて、軍からしたら見捨てられたと思うだけだ。

    毒を用意した人、実際に飲ませた人、決別を伝えた人。アクナーテンの周囲が皆それぞれに複雑

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    2025年10月13日
  • 火曜クラブ

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    ドラマ「ミス・マープル」(ジョーン・ヒクソン版)に今さらハマり、マープル初登場の短編集を読むことに。

    初読から1年半後に再読。どの話もきれいに忘れていた!
    「舗道の血痕」「二人の老嬢」「クリスマスの悲劇」あたりが良かったかな。
    「バンガロー事件」は、頭からっぽキャラのミス・ヘリアの意外な一面が明らかになって面白かった。
    (2025.9.21)

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    2025年10月01日
  • 愛の旋律

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    アガサ・クリスティーのノンシリーズのミステリーだと思って読み始めたが、いつまで経ってもミステリーにならない…と思っていたら、これはメアリ・ウェストマコット名義で書いた小説だった。ミステリーではないけれど、人物観察、時代の描写、心情の移り変わりなど読み応えのある一冊。ミステリーではないと分かった上で読み進めていくと、特に半分過ぎたあたりからが面白くなる。

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    2025年09月24日
  • ビッグ4

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    評判悪いけど、こういう展開の早い派手な物語は好きだしいつもより人間味あるポアロが見えて面白いじゃん!と思いきや最後が微妙なので3

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    2025年09月23日
  • ビッグ4

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    なんかこれは微妙だった。
    ビッグ4がなんなのって思ったし、ミステリーというよりはライトノベルみたいな。
    巨匠もこんなの書いてたりするんだなと。

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    2025年08月23日
  • ビッグ4

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    それまでのポアロシリーズとは一線を画すように感じられた作品でした。

    世界を股にかけた舞台設定なのはもちろん、ポアロ達が国を跨いであちらへこちらへ飛び回り、また捕まったり逃亡したり、ひと度ならず何度も死地にみまわれたり。それまで印象として持っていた「ポアロの探偵小説」の感じとは全く違ってひどく新鮮に感じました。

    一章ごとに大きな事件、新たな真実、はたまた新たな謎が浮かび上がってくるのが刺激的で、まるでドラマを観ているように楽しみながら読んでいました。
    それらのことからも、探偵小説というよりは冒険活劇っぽいなという印象が強かった作品です。

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    2025年08月15日
  • ビッグ4

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    ポアロシリーズにしては珍しくスパイ小説風。
    巨大な組織と戦うポアロ、ヘイスティングズのコンビが素晴らしい。

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    2025年08月04日
  • ビッグ4

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     評価がその他の小説より低めなのも理解できる。ミステリという感覚はなく、どちらかといえばスパイアクションの要素が強い。ポアロが世界規模の陰謀と対峙するという設定は派手ではあるが、いつもの「密室」「アリバイ崩し」といった本格推理を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。

    ●展開
     世界を裏で操る巨大組織「ビッグ4」という存在感は抜群で、少年漫画的なわくわくがある。ポアロが次々と罠をかいくぐり、知略で強大な敵に挑んでいく姿は、いつもと違う魅力を放っている。
     物語は緩やかに進行し、事件の解決よりも登場人物たちの交流や心情の変化が丁寧に描かれている。推理のスピード感や謎解きの鮮やかさは控えめだが、

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    2025年07月31日
  • 火曜クラブ

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    短い話なのにちゃんと筋の通ったオチのあるミスマープル短編集。経験則から謎を解いちゃう洞察力鋭いところが素敵。

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    2025年04月23日
  • ビッグ4

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    ポアロ5作目
    おもしろかったです
    スケールも大きくて、友情描写も熱い
    やっぱりヘイスティングスが相棒なのがしっくりきますね

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    2024年12月28日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    細かい描写はあまり無くとも、容易く情景や状況が目に浮かぶほど分かりやすい。登場人物たちがこれまた個性的なため、混乱なく読み進めることができた。ポワロとヘイスティングス大尉が仲良く登場し、チャーミングなやり取りは必見。毒ものは単純で広がりが少ないと思っていたが、さすがはクリスティー。しっかり愉しめた!

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    2024年12月13日
  • ビッグ4

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    アガサの中で最も評価が低いとも言われる作品。
    内容どうこう以上にヘイスティングスがかわいい!
    語り手としてのヘイスティングスの純粋さ好き!

    私は楽しく読めました!

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    2024年10月29日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    戯曲を小説にしたもの。初めの方のごちゃごちゃした描写が少しわかりづらかったためか、犯人当てのワクワクが薄れてしまったのが残念。舞台で見たらまた違うのかなと思うので、戯曲版も読んでみたい。

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    2024年09月24日
  • 暗い抱擁

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    アガサ・クリスティのミステリを読み尽くした人ほど読んで欲しい一冊。クリスティらしさもありつつ、新たな愛の物語を体験することができるだろう。

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    2024年09月16日
  • 火曜クラブ

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    1932年のミス・マープル初登場作品です。
    ポワロやホームズとは違い、見た目はただのおばあさんのマープル。でも、そんな彼女がめちゃくちゃ鋭い推理をします。
    13個もの短篇が入ってるので、テンポ良く読めました。

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    2024年09月15日
  • 愛の重さ

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    【ノンシリーズ】
    「いっそ死んだのが兄でなくローラだったら…」と両親から思われているローラ。
    今度こそ両親の愛情はローラに注がれると思ったら、妹シャーリーが生まれた。すると今度は妹ばかりが愛され…。
     
    『第1章 姉ローラ目線』
    読者が姉か兄だと、下の兄弟が生まれた時の姉ローラの気持ちがよくわかると思う。

    『第2章 妹シャーリー目線』
    私は3番目なので、まさに妹シャーリーと同じ。「うん、わかるわかる。」とシャーリーに共感しながら楽しかった。

    と、ここまでは『春にして君を離れ』『娘は娘』と同様に面白かった。

    第3章になったら、説明もなく新しい謎の伝道者の話に突然切り替わる。
    1.2章との繋

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    2024年07月31日