中村妙子のレビュー一覧

  • 春にして君を離れ

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    「春にして君を離れ」…なんて心惹かれる美しいタイトルなんだろう、と手に取って、ストーリーにグッサグサに突き刺された。
    ジョーンを愚かで滑稽だと嗤うことは簡単だけど、自分の人生も離れたところから眺めてみたらこんな風に見えるのかもしれない。
    ラストの展開も、後味は悪いけれど好み。

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    2026年05月06日
  • 春にして君を離れ

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    22歳の私には、ジョーンの愛もロドニーの優しさも理解することが難しかった。
    いつか数年後に読み返したら、様々な感想が思いつくのかもしれない。

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    2026年05月05日
  • 春にして君を離れ

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    ミステリーじゃないクリスティ作品
    夫婦の愛、親子関係って結局のところ
    お互いの距離感が大事なのかもしれない
    干渉しすぎても行けない
    真実を真っ直ぐ伝えてしまっては
    良い関係が崩れてしまう
    相手への思いやりが愛情なんだ

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    2026年05月05日
  • 春にして君を離れ

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    アガサ・クリスティの著作を初めて読んだ。
    何だろう、主人公のジョーンは平凡な主婦だが、彼女だけが悪いとはとても思えない。最後は、ああそっちにいってしまうんだ、と思ったが妙なリアリティある結末でもあった。

    哀しいというか、やるせない。ジョーンはジョーンなりに夫や子どもたちを愛しているのに。ジョーンの現実的な決断や母親らしい役割もある意味必要なことだと思うし、やり方は間違っていたかもしれないが、糾弾する気にはとてもなれない。

    自分がよかれと思ってした選択や決断も相手にとっては本当は嫌で、とっくに見限られているのでは?と読みながら自分自身にも突きつけられてくるようだった。
    結局、人は他人の心の内

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    2026年05月04日
  • 春にして君を離れ

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    あまりにも……あまりにも哀しい……ハァ。読後感は良くないです。解説の「ジョーンだけの責任ではない。ロドニーにも悪いところはある」旨の記述に私自身が救われた。

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    2026年05月03日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    人は中々変わる事はできないということを突きつけられた。
    ジョーンが最後の最後で変わる事が出来なかった気持ちはよく分かる。

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    2026年04月22日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    今までで一番の強敵、ビッグ4を前にあのポアロが何度も出し抜かれる場面が続きヒヤヒヤした。しかし最終的にその頭脳でビッグ4を欺き見事彼らに打ち勝った時の爽快感が凄かった。
    映画版のポアロで、ポアロの口ひげの下の傷が意味ありげに映し出されるシーンがあって、その時は過去に何かあったのかな?と思っていたのだが今作でビッグ4との戦いの結果の勲章のような傷だと知れて良かった。
    映画を見た時よりポアロに詳しくなったのでまた見返して、ファンサービスのシーンを楽しみたいなと思った。

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    2026年04月19日
  • 火曜クラブ

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    ネタバレ

    13編の短編集

    各々が、真相を知る事件について語り、話を聞いた人たちで推理をし、真相を当てる火曜クラブ。

    参加者は、警視総監や弁護士、牧師に医師に作家に画家と、人の行動や心理に詳しい職業。
    それでもみんなが真相の解明に苦戦する中、ミス・マープルは淑女らしく慎み深く全てを明らかにしていく。
    編み物の目を数えながら、セント・メアリ・ミードの誰かを思い出しながら。

    マープルの鋭い目の付け所と、鮮やかな解決が爽快なのと、マープルの甥のレイモンドへの温かくも甥っ子には少し耳が痛い指摘がなんとも微笑ましい。

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    2026年04月06日
  • 火曜クラブ

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    少し駆け足で読んでしまった感は否めないですが、どれもおもしろくとても印象的でした。
    個人的には『バンガロー事件』と『溺死』こそマープルなんじゃないかなぁと勝手に納得してしまったかもしれません。
    ただただあの観察力と洞察力…もとい思考が欲しいと思っちゃいます。

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    2026年03月29日
  • ビッグ4

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    クリスティー文庫を1から読む企画の第4巻め。

    国際犯罪組織ビッグ4とポアロの対決。
    これまでとは違う雰囲気のハラハラ展開で楽しめた。
    たくさん出てくる登場人物といろいろな場面展開が、最初は意外な感じがしたけれど、今観ている「ダウントンアビー」の時代と重なって映像が浮かんできたり、作中に出てくる「日本の大地震」は昔聞いた父が体験した地震(年代的におそらく)かもとわかったり、違う部分でも楽しめた。

