今村夏子のレビュー一覧

  • あひる

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    子供の視点からやわらかい文体で描かれる不穏な世界。ずっと霧の降りた森の中にいるような物語。誰かが見ないようにそっとしまっているものを見てしまった時の気まずさ。

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    2025年01月09日
  • こちらあみ子

    購入済み

    ずっとゾワゾワ

    表題作「こちらあみ子」ではハッキリとした怖さ、ピクニックではなんなのかわからない違和感がずっと続く

    #怖い

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    2024年12月27日
  • 木になった亜沙

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    村田沙耶香さんが解説で言ってた「リアリズム的な世界と幻想的な世界の境界線が溶けている」という言葉が本作品にとって一番合う褒め言葉だと思う。

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    2024年11月25日
  • 木になった亜沙

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    今村夏子さんがつくる物語が好きだ
    世間の善とされている価値観と比べたら救いがないように見えて、本人たちにとってはちゃんと救いになっている

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    2024年11月07日
  • 木になった亜沙

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    分厚くなくて短編なので読みやすそう、ということで妹が選んできてくれた本。「木になった亜沙」という題名からはどんなストーリーなのか想像できなかったが、実際読んでみるとびっくりするような展開が何度もあって、なるほどそういうことか!と思わず叫びたくなるようなストーリーばかりで最初から最後まで食い入るように読めた。切なく寂しいけど、色々考えさせられる作品だった。

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    2024年11月06日
  • 木になった亜沙

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    今村夏子ワールドにずっぽり浸れた
    まるで日本のグリム童話のような日常的であり不思議な世界が広がっていた

    今回文庫本には今村先生のエッセイが追加されていてそれもうれしい
    いろんな方のエッセイは読んでいても今村夏子のエッセイは一番読んでみたかったから
    でもご本人が相当エッセイを苦手とされているらしく、今後エッセイ本は発売される期待は薄いなと思った

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    2024年10月15日
  • 星の子

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    以前、情報番組で宗教二世をフィーチャーした回を見たことがあります。その宗教は度々トラブルを起こして世間を騒がせていました。
    匿名で番組に出演していたAさんは、親が信者であり、自身も生まれた時からその団体に所属しています。
    客観的に見ると、怪しいしアウトでは?と思ってしまいますが、信者がいるというのもまた事実。
    その団体が起こした事件を、信者はどのように思っているのか、なぜそれを受けても信じ続けるのか、ずっと疑問でした。

    本作の主人公・ちひろも宗教二世です。
    ちひろの属する宗教は人に迷惑こそかけないものの、かなり怪しいもの。それは、ちひろの同級生や叔父さんの反応でも描かれている。
    宗教の内部に

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    2026年01月11日
  • あひる

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    巻末の解説や、レビューでも「怖い」「不気味」といった言葉が多く見られる。確かに、と思う。一方で、親の視点から見るとそれとは別に悲しい印象も受けた。

    読後、実家の両親のことが頭に浮かんだ。うちは両親と僕と妹の4人家族で、僕と妹は大学進学を機に上京したため、現在実家では両親が2人で暮らしている。
    小さい頃、ペットが欲しい、犬か猫がいいと両親にねだった。家の外で飼うのはかわいそうだから家の中で飼いたいとお願いした。両親は、家の中が汚くなるからダメだと言って、結局ペットは飼えずじまいだった。
    ところが僕と妹が実家を離れてから、両親は家の中で猫を飼いだした。里親募集で貰った猫や、野良の子猫など、どんど

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    2024年02月13日
  • 木になった亜沙

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    自分の手渡したものを誰にも食べてもらえない亜沙

    たったこれだけのことなのに、こんなにも人生が孤独になっていくなんて…。

    わりばしになって、若い男性のもとにきた亜沙は喜びにあふれ、男性もそれに応えるかのように気持ちよく食べていて、亜沙よかったね…と思いました。


    「ある夜の思い出」の、真由美にプロポーズした腹ばいの男性はなぜ人間に飼われていたのか?

    読み終わっても、頭の中から?がなくならず、不思議な世界に迷い込んだ気分に浸りました。

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    2024年01月28日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    今村夏子さんの書く登場人物は何故いつも社会的地位が底辺で頭が少し弱く普通と少しズレている人ばかりなんだろ
    今村夏子さんの中ではそれが普通なのか
    普通ってなんだろ

    誰かの夢の話を聞かされているような話ばかり
    本当にありそうで無さそうな
    無さそうでありそうなそんなお話

    キチガイばかりでイラつくけど
    なぜか読みたくなってしまう

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    2024年01月27日
  • むらさきのスカートの女

