安野光雅のレビュー一覧

  • 世にも美しい日本語入門

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    子供は「鳩」→「鳥」→「九」の順に漢字を覚える、というお話がおもしろい!

    学校では画数が少ない方から覚えることになってるけど、画数関係なく、具体→抽象の方が覚えやすい。

    抽象の代表格「愛」って漢字は小学4年生くらいで習う。その歳で器としてのその漢字を知り、その器に意味をどんどんためていく、って考えたらなんかロマンチックな気がしました

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    2020年10月31日
  • 銀の匙

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    銀の匙は中勘助が書いた小説。中勘助の自伝的小説だそうだ。
    明治43年に前編が執筆され後編は大正2年1913年に執筆された。
    文章が美しく、当時をしらない自分にも郷愁を抱かせる描写がすばらしい。

    東京の神田で生まれた主人公は、やがて緑豊かな小石川に引っ越す。
    その土地でであった子どもたちとの交流や、自然描写、淡い恋心などが綴られていく。
    病弱だった主人公が、世界を見る視点は、生き生きとしていて驚きや恐怖に満ちている。

    小学校に上がってしばらくすると、主人公は勉強に追いつかず、苦労して遅れを取り戻す。
    体が大きくなり、ガキ大将となる。
    やがて近所に越してきたおけいちゃんという女の子と親しくなり

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    2020年05月22日
  • 会いたかった画家

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    表紙と裏がパウル・クレーの素晴らしい絵だ。これだけで嬉しくなってしまう。安野光雅さんは「一番好きな画家は?」と聞かれて「パウル・クレー」と答えるそうだ。さもありなん。クレーに始まって、ロートレック、モディリアーニ、佐野忠良、有元利夫、セガンティーニ、ポター、ブリューゲル、ゴッホ、ピロスマニ、ルソーなどの画家ばかりでなく、写真家のブレッソンやラスコーの洞窟画、ペリー公の時禱書なども取り上げて、本当に自由に思うがままに語っている。読んでいてとても愉しいし、芸術というものの喜びを感じさせてくれる。

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    2020年04月18日
  • あしながおじさん

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    谷川俊太郎さんの訳した『あしながおじさん』を読む。よく考えると、あしながおじさんを読むのはじめてだ。1967年に出版された少年少女世界の文学の初版本。装丁が美しく、いまさっき、偶然持ち込まれたもの。必然なのかな。

    作家としての表現力をやしなうには、手紙を書くのがいちばんだと、孤児院から大学へ通わせてくれたあしながおじさんと一方通行の文通をするミスジルーシャアボット。実はぼくも架空の女性「詠美」へ向けた手紙を毎日書き綴っている。手紙って、ほんとに魅力的で、内面の強度を高められる。

    内部の強度を鍛える。。外側だけ取り繕っても、現代の社会では、それなりにきれいなものが出来上がってしまう。学生でも

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    2020年03月23日
  • カラー版 絵の教室

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    書店で『旅の絵本』を手に取ってみて、良い本だな~なんて見入ったものだけど、同作の著者による、絵についての新書。確か、『新書75冊』からのチョイスだったかな。最初はちょっとした絵のコツみたいなところから始まって、中盤以降、美術史からゴッホ史へ、みたいな流れ。絵は描く方にも興味があるから、ちょっとした線画でも描いてみたくなっちった。読み物としても楽しめる内容でした。

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    2019年07月03日
  • 赤毛のアン

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    昔はアンに共感していたのに、今回はマリラに夢中になりました。
    マリラの愛や、迷いがとても伝わってきて、これはマリラの人生第二章、成長物語でもあるんだな、と思いました。

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    2019年07月02日
  • 小さな家のローラ

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    子どもの頃NHKで観ていた『大草原の小さな家』。
    初めて原作を読んだら、
    30年以上前に観ていたドラマの役者たちの顔で、
    インガルス一家が浮かんできて、微笑んでしまった。

