今村夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今村夏子さんの本で一番好きなのは、むらさきのスカートの女です。
それでものすごく今村夏子さんにハマって、色んな本を買いました。そのうちの1冊がこの「木になった亜沙」。
木になった亜沙と的になった七未がわたしには印象的でした。切ないのだけど、救われる…。
でも七未の方は救われたのか?七未からしたら救われたかもしれないけれど、読んでいるわたしたちからしたらバッドエンドのような気もします。噂のメリーバッドエンドというやつかもしれません。
しかしこの不思議な世界観は今村夏子さんだからこそできる内容だと思います。本当に尊敬する…。
エッセイも普通に良かったです。だめなのが更にだめになって…なんて書い -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人Rからのプレゼント。テーマは孤独、疎外感、世間からの隔絶、神経過敏、無理解といったところか。全ての話の根底に存在している。この作者は名もなき世間の中で埋もれ忘れ去られるような人たちを書くのが好きだ。『むらさきのスカートの女』との共通点も感じる。表題作と『的になった…』は、落語のような構造で、何度も何度も同じ型で静かに静かに心を追い詰めていく。この中だと、『ある夜の思い出』が最も落い詰められずにすんだかな?結局母と弟もどきとの関係性も不明なままで疑問点は残ったが、後ろ髪を引かれるような感じは割と良かった。でもなぜこういう人が結婚できるのだろうかとも思った。
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Posted by ブクログ
終わり方も曖昧で疑問が多く残る本だったので読み終わった後すぐ調べた。
なんでこんなにモヤモヤするんだろうと思ったままだっだけどモヤモヤするのは私達読者も観察者(私)になっていたからである。とどっかの考察に出てきた鳥肌がたった。
むらさきのスカートの女なのに表紙が白いドット柄なのは(私)自信が観察する事が目的でありその女に対してあまり興味がない事がわかる
私が他人の人生を傍観してることに君が悪くなった。でもこれは今の時代よくあることだと思う。
なので私にとってこれは深く刺さる本だった。
(私)は自分が一番変な事に何もおかしいと思わずな受け入れている異常さ。
この異常さは考えれば考えるほどおもし -
Posted by ブクログ
ネタバレ今村夏子さんってこんな作風の人だったっけ…?短編集の中にたくさんの技術が詰め込まれてて、1文1文の完成度、全体の完成度、が高かったように感じた。仕事ができる、みたいな感覚で、作家としての仕事がものすごくできる、というような。ストーリーもしっかりとユニークで面白くて、不気味な世界に惹き込まれて楽しく読んだ。
表題のとんこつQ&Aと最後の冷たい大根の煮物、が特に好きだった。前者はとにかく変な世界で独特なワードも盛りだくさんで、サイコスリラーのようなぞくぞくを感じた。後者は良い話だったと思う。ずるくても下心があっても、親切にしたい気持ちも存在してて、人の多面性を見れたと思った。
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Posted by ブクログ
これだよ、これ!って感じの今村夏子さんの短編集笑
みんなちょっとずつズレていて、怖い感じ。
タイトルにもなっているとんこつQ&Aが特に色が出ていました。
大将とぼっちゃんは、自分にとって理想のおかみさんを他人に演じさせる様子が怖い。
でもやっぱし主人公の今川さんですね。
最初はおかみさんになりたかったはずなのに、いつのまにかとんこつQ&Aを通して、みんなを操っているような…
大将のことをお父さん、ぼっちゃんのことをしゅんと呼んで、おかみさんになりきろうとしても、(わたしが呼んでも二人は返事をしなかった)ってゆう文が切な怖い笑
そして物語最後のQ7855532659笑
物語は