    購入済み

    妖しい雰囲気に耽溺

    ⚫️至ってシンプルな文章にもかかわらず、妖しい夢を見ているような世界に誘われる。⚫️何が言いたいのかはワケワカメであった。読了感はTV版エヴァンゲリオンを観た後に近い。⚫️むらさきのスカートの女はコミュ障気味のようだ。コミュ障が最低限度の社会生活を営むためには、元気な挨拶と一人でも友達を作ることが必要である。友達作りはハードルが高いように思えるが、ボッチだと思っていても、黄色いカーディガンの女のように友達になりたいと思っている人は意外といるものだ。至ってシンプルな感想を持つ。

    #切ない

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    2023年10月12日
  • あひる

    匿名

    購入済み

    ほのぼのした悪夢

    シンプルでほのぼのした文体の作品なので軽く読み進められてしまうけど、描かれていることはけしてシンプルじゃなくて悪夢のよう。気がつくとぐったり疲れている自分がいた。

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    2022年06月16日
  • 星の子

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    じりじりと、こわい
    穏やかな学校のシーンがあるから、洗脳されている親の宗教の話がモヤモヤと浮き上がる。
    優しいクラスの少年もいるのに、宗教に手を染めてる大学生もいる。不穏なのよね、ずっと。

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    2025年12月16日
  • あひる

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    解説を読まないと、ゾクゾクしたまま終わる。まあ解説を読んだところで腑に落ちることは数パーセントしかないけれど(笑)

    今村夏子さんの作品は現実感が強い。ファンタジーの世界だと思えないリアルな出来事が発生するので、そこから異世界に徐々に飛ばされていく気持ちいい感覚がある。そして、ふわっと終わる。な!?という気持ち。

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    2025年12月16日
  • こちらあみ子

    ネタバレ 購入済み

    小説とは

    小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
    ただただ、現実。
    誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
    あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
    家族ってそれでも家族。生きる上で色々な問題が起こるし、あなただったらどう解決する?と聞かれているような気もした。もし、自分が登場人物の母だったら、同級生だったらと想像した。
    私自身、あみ子の幻聴と決めつけていて面くらい、
    ただの読者としてもあみ子を信じていなかった事に気付かされた。
    天晴。

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    2021年02月03日
  • とんこつQ&A

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    表紙なんかかわいいお腹すく
    タイトル愉快
    読んでも愉快
    だけどじわじわ不穏だし
    なにかがおかしい
    嫌いじゃないねこういうの

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    2026年01月28日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    3.7

    どこにでもいそうなちょっと不器用な人たちを独特な雰囲気で文章にしている。
    些細なことで幸せになれそうな、なれないような…その加減が心地よい。

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    2026年01月27日
  • むらさきのスカートの女

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    主人公があまりにも紫のスカートの女のことを知りすぎていて、会話を聞けすぎていて、そして誰にも気づかれていなすぎる。
    だから黄色いカーディガンの女は紫のスカートの女の影みたいなものなのかなと思った。
    仕事も転々として、誰からも気づかれない、消えても何も言われない、仲良くしてたのにすぐにどうでも良くなられる。
    影はずっと本体を待ち続けて、いつしか本体になりゆくのだと思う。


    不倫の所長の見た目が深くは語られていないのに情けないハゲのおじさんだと言う感じなのがなんとなくわかる。気持ち悪い。

    ねこの手書店で購入

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    2026年01月20日
  • とんこつQ&A

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    四つの短編から構成された本書、表題作の「とんこつQ&A」と「嘘の道」を特に興味深く読んだ。
    あれ?何かがおかしいぞ、と違和感を覚えながら読み進め、辿り着いた先で見る景色。
    さすがに「とんこつQ&A」に登場するような人物に出会う可能性は低いだろうと思うが、「嘘の道」に登場する兄弟のような人物であれば、身の回りにいたとしても不思議ではない。
    もしかすると、自身が同様の体験した、という人もいるかもしれない。
    フィクションのようでいてノンフィクションであってもおかしくない、そんな素敵な読書体験をさせてくれる作品。

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    2026年01月19日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    いやー全体的に人間の醜く薄情なところが凝縮された短編集だったなぁ……。

    特に表題作でもある『とんこつQ&A』はタイトルはキャッチーでかわいいのに、内容は私からするとひどくおぞましいものだった。読んでいる間は顔が引きつってたのが自分でもわかる。
    亡くなったお母さん(妻)が恋しいのはわかるけど、コピー人間を作ろうとするのって怖くね?しかも父子揃って悪気があるわけじゃないんだよね……余計に怖くね?段々と主人公も疑問に思わなくなってくるし、最早ホラーじゃん。

    『噓の道』『良夫婦』の2作品については、
    人間の記憶のいい加減さや責任感のなさに焦点を当てたものなのかなと思う。
    『噓の道』では噓をついたこ

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    2026年01月17日