中村妙子のレビュー一覧

  • マン島の黄金

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    クリスティ好きの友人との会話で出てきたので私も真似して読んでみる。
    ポアロの阿房宮のように、クリスティ死後に編まれた作品だとのこと。

    一作目でびっくり。
    ミステリではなく、怪奇小説というか、ポーやヘンリー・ジェームズみたいな雰囲気。
    ええー、ミステリより怖いやつ、と怯んだけど、読み進めるうちにいろんな作品があったのでほっとした。
    全体に三角関係男女の話が多いかな。
    クリスマスは、のちに長編になおされたやつ。
    シェイクスピアがヒントになっている話があったけど、オセロのイアーゴと、この巻に収録されたバグダッドの大櫃(スペイン櫃の原型)の犯人ややり口は似ている気がする。
    印象に残ったのは、
    崖っぷ

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    2021年07月03日
  • ビッグ4

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    クリスティー強化ウィーク中♪今回は、ポアロもののこちらの作品。

    今回ポアロ(と、ヘイスティングズ)が対峙するのは、「ビッグ4」と呼ばれる国際犯罪組織です。
    という事で、いつものような謎解きとは趣が異なり、冒険サスペンスとでもいいましょうか、拉致されたり、爆破されたりとドキドキハラハラな展開です。
    名前だけは明らかですが、最後まで姿を現さないビッグ4の中国人首領(ナンバーワン)、アメリカの大富豪のナンバーツー、フランス人女性科学者・ナンバースリー、変化自在、神出鬼没の殺し屋・ナンバーフォー。
    彼らの仕掛けた事件や罠に翻弄されるポアロ達。特にヘイスティングズは拉致されるわ、妻のシンデレラ(馴れ初

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    2021年07月01日
  • 愛の旋律

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    ネタバレ

    巡りあい別れゆく運命の人たち。

    お屋敷の少年ヴァーノン・デイアは、音楽が苦手だった。活発な従姉妹ジョー、隣のユダヤ人少年セバスチャン、大人しい美少女ネルと育っていくヴァーノン。彼が音楽に目覚め、オペラ歌手ジェーンと出会い、4人の幼馴染とジェーンをめぐる人間関係は変わっていき——財産、戦争、才能に翻弄される愛の大河小説。

    ラストまで読んだら、必ずプロローグに戻りたくなる。そしてプロローグを読み返してため息をつくだろう。クリスティーはこういう話も書くんだ、というのが第一の感想。ロマンティックが濃厚に詰め込まれ、運命の波に一緒に翻弄された。翻弄され続け、失い続けたヴァーノンが、作り上げた《巨人》

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    2021年06月21日
  • 黄色いアイリス

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    ネタバレ

    ポアロにミス・マープル、パーカー・パイン、花束みたいな短編集。

    ポアロものは「バグダッドの大櫃の謎」「あなたの庭はどんな庭?」「黄色いアイリス」「船上の怪事件」「二度目のゴング」の5つ。パーカー・パインが「レガッタ・デーの事件」「ポリェンサ海岸の事件」の2つ。ミス・マープルは「ミス・マープルの思い出話」、そして幻想小説「仄暗い鏡の中に」が収録されている。

    「仄暗い鏡の中に」鏡の中でシルヴィアが婚約者に殺されそうになっていたのを見たので、あの日、私はシルヴィアに彼と別れるように言った。そしてシルヴィアと結婚した私は、彼女の首を——。謎解きなどない幻想小説。なんてことはない話だが、こういうもの

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    2021年06月18日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ネタバレ

    世紀の発明を狙ったのは誰だ。

    戯曲版を読んでからこの小説版を読む。戯曲版との最大の違いは場面転換があること。舞台の上では読書室ですべてが展開する。しかし小説は、この屋敷に向かうまでのポアロが冒頭で登場する。これで一気に物語はポアロのものとなる。舞台の上の登場人物の誰が怪しいかを自分で追うというより、ポアロの灰色の脳細胞の働きを追うという読み方に変わる。地の文で情景が語られる方が自分にとって読みやすかった。

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    2021年06月06日
  • マン島の黄金

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    新聞や雑誌等、様々な媒体に掲載されたきり埋もれていたクリスティーの作品を拾い集めてきた、短編集12話が収録されています。
    内容もバラエティに富んでいて、マン島(グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶ小さな島)の観光PRの為に書かれた表題作の「マン島の黄金」のような宝探し系の話もあれば、ポアロもの2編「クリスマスの冒険」「バグダッドの大櫃の謎」や、“謎のクィン氏”のクィン&サタースウェイトが登場する「クイン氏のティー・セット」などなど、まさに“拾遺集”というか、“お徳用詰め合わせ”といった感じです。
    個人的なお気に入りは、痛快ドッキリもの「名演技」、ほっこりロマンス「孤独な神さま」が好き

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    2021年03月13日
  • 春にして君を離れ

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    初めて読んだアガサ・クリスティー

    最初は主人公にうんざりしたが、それぞれ色々抱えてるんだなーと、ぼんやりと感じた。

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    2025年12月08日
  • 暗い抱擁

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     読者の引き込み方がクリスティーらしいなぁ。小説の最後に、「それは結末じゃない、始まりだ」と言ったのは、私はポジディブな意味にとらえたけど、真意はどうなんだろう。

     イザベラみたいに今だけを考えて、自分の輝きをずっと持っていられる人って特別だな。ゲイブリル、クセ強いなぁ。テレサは何事にも理解がある人って感じで描かれているけど、そんな人、本当にいるんだろうか。

     幸せになることだけが人生の意義ではない、っていうのには共感する。世間的にみた不幸が、ある人にとっては一種の幸せでありうる。幸福が人生の意義であるとは限らないし。
     不幸に生きながらえる人っているよなぁ。悪いわけではないし、無理に変え

