今村夏子のレビュー一覧

  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    短編集でそこまで厚くないため読みやすく、今村さんの作品らしさを感じられる。
    最後の「冷たい大根の煮物」は少し温かな終わりだが、基本的に全編読後はソワソワ感が残る(もしくはモヤモヤ。)
    あくまで描かれるベースは日常で、でも、その中に現実にあるかもしれない異質な様子を描くのが今村さん上手い。

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    2026年02月14日
  • あひる

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    あひるのお話、おばあさんのお話、兄妹のお話。
    いいお話だなと油断させておいて、突如として不穏な空気が立ち込めて…。
    今村夏子作品は、本当に一筋縄ではいきません。
    この作品を完全に理解できた読者はどれだけいるのだろう。
    未読の方は、ぜひ挑戦してもらいたい。

    なお、文庫本にも関わらず文字のサイズが大きめで、とても読みやすかったのだが、もしかするとこれも、今村夏子による意図的なものか…。

    0
    2026年02月13日
  • 星の子

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    ネタバレ

    新興宗教を信仰する家族とそれを取り巻く人間関係を淡々と書いていて、受け取り方を読者に委ねているような作風で好みだった。
    最後の親子で星を見るシーンで泣いてしまった
    巻末の対談でもチラッと出てきたけど、主人公が子供なので語彙も少なく会話が多いというある種の制約とこの本のテーマが上手く噛み合っていると思う
    「こちらあみ子」も映画が話題になっていたし、読んでみたいと思った

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    2026年02月12日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    ひょうたんについて書くつもりなかった、とか書いていったらこうなっちゃった、みたいなこと解説で言ってて今村夏子のこともっと好きになった

    0
    2026年02月10日
  • こちらあみ子

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    一から十まで言ってほしいときなんていくらでもあるよ。
    誰がいつどうしたらよかったの。
    正解が見つからなくても、考えることをやめたくない。

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    2026年01月30日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    冒頭の6ページで、その世界に運ばれてもう出られない感じがした
    坊主頭の彼の広島弁がとても好きだった
    応答のある世界でよかった

    あにきか、それともはげか
    父親か、それともメガネか
    「あんたはあれじゃね。さてはあみ子をよく知っとるひとじゃね」

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    2026年01月28日
  • とんこつQ&A

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    表紙なんかかわいいお腹すく
    タイトル愉快
    読んでも愉快
    だけどじわじわ不穏だし
    なにかがおかしい
    嫌いじゃないねこういうの

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    2026年01月28日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    3.7

    どこにでもいそうなちょっと不器用な人たちを独特な雰囲気で文章にしている。
    些細なことで幸せになれそうな、なれないような…その加減が心地よい。

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    2026年01月27日
  • とんこつQ&A

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    四つの短編から構成された本書、表題作の「とんこつQ&A」と「嘘の道」を特に興味深く読んだ。
    あれ?何かがおかしいぞ、と違和感を覚えながら読み進め、辿り着いた先で見る景色。
    さすがに「とんこつQ&A」に登場するような人物に出会う可能性は低いだろうと思うが、「嘘の道」に登場する兄弟のような人物であれば、身の回りにいたとしても不思議ではない。
    もしかすると、自身が同様の体験した、という人もいるかもしれない。
    フィクションのようでいてノンフィクションであってもおかしくない、そんな素敵な読書体験をさせてくれる作品。

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    2026年01月19日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    ​『こちらあみ子』『ピクニック』、そして『チズさん』。この短編集を読み終えた今、私は非常に不思議な感覚に包まれている。怖い話を読んでいるような、あるいはSFを読んでいるような、現実から離れた異世界に触れたような感覚。しかし、どの話も限りなく現実に近い、今村夏子ならではの剥き出しの語りだった。
    ​中でも最も強く心を揺さぶられたのが、『ピクニック』だ。
    序盤、そのタイトルから、私は主人公の七瀬とタレントの春元気との間に生じる明るい交流の物語だと思っていた。しかし、その期待は残酷に裏切られる。二人の関係は七瀬の痛々しい妄想に過ぎず、ドブ川で携帯を探し続ける狂気的な行動も、存在しない接点を繋ぎ止めるた

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    2026年01月19日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    いやー全体的に人間の醜く薄情なところが凝縮された短編集だったなぁ……。

