中村妙子のレビュー一覧

  • 春にして君を離れ

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    結ジョーンも夫のロドリーも、今の生活から結局改革できなかった所は、九州男児の父に従わざるをえない自分の家族を思い出した。

    あと、思春期に親の正義を押し付けられて苦しんだことなどを思い出して、自分の子ども時代を思い出して辛くなってしまった。

    結局ロドリーとレスリーは一線を越えてしまったのか、、、?

    自分も周りの人に、自分の価値観を押し付けてしまってないか?
    心の奥底で人を勝手に評価してないか?
    嫌なこと目を背けて、不要に時間を埋めようとしてないか?等反省しました。

    じわじわ意味がわかってきて、後味悪かったけど面白かった!

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    2025年12月12日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    最後の万華鏡の例え、自分のこれからのウィンドウをどう捉えて生きていくか決めるシーン、凄い
    頼むから気づいたことに正直になってこれからを生きてほしい…と最後の最後のページまで思わずにはいられなかった。
    しかし、ロドリーの最後の「気がつかずにいてほしい」の一言できっとこのまま過ごすんだと確信してしまい…

    それだけじゃなく、最後にヒトラーの名前が出ることによりとてつもない戦争がこの先起こること、バーバラの真実の手紙が燃やされてしまったこと…主人公がこの先自分自身と向き合って気づく時間や物や人はもうないんだと暗雲が微かに匂わされていて、終わり方に感心してしまった。良い本でした。

    あのとき主人公がき

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    2025年12月08日
  • 火曜クラブ

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    個人的にクリスティ作品の魅力といえば、
    個性豊かかつ人間味のある登場人物(事件の容疑者)たち、
    膨大な情報の中にミスリードと本当のヒントとを潜り込ませる巧みさ、
    そしてミスリードの要素すら拾い上げ本筋とは別のストーリーに昇華させる組み立ての巧さ、
    あたりが大きいのだが今回は短編集という性質上どうしてもそれらを感じづらかったというのが正直な印象。
    短いページ数で語らなければいけないので人物描写にそこまで割けず、ミスリードを入れる隙がないのでヒントが分かりやすく浮き彫りになっており、長編では毎回予想外の真相に驚かされていたのに、今回は途中でなんとなく分かってしまうことが多かった。

    というのは各話

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    2025年12月02日
  • 春にして君を離れ

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    2025/08/17 読み終わった

    な〜〜〜〜んにもわかっていないお母さんの話。こういう人いる!て感じ。

    あと、帝国主義時代のイギリスの雰囲気がよく伝わってきたのが面白かった。バグダードもイスタンブールもローデシアも自分のもの!あれ?もしかしてこのお母さん、帝国主義のアナロジーなのかしら…?

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    2025年11月27日
  • 未完の肖像

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    外に出たい、未知の世界に触れたい、でも妻であり母である女性にとってそれは抑え続けるべき欲望。そして母と娘の微妙な関係。アガサ・クリスティのさすがのストーリーテリング。

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    2025年11月26日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    初アガサ・クリスティ

    この主人公は長年何をしてきたんだろうかと……

    人の言葉や思いにずーーーーっと向き合わずにきたジョーン
    そのつけがラストにきてる

    自分勝手な幸福論を押し付けてきた結果、きっと誰にも幸せを願われずにいくんだろうな

    子供のために主人のために

    その奥にあるのは変化を恐れる自分のため

    なんてプア・リトル・ジョーン

    勇気を持ち合わせないプア・リトル・ジョーン

    せっかくの回心のチャンスを与えられたというのに

    最後のエピローグの最後の一文

    一番愛している人間にそんなことを思われているとは

    なんて哀れなプア・リトル・ジョーン

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    2025年11月16日
  • 春にして君を離れ

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     おそらくは世界で一番有名なミステリ作家、アガサ・クリスティ。彼女のノン・ミステリ作品で、しかも彼女の書いた物語の中で1、2を争う傑作であるという下馬評はずっと前から知っていた。ずっと手に取らなかったのは、クリスティのミステリ以外の部分、ちょっと気取ったような繊細な心理的なやりとりの部分が面倒だったからだ。ただ、最近クリスティのミステリを読むと、そういう部分が少しおもしろく感じられて(大人になったのかもしれない)、よし!とおもむろに手に取ったのである。

     最初は少し退屈だった。何よりも主人公の語り口調というかキャラクターが妙に鼻について、「ああ、嫌いな方のクリスティだな」と思った。が、読み進

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    2025年11月16日
  • 春にして君を離れ

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    何もかもに恵まれ、妻として母として人間として素晴らしい人生を送ってきた…と自分では思っている主人公のジョーン・スカダモア。
    第二次世界大戦前のイギリスで何不自由なく暮らしていたが、家族に多少の不満は持っていた。
    バグダッドで暮らす末娘家族を助けるために出かけた帰り、鉄道の不通で数日間一人の時間を過ごす。
    いつも忙しく生活を送っていた彼女が自分や家族を顧みた時、ある事に気付かされる。
    自分の至らなさに気付き、帰宅してすぐに夫に謝ろうとしたものの、帰宅した時にはその思いは消えていた。
    何もかも自分が正しく、周りの人を正さなければ、と思うタイプの人ジョーン。
    なぜ周りの人はそれを指摘しないのだろう?

