今村夏子のレビュー一覧

  • こちらあみ子

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    収録2作品に共通する無邪気な闇。

    心に残るザラザラ感は、
    悪意とも偏見とも少し違う薄汚れた傍観者側の行動に、
    無意識で共感してしまったことに対する自分への嫌悪感かもしれない。

    読後の清涼感が皆無なのが逆に心地よくさえかんじる、そんな今村さんの作品をもっと読みたい。

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    2026年05月20日
  • あひる

    匿名

    購入済み

    ほのぼのした悪夢

    シンプルでほのぼのした文体の作品なので軽く読み進められてしまうけど、描かれていることはけしてシンプルじゃなくて悪夢のよう。気がつくとぐったり疲れている自分がいた。

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    2022年06月16日
  • 星の子

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    じりじりと、こわい
    穏やかな学校のシーンがあるから、洗脳されている親の宗教の話がモヤモヤと浮き上がる。
    優しいクラスの少年もいるのに、宗教に手を染めてる大学生もいる。不穏なのよね、ずっと。

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    2025年12月16日
  • あひる

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    解説を読まないと、ゾクゾクしたまま終わる。まあ解説を読んだところで腑に落ちることは数パーセントしかないけれど(笑)

    今村夏子さんの作品は現実感が強い。ファンタジーの世界だと思えないリアルな出来事が発生するので、そこから異世界に徐々に飛ばされていく気持ちいい感覚がある。そして、ふわっと終わる。な!?という気持ち。

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    2025年12月16日
  • こちらあみ子

    ネタバレ 購入済み

    小説とは

    小説とは、読者に気づきを与えきっかけを作るツールなのだなと改めて気付かされた。
    ただただ、現実。
    誰も悪くないけれどそれが現実で痛い。
    あみ子なりに感じ傷つき、忘れ、喜び、悲しみ。彼女の事は誰が1番理解をしてくれてだんだろう、と想像した。各々の関わりの深さと関係性。
    家族ってそれでも家族。生きる上で色々な問題が起こるし、あなただったらどう解決する?と聞かれているような気もした。もし、自分が登場人物の母だったら、同級生だったらと想像した。
    私自身、あみ子の幻聴と決めつけていて面くらい、
    ただの読者としてもあみ子を信じていなかった事に気付かされた。
    天晴。

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    2021年02月03日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    不思議なストーリーだか、読んでいるうちに語り手の異常さに気づけるのが気持ちよく、ページを捲る手が止まらなくなる(私だけが気づいているという感覚がある!)
    語り手がむらさきのスカートの女を観察するように読み手も語り手を観察しているという構造がおもしろい
    深く考えずに読むのがいい

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    2026年08月16日
  • とんこつQ&A

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    今村さんは日常に紛れる不穏を描く天才だ〜。
    全部何でもないように見せかけてどこか狂ってる。
    狂ってるんだけど本当に狂っているのは誰なのか分からなくなる。
    狂人に見えない狂人が一番怖いのかも、と思うけれど、どこからの誰かから見たら私も狂人に見える一部分があるのかもしれないと思ったりした。
    4篇とも面白かった〜。
    最後はずっと不穏な感じに見えて結構優しい話だったかも?
    前3篇が強烈すぎて感覚イカれてるかもしれない。

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    2026年08月15日
  • むらさきのスカートの女

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    ☆3.5 ひたむきな著者
     着実な小説である。丁寧に書かれて瑕瑾がない。スコップで穴を埋め立てていく作業のやうに気の遠くなる丁寧さだ。なほかつふざけてゐる。が、本人にはふざけてゐる意識はない。天然かもしれない。

     要するにこの作者は才能であって取るべくして芥川賞を獲った。手ざはりは『コンビニ人間』と似てゐる。どちらも技巧ではない。作者から滲みでてきたエキスが陰翳を与へてゐる。

     むらさきのスカートの女はこの作者であり、またこの作者はむかし、むらさきのスカートの女だったのだ。

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    2026年08月12日
  • むらさきのスカートの女

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    初めての書籍レビューがこの作品で大丈夫かな
    と思いつつも、
    咀嚼できてない箇所が多いはずなのに、
    作品の感想がポンポン出てきそうなので
    出てきたまま入力してみよ♩

    ミステリーと聞いていたので
    何か事件が起きるのかなと安直な考察で読み始めたけど、
    どんなに読み進めても、とある街のちょっと気になる人の日常が描かれていくだけ
    確かに違和感のある人だな〜でもこういう人いるいる。
    だけど自分でも気が付かないうちに違和感の対象が語り手に移ってて、しかもかなり不気味で異質で
    常に事件の一歩手前にいるような恐怖を感じた。
    おぉ、これもミステリーなのね、とジャンルの幅を学びました

