中村妙子のレビュー一覧

  • ビッグ4

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    それまでのポアロシリーズとは一線を画すように感じられた作品でした。

    世界を股にかけた舞台設定なのはもちろん、ポアロ達が国を跨いであちらへこちらへ飛び回り、また捕まったり逃亡したり、ひと度ならず何度も死地にみまわれたり。それまで印象として持っていた「ポアロの探偵小説」の感じとは全く違ってひどく新鮮に感じました。

    一章ごとに大きな事件、新たな真実、はたまた新たな謎が浮かび上がってくるのが刺激的で、まるでドラマを観ているように楽しみながら読んでいました。
    それらのことからも、探偵小説というよりは冒険活劇っぽいなという印象が強かった作品です。

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    2025年08月15日
  • ビッグ4

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    ポアロシリーズにしては珍しくスパイ小説風。
    巨大な組織と戦うポアロ、ヘイスティングズのコンビが素晴らしい。

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    2025年08月04日
  • ビッグ4

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     評価がその他の小説より低めなのも理解できる。ミステリという感覚はなく、どちらかといえばスパイアクションの要素が強い。ポアロが世界規模の陰謀と対峙するという設定は派手ではあるが、いつもの「密室」「アリバイ崩し」といった本格推理を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。

    ●展開
     世界を裏で操る巨大組織「ビッグ4」という存在感は抜群で、少年漫画的なわくわくがある。ポアロが次々と罠をかいくぐり、知略で強大な敵に挑んでいく姿は、いつもと違う魅力を放っている。
     物語は緩やかに進行し、事件の解決よりも登場人物たちの交流や心情の変化が丁寧に描かれている。推理のスピード感や謎解きの鮮やかさは控えめだが、

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    2025年07月31日
  • 火曜クラブ

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    短い話なのにちゃんと筋の通ったオチのあるミスマープル短編集。経験則から謎を解いちゃう洞察力鋭いところが素敵。

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    2025年04月23日
  • 愛の重さ

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    いつものミステリー小説かと思ったら違った。無知で恥ずかしいが、アガサ・クリスティーがこのような恋愛ものを書いていたことを初めて知った。キリスト教的な考えが興味深かった。

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    2025年02月08日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    小説版と表紙に書いてあったことからそうなのかもな、と考えていたが、やはり最初から小説として作品が作られたのではないらしい。
    面白かった。

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    2025年01月22日
  • ビッグ4

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    ポアロ5作目
    おもしろかったです
    スケールも大きくて、友情描写も熱い
    やっぱりヘイスティングスが相棒なのがしっくりきますね

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    2024年12月28日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    細かい描写はあまり無くとも、容易く情景や状況が目に浮かぶほど分かりやすい。登場人物たちがこれまた個性的なため、混乱なく読み進めることができた。ポワロとヘイスティングス大尉が仲良く登場し、チャーミングなやり取りは必見。毒ものは単純で広がりが少ないと思っていたが、さすがはクリスティー。しっかり愉しめた!

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    2024年12月13日
  • ビッグ4

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    アガサの中で最も評価が低いとも言われる作品。
    内容どうこう以上にヘイスティングスがかわいい!
    語り手としてのヘイスティングスの純粋さ好き!

    私は楽しく読めました!

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    2024年10月29日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    戯曲を小説にしたもの。初めの方のごちゃごちゃした描写が少しわかりづらかったためか、犯人当てのワクワクが薄れてしまったのが残念。舞台で見たらまた違うのかなと思うので、戯曲版も読んでみたい。

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    2024年09月24日
  • 暗い抱擁

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    アガサ・クリスティのミステリを読み尽くした人ほど読んで欲しい一冊。クリスティらしさもありつつ、新たな愛の物語を体験することができるだろう。

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    2024年09月16日
  • 火曜クラブ

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    1932年のミス・マープル初登場作品です。
    ポワロやホームズとは違い、見た目はただのおばあさんのマープル。でも、そんな彼女がめちゃくちゃ鋭い推理をします。
    13個もの短篇が入ってるので、テンポ良く読めました。

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    2024年09月15日
  • 愛の重さ

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    【ノンシリーズ】
    「いっそ死んだのが兄でなくローラだったら…」と両親から思われているローラ。
    今度こそ両親の愛情はローラに注がれると思ったら、妹シャーリーが生まれた。すると今度は妹ばかりが愛され…。
     
    『第1章 姉ローラ目線』
    読者が姉か兄だと、下の兄弟が生まれた時の姉ローラの気持ちがよくわかると思う。

    『第2章 妹シャーリー目線』
    私は3番目なので、まさに妹シャーリーと同じ。「うん、わかるわかる。」とシャーリーに共感しながら楽しかった。

    と、ここまでは『春にして君を離れ』『娘は娘』と同様に面白かった。

    第3章になったら、説明もなく新しい謎の伝道者の話に突然切り替わる。
    1.2章との繋

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    2024年07月31日
  • バグダッドの秘密

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    ネタバレ

    アラビアンナイトな世界でヴィクトリアの大冒険!

