今村夏子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
小説とは
小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
ただただ、現実。
誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
家族ってそれでも家族。生きる上で色々な問題が起こるし、あなただったらどう解決する?と聞かれているような気もした。もし、自分が登場人物の母だったら、同級生だったらと想像した。
私自身、あみ子の幻聴と決めつけていて面くらい、
ただの読者としてもあみ子を信じていなかった事に気付かされた。
天晴。 -
Posted by ブクログ
初めての書籍レビューがこの作品で大丈夫かな
と思いつつも、
咀嚼できてない箇所が多いはずなのに、
作品の感想がポンポン出てきそうなので
出てきたまま入力してみよ♩
ミステリーと聞いていたので
何か事件が起きるのかなと安直な考察で読み始めたけど、
どんなに読み進めても、とある街のちょっと気になる人の日常が描かれていくだけ
確かに違和感のある人だな〜でもこういう人いるいる。
だけど自分でも気が付かないうちに違和感の対象が語り手に移ってて、しかもかなり不気味で異質で
常に事件の一歩手前にいるような恐怖を感じた。
おぉ、これもミステリーなのね、とジャンルの幅を学びました
作者の真意に気が付けるほど -
Posted by ブクログ
いく通りもの読みが成り立つ作品であり、同時に、解釈など必要としない作品なのかもしれない。
主人公の観察対象である「むらさきのスカートの女」は、良くも悪くも他人の視線にさらされる存在である。物語の冒頭では少し変わった人として注目され、職を得てからは、挨拶の大きさや人当たりのよさによって職場の先輩や公園の子どもたちの心をつかむ。その一方で、やっかみによって噂の対象にもなっていく。
それに対して、語り手である「黄色いカーディガンの女」は、誰からもその存在を意識されない。もちろん、まったく見えていないわけではないのだろう。しかし、まるで存在しないかのように扱われている。だからこそ、ありえない距離感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。はじめはカルト宗教に関わった家族が歪み壊れていく暗い話かと思ったけれど、読んでいくうちにそんなことはなくて驚いた。
確かに小説の中心に宗教はあって、そのせいで姉がいなくなったり生活が貧しくなったりとかはあるけれど、想像していたようなそれが原因で極度のいじめに合うだとかいうのはなく、かといって受入れられているわけでもない。少し遠巻きにされたりバカにされたりはあるけれど、先生に詰められた時はクラスメイト達が慰めてくれたりもする。カルト宗教というと怖い、怪しい、近寄りがたいというイメージがあったけれど、実際に二世の生活ってこんな感じなのかな?と思わせる不思議な説得力があった。もちろんあく -
Posted by ブクログ
ネタバレ終盤にかけての駆け足感はあったが、独自性のある設定で没入感のある読書体験だった。
主人公が紫のスカートの女に対する執着心がすごい。どこからそのモチベーションが湧き出るのか。と思ったが、他の人から見たら「なんでそんなことにそんなに執着するの」というものを自分も持っているかもしれないと気づかされた。主人公が紫のスカートの女に執着するように自分達もそれに準ずるものをもっていたりするのかな。
それにしても終盤の主人公の行動はすごい。所長と紫のスカートの女がトラブルになることを予期していないとあそこまで準備はできないのではないか? それともこうなることを見越していた?毎日紫のスカートの女の観察日記を