今村夏子のレビュー一覧

  • あひる

    匿名

    購入済み

    ほのぼのした悪夢

    シンプルでほのぼのした文体の作品なので軽く読み進められてしまうけど、描かれていることはけしてシンプルじゃなくて悪夢のよう。気がつくとぐったり疲れている自分がいた。

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    2022年06月16日
  • こちらあみ子

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    今村夏子さんの作品の中でも『ピクニック』はとても好きな作品です。彼女のセンスが光る、あの不思議な世界観に強く惹きつけられます。
    ルミたちが七瀬さんがモテることが気に入らないという、彼女たちの微妙な感情の描写も秀逸でした。
    今村夏子先生は子供を主人公にした作品も多く書かれていますが、個人的には大人を主人公にした作品の方がよほど面白いと感じており、この『ピクニック』はその好例です。

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    2025年12月16日
  • 星の子

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    じりじりと、こわい
    穏やかな学校のシーンがあるから、洗脳されている親の宗教の話がモヤモヤと浮き上がる。
    優しいクラスの少年もいるのに、宗教に手を染めてる大学生もいる。不穏なのよね、ずっと。

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    2025年12月16日
  • あひる

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    解説を読まないと、ゾクゾクしたまま終わる。まあ解説を読んだところで腑に落ちることは数パーセントしかないけれど(笑)

    今村夏子さんの作品は現実感が強い。ファンタジーの世界だと思えないリアルな出来事が発生するので、そこから異世界に徐々に飛ばされていく気持ちいい感覚がある。そして、ふわっと終わる。な!?という気持ち。

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    2025年12月16日
  • こちらあみ子

    ネタバレ 購入済み

    小説とは

    小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
    ただただ、現実。
    誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
    あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
    家族ってそれでも家族。生きる上で色々な問題が起こるし、あなただったらどう解決する?と聞かれているような気もした。もし、自分が登場人物の母だったら、同級生だったらと想像した。
    私自身、あみ子の幻聴と決めつけていて面くらい、
    ただの読者としてもあみ子を信じていなかった事に気付かされた。
    天晴。

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    2021年02月03日
  • こちらあみ子

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    読んでいて動悸がするような、針で心臓を刺されているような、そんな感じがした。
    あみ子のような存在をどこかで見たことがあるからではないか。
    ほとんど誰からも受け入れられないあみ子。何が起こっているかもよく理解していないあみ子。
    不幸だとか不遇だとかはこちら側の価値観で、助けを求めているわけではない、でも傍観している自分にチクチクする。

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    2026年02月21日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    短編集でそこまで厚くないため読みやすく、今村さんの作品らしさを感じられる。
    最後の「冷たい大根の煮物」は少し温かな終わりだが、基本的に全編読後はソワソワ感が残る(もしくはモヤモヤ。)
    あくまで描かれるベースは日常で、でも、その中に現実にあるかもしれない異質な様子を描くのが今村さん上手い。

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    2026年02月14日
  • あひる

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    あひるのお話、おばあさんのお話、兄妹のお話。
    いいお話だなと油断させておいて、突如として不穏な空気が立ち込めて…。
    今村夏子作品は、本当に一筋縄ではいきません。
    この作品を完全に理解できた読者はどれだけいるのだろう。
    未読の方は、ぜひ挑戦してもらいたい。

    なお、文庫本にも関わらず文字のサイズが大きめで、とても読みやすかったのだが、もしかするとこれも、今村夏子による意図的なものか…。

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    2026年02月13日
  • 星の子

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    ネタバレ

    新興宗教を信仰する家族とそれを取り巻く人間関係を淡々と書いていて、受け取り方を読者に委ねているような作風で好みだった。
    最後の親子で星を見るシーンで泣いてしまった
    巻末の対談でもチラッと出てきたけど、主人公が子供なので語彙も少なく会話が多いというある種の制約とこの本のテーマが上手く噛み合っていると思う
    「こちらあみ子」も映画が話題になっていたし、読んでみたいと思った

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    2026年02月12日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    ひょうたんについて書くつもりなかった、とか書いていったらこうなっちゃった、みたいなこと解説で言ってて今村夏子のこともっと好きになった

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    2026年02月10日
  • こちらあみ子

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    一から十まで言ってほしいときなんていくらでもあるよ。
    誰がいつどうしたらよかったの。
    正解が見つからなくても、考えることをやめたくない。

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    2026年01月30日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    冒頭の6ページで、その世界に運ばれてもう出られない感じがした
    坊主頭の彼の広島弁がとても好きだった
    応答のある世界でよかった

