今村夏子のレビュー一覧

  • むらさきのスカートの女

    購入済み

    妖しい雰囲気に耽溺

    ⚫️至ってシンプルな文章にもかかわらず、妖しい夢を見ているような世界に誘われる。⚫️何が言いたいのかはワケワカメであった。読了感はTV版エヴァンゲリオンを観た後に近い。⚫️むらさきのスカートの女はコミュ障気味のようだ。コミュ障が最低限度の社会生活を営むためには、元気な挨拶と一人でも友達を作ることが必要である。友達作りはハードルが高いように思えるが、ボッチだと思っていても、黄色いカーディガンの女のように友達になりたいと思っている人は意外といるものだ。至ってシンプルな感想を持つ。

    #切ない

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    2023年10月12日
  • こちらあみ子

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    収録2作品に共通する無邪気な闇。

    心に残るザラザラ感は、
    悪意とも偏見とも少し違う薄汚れた傍観者側の行動に、
    無意識で共感してしまったことに対する自分への嫌悪感かもしれない。

    読後の清涼感が皆無なのが逆に心地よくさえかんじる、そんな今村さんの作品をもっと読みたい。

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    2026年05月20日
  • あひる

    匿名

    購入済み

    ほのぼのした悪夢

    シンプルでほのぼのした文体の作品なので軽く読み進められてしまうけど、描かれていることはけしてシンプルじゃなくて悪夢のよう。気がつくとぐったり疲れている自分がいた。

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    2022年06月16日
  • 星の子

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    じりじりと、こわい
    穏やかな学校のシーンがあるから、洗脳されている親の宗教の話がモヤモヤと浮き上がる。
    優しいクラスの少年もいるのに、宗教に手を染めてる大学生もいる。不穏なのよね、ずっと。

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    2025年12月16日
  • あひる

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    解説を読まないと、ゾクゾクしたまま終わる。まあ解説を読んだところで腑に落ちることは数パーセントしかないけれど(笑)

    今村夏子さんの作品は現実感が強い。ファンタジーの世界だと思えないリアルな出来事が発生するので、そこから異世界に徐々に飛ばされていく気持ちいい感覚がある。そして、ふわっと終わる。な!?という気持ち。

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    2025年12月16日
  • こちらあみ子

    ネタバレ 購入済み

    小説とは

    小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
    ただただ、現実。
    誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
    あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
    家族ってそれでも家族。生きる上で色々な問題が起こるし、あなただったらどう解決する?と聞かれているような気もした。もし、自分が登場人物の母だったら、同級生だったらと想像した。
    私自身、あみ子の幻聴と決めつけていて面くらい、
    ただの読者としてもあみ子を信じていなかった事に気付かされた。
    天晴。

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    2021年02月03日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    芥川賞とは相性が悪いのだが、この作品は良かった。
    主人公「黄色いカーディガンの女」が、「むらさきのスカートの女」を観察(というより覗きやストーキングなんだが)している前半も不穏で良いのだが、ギアが入った後半の怒涛の展開が良い。

    純文学、意外とこんなことも出来るんや。舐めたらアカンなぁ。

    芥川賞受賞関連のエッセイはちょっと退屈だったかな、もう1篇短編を載せてくれた方がありがたかった。(寡作で用意できなかったかもしれないが)

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    2026年10月25日
  • 木になった亜沙

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    今村ワールド全開!!!!!なんだこれは!!!

    自分で読みたくて読み始めたはずなのに、いつの間にか「その世界に引きずり込まれてる」という感覚。

    この感覚は他の作家ではどうにも味わえない。

    次の今村ワールドを求めに書店に行きたいと思う。

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    2026年10月24日
  • むらさきのスカートの女

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    冒頭数ページで面白さを感じた
    読みやすい
    不気味

    語り手が、一般的な小説の語り口みたいな時と、登場人物としての主観的な時が曖昧に混ざってて、新しい感覚だった

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    2026年10月24日
  • 星の子

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    すごく、好きな世界観。

    信じるって、なんだろうね。
    宗教系の本は一度読み出したら抜けられない。
    最後まで見届けないと、という使命感に似た何かを感じる

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    2026年10月24日
  • むらさきのスカートの女

