今村夏子のレビュー一覧

  • こちらあみ子

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    なんで一生懸命生きてるだけのあみ子が嫌われるんだろうって思った。理由は分かるけど、それをあみ子が理解できてないのが苦しい。自分も悪意なく相手を傷つけてるかもしれないから気をつける。映画も見てみたいな。

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    2025年07月04日
  • 星の子

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    終わり方がすっきりしなかった。
    宗教とか信じるものは人に強要しちゃいけないな。
    布教活動は良いとされることなのかもしれないけど、宗教との付き合い方も人それぞれ。

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    2025年06月29日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    ネタバレ

    日常のちょっとした気になる状況に出くわした主人公たちが、とんでもない行動をしていく。そのとんでもない行動がどうなるかを…ほっておいて、とんでもない行動をただ読まされる短編集。こういうちょっと変なヤツの変な行動を写実するっていう手法で純文学を成り立たせることもきできるのかぁ。

    周りにも変なヤツはいる。SNSで妻と娘を愛してるモード全開の投稿をしてるのに、複数の女性をストーカーしてるヤツとか(捕まれ!)、仮装登山投稿でファンを獲得しておいて、突然関係のない不幸話を投稿して視聴者を混乱させるユーチューバーとか、失恋した友人の肩を持ったまでは良いが、あまりにもしつこく振った相手を攻撃して、肩を持った

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    2025年06月22日
  • こちらあみ子

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    「こちらあみ子」
    あみ子という名前がぴったり。
    あみ子は全く悪くない、けど、あみ子以外にならないんだよなぁ。ブレない。それがこの世の中にはうまくハマらないんだろうな…。
    あみ子の同級生の男の子はあみ子のこと好きだったのかな?

    「ピクニック」
    今回の三編の中で一番好きかも。七瀬さんがどぶさらいしているときに残飯を捨てるおかあさんがゾワゾワする。今村夏子っぽい。

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    2025年06月20日
  • こちらあみ子

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    あみ子は不思議な子だった。子供のような純粋さを常に持っていた。何を考えているのかわからなかったが、あみ子のすることに納得してしまう自分もいた。
    父や母、兄やクラスメイトの方が自分と近い人間であることはよくわかった。
    あみ子はずれていたので、周りと衝突し不幸な目にあっていた。しかし、なぜか嫌な気持ちにならなかった。あみ子の視点で描写される不幸はいつもの日常のように過ぎていく。あみ子自身も深く落ち込む様子がなく、あっけからんとしている。
    あみ子という変わった人間を味わっているような感覚があった。

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    2025年06月18日
  • あひる

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    ネタバレ

    全編を通して少し不安になる空気が漂っていた。物語の中の一部として生きているものがとても不安定で捉えどころがないからかもしれない。
    あひるののりたまは家族の生活の一部としてとても大切な位置にいた。家族の会話のきっかけになり、明るい雰囲気を与えてくれる。
    それが突然いなくなり、姿が少し変わって帰ってくる。いなくなったあとに流れる家族間の空気が不安になる。のりたまが果たしていた役割は近所の子供達に変わり、最後弟に取って代わったように見える。
    家族は何かに依存することで、明るい家庭を築いていたように見えた。

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    2025年06月16日
  • こちらあみ子

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    「『好きじゃ』『殺す』と言ったのり君と、ほぼ同時だった。『好きじゃ』『殺す』のり君がもう一度言った。『好きじゃ』『殺す』『のり君好きじゃ』『殺す』は全然だめだった。どこにも命中しなかった。破壊力を持つのはあみ子の言葉だけだった。あみ子の言葉がのり君をうち、同じようにあみ子の言葉だけがあみ子をうった。好きじゃ、と叫ぶ度に、あみ子のこころは容赦なく砕けた。好きじゃ、好きじゃ、好きじゃすきじゃす、のり君が目玉を真っ赤に煮えたぎらせながら、こぶしで顔面を殴ってくれたとき、あみ子はようやく一息つく思いだった」

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    2025年06月13日
  • 星の子

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    自分の宗教像がまさにこれ。
    新興宗教とかって一方的に悪だと決めつけられるけど本人達がそれでいいなら良いやん!

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    2025年06月12日
  • あひる

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    "こういうお話"と説明出来ない物語。読み始めから常に?って感じで、読み終わりも???って感じ。文章は読めるのに物語は謎だらけ。「のりたま」という名前を忘れてしまうくらいなのに、なぜ飼い続けるのか。たまにいる、でも結構近くにいる変な人を観察しているような話だった。

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    2025年05月30日
  • 木になった亜沙

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    「木になった亜沙」「的になった七未」「ある夜の思い出」の短編三作が入っている
    今村先生の本はどの本を読んでもなんというか『普通』という枠に収まらない話が多いけれど、この本は特にそれが顕著だと思う
    奇妙な哀しみを主人公たちに感じる
    表題作が一番よかった!
    難しい表現はないのに、所々難解だった…
    今村先生の本はなんだか分からないのにぐいぐい読みたくなるんだよな〜文章に吸引力がある

