今村夏子のレビュー一覧

  • こちらあみ子

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    いわゆる普通から外れた女性たちの人生を描いた短編集。良くも悪くも彼女たちの言動は周りを巻き込み、周囲の人たちの“普通”を揺さぶる。
    こんなにも読み手の感じ方で印象が変わる本は初めてかもしれない。読む人の経験や価値観によって、まるで違う物語になると思う。読んだ人同士で語り合いたくなるそんな一冊。

    『こちらあみ子』
     おそらく何かしらの障害があると思われる主人公・あみ子の無邪気な言動は、周囲の人たちの心に鋭く突き刺さる。壊れていく家族の中で、ただ一人、純粋なままのあみ子。あみ子の目を通した世界と、客観的な視点が交互に描かれることで、人と人との微妙な距離感や、理解し合えないもどかしさが浮かび上がっ

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    2025年10月18日
  • あひる

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    繊細で、視点が独特で、脆くてなんとも切ない書き方をする今村さん。
    2作目なんですね

    この時からきっと繊細で、見たものしか書かない人なんだろうな。

    私が今村夏子さんの作品を読むのも2作目。

    どんどんのめり込んでしまう本を書けるのはなんでだろう。
    悲しいアヒルの話が1番のめりこんだ。

    他の作品もまとめて買ったのでよんでみます

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    2025年09月15日
  • あひる

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    こちらもじわっと怖かった
    あれ、夢かな自分の勘違いなのかななんでみんな普通なの?って日常でもわりとよく感じる感情

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    2025年09月12日
  • 星の子

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    じわっと怖いラスト
    じわじわっとくる作風 何がくるのか言語化できないけどじわじわ迫ってきてゾワっとするのがなかなかクセになる作家さん

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    2025年09月12日
  • 木になった亜沙

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    木になった亜沙のあらすじが気になって気になってしょうがなかった作品。
    不思議な世界で、でもスッと入り込めて面白かった。
    定期的に思い出してしまう。

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    2025年08月27日
  • 木になった亜沙

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    非現実的なのに、どこかリアル。表題作もよかったけれど、「的になった七未」は読んでいて痛々しく複雑な気持ちにさせられた。

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    2025年08月16日
  • あひる

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    ネタバレ

    ”代替可能”がテーマの短編が3篇入った一冊。主人公も、あひるも、漫画も、おばあちゃんも、もしなくなってもその代わりの役割をするものはいくらでもある。私がいなくなっても誰も困らなないだろうと考えたことは何度もあるが、それを小説で読むと不気味で、本当は代わりなんていないのではないかという気分にもなった。

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    2025年07月28日
  • あひる

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    納得のいく読み方が自分の中で見つからなかった。けれど、腑に落ちないからこそ漠然とした不安を感じて印象に残る3編だった。

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    2025年06月17日
  • 星の子

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    ネタバレ

    この本はとても自分に合っていた。読みやすい文体ということもあって、心にすっと染み込んでくるように読むことができた。
    ちひろはずっと狭い世界で生きている。両親がちひろを狭い世界に閉じ込めているようだった。
    ちひろを取り巻く環境の中で宗教が絡み、不穏な空気が漂う瞬間がある。それがなぜか心地よかった。
    騙されている両親が悪いとは言えないかもしれない。両親は娘を救うため何かを信用して頼る必要があった。みんな騙されて、みんな何かを信用して生きているのではないか。
    そうして息が詰まるような狭い世界で、生きづらさを感じている。
    ちひろにもいつか人生どうにもならなくなる瞬間がくるだろう。そのとき何に頼るのだろ

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    2025年06月16日
  • 木になった亜沙

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    表題作ももちろんおもしろかったのだけど、個人的に印象が強いのは「ある夜の思い出」の方だった。
    地面を這い回って生活する様子は、カフカの「変身」と同じイメージで頭の中で再生されて、まるで映像を観たような強烈な印象が残った。
    非日常的な生活と運命的な出会いとアクシデントで最後は日常に戻って、「ある夜の思い出」として回顧される。
    ある夜の思い出で済む話かよ…と思いながら笑いが込み上げて、今村さんは天才だなと思った。

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    2025年05月25日
  • あひる

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    どの話も主題、今村夏子さんの伝えたいことが分からないのに独特な雰囲気があり面白かった。今村さんが描く人間はどこか偏りがあって生々しく、時には愛おしくも思えるのが良い。