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    これはむらさきのスカートの女であり、黄色いカーディガンの女
    読み進めるうちに境界が曖昧になっていく
    どこからが他人でどこからが自分か
    どこからが憐れみでどこからが嫉妬か
    他人を見ているようで自分を見ている
    他人を助けているようで本当に助かりたいのは自分ではないか

    こういう陰湿な話私は好き

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    2026年10月19日
  • 星の子

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    カッパのくだりが面白すぎる。
    周りから見ると異様だけれど本人たちは至って真面目。一人だけではなくて両親二人ともが異様な宗教にハマってよかったのかもしれない。
    最後、見えているのに一緒にいたいから流星が見えないというくだりがしみじみとさせる

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    2026年10月15日
  • むらさきのスカートの女

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    読みやすかった。
    最後むらさきのスカートの女はどうなったのか…。
    そして一番ヤバいのは主人公。もはやストーカーなのよ笑

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    2026年10月12日
  • むらさきのスカートの女

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    むらさきのスカートの女を眺める、きいろいカーディガンの女の一人語りですすむストーリー。
    むらさきさんもなかなかだが、きいろさんもかなりヤバい。

    ラストに明かされるちょっとしたホラー?があり、うぉってなる。

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    2026年10月04日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    消し去りたい苦く恥ずかしい経験を鮮明に思い出してしまいました。
    けれども、惹き込まれる不思議な作品です。

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    2026年09月29日
  • 星の子

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    ネタバレ

    宗教2世という難しいテーマに挑んだ作品だが、それに対する態度は曖昧で、主人公が幸福だとか不幸だとかを外部から決めつけていいのか、という引っかかりを感じさせるような小説だった。

    そもそも今村夏子作品って、一人称視点の人物の認識にのめりこんでしまって、その認識が歪んでいるとしても歪んでいるとは言わせてくれないような、相対化してしまっていいのか引っかかりを覚える作品が多い。「星の子」もまたそういう作品だと思う。

    最後の場面にある不穏な雰囲気はバッドエンドかどうかの考察を呼び込むだろうし、実際主人公が成長した後、この時を振り返って何かを思うかもしれない。けれど、この時の主人公が感じている幸福さは、読者側が「幼さゆえに悲しい未来が待つことに気付いていないだけだ」と相対化してしまえないような確かさがある。だから揺さぶられるのだと思う。

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    2026年09月28日
  • むらさきのスカートの女

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    ある女性を執拗に観察する「わたし」の視点から人間の執着や狂気を描いた不気味な小説です。
    派手な怖さではなく日常の中にある違和感が徐々に大きくなっていくのが魅力だと思います。
    誰が本当におかしいのか分からなくなる、じわじわ怖い作品。

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    2026年09月23日
  • こちらあみ子

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    「ピクニック」の認知が歪んでいるところが好き。とずっと言ってきたが、『花束みたいな恋をした』で取り上げられてしまい、大声では言いづらくなってしまった。でも好き。

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    2026年09月23日
  • とんこつQ&A

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    いろいと考えさせられる作品でありながら、読み始めと読み終わりでの感想、惹きこまれ方が面白い作品。

    不思議な世界観に引きずり込まれて気づけば読み終わっていた。

    作品の中に入ってみたい気持ちと、俯瞰してみていたい気持ちが込み上げてくる作品で面白かった。

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    2026年09月22日
  • とんこつQ&A

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    『むらさきのスカートの女』を読んで以来、今村夏子さんの独特の世界観とユーモアたっぷりの文体にすっかり魅了されてしまいました
    今作も4作品が収められた短編集ですが、どの作品もほのぼのと不穏が入り交じった、いい意味で奇妙な作品群でした
    「とんこつQ&A」は危うい閉塞感を伴いながら、最終的にほのぼのとしたハッピーエンド(?)で終わっています
    また「冷たい大根の煮物」も、最後まで芝山さんとの距離は縮まらないけれど、
    あとに残された「自炊」という行為にほのかな温かみが余韻となって残ります
    今村さんの描く人間はちょっと変わり者だけど、どこにでも存在して、
    そして皆自分の中にも少しずつ潜んでいるから、共感できるのだと思いました

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    2026年09月22日