    特に表題作でもある『とんこつQ&A』はタイトルはキャッチーでかわいいのに、内容は私からするとひどくおぞましいものだった。読んでいる間は顔が引きつってたのが自分でもわかる。
    亡くなったお母さん(妻)が恋しいのはわかるけど、コピー人間を作ろうとするのって怖くね?しかも父子揃って悪気があるわけじゃないんだよね……余計に怖くね?段々と主人公も疑問に思わなくなってくるし、最早ホラーじゃん。

    『噓の道』『良夫婦』の2作品については、
    人間の記憶のいい加減さや責任感のなさに焦点を当てたものなのかなと思う。
    『噓の道』では噓をついたこ

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    2026年01月17日
  • とんこつQ&A

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    やっぱ今村夏子さんの小説は読んでてワクワクするしどこか落ち着く。全部良かったなあ
    良夫婦がお気に入り

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    2026年01月12日
  • 木になった亜沙

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    ネタバレ

    後ろのこの本の紹介みたいなのを読んで、 
    木になるて、、?いやこれはさすがに面白くならないでしょう。。無理無理。 
    と思ったら読み終わってちょちょちょちょ。。え? 
    すご。うわーすごいもの読んだってなった。 
    気持ち悪くて気持ちいい、もやもやしててスカっとしてるなんか色んな気持ちが混ざった。 
    表題作以外も奇妙な世界に迷い込まれて一気に読んだ。 
    すごすぎる 
    満腹丸

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    2026年01月11日
  • とんこつQ&A

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    文庫化をきっかけに久しぶりに作者の不気味な作風に立ち向かおうと思いチャレンジ
    短編集で期待どおりの不気味さや、あれ?良い話じゃん?等の感想でしたが、後から想うと全般的に主人公達の偽善的な思考が不気味でした

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    2025年12月28日
  • こちらあみ子

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    短編3本、後味はよくない。
    非現実的なホラーが描かれているようで、どこかで自分自身も体験したことがあるような既視感もある。
    その生々しさに目を背けたくなる。

    綺麗事はない、モヤモヤはする。
    でも読者自身の経験次第で解釈を委ねられる、今村夏子さんの作品、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 星の子

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    4.2/5.0

    何かを劇的に描くわけではなく、淡々とどんよりとした空気が全体に漂っている感じがした。
    ふわふわとしたまま、色々なものを掴み損なっているようなちひろの姿が印象的だった。

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    2025年12月17日
  • 星の子

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    ネタバレ

    第三者の目から見ると不気味にうつっていることでも、怪しい宗教を信じる家庭に生まれた当人のちひろにとってはそれが当たり前の日常でしかないという意識の差にぞくっとしました。家族で流れ星を探して同じ星空を見上げながら母が口にした「こうやって、ちーちゃんと同じ方角見てれば見えるかな……」というセリフは、長女が家出して行方不明の中で次女だけでも家族でいてほしい…という母の切ない願いを思うとぐっときました。と同時に他の生活があるという想像すらつかないであろう宗教二世の問題について考えさせられます。

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    2025年12月15日
  • こちらあみ子

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    ちょうど発達障害の勉強してたから、あみ子を色々分析するように読んでしまったけれど、あみ子の素直さ、まっすぐさいい!と思った。

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    2025年12月10日
  • むらさきのスカートの女

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    キレッキレのワードセンス。執拗な観察眼。覆される関係性。炙り出される狂気。これってエンタメですよね。と言うかキングオブコントとかM1に出てきそうなネタですやん...と思ってしまったのですが、僕の読み解き方って間違ってますかね。
    いや、もちろん他の要素もあるんですけど、物語を主導するのは圧倒的に狂気と笑い。面白いです。
    そして、まるでストーカーになった気分が味わえます。ストーカーって満たされることがない欲望ですね。怖い怖い。

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    2025年12月11日
  • あひる

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    表紙がかわいい。3篇の短編。
    「あひる」以外の2編はハッキリと連作なんだけど、「あひる」の主人公は「おばあちゃんの家」のみのりだったり、モリオも学校でのりたまの噂を聞いてたんじゃないかとか。この不穏な雰囲気で、勝手にゴチャゴチャと繋がってしまう。

    「あひる」
    主人公もその両親も不穏。自分達には縁がなくボンヤリ諦めていた事、でも実は喉から手が出るほど欲しくて毎日祈りさえしてた事。
    それが小さなきっかけで手が届きそうになったら…なんだか身につまされてくる。だいたいだんだん暴走していくのも、両者の想いの差みたいなものも切ない。唯一弟の存在が希望のような気もしますが、この先どうなるのかな。

    「おば

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    2025年12月06日