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    2025年11月15日
  • 火曜クラブ

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    「ミス・マープルと13の謎【新訳版】」 (創元推理文庫)のハヤカワ文庫版。ちなみにこっちの方が出版が早い。でも私は先に創元推理文庫版で読んだ、のだが気が付かなかった。
    どこかで読んだことある気がするなぁって思ったんだよなぁ…笑

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    2025年11月11日
  • 火曜クラブ

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    マープルのすごさがつまってる。ただのうわさ話好きのおばあちゃんではない、人間観察のプロというか驚くべき知性というか。ポアロも大好きだけど、それぞれ別の人間観察における知性というか。クリスティがマープルがお気に入りだったのも納得。

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    2025年09月27日
  • 火曜クラブ

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    はっきりした証拠がない推理も結構多くて、これ確証ないけどいいの?のとは思ったけど、人間観察から推理するっていうのは面白かった!

    時代の違い、台詞が長い、覚えにくい人名、脇道にそれる話題…などがちょっと読みにくかったけど、筋書きやトリックはシンプルでわかりやすい。
    短編集なので、いろんな事件が楽しめてよかった。

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    2025年09月11日
  • 火曜クラブ

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    ミス・マープルの短編初登場作品。13編の作品からなるが、どれも最後にミス・マープルがあっと言わせてくれる。後年の長編に比べると、中にはやや強引な展開もあるように感じるが、楽しめる。

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    2025年08月14日
  • 愛の重さ

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    不幸だから、どうだっていうんだね?たいていの人間は不幸だよ、しょっちゅうとはいわないまでも、ちょいちょいね。何にでも辛抱が肝腎さ。人間、不幸にも耐えていかなくちゃいけない。この世の中を渡っていくには、勇気がいる。勇気と朗らかな心がね。

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    2025年07月25日
  • ビッグ4

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    ポアロもの。珍しく推理小説というよりも国際ミステリーといえる冒険活劇。アルセーヌルパンものを彷彿とさせる面白さでした。

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    2025年07月09日
  • 火曜クラブ

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    ミス・マープルが初めて登場する13話の短篇集。某事件の真相を悟りながらも皆の前では明かさずそっと警告してスマートに去っていく様はどう考えてもただの老婦人ではない
    “わたしはね、この世の中に起こることは、すべて似たりよったりだと思うんですよ”

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    2025年07月01日
  • マン島の黄金

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティの短編集。
    夢の家
    崖っぷち
    クリスマスの冒険
    孤独な神さま
    マン島の黄金
    壁の中
    バグダッドの大櫃の謎
    光が消えぬかぎり
    クィン氏のティー・セット
    白木蓮の花
    愛犬の死

    「夢の家」
    ミステリーというよりサスペンス。人が狂っていく様が静かに描写されていて普通に怖い。

    「名演技」
    過去を知るならず者に脅されると気づいた女優、一世一代の名演技。彼女の代役も死体役とはいえ、なかなかの名優ではなかろうか。

    「崖っぷち」
    一線を踏み越えたのはまさかのクレアだった…!?ヴィヴィアンだと思ったのに。いや、ヴィヴィアンも楽しげに崖を飛んだ時点で一線を踏み越えてはいるのか。

    「クリスマ

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    2025年06月10日
  • 火曜クラブ

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    ミスマープルは、児童書版で読んで以来だから30年ぶり?もっとか?
    短編集なんだけど、短編集だからか、意外と一話一話がしっかりと描かれていて、しかも、あっさり解決されていく様子が痛快。
    こんな風に迷宮入りの事件について語り合えるクラブ作れたら楽しいだろうなぁ。

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    2025年05月23日
  • ビッグ4

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    ストーリー進行はいつもと少し違うなという印象。
    アガサの物事への見方、考え方がいつもよりも表現されてない印象もあった。
    それでも、こうなるのでは?と思いつつ読み進めてやはり騙されたりして。笑
    読者を騙す天才、今作も面白かったです。

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    2025年03月28日
  • ビッグ4

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    ヘイスティングの視点から物語が始まりましたが、ポアロを助けようとして敵の懐に潜り込んだり、ポアロの自惚れの強いセリフを聞いてイライラしたり、とても人間味があふれていました。

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    2025年01月07日
  • 春にして君を離れ

    A

    購入済み

    結末は、これで良かったのかもしれないね。
    過去は変えられないし。
    登場人物全員がまるで実在の人物かのように思えてくる。
    それだけでも読む価値があると思いました。
    若い人に読んでほしい本ですね。ピントこないかもしれないけどね。
    それにしても、クリスティは人物描写が巧みだね。

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    2024年11月20日