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    2020年11月11日
  • ビッグ4

    A

    購入済み

    ミステリーではない

    面白かったです。
    ポワロとビッグ4が対決する冒険小説です。
    謎解きや犯人探しの要素はあまりないので
    素直にストーリーを読み進めるのが良さそうです。

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    2020年06月28日
  • 愛の重さ

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    愛の重さは、愛すること、愛されること、これが同じ重さになるのが理想なのか。親対子、兄弟姉妹、夫対妻、どちらかが一方的に愛するだけでは破たんし、愛されるだけでも、愛するだけでも幸せにはならない。

    賢く愛くるしい兄、控え目でおとなしい妹ローラ、両親の愛は兄に傾きがち。妹はそこで葛藤する。だが兄は病気であっけなく死んでしまう。そこに兄に似た妹が生まれる。また両親の愛は妹に向かう。私は妹の死を願う。が家が火事になり、とっさに妹を助け出したことで、妹への愛に目覚める。

    主人公ローラは誰かに愛される事を願いながら、ずっと愛することで人生を生きてきた。親に愛されなかったと思い込んでいるローラ、妹をひたす

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    2020年02月17日
  • 娘は娘

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    若くして夫を亡くし育てた一人娘も19歳になった。そこに再婚してもいいかと思う男性が現れた。ところが娘と男性はそりが合わない。娘は全力で男性を排除しようとする。男性には娘と自分とどちらを択るのか?と選択を迫られ、娘を選ぶ。まるで一人息子を争う嫁姑のような会話が展開される。

    また女性が間にはさまり対立が異性という点では婿取り娘対実母と婿。これも間にはさまる娘は大変。自分がこの立場なので、対立相手は娘ではなく実母だが、この小説の未亡人アンが娘と愛する男との間にはさまり神経が摩耗する会話が実にリアルに響いてきて、読むのがつらくなるほどだ。

    娘は母親が相手の男性を好きな事に気づかないし気づいてやる余

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    2020年02月17日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ★★★2019年1月レビュー★★★


    『ブラックコーヒー』というタイトルに惹かれて読んでみた。ポワロシリーズのミステリー。1934年の英国が舞台。新たな兵器の化学式を発明した科学者サー・クロード・エイモリー。彼の開発した化学式を巡って起こる殺人事件を名探偵ポワロが解き明かしていく。
    ロンドン郊外のエイモリー家の屋敷。被疑者は彼の家族と、訪問中のイタリア人医師。
    「ああ犯人はあの人ね」
    というオチ。展開のテンポはよく、すらすら読めた。


    エルキュール・ポワロの人物が分かる紹介を少しだけ。
    *ポワロは几帳面で、何事も整理整頓されていないと気が済まない。「左右対称、均整調和こそ、すべてなんですが

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    2019年01月14日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    もー!

    ヘイスティングスったらかわいい子が出て来たらすーぐころっとやられちゃうんだから!

    もー!


    となる一冊。
    良いコンビだ…

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    2018年11月30日
  • マン島の黄金

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    ミステリ―と言えないような作品も含まれている短編集。メダウォーによる「まえがき」や「あとがき」も、作品を理解するうえで参考になる。個人的には、風刺の利いた「孤独な神さま」が最も印象に残った。

    「夢の家」
    「白亜の美しい家」と「美しい女性」。「家」と「人間」の持つ類似点が示唆されている。外見と内面は違うこと、その違いは中に入る人、その人の気持ちの持ち方や病気に影響されることなど。内面をのぞくことの恐ろしさを感じさせる作品。

    「名演技」
    大女優の過去に気づいた男がそれをネタに揺すろうとする話。女優の持ち前の演技力が功を奏する。

    「崖っぷち」
    好きだった男性ジェラルドの妻が浮気をしていることを

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    2017年09月03日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    小説版と、オリジナル戯曲と両方読んでみた。

    こちらの小説版のほうで気に入ったセリフが、オリジナル戯曲にはなかったりして、へー小説で付け加えたのだったか(それもアガサ本人じゃない)…とちょっと驚いた。

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    2017年06月09日
  • 未完の肖像

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    ネタバレ

    『右岸』を思い出した、というよりあちらがもう一つの『未完の肖像』と言うべきか。
    クリスティーの愛がテーマの作品はどれもこれもずっしり来ますね。

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    2017年01月04日
  • 愛の重さ

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    ネタバレ

    一部なかなかサスペンスじみてドキッとしたり。
    近所のボールドック氏が好きだわ~。
    ある意味癒し系。
    破滅型の妹はもうどうしようもないね。
    こういうふうにしか生きられない人も、世の中にはいるのよね。

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    2017年01月04日
  • 黄色いアイリス

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    ミステリ。短編集。
    ポアロ、ミス・マープル、パーカー・パインと、クリスティ作品の主要な探偵役が揃っているのが魅力。
    読みやすさも相変わらず。
    やっぱりポアロが好き!

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    2016年11月27日
  • 黄色いアイリス

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    ネタバレ

    ミステリーの女王:アガサ・クリスティーさんの短編集。
    ポアロものの表題作の他、全部で9作の短編が納められていました。

    パタリロ愛読者なので、けっこう「これが元ネタだな!」って思えるお話がでてきたよ。
    ただ、外国の人の名前が覚えられなくて、短編なのに登場人物がごちゃごちゃなのはミステリーを読むには痛いなぁ…。

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    2015年07月29日
  • 未完の肖像

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    ミステリーと言うよりは自伝のような内容。
    自分勝手な男性に翻弄される女性の姿を描く。
    好き嫌いは別れるかな。
    主人公の女性が離婚したクリスティ自身だという話もあるそうだが、何となく納得できる。

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    2015年05月01日