今村夏子のレビュー一覧
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ネタバレこちらあみ子
あみ子のことを大切にしてくれていた人たちがあみ子自身の行動によって離れていってしまう。あみ子の親も兄も周りの人間も壊れてしまう。
あみ子はあみ子として人と接しているだけ。救いようのない絶望感、誰もあみ子の事を理解できる人はいないのかと思うと、読んでいてきついものがあった。
ピクニック
虚言癖のある七瀬さんとそれを知らない会社の同僚、虚言癖だと知っている新人の物語。
ドブの掃除をしてうまくいったらピーナッツを投げるシーンが水族館のイルカショーとかを連想できてしまって、気味が悪かった。
何も知らないことは罪になるなと思った。 -
Posted by ブクログ
どう評価すれば良いか。芥川賞に近いような重いようで、もっと軽いタッチで現代のやるせなさを描いているようだ。難しい。主人公は素直に物事を見る性格でそれをそのまま伝え、その言動が周囲から浮いている女の子。義理の母をその素直さから傷つけて、でもそれが分かっていなくて、だからといって女の子が悪いともいいきれず、もし母親がそれを受け止める懐の大きさがあればハッピーエンドになったのかもしれない。でも母親の気持ちも分かるし、やはり主人公の振る舞いには、周囲を不幸に陥れる悪があったのかもしれない。とかく分かりやすいのが、食パンの白い部分だけ、ゼリーの果肉だけ食べて残りを人にあげる、残すというわがままさ。それを
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Posted by ブクログ
今村夏子さんの作品を読むと、いつも不思議な気分になってしまう。
はっきりと「こうだ!」という結末があるわけじゃないからだろうか。
病弱だったちひろを救うために宗教にのめり込んでいく両親。二人ともいい人だし、自分の事を思ってくれているのがわかるからこそ、何か変だなと思ってもどうしようもない。
このどうしようもなさに、こちらまでモヤモヤしてしまった。
今村さんと小川洋子さんの対談で、ラストの流れ星を探すシーンについて、「感動した」という感想が寄せられていると書かれていたけど、どのあたりが感動ポイントだったんだろう。
愛情は伝わってきたけど、噛み合わないなぁとしか思えなかった。