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    2026年02月13日
  • 未完の肖像

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    素晴らしかった!
    クリスティのウエスト・マコット名義で書いた本を読んでいる。これもまた恋愛、家族について考えさせられる。

    死を選びそうな女性(主人公)が、出会った人にこれまでの人生を夜通し話すというスタイルで、幼少期の話から始まる。そこは正直読んでいて少しダルい感じもしてしまうのだが、主人公が内気な妄想好きの少女だった、ということがわかる。少女が大人になって、恋愛話が出てくると、一気に面白くなってくる!いろんな人から救愛されるのだけど、ちょっとでも違和感を感じると、彼女は流されず、断る。きちんと自分の好きな人を結婚相手として選ぶことができた。はずなのだが、ずっと続くと思われた結婚関係が、相手

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    2026年02月01日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    まだあまり多くは読めていないけれど、他のポアロ作品とは少し毛色が違う気がしました。やっぱりヘイスティングズが語り手の方が面白いなと、「アクロイド殺し」を読んだ後だからか、そう感じました。安心して読める。

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    2026年01月07日
  • ビッグ4

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    個人的には面白かった。最初の方は騙された。
    ミステリー要素というかアクション寄りだがストーリーとしては面白かった

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    2026年01月01日
  • 暗い抱擁

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    ネタバレ

    その人生を幸福と呼ぶか。

    ヒュー・ノリーズの元にゲイブリエルが死にそうだと報せが来る。ノリーズはゲイブリエルを憎んでいた。イザベラを死なせたゲイブリエルを。ノリーズの語るゲイブリエルの物語。

    一気に読ませる。メアリ・ウェストマコット名義の作品なのでいわゆるミステリではない。しかし最後に明かされる真相に向かって進み、最後の打撃に痺れるという点では実によくできたミステリ的。

    軽薄で自己宣伝的な醜男ゲイブリエル。彼の根底に流れる高貴なものへの歪んだ感情。生まれながらに貴族というのが日本には(一応)ないので、ここら辺の大英帝国的な価値観を完璧に理解はできないけど、なんとなく感覚的にはわかる。自分

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    2025年12月23日
  • 火曜クラブ

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    個人的にクリスティ作品の魅力といえば、
    個性豊かかつ人間味のある登場人物(事件の容疑者)たち、
    膨大な情報の中にミスリードと本当のヒントとを潜り込ませる巧みさ、
    そしてミスリードの要素すら拾い上げ本筋とは別のストーリーに昇華させる組み立ての巧さ、
    あたりが大きいのだが今回は短編集という性質上どうしてもそれらを感じづらかったというのが正直な印象。
    短いページ数で語らなければいけないので人物描写にそこまで割けず、ミスリードを入れる隙がないのでヒントが分かりやすく浮き彫りになっており、長編では毎回予想外の真相に驚かされていたのに、今回は途中でなんとなく分かってしまうことが多かった。

    というのは各話

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    2025年12月02日
  • 未完の肖像

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    外に出たい、未知の世界に触れたい、でも妻であり母である女性にとってそれは抑え続けるべき欲望。そして母と娘の微妙な関係。アガサ・クリスティのさすがのストーリーテリング。

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    2025年11月26日
  • 火曜クラブ

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    「ミス・マープルと13の謎【新訳版】」 (創元推理文庫)のハヤカワ文庫版。ちなみにこっちの方が出版が早い。でも私は先に創元推理文庫版で読んだ、のだが気が付かなかった。
    どこかで読んだことある気がするなぁって思ったんだよなぁ…笑

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    2025年11月11日
  • 火曜クラブ

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    マープルのすごさがつまってる。ただのうわさ話好きのおばあちゃんではない、人間観察のプロというか驚くべき知性というか。ポアロも大好きだけど、それぞれ別の人間観察における知性というか。クリスティがマープルがお気に入りだったのも納得。

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    2025年09月27日
  • 火曜クラブ

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    はっきりした証拠がない推理も結構多くて、これ確証ないけどいいの?のとは思ったけど、人間観察から推理するっていうのは面白かった!

    時代の違い、台詞が長い、覚えにくい人名、脇道にそれる話題…などがちょっと読みにくかったけど、筋書きやトリックはシンプルでわかりやすい。
    短編集なので、いろんな事件が楽しめてよかった。

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    2025年09月11日
  • 火曜クラブ

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    ミス・マープルの短編初登場作品。13編の作品からなるが、どれも最後にミス・マープルがあっと言わせてくれる。後年の長編に比べると、中にはやや強引な展開もあるように感じるが、楽しめる。

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    2025年08月14日