安野光雅のレビュー一覧

  • 小さな家のローラ
    「銃がなければクマに対抗できない」しかしインディアンは銃無しで共存していた。クマは蜂の天敵だから、クマがいなくなれば生態系も変わるだろう、クマの跡をつけて白人がミツバチの蜜を奪うエピソードがある/「母鹿と子鹿は撃たない」はハンターの常識だろう/彼らが白人にトウモロコシを教えた。しかし人口が増えると、...続きを読む
  • メアリ・ポピンズ
    メアリポピンズ、初めて読みました。映画も見たことないんだけど、もっとやさしい感じの話かと思っていました。
    メアリさん、結構クールなんだね。
    そんなにワクワクはなかったかな。
  • 会いたかった画家
    安野さんが好きな画家たちについてのエッセイ。
    大好きな「旅の絵本」の謎解きもあり、また安野さんへの興味が深まる。
  • 三国志談義
    確かに三国志について話しているんだけど、大戦時の軍人の名前が例えとして出てきたり、ちょっと現代に出版されたとは思えない思想的な古くささ。
    最後の対談者の作った俳句なんかも、できがちょっとねぇ、って感じで今ひとつでした。
    まぁ、三国志をネタとした対談本って少ないと思うので、その点では貴重なんですけどね...続きを読む
  • 世にも美しい日本語入門
    古来より受け継がれてきた「和歌」「漢詩」や小学校で歌う「童謡」の豊かな表現とリズムのなかに、美しい日本語は脈々と鼓動していると本書から感じた。

    文語体は読みにくい、古臭いと敬遠がちだけれど、日本語の美しさを知りたいのなら自ら挑まなければいけない。
  • 三国志談義
    あぁ、もう二人とも楽しそうで何よりです。

    深い知識を持ち合わせたもの同士の放談なので、楽しそうな雰囲気がいですね。自分としては勉強になります。

    今更だけど、思わず唸ってしまったのは、地図の感覚の話。
    日本の地図感覚だと、中国だとえらいことになりますよ。
    そらそうだ。国土の広さ違いすぎるもの。
    ...続きを読む
  • 三国志談義
    歴史好きお二方による三国志談義。好きな登場人物ひとつをとっても百人十色の三国志だが、それにしても二人の博識・教養には舌を巻く。
  • 絵のある自伝
    幼児の頃、叔母からもらった安野光雅作の絵本をみて育った。独特で不思議な世界観に、子供ながらも魅せられて、まねて絵を描いたりしていた。
    書店で本書を見かけ、ふと懐かしくなり購入した。
    昭和の戦中のこどもの頃が逞しげに淡々とづづられている。しかしその陰に淡々とせざるを得ない苦しみや悲しみがあったのではな...続きを読む
  • 絵のある自伝
    「私の履歴書」をベースに著者独特の味わい深いイラストが加わり、自伝を超えた愛すべき小昭和史となった。優しさを孕んだ文章はもとより、青少年期の記憶の確かさに感心させられるが、それも著者の持つしっかりとした観察力の賜物だろうか。
  • 世にも美しい日本語入門
    イラストや絵本、本の表紙などでみんな必ず目にしている画家・絵本作家の安野光雅さんと、数学者の藤原正彦さんは、小学校時代の先生と教え子だそう。美術と数学の先生である師弟二人が、古典作品の中の日本語の美しさ、豊かさについて語ります。最初は意味がわからなくても、文語体や五七調のリズムに触れていると、日本語...続きを読む
  • 世にも美しい日本語入門
    藤原センセイの小学生時代の恩師が、安野光雅先生だそうで。
    正彦君は相変わらず奔放に、いつも通りの持論を展開し、安野先生がやわらかく包んでくれたという感じの会話が続く。

    いろんな本を読みたくなる。
  • 世にも美しい日本語入門
    巻末にある引用作品リストは、読書の参考になるかもしれない。
    著者はどちらも国文学や語学の専門家というわけでないこともあってか、本文は比較的軽い対談形式であり、日本語の美しさを示す例として取り上げられている作品も個人的な好みや経験に偏りがちに感じられる。引用される例そのものもそれほど多くなく、全体とし...続きを読む
  • 世にも美しい日本語入門
    極めて個人的な感覚だが、藤原正彦氏の物言いはあまり好きではない。理由は特にない。本当に感覚的な部分で自分とは合わないのだ。
    しかし、それでも本書の中で藤原氏が例に出す日本語には美しいものが多くて心を打たれた。
    逆に安野光雅氏は、人柄は知らなかったが、氏の描く絵が好きで勝手に好感を持っていた。
    だから...続きを読む
  • カラー版 絵の教室
    んー。ほんとうに初めて絵を勉強したい、という人には最適なのかもしれないが。まぁ私も最初の演習実践中だけど。
    多少学んだ人からすると物足りない。
    自然界と想像力が彼のキーワードみたい。
  • 悪人礼賛 ――中野好夫エッセイ集
    タイトルの項にしびれる。全体的にはだいぶマトモだったけど、敗戦後10年くらいのうちに書かれたものなので、民主主義、デマ、役人、などなどタイムリーなキーワードが出てきて面白かった。原子力、もちらりと。
  • 世にも美しい日本語入門
    日本語がいかに美しく豊かな言語であるかわかる。

    子供の時からもっと文学に親しんでいれば、とも思う。

    いまからでも遅くはないか、落ち着いたら文学とやらを読んでみるか。
  • 三国志談義
    三国志の話だけにとどまらず、知識溢れるお二人ゆえ
    話題が色んな方向に広がる広がる。
    或る意味、日本史のお勉強にもなりましたし
    昔から「三国志」が、日本人の愛読書として
    親しまれてきたこともよく解った。
  • 世にも美しい日本語入門
    藤原正彦氏の日本万歳っぷりは大好きです。
    日本語でものを考える人が日本人、という藤原氏の定義もとても好きです。

    今の日本がどれだけ日本語を尊んでいないか、という話が良く出てましたが
    私は、なんとなく、
    制度として保護されていなくても頑固に変化しながら残り続ける、というのが日本文化に似つかわしい感じ...続きを読む
  • 世にも美しい日本語入門
    画家・絵本作家の安野光雅と数学者・エッセイストの藤原正彦が、対談形式で、美しい日本語満載の古典や文学作品について熱く語り合ってます。
    若い頃から名文に親しむことの大切さを痛感。
  • カラー版 絵の教室
    絵画は「上手く描くのではなく、如何に観たか」を表現するもの。
    美術教師という経歴から、とてもわかりやすくモチーフや風景との対話を解説します。