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    2025年05月11日
  • 星の子

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    宗教2世の少女が経験する世間とのズレとか、気持ちの変化とかを純粋な文体で描いた今村夏子先生らしい小説だった。

    主人公の少女はピュア過ぎて、凄く可愛いんだけど、掴みどころがない。そこが魅力。

    小川洋子との対談が載ってるんだけど、それが凄くいい

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    2025年04月14日
  • あひる

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    小さなもやもやが尾をひいていく__日常に潜む不安と恐怖をユーモアで切り取る短編集
    私は何に恐怖を抱いているのか?何を見せられているのか?読み終えてこれだという答えがなく、漠然とした違和感だけが残る。この感覚が初めてで動揺している...なんか悔しい。感覚を研ぎ澄まして再読しないと。

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    2025年04月09日
  • 星の子

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    信仰宗教にのめり込む両親をもつ「わたし」。自身も両親と一緒に教会に通ったり団体様旅行に行ったりするが両親ほどの信仰心を持つわけではない。
    そんな「わたし」の日常を描いている。
    元はわたしの病気を治した「水」がきっかけで信仰するようになったせいか、わたしは両親の信仰を否定することもなく過ごしているが、姉は反抗して家出してしまう。
    信仰を肯定も否定もしていないけれど、両親の奇行を恥ずかしく思ったりする「わたし」。
    そんな「わたし」をもどかしく感じてしまうのは
    信仰宗教をよく思わない自分がいるからかな。
    考えさせられる一冊。

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    2025年03月09日
  • 木になった亜沙

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    亜沙の手からは誰も食べようとしない。友達もクラスメイトも家族も金魚でさえも。思い余った亜沙は木になってその木の実を動物に食べてもらおうとする。
    不可思議な世界観の短編集。
    亜沙の悲しみが切なくて、木になり割り箸になって食べてもらえた時はなんだかホッとした。
    他に射的の的になる女性の話、四つん這いで動いて過ごした一夜の話などがある。
    不条理だけどするする読める。

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    2025年02月25日
  • 木になった亜沙

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    ネタバレ

    急に木になったかと思えば、わりばしになる工程は淡々と丁寧に、そして間髪なく出荷されるこのテンポ感。さすがですね。これは吹き出しますわ。

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    2025年02月24日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    タイトルから父娘の温かい家族の話かと思いきや、そうじゃないのが今村作品
    どこか危うさが滲む登場人物たちによる不穏とユーモアの世界。「白いセーター」と「モグラハウスの扉」はヒリヒリとした痛さが感じれて面白かった。

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    2025年02月24日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    全作品を通して、日常の中で違和感やずれを抱えているような人物が登場していて、読んでいて不思議な感覚になるのだが、「こちらあみ子」や「あひる」と違って今作は作者がちょっと無理しているようなところが透けて見える感じがしてしまった。

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    2025年02月16日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    今村夏子のことはたぶん苦手だ。毎回「どうしてそうなっちゃうの!?」と思う。でもよくこんな物語、表現を作れるな、と感心する。
    私は今村夏子の書く主人公に恐怖を覚えることが多いのだけれど、その理由を改めて考えてみた。彼らは悩み考え総合的な判断をするというようなことがなく、ただただ自分の一番大切なことに向けて一直線に動く。せめて逡巡する描写などがあればきっともう少し受け入れられるのだけれど、そういった内面描写がほとんどないのが大きい気がする。共感できない、得体の知れない人間に対するこわさがいつもある。
    しかもまるでなんでもなさそうな物語、登場人物、文章からそれを描き出すから、いつもドキッとさせられて

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    2025年02月10日
  • あひる

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    ネタバレ

    表題作は、読んでいて怖くて怖くて仕方なかった。ホラーの域だった。
    最初はあひるの「のりたま」を飼うことになったという、可愛くて微笑ましい滑り出しだったのに、話が進むにつれて小さな違和感がやがて大きなズレになっていく。
    名前すら覚えてない近所の子どもの誕生日パーティーを開くのも怖いし、当日誰も来なかったのも怖い。のりたまが3代目だということもみんなわかっているし、この家族は決して慕われているわけではない。
    しきたりみたいなものは家の数だけあって、その家庭では普通のことが、外から見ると異様に見える場合は往々にしてあると思う。本人たちはその異様さにまったく気づかないのだ。
    この居心地の悪さを、でも当

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    2025年02月01日
  • あひる

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    ネタバレ

    「今村夏子は何について書いているのか」
    本編を読み終わって、そのまま解説を読もう・・・と思いこの一文が目に飛び込んできて、あまりにも私が言いたいことすぎて強く共感した。そうそう、その通り!

    著者の作品、読んだことはないけど何となくクセが強そう、ひねくれた人ばかり出てきそうというイメージで、実際は思ったほどではなかったけど、最後があっさりというか、オチみたいなものがない。元からある「不穏」は何も解決されず、起承転結からまた起に戻ったような印象。
    だからこれは、主人公が成長するとか、家族の状況が少し良くなったとか、そういうお話ではない。物語の初めから最後までずっとある「不気味さ」を味わうものなの

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    2025年01月07日