    安野光雅の絵がふんだんに盛り込まれていて、
    文章を侵すことなく世界観を優しく広げている。

    こんなにもアメリカの開拓時代の文化が、
    丁寧に描かれた物語であったとは。

    日々の営みの豊かさ。

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    2019年06月29日
  • あしながおじさん

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    子どもの頃に読んだはずなのに、
    まるで覚えていなかった。
    ほんっとに面白い傑作。

    ジュディの知性と率直さを見出したあしながおじさんの導きで、
    カレッジで学ぶようになるジュディの変化が、
    一方的な手紙を通じて、
    情緒豊かに展開していく。
    この一方通行が重要なのだ。
    まるで精神分析のように、
    おじさまがそこにいるのかいないのか、
    何を感じ考えているのかわからないからこそ、
    素直になったり、怒ったり、
    いろんな感情が広がっていく。

    ジュディの劣等感と傷つきと寂しさは、
    体験のない人間には容易には理解できないのだが、
    それを不幸にしない心のちからこそ、
    あしながおじさんが彼女に惹かれたところではな

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    2019年06月22日
  • かんがえる子ども

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    昨年出版されたこの本。
    著者は90歳を超えている。
    偶然、この前に読んだホリエモンの本と、言っていることは同じ。

    結局自分の頭で考えなくちゃ、何も変わらない。

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    2019年06月06日
  • かんがえる子ども

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    2018.12月。
    自分で考えること。いかに日々考えてないことが多いか。

    メモ
    物理的な見え方や時間の感じ方など、大人と子どもの感じる世界は違う。
    しつけや怒ることは必要か。
    悔しさや屈辱を経験して揉まれる。
    勉強は自分でやること。自分で学ぶこと。
    知ることとわかることは違う。考えてわかる。知るは知識・情報。
    一流のものを見せて一流の音を聴かせる。それを繰り返して自分のものさしができる。自分で経験して自分のものさしを作る。
    勉強はinterest。
    何もかも疑い自分で考える。
    自然の中で自分を知る。
    その場に行きその場で感じる。
    本物を見る。
    ひとりでいる。
    本を読むことは心の体操。心を磨き

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    2020年03月02日
  • かんがえる子ども

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    絵本作家、安野光雅さんが「考える」ことについて、自身の子供時代や今の子供たちを見つめながら「考えた」ことを綴ったエッセイ。

    子どもってどんな生き物だろう、学ぶってなんだろう、自分で考えるってどういうことだろう。易しい言葉の中に鋭い考えがあり、読みながらドキッとした。

    私は考えることをやめていたかもしれない、
    子どもたちに考えることをやめさせていたかもしれない。
    世の中が考えることから離れていってるかもしれない。

    日常の小さな出来事を拾いながら、そこにはたくさん考えることがある。そして、それはとても楽しいことだと教えてくれる。

    さらさらと2時間もかからず読めるが、奥深い。
    安野さんの絵本

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    2018年09月01日
  • かんがえる子ども

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    この人と少しだけ境遇が似ているので、この人の展覧会で本を購入。

    子どもへのまなざしが、とても柔和で温かくて、

    この人の人柄が、伝わってくるようでした。

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    2018年08月26日
  • シンデレラ

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    ネタバレ

    安野光雅さんのシンデレラ♪
    さすが安野光雅さん♪
    まほうつかいが隠し絵みたいにいるいる
    ( *´艸`)
    12時にまほうがとけるのは
    まほうつかいのからだがもたないから。

    はじめてきいた解釈?!
    面白いっ^^*

    最後はあっさり(笑)

    安野光雅さん好きだわぁ♡

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    2018年05月03日
  • 小さな家のローラ

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    懐かしい。子どもの頃に「大草原の小さな家」のテレビドラマも観たし、翻訳本もほぼ読んだと思う。
    大好きなシリーズだった。
    今作では文章も挿絵も一新されたが、文、絵ともに温かみがあり、ページをパラパラとめくるだけでも楽しめる。
    子どもの頃はこの物語を単にローラの目線で読んでいたと思う。両親を大事に思い尊敬し、お姉ちゃんが大好きでもありうらやましい存在でもある。。。家族の愛に包まれた少女を体感しているように読んでいた。
    ○十年経ち、母親になった今読むと、ローラの目線もそうだが、両親、特に母親の目線でも読むようになる。母として主婦としていかに家庭を切り盛りしているか、限られた道具や食材を利用していかに

