中村妙子のレビュー一覧
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ミステリ―と言えないような作品も含まれている短編集。メダウォーによる「まえがき」や「あとがき」も、作品を理解するうえで参考になる。個人的には、風刺の利いた「孤独な神さま」が最も印象に残った。
「夢の家」
「白亜の美しい家」と「美しい女性」。「家」と「人間」の持つ類似点が示唆されている。外見と内面は...続きを読むPosted by ブクログ -
小説版と、オリジナル戯曲と両方読んでみた。
こちらの小説版のほうで気に入ったセリフが、オリジナル戯曲にはなかったりして、へー小説で付け加えたのだったか(それもアガサ本人じゃない)…とちょっと驚いた。Posted by ブクログ -
ポアロが国際的な犯罪者の集団である“ビッグ4”と生死を賭けた対決をします。ビッグ4は、リー・チャン・イェンという知力を代表するナンバー・ワン、アメリカ人で富の力の代表者のナンバー・ツー、フランス人女性のナンバー・スリー、殺し屋のナンバー・フォーで構成されています。
事件は次々と起こり、戦いは長期間...続きを読むPosted by ブクログ -
一部なかなかサスペンスじみてドキッとしたり。
近所のボールドック氏が好きだわ~。
ある意味癒し系。
破滅型の妹はもうどうしようもないね。
こういうふうにしか生きられない人も、世の中にはいるのよね。Posted by ブクログ -
『右岸』を思い出した、というよりあちらがもう一つの『未完の肖像』と言うべきか。
クリスティーの愛がテーマの作品はどれもこれもずっしり来ますね。Posted by ブクログ -
ミステリ。短編集。
ポアロ、ミス・マープル、パーカー・パインと、クリスティ作品の主要な探偵役が揃っているのが魅力。
読みやすさも相変わらず。
やっぱりポアロが好き!Posted by ブクログ -
久しぶりに、超久しぶりにアガサ・クリスティー。
古典推理。
ミス・マープルが凄い。
人間観察って粋を超えているよね。
一つ一つの話も面白かったし、全体的なストーリーテリングも良い。
これを機に、またアガサ読み始めてみようかなPosted by ブクログ -
ミステリーの女王:アガサ・クリスティーさんの短編集。
ポアロものの表題作の他、全部で9作の短編が納められていました。
パタリロ愛読者なので、けっこう「これが元ネタだな!」って思えるお話がでてきたよ。
ただ、外国の人の名前が覚えられなくて、短編なのに登場人物がごちゃごちゃなのはミステリーを読むには痛...続きを読むPosted by ブクログ -
1度映像で見ていた作品。よくわからなかったところもあったけど、本を読んでよくわかった!
現実的にはありえなさそう…なこともあるが、展開が気になって読み進めたくなる作品☆Posted by ブクログ -
ミス・マープル短編集。
長編以上に彼女の存在感は控えめな感じではある。
ただ、このシリーズの肝と言うべき人間観察眼は、
この時から変わっていない。
動機自体は普通というかありきたりなのだが。Posted by ブクログ -
ミステリーと言うよりは自伝のような内容。
自分勝手な男性に翻弄される女性の姿を描く。
好き嫌いは別れるかな。
主人公の女性が離婚したクリスティ自身だという話もあるそうだが、何となく納得できる。Posted by ブクログ -
短編集は短いが、内容も面白さも長編と変わらずいつも最後まで犯人がわからない>_<
ポワロもミスマープルも一冊で読めるのがうれしい♪Posted by ブクログ -
タイトルと表紙の写真に惹かれて購入。
買った後で、ミス・マープルシリーズだと知る。
このミス・マープル、穏やかで上品で知的。
ただの田舎町のおばあちゃんに見せかけて、見事に謎解きをしてみせる。このギャップがイイ!
動機に基づく犯人探しが女性らしい。
次はポアロを読みたいな。Posted by ブクログ -
ポワロ作品。
クリスティー原作の戯曲を、クリスティー研究家のオズボーンが小説化したもの
【あらすじ】
強力な爆弾を生み出すことのできる化学式を、開発した化学者の邸宅からロンドンまで運ぶ依頼を受けたポワロ。しかし、邸宅では化学式の盗難騒ぎが起こり、ポワロが邸宅に駆けつける寸前に化学者が殺されてしまう...続きを読むPosted by ブクログ -
パーカー・パインが読みたくて。
レガッタ・デーはいまいちだったけど、ポリェンサはおもしろかった!ほの暗い鏡の中に、も異色でよかった。Posted by ブクログ -
全編ミス・マープルの短編集。
各自真相を知っている話を披露して推理しあうということになり・・・
前警視総監もいるのに見事に推理してしまうミス・マープル(@_@;)
13編すべて真相を解いたのはミス・マープルでした。
短くて読みやすいけど、それぞれの話で色んな名前が出てくるから混乱しちゃいました。
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クリスティの死後、新聞や雑誌等に掲載されたきりの作品群を発掘した短編集。
表題の「マン島の黄金」含む12編を収録。
「夢の家」 (1926、サヴリン・マガジン)
夢に出てきた白亜の家は、窓から狂気が覗いてた。
人生に倦んだ男が恋した女には狂気が宿っていた。
男は女を追いかけて、女が男を追った...続きを読むPosted by ブクログ -
・レガッタ・デーの事件
知人のボートでレガッタ観戦に出掛けたセレブ一行。
余興で始めたダイヤ隠しだが、全員の目の前で本当に無くなってしまった。
そこに登場した類型的推理の名探偵パーカー・パイン氏。雲隠れしたダイヤの行方は?
・バクダッドの大櫃の謎
犯人は友人を殺し大櫃に隠した。その櫃の前で犯人は被...続きを読むPosted by ブクログ -
たぶん二度目。
ポリェンサ海岸の事件
が面白かった。
宮部みゆきの「地下街の雨」に似たお話の流れだった。
あと、
仄暗い鏡の中に
ちょっとひやっとした。
夏向き?Posted by ブクログ -
火曜クラブとは、仲間内で、かわるがわる推理話を披露する会。最初はメンバーにカウントされなかったミスマープルが、ことごとく推理を的中させていく。推理の視点は、動機。参考にするのは自分の住む小さな村で起きた事件。
古風な老嬢が編み物をしながら鋭く推理を展開して行く。
クリスティの短編集とは異なり、オ...続きを読むPosted by ブクログ