    あにきか、それともはげか
    父親か、それともメガネか
    「あんたはあれじゃね。さてはあみ子をよく知っとるひとじゃね」

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    2026年01月28日
  • とんこつQ&A

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    表紙なんかかわいいお腹すく
    タイトル愉快
    読んでも愉快
    だけどじわじわ不穏だし
    なにかがおかしい
    嫌いじゃないねこういうの

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    2026年01月28日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    3.7

    どこにでもいそうなちょっと不器用な人たちを独特な雰囲気で文章にしている。
    些細なことで幸せになれそうな、なれないような…その加減が心地よい。

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    2026年01月27日
  • むらさきのスカートの女

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    主人公があまりにも紫のスカートの女のことを知りすぎていて、会話を聞けすぎていて、そして誰にも気づかれていなすぎる。
    だから黄色いカーディガンの女は紫のスカートの女の影みたいなものなのかなと思った。
    仕事も転々として、誰からも気づかれない、消えても何も言われない、仲良くしてたのにすぐにどうでも良くなられる。
    影はずっと本体を待ち続けて、いつしか本体になりゆくのだと思う。


    不倫の所長の見た目が深くは語られていないのに情けないハゲのおじさんだと言う感じなのがなんとなくわかる。気持ち悪い。

    ねこの手書店で購入

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    2026年01月20日
  • とんこつQ&A

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    四つの短編から構成された本書、表題作の「とんこつQ&A」と「嘘の道」を特に興味深く読んだ。
    あれ?何かがおかしいぞ、と違和感を覚えながら読み進め、辿り着いた先で見る景色。
    さすがに「とんこつQ&A」に登場するような人物に出会う可能性は低いだろうと思うが、「嘘の道」に登場する兄弟のような人物であれば、身の回りにいたとしても不思議ではない。
    もしかすると、自身が同様の体験した、という人もいるかもしれない。
    フィクションのようでいてノンフィクションであってもおかしくない、そんな素敵な読書体験をさせてくれる作品。

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    2026年01月19日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    ​『こちらあみ子』『ピクニック』、そして『チズさん』。この短編集を読み終えた今、私は非常に不思議な感覚に包まれている。怖い話を読んでいるような、あるいはSFを読んでいるような、現実から離れた異世界に触れたような感覚。しかし、どの話も限りなく現実に近い、今村夏子ならではの剥き出しの語りだった。
    ​中でも最も強く心を揺さぶられたのが、『ピクニック』だ。
    序盤、そのタイトルから、私は主人公の七瀬とタレントの春元気との間に生じる明るい交流の物語だと思っていた。しかし、その期待は残酷に裏切られる。二人の関係は七瀬の痛々しい妄想に過ぎず、ドブ川で携帯を探し続ける狂気的な行動も、存在しない接点を繋ぎ止めるた

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    2026年01月19日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    いやー全体的に人間の醜く薄情なところが凝縮された短編集だったなぁ……。

    特に表題作でもある『とんこつQ&A』はタイトルはキャッチーでかわいいのに、内容は私からするとひどくおぞましいものだった。読んでいる間は顔が引きつってたのが自分でもわかる。
    亡くなったお母さん(妻)が恋しいのはわかるけど、コピー人間を作ろうとするのって怖くね?しかも父子揃って悪気があるわけじゃないんだよね……余計に怖くね?段々と主人公も疑問に思わなくなってくるし、最早ホラーじゃん。

    『噓の道』『良夫婦』の2作品については、
    人間の記憶のいい加減さや責任感のなさに焦点を当てたものなのかなと思う。
    『噓の道』では噓をついたこ

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    2026年01月17日
  • とんこつQ&A

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    やっぱ今村夏子さんの小説は読んでてワクワクするしどこか落ち着く。全部良かったなあ
    良夫婦がお気に入り

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    2026年01月12日
  • むらさきのスカートの女

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    どんなに大切な人でも、他人に見えてる部分は、ほんの一部

    見る人が勝手に思い込んでいるだけに過ぎないのかもしれない。

    自分に似たような人、そうなってみたい他人を追ってしまうような経験があるのが「SNS」の世界で起こっていることなんじゃないかな。

    憧れから妄想にかわり、やがて暴走する。

    人は人、自分は自分。
    人生で一番みにくい事は、他人の生活を羨む事

    黄色よりも、むらさきのが有名なのに対する憧れや、嫉妬心が現れている物語。


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    2026年01月11日