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    2017年10月07日
  • 小さな家のローラ

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    西部開拓時代のアメリカ。
    美しくも厳しい自然の中で暮らす家族が描かれる。
    今と比べれば、夜も暗くて冬も長く不便なはずだが、彼らの生活は丁寧で豊かさを感じる。
    安野光雅氏の挿絵が素晴らしい。

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    2017年07月09日
  • 小さな家のローラ

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    ★★★
    ビッグウッズの森の隅にローラの家はあります。
    家族はお父さんのチャールズ、お母さんのキャロライン、姉のメアリー、そしてまだ赤ちゃんの妹キャリーです。

    小さな家には、みんなで食事をしたり生活するために必要なものを作ったり家族が団欒する大きな部屋と、小さな寝室と、そして冬の間には食料貯蔵庫となる屋根裏部屋があります。

    家畜は、牛のスーキー、冬の食料になる豚、猫のブラックスーザン、そして森の獣を追い払うためのブルドックのジャックがいます。

    お父さんは狩りに出かけ、獲物を高い木に吊るします。
    お母さんは獲物は毛を削ぎ皮を剥ぎ、肉を切り取り燻製にします。メアリーとローラも手伝います。

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    2017年06月14日
  • 世にも美しい日本語入門

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    画家と数学者が日本語について語った本。

    対談なのであっという間に読めてしまいます、でも、読み終えるのがもったいないんです。
    短い言葉の中に、日本語への誇りとか憧れとか抒情とか…そういうものがいっぱいに詰まっていて、読みながら、熱いものが喉元に込み上げてくるのを何度感じたことか…

    この中で紹介されている本をぜひ読もう、読みたいと思いました。

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    2017年03月23日
  • 世にも美しい日本語入門

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    ネタバレ

    いつも小説ばかり読んでいるので、新書を手にとってみました。
    日本語って綺麗だなあと漠然と思っていたけれど、改めて日本語の奥の深さや、自分の浅学さを感じることができた気がします。

    「文字を簡略化するたびに、世代間に一種の段差ができます。世代くらいならまだいいのですが、古典との間に開きができます。」

    日本は、日本語で書かれた書物が古くから多く残っている国です。私たちが日本語を正しく身につけられていないことで、その歴史や文化との間に壁が出来るのは、悲しいことだと思いました。
    昔から紡がれてきた文学を、言葉を、美しいと思えるように、美しい日本語を学び続けたいなと感じました。

    日本語が愛しくなる本

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    2016年11月24日
  • 会いたかった画家

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    安野光雅さんの文章と言うのは、割と以前から好きです。
    無論、本業は、
    画家・イラストレーター・装丁家・絵本作家・などなど...、
    とにかく「絵を描く人」。そして、文章も素敵です。

    文章も素敵、なんですが。
    絵メインではなく、文章メインの本もいっっぱいあるんですが。
    安野さんの不思議なところは、ほとんど全て、
    「明確に、なんだかちょっと欠点のある、ややへっぽこな、魅力的な本」なんです。

    なんだろう。
    例えば。

    序盤はわくわくするけど、後半腰砕け。

    はっとするような素敵なエッセイもあるけど、「エッセイ集」としては、ぐだぐだなエッセイも多すぎる。

    人生論として、なんだか情熱的過ぎて読み辛く

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    2016年08月02日
  • 世にも美しい日本語入門

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    対談形式の本です。
    とても読みやすく、「入門」の名にふさわしい本だと思います。
    日本人の地力は、日本語と日本語によって書かれた”文学”から来ているということを良く解らせてくれます。
    この本では先人の書かれた本が例として多く載っており、読んでみたい気持ちになりました。

    そう長い本ではないので、一読をお勧めします。

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    2012年07月17日