安野光雅のレビュー一覧

  • あしながおじさん
    大好きな「あしながおじさん」の安野光雅さんが絵を描いたシリーズの一冊。
    何度読んでもジュディは健気で可愛らしいし、おじさまに会う場面ではワクワクするし、本当に素晴らしい作品だと思う。まだまだ児童文学を読まなければ。
  • メアリ・ポピンズ
    あまりにも有名な本である。津田の読み直し世界文学の1冊。やさしいやさしいお手伝いさんか、という先入観を持っていたら全く異なっていた。
  • あしながおじさん
    何度読んでも色褪せない名作。
    主人公があしながおじさんに送る手紙からなる本作は、とっつきやすく、主人公に共感しやすい。
    劇的な場面は少ないが、少女にとっての悲しみや喜びを丁寧に描いた作品。
  • シンデレラ
    名作絵本、どの本で読み聞かせしてあげようかなと悩んでいる最中。
    安野さんの描かれたシンデレラを見つけた。文章が綺麗。絵が美しい。大人向けかな?と思いきや萌ちゃんもしっかり見て聞いてくれた。
  • あしながおじさん
    谷川俊太郎さんの翻訳と安野光雅さんの絵が素晴らしいです。

    ジュディーの率直で前向きで、ユーモア溢れる言葉の数々はキラキラしていて、読んでいて心が磨かれて洗われるようでした。

    本人が書く手紙なのに彼女がどんどん新しいことに出会い、学び、お洒落に、素敵になっていく様子が読んでいて楽しく、ワクワクしま...続きを読む
  • 絵のある自伝
    今、一等になるために走るのではない、いつか大人になって一等になっても得意にならず、ビリになってもくじけないプライドを持つ日の為に走るのだ

    試験というもののありかたが、教育の方向を決定づけているという変なことになりつつある。

    絵は説明ではない。(略)壁に飾る絵に題名はあっても文字はない。

    空想の...続きを読む
  • あしながおじさん
     映画で見て,「本当に,そんな結末なの?」と思って読んでみました。そんで,せっかくなので,訳:谷川俊太郎,絵:安野光雅のものを選んで…。もう一冊,違う翻訳本も横に並べながら,訳がどんなふうに違うのか比べたりもして…。

     私的にビックリしたのは,ジュディのあしながおじさん宛の手紙(大学4年生時代の2...続きを読む
  • 『史記』と日本人
    半藤氏が亡くなったニュースを見て、どんな人物なのかを知りたくて読む。
    史記に対する造詣が深い。その著者である司馬遷の生涯や人物像についてもとても詳しく2月8日は、司馬遷の日らしい。文学者3名の鼎談であるが、中国の歴史から日本の歴史まで広範にわたる内容でこれぞ教養と思った。司馬遼太郎は、司馬遷から名前...続きを読む
  • 世にも美しい日本語入門
    子供は「鳩」→「鳥」→「九」の順に漢字を覚える、というお話がおもしろい!

    学校では画数が少ない方から覚えることになってるけど、画数関係なく、具体→抽象の方が覚えやすい。

    抽象の代表格「愛」って漢字は小学4年生くらいで習う。その歳で器としてのその漢字を知り、その器に意味をどんどんためていく、って考...続きを読む
  • 銀の匙
    銀の匙は中勘助が書いた小説。中勘助の自伝的小説だそうだ。
    明治43年に前編が執筆され後編は大正2年1913年に執筆された。
    文章が美しく、当時をしらない自分にも郷愁を抱かせる描写がすばらしい。

    東京の神田で生まれた主人公は、やがて緑豊かな小石川に引っ越す。
    その土地でであった子どもたちとの交流や、...続きを読む
  • 会いたかった画家
    表紙と裏がパウル・クレーの素晴らしい絵だ。これだけで嬉しくなってしまう。安野光雅さんは「一番好きな画家は?」と聞かれて「パウル・クレー」と答えるそうだ。さもありなん。クレーに始まって、ロートレック、モディリアーニ、佐野忠良、有元利夫、セガンティーニ、ポター、ブリューゲル、ゴッホ、ピロスマニ、ルソーな...続きを読む
  • あしながおじさん
    谷川俊太郎さんの訳した『あしながおじさん』を読む。よく考えると、あしながおじさんを読むのはじめてだ。1967年に出版された少年少女世界の文学の初版本。装丁が美しく、いまさっき、偶然持ち込まれたもの。必然なのかな。

    作家としての表現力をやしなうには、手紙を書くのがいちばんだと、孤児院から大学へ通わせ...続きを読む
  • カラー版 絵の教室
    書店で『旅の絵本』を手に取ってみて、良い本だな~なんて見入ったものだけど、同作の著者による、絵についての新書。確か、『新書75冊』からのチョイスだったかな。最初はちょっとした絵のコツみたいなところから始まって、中盤以降、美術史からゴッホ史へ、みたいな流れ。絵は描く方にも興味があるから、ちょっとした線...続きを読む
  • 赤毛のアン
    昔はアンに共感していたのに、今回はマリラに夢中になりました。
    マリラの愛や、迷いがとても伝わってきて、これはマリラの人生第二章、成長物語でもあるんだな、と思いました。
  • 小さな家のローラ
    子どもの頃NHKで観ていた『大草原の小さな家』。
    初めて原作を読んだら、
    30年以上前に観ていたドラマの役者たちの顔で、
    インガルス一家が浮かんできて、微笑んでしまった。

    安野光雅の絵がふんだんに盛り込まれていて、
    文章を侵すことなく世界観を優しく広げている。

    こんなにもアメリカの開拓時代の文化...続きを読む
  • あしながおじさん
    子どもの頃に読んだはずなのに、
    まるで覚えていなかった。
    ほんっとに面白い傑作。

    ジュディの知性と率直さを見出したあしながおじさんの導きで、
    カレッジで学ぶようになるジュディの変化が、
    一方的な手紙を通じて、
    情緒豊かに展開していく。
    この一方通行が重要なのだ。
    まるで精神分析のように、
    おじさま...続きを読む
  • シンデレラ
    安野光雅さんのシンデレラ♪
    さすが安野光雅さん♪
    まほうつかいが隠し絵みたいにいるいる
    ( *´艸`)
    12時にまほうがとけるのは
    まほうつかいのからだがもたないから。

    はじめてきいた解釈?!
    面白いっ^^*

    最後はあっさり(笑)

    安野光雅さん好きだわぁ♡
  • 小さな家のローラ
    懐かしい。子どもの頃に「大草原の小さな家」のテレビドラマも観たし、翻訳本もほぼ読んだと思う。
    大好きなシリーズだった。
    今作では文章も挿絵も一新されたが、文、絵ともに温かみがあり、ページをパラパラとめくるだけでも楽しめる。
    子どもの頃はこの物語を単にローラの目線で読んでいたと思う。両親を大事に思い尊...続きを読む
  • 小さな家のローラ
    西部開拓時代のアメリカ。
    美しくも厳しい自然の中で暮らす家族が描かれる。
    今と比べれば、夜も暗くて冬も長く不便なはずだが、彼らの生活は丁寧で豊かさを感じる。
    安野光雅氏の挿絵が素晴らしい。
  • 小さな家のローラ
    ★★★
    ビッグウッズの森の隅にローラの家はあります。
    家族はお父さんのチャールズ、お母さんのキャロライン、姉のメアリー、そしてまだ赤ちゃんの妹キャリーです。

    小さな家には、みんなで食事をしたり生活するために必要なものを作ったり家族が団欒する大きな部屋と、小さな寝室と、そして冬の間には食料貯蔵庫とな...続きを読む