    作者の真意に気が付けるほど

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    2026年08月11日
  • とんこつQ&A

    匿名

    購入済み

    タイトルのとんこつQ&Aの話が、1番不気味で君が悪かった。他の話しも何かが欠けてるような、それで良いの?と思うお話しが多かった

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    2026年08月04日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」に載っていた「花束みたいな恋をした」をきっかけに読むことにした本作。とくべつ大きな出来事はなく、「ピクニック」と「チズさん」に関しては一言でいうとなんだったんだ一体…という感想だが、気づくと読むのを止められずに一気読みしていた。

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    2026年08月01日
  • あひる

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    どこかゾワッとしたり虚しさを覚えたり。。。
    途中でゾワッ。読後にゾワワっ。
    読後に何度も思い出す(笑)

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    2026年07月31日
  • あひる

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    文章が平易で短いため、すぐ読み終わってしまった。
    三作ともどこか不安になる要素のある作品だったが、特に表題作が怖かった。

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    2026年07月29日
  • むらさきのスカートの女

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    いく通りもの読みが成り立つ作品であり、同時に、解釈など必要としない作品なのかもしれない。

    主人公の観察対象である「むらさきのスカートの女」は、良くも悪くも他人の視線にさらされる存在である。物語の冒頭では少し変わった人として注目され、職を得てからは、挨拶の大きさや人当たりのよさによって職場の先輩や公園の子どもたちの心をつかむ。その一方で、やっかみによって噂の対象にもなっていく。

    それに対して、語り手である「黄色いカーディガンの女」は、誰からもその存在を意識されない。もちろん、まったく見えていないわけではないのだろう。しかし、まるで存在しないかのように扱われている。だからこそ、ありえない距離感

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    2026年07月22日
  • むらさきのスカートの女

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    面白くて一気に読んでしまった。
    むらさきのスカートの女をストーカーしてる主人公がどんどん怖く感じてきてすごかった。
    最後のエッセイは著者の心の弱さが垣間見れて読んでいて少ししんどくなってしまった

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    2026年07月19日
  • とんこつQ&A

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    町中華でバイトを始めた女が接客対応マニュアルを作る話。他3編

    もやもやを見せられて「これでいいんだよ」と薄く笑みを浮かべて肩を叩かれるような不気味な感じがした。そういや表紙の餃子とサクランボの違和感半端なかった笑。久々に強烈な『群像』を感じた

    『群像』は昔定期購読していた講談社の文芸雑誌。猛烈な群像感を感じて検索確認してしまった笑。正常を装ってにこにこして進みぐにゃりと歪む今村さん好きです

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    2026年07月18日
  • むらさきのスカートの女

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    むらさきのスカートの女 7/10 今村夏子 2025 2月18日
    初めはむらさきのスカートの女がヤバい奴なのかとおもっていたが、ストーリーが進行しむらさきのスカートの女が人間としての輪郭が浮き上がってくれば来るほど"わたし"の狂気が浮き彫りになっていくに戦慄した。ただ単にストーカーなだけではなく無銭飲食したりバザーで備品売ってたり無断出勤したり。ほとんど"わたし"の情報は明かされず誰も気が付かないのが不気味でそんな人間が社会性を保ち日常に紛れているのがこの本の纏う薄気味悪さなのかなと感じた。

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    2026年07月17日
  • 星の子

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    ネタバレ

    面白かった。はじめはカルト宗教に関わった家族が歪み壊れていく暗い話かと思ったけれど、読んでいくうちにそんなことはなくて驚いた。
    確かに小説の中心に宗教はあって、そのせいで姉がいなくなったり生活が貧しくなったりとかはあるけれど、想像していたようなそれが原因で極度のいじめに合うだとかいうのはなく、かといって受入れられているわけでもない。少し遠巻きにされたりバカにされたりはあるけれど、先生に詰められた時はクラスメイト達が慰めてくれたりもする。カルト宗教というと怖い、怪しい、近寄りがたいというイメージがあったけれど、実際に二世の生活ってこんな感じなのかな?と思わせる不思議な説得力があった。もちろんあく

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    2026年07月14日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    終盤にかけての駆け足感はあったが、独自性のある設定で没入感のある読書体験だった。

    主人公が紫のスカートの女に対する執着心がすごい。どこからそのモチベーションが湧き出るのか。と思ったが、他の人から見たら「なんでそんなことにそんなに執着するの」というものを自分も持っているかもしれないと気づかされた。主人公が紫のスカートの女に執着するように自分達もそれに準ずるものをもっていたりするのかな。

    それにしても終盤の主人公の行動はすごい。所長と紫のスカートの女がトラブルになることを予期していないとあそこまで準備はできないのではないか? それともこうなることを見越していた?毎日紫のスカートの女の観察日記を

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    2026年07月12日
  • こちらあみ子

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    三編とも、一瞬で壊れてしまいそうな恐怖が漂う。そんな飴細工のような世界を、同情的でなくかといって突き放すでもない語りが構築する。凄まじいバランスだ

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    2026年07月09日