今村夏子のレビュー一覧

  • とんこつQ&A

    一気に

    その後が気になって一気に読めました。
  • 父と私の桜尾通り商店街
    とんでもなく悍ましいことがサラリと一言書かれてそれ以上言及されなかったり、小さな違和感が散りばめられて、それらが積み重なって異質な世界が作られている。とてつもなくシュール。こんなに惹き込まれるのは何故だか自分でもわからないがとても好き。夜に静かに一人で読みたい。
  • あひる
    やっぱり読み進めていくうちに奇妙だな~と感じるのが今村夏子さんです。嫌いではない不快感を与えてくれるので癖になりそうです。
  • あひる
    日常生活に潜む数々の小さな不幸。それを別の幸福で不可視化しようとする家族というコミュニティ。現実的でとてもリアルに感じられて、それが怖かった。
    人が死んだり事件が起きたりするわけじゃない。それなのに静かな恐怖と哀しさで胸が締め付けられた。
  • あひる
    この気持ち悪さが今村夏子
    といえるほど今村節だった
    純文学だいすき!星の子も積んでるしこちらあみ子も読みたいのでまだまだ楽しめそう
  • むらさきのスカートの女
    モヤモヤとした読後感…こんなにも不穏で奇妙な作品を描けるなんて、今村夏子さんはすごい!
    個人的にはすごく好みで、心から離れない作品となりました。
    (むらさきのスカートの女から、今村さんの作品の素晴らしさを知りました)
  • こちらあみ子
    花束みたいな恋をした、きっかけで手に取りました。

    ピクニックというほのぼのしたタイトルに、すっかり騙されました。これは今村夏子さんならではの作品だと思いました。「むらさきのスカートの女」以上の、女の怖い部分を感じました。
    今村夏子さん流の直接的でない描かれ方が
    読み手側によって色々な感想につながっ...続きを読む
  • あひる

    ほのぼのした悪夢

    シンプルでほのぼのした文体の作品なので軽く読み進められてしまうけど、描かれていることはけしてシンプルじゃなくて悪夢のよう。気がつくとぐったり疲れている自分がいた。
  • むらさきのスカートの女
    むらさきのスカートの女、や
    「わたし」の不可解さに

    読めば読むほどに
    ぐんぐん引き込まれて面白かった。

    読み終わってからもいろいろ
    考えてしまう作品でした。

    こういう作品、好きです

  • こちらあみ子

    小説とは

    小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
    ただただ、現実。
    誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
    あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
    家族ってそれでも家族。生...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • むらさきのスカートの女
    なぜだか気になるむらさきのスカートの女

    文章がおもしろくて一気読み!

    初めの方はどんどんかわっていくむらさきのスカートの女が素敵に思えて、
    新しい職場でがんばるむらさきのスカートの女のファンになりかけた。

    様々な人物描写、職場での人間関係は現実にもありそう!いそう!な感じでおもしろい。

    私の...続きを読む
  • あひる
    見えているものしか書かれていないし、めちゃくちゃ読みやすくて親しみやすい文章だけど…

    とにかくザワザワする。

    みんな何かに取り憑かれている、というと言葉が悪いけど、みんな何かを信じてる?頼ってる?支えられてる?という感じ。そしてそれは代用可能なのか??

    そのへんによくありそうな話なのに、こうや...続きを読む
  • とんこつQ&A
    終始不穏な感じが続き、ソワソワしながら読んだ。『むらさきのスカートの女』といい、今村夏子さんは不気味だけれどクセになる物語を描くのが本当に上手。

    収録されている4作品中、私は特に『冷たい大根の煮物』が好き。相手にいい人だと思わせ、油断させ、その隙に悪事を働く。世の中で1番怖いのは人間かもなと思わせ...続きを読む
  • とんこつQ&A
    今村夏子節が今回も良かった。

    とんこつQ&Aの親子が、母親の分身を探す為にバイト応募者を品定めしてたのが分かった時点でドキッとした、、、
    そして、最初は親子がバイトたちをコントロールしてたはずなのに、いつからか今川さんが親子共々コントロールするようになるのがコワイ。

    嘘の道は先入観の怖さと嘘をつ...続きを読む
  • 星の子
    最後の小川洋子さんと今村夏子さんの対談を読んでいて、今村夏子さんの幼さ?(幼稚という意味ではなく、)のようなものをすごく感じたんだけど、この本は今村さんを体現したような本に感じた。もちろん宗教にハマってるんだろ!とかそういう事じゃなくて、なんかこう、するりと読めるけどずっと主人公の年齢からものを見て...続きを読む
  • こちらあみ子
    ページ数は少ないし、すごく読みやすい。
    サクサク読める。
    だけど一気読みはできませんでした。

    収録の3作品とも重要なことが明示されてないから
    注意深く読むし、考えながら読む。
    だからこそ読み終わるとなんだか頭も心も
    ズシンッとくる。
    そんな内容だけど笑っちゃう文章表現もたくさん。
    素晴らしい読書体...続きを読む
  • あひる
    今村夏子感満載だった〜

    登場人物全員どこかおかしいところがあるけど、それを自覚せずに物語が進む感じが不気味。
    特に、あひるで家に見に来た子どもが2階を見上げて人がいる!って叫ぶところがなんとも気味が悪い…
    あとおばあちゃんの家で、自宅に電話をかけたのにおばあちゃんが出たのもゾワゾワした。

    不気味...続きを読む
  • 星の子
    南先生とのシーン、私が当事者だったら立ち直れない
    宗教2世の問題をよくある女子中学生の日常に落とし込むと、こんなに苦しいんだなと思うシーンでした
    表面的な"大変そう"では見えなかった苦しさを教えてくれてありがとう

    後半はずっと不穏さを纏うけど中には両親の愛や友達・彼氏との希望もあって、一概に悪とは...続きを読む