    失業した日に偶然出会ったエドワードを追ってバグダッドに来たヴィクトリア。どうやらエドワードが働く組織には怪しいところがあるらしいのだが。息をするように自然に嘘をつけるヴィクトリアは、その特技を活かしてスパイ活動に協力するが、危険は彼女にも迫って——。

    異国情緒がワクワクをグレードアップさせているスパイ小説。難しく考えずにヴィクトリアの一挙一動にドキドキしていればあっという間に読んでしまう。砂埃や発掘調査などの中東の雰囲気が雑多でエネルギッシュな舞台を盛り上げている。

    エドワードが実は黒幕。何も知らずに親切心と正義感で飛び込んできたリチャード

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    2024年07月29日
  • 火曜クラブ

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    【マープル短編】
    ポアロの短編より面白かった。
    「前置き→事件の話披露→マープルの推理」の展開で13話まである。
    推理が好きな人は短くてたくさん推理ができるので楽しめると思う。
    短編だとやっぱり人間ドラマが感じられないので、私は楽しむのが難しかった。
    中でも『二人の老嬢』が1番面白かった。
    Audibleにて。
    ★2.5

    悲しいことに、これでAudibleにあるクリスティー作品は全部聴き終わってしまった…(;O;)

    今まではAudibleと紙の本を2冊同時進行で読んでいたので、家でも移動中でもいつでもクリスティー作品を楽しむことができた。

    紙の本ではまだまだクリスティーを読むけど、Aud

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    2024年07月23日
  • 火曜クラブ

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    ミス・マープルは普通の田舎の老婦人で、探偵でも警察でもない。だが、自分の経験したことを頭の中でつなぎあわせて、その場に居合わせたわけでもないのに、話を聞いただけで真実を見抜いてしまうのだ。このような短編集においてはピッタリの役だと思う。

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    2024年07月12日
  • バグダッドの秘密

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    ネタバレ

    主人公のヴィクトリアは、「トミーとタペンス」のタペンスのような、クリスティ作品でよく登場するアクティブな女性。
     冒険心に富み、行動力があって非常に勇敢。タイピストとして雇われていたが、雇い主のモノマネで同僚を笑わせているところを本人に見られて仕事をクビになる。これからどうしようかと路頭に迷っていたところで出会った青年に一目惚れし、彼を追ってバグダッドへと飛ぶことを決意。しかし運賃すら払うお金がないので、経歴を詐称して裕福な夫人の付人として飛行機に乗り込む。
    一目惚れした青年に再び会うという目的のためだけに、諜報員として活動したり学者のふりをして発掘現場に潜り込んだりととにかく行動力に溢れてい

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    2024年07月01日
  • マン島の黄金

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    『夢の家』
    『名演技』
    『崖っぷち』
    『クリスマスの冒険』
    『孤独な神様』
    『バグダッドの大櫃の謎』
    『光が消えぬかぎり』
    『クィン氏のティー・セット』
    『白木蓮の花』
    『愛犬の死』
    上記10作が収録された短編集。
    『崖っぷち』の中で、丘の上の道について、「小道からはずれないようにすれば危険はまったくないのだが、うっかり小道から足を踏み外すと危険極まりなかった」と表されているのが、人の生き方そのものを表している様で、印象的だった。アガサ・クリスティーの作品には、こんな表現が時々見られる様な気がする。

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    2024年05月07日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    攻略本で0.5点(ポアロシリーズの中で最低点)の本書。
    実家の本棚にもあるので読んだことはあるはず。
    例によって内容は全く覚えていないけど、いやさすがに0.5点てことはないはず、と読み進めると。。。

    冒頭のヘイスティングスが南米から帰還する場面こそ、「ヘイスティングス、おかえりー!!」と思ったけれど、そこから始まるこれまでのポワロものから急に路線変更したかのような国際諜報ものと化す展開に戸惑いを覚える。
    え、なんで世界を暗躍する犯罪組織に急に目をつけられる!?
    そりゃ世界的に名声を馳せる優秀な探偵ではあるだろうけど、何かしらの因縁があるわけでもなし、唐突感が否めない。
    その上、一章々々であっ

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    2024年04月28日
  • 未完の肖像

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    ノンシリーズ(メアリ・ウェストマコット編)。

    想像力が豊かで内気なシーリアは、優しい母親・ミリアムや、周囲の人々に温かく見守られて不自由のない少女時代を過ごします。
    やがて、美しく成長したシーリアは、穏やかで堅実なピーターと婚約していたのにも関わらず、突如現れたダーモットから猛アプローチを受けるうちに、彼に惹かれていき・・。

    本書はメアリ・ウェストマコット名義で描かれたロマンス小説(ミステリでない方のクリスティー)シリーズの一つで、クリスティーの自伝的な内容といわれているようですね。
    冒頭では、とある肖像画家が、今にも自殺してしまいそうな女性(シーリア)と知り合い、その彼女から聞いた半生を

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    2024年04月26日