今村夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今村夏子の小説には、なにかしら違和感が存在する。
一般世界では起こらないような出来事が起こったり、登場人物がおかしな行動をとったり…しかも、普通の顔で変なことしているし、おかしいことが起こっても何事もなく時が流れている。
そんな気持ち悪さがちょっと快感でもあり、普通の世界を壊すような感覚があって面白いんだと思う。
あとがきでも書かれているが、登場人物に少し痛々しさがあるのもまたいい。
恥ずかしい、かわいそうと思うような登場人物が出てくるが、意外とどの人も自分の状況にへこたれず、たくましく生きていく感じが好きだ。
(こんな読み方であってるのかわからないが)何も考えず、読んでストレス発散になる -
Posted by ブクログ
少々不器用でかなりズレた女性たちを描いた短編集。
ホラーあり、ファンタジーあり、そして不条理あり。今村夏子ワールドを堪能できる7話を収録。
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特に気に入ったのは第3話「ひょうたんの精」。こんな話は大好きです。
それにしても、七福神ってみんな神様じゃなかったの? なんか怖いよ。
それから、ほのぼのした展開で進む6話目の「モグラハウスの扉」。
珍しくハッピーエンドかと思いきや……。
みっこ先生の目には本当にモグラハウスが映っていたのか!? 気になります。
そして表題作となる最終話。
商店街組合の中で村八分の状態に置かれたパン屋父娘の話で -
Posted by ブクログ
表題のお話が1番好きだった。今村夏子さんの文体に慣れてきた感があって、ミステリーを読むときのように心で準備して読むようになってしまっていたから、時間を空けて読んでみました。
やはり少し常識はずれというか、人とはズレている人たちが毎回出てきて、そんな人たちもやっぱり同じ社会で生きていて、時に滑稽で時に悲しさや切なさを纏っている。そんなことを思った。
あと一冊で今のところ出版されている今村さんの本を読み終えてしまうので、次の本はもう少し後に読みたいなと思っている。
【読み返し追記】
「白いセーター」
双方の見方の違い。子どもとコミュ障の大人にはありがちだと思う。どちらも言葉足らずの説明不足