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    2025年05月12日
  • あひる

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    心をざわつかせる3作の短編。
    「あひる」「おばあちゃんの家」「森の兄妹」
    解説 今村夏子は何について書いているのか 西崎 憲

    何だろう、心のささくれが取り切れないような感覚の
    読後感。まだ残っている小さなささくれが、痛い。
    普通の日常が不条理な日常へ進行する不安感が漂う。
    違うあひるに換わる不可思議さ、夜中に来た男の子の不穏さ。
    歪な親子関係。“わたし”はどうなってしまうのか。
    おばあちゃんの変化は高野文子の「田辺のつる」が脳内を過る。
    彼女に出会うモリオという子供の視線は、
    子供時代に味わう不可思議な体験を自分の成長で
    置き去りにしてしまう、一時の記憶のように感じた。

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    2025年05月10日
  • 木になった亜沙

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    どうやったら思いつくのか分からない、独特で不気味な話だった。途中で止めるのが何か不安で、読む手が止まらなくなってしまう、不思議な感覚だった。
    ところどころギャグ要素もあるが、それがちゃんと笑えつつも、不気味な世界観を全く壊していないのもすごいと思った。

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    2025年04月06日
  • 木になった亜沙

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    彼女たちの切実な願いは純粋で、生きていくうちに変形し、歪になっていった__
    今村さんの作品はいつも私を新しい世界に触れさせようとする。なんか気味悪い、でも読みたいと気持ちが浮遊するから面白い。
    ボーナスエッセイと村田沙耶香さんの解説がまた良かったのです。

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    2025年03月18日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    紫のスカートの女が面白かったので手にした
    今村さんらしさが溢れる短編集
    なんかよくわからないけど、なんかいい

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    2025年01月18日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    『白いセーター』がお気に入り。
    家に帰って1人になった時に「あぁー……」ってなる日がある。何か嫌なことがあって、それがどうして嫌なのかとか、本当はそんな自分が一番嫌なんだ、とかそんなことを思う日がある。そういう日の何とも言えない沈んだ気持ちになった。

    今村さんは"どこか変な人"を描くのが上手い。ちょっと不気味だったり違和感を感じる人がよく出てくる。でもそれが普通の人間なのかもしれない。
    一つ一つの行動にいちいち理由や根拠があるとは限らない。どんな人間にも善の心と悪の心の両方があってどちらかのサイドにのみ属している人はいないのだと思う。

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    2024年12月01日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    「冬の日」を入れてくれてありがとうございます!大好きです!!!あとは「モグラハウスの扉」が大好きです!!!
    少し不気味でも読んでしまう、今村夏子の世界観はほんとに大好きです。

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    2024年11月21日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    商店街の話、んっ話なのか。現実なのか、閉店時間がお父さんの体調次第で交流もなくて何故か桜尾通り新聞の子供達が出てくるしライバル店のメガネのお姉さんとどうこうせずに終わるんだ。たしかにどれもズレてるが、どういった落とし所なのか、全てが謎でした。生まれて間もないたっくんは生きてたの?おばあちゃんは台所で転んで天井を見上げてて結局どうなるの。たっくんと同じ日の生まれた黄疸と診察されてた赤ちゃんは無事なの、たっくんとどういう関係性なの。読めば読むほど難しい。次はむらさきのスカートの女を読むけど、受け付けるのだろう

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    2024年10月02日
  • 星の子

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    私にとっては他人事ではいられないストーリー。一気に読めた。

    側から見たら怪しい宗教を信仰するおかしな家族。でも自分にとっては大切な家族であり、宗教だってただ日常のなかなのだ。

    怪しい宗教にのめり込むようなひとは、心が弱い人?騙されやすい人?自分で問題解決できないアホな人?
    そこには、その時その人にとって如何にもこうにもできない問題があって、どうにか道を開くためには藁にでも宗教にでも縋りたかった背景があるかもしれない。そして、そこには宗教で救われた事実がある。どん底から救われたものには、人は心を託して信じ続けることができるのかも。
    だから、決して助けられなかった他人が笑う事はできない。

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    2025年08月23日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    この短編集はあさっり読めるんだけど私の場合は何回も読みました。読む毎にこんがらがった頭の中を整理しながら読み返すと毎回私を予想外の着地点に連れて行ってくれるこれは世間の常識から外れて居るのに憎めない登場人物に有るのだと思う。登場人物を愛する今村夏子さんだからこその作品に又出会いたい。

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    2024年05月23日