今村夏子のレビュー一覧

  • 星の子

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    ヤバい宗教の会員の両親に育てたれている子供が主人公ですが、自分の子供の頃と重なる部分もあり、気持ちは少しだけわかりました。
    うちの両親はクリスチャンなのですが、宗教の中でもポピュラーなので、そこまで苦労はしませんでしたし、アメリカではむしろマジョリティなので、アメリカにいた頃の方が楽でしたが、日本ではやはり親の言うことと世間の反応のギャップにズレを感じていました。
    そんな感情を如実に表しているのが著書であり、創◯学会やオ◯ム真理教の会員2世の方々なんかも共感できる部分が多いのかなと思いました。
    ただ、昔から変わらず日本人の宗教に対する偏見は、世界に比べてかなり多いとう印象もずっと持っています。

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    2026年05月06日
  • とんこつQ&A

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    帯にある「面白不気味」って一体なんなんだ?っと思いながら読む。不気味さの中に意味のわからなさ、異次元みたいな単語が頭をよぎる。さすがへんてこ小説。

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    2026年05月06日
  • 星の子

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    なぜだか夢中で読み進め、このあとどうなるんだろうと思ってページを捲ったらお話が終わってしまった。

    安易な救いも、涙を誘うような展開もないまま閉じた世界が閉じて行った。

    星を眺めるあのラストをどう解釈したらいいんだろう。幸せな家族の、そこには確かに愛情があるという描写、とも取れなくはないけれど、私は不気味さや不穏さを感じるな、と思った。

    砦の外にいる人間に危害を加えるわけではなくても、周りから見た時の宗教や信仰は奇怪で意味不明で恐ろしいものだったりする。信じるものが違う時、距離を置く以外の方法で解決しうる人間関係ってあるのかな。この本を読んでいて、私は主人公におじおばのところに逃げて欲しい

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    2026年05月04日
  • こちらあみ子

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    純文学というものは面白い。
    読み手によって、様々な解釈ができるというのは、文芸作品ではなかなか得難い体験だろう。
    一度読むだけでは理解が難しい作品でもあるので、何度も読み直して登場人物たちの心情に分け入ってみたい。
    表題作の「こちらあみ子」も良かったが、自分は「ピクニック」の方が好きかもしれない。

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    2026年05月03日
  • あひる

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    本作はいずれも平易な文章で構成されて読みやすいのだが、内容については不思議な
    ことに、それぞれの作品で起きた不可思議な現象が、何を意味するのかははっきりしない。しかし、そのような違和感が浮き彫りになるからこそ、記憶に刻まれる。

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    2026年05月03日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    2026.04.15

    むらさきのスカートの女、と言うタイトルなのに装丁のスカートは水玉なのが最初からひっかかっていた。が、読み終えてその理由が分かったような気がする。これはきいろいカーディガンの女のスカートだったのでは、と。

    「きいろいカーディガンの女」の目線を通して物語は進んでいくが、読む人によって感じることはさまざまなのでは?と思う。

    一言で言えば、世にも奇妙な物語のようなストーリー。
    映像化して欲しいなと思う。

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    2026年04月15日
  • 星の子

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    主人公のちひろが幼少期に病気がちだったため、両親はカルト宗教にハマる。姉は出ていった。親戚はちひろを心配している。
    ちひろ自身は宗教を狂信している訳ではなく、疑ってもなく。そんな中、日常が過ぎていく。

    安直な落ちがなくてよかった。

    巻末に小川洋子さんとの対談が収録されており、著者の別作品についても語られていて興味深く読んだ。

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    2026年04月12日
  • こちらあみ子

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    読んでてずっと心が穏やかでなかった。でもなぜか読む手は止まらなかった。読み終わっても全然スッキリしなかった。なんだこれ。

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    2026年04月12日
  • あひる

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     表題作はアヒルの『のりたま』を中心とした人々の様子が、主人公の視点から淡々と語られるお話です。
     作中で一番遠くからのりたまを眺めているのが彼女なのですが、誰よりもよくのりたまを見ていたのも彼女だったかもしれません。
     資格取得を目指して試験勉強中の主人公は、のりたまを構いに来る近所の小学生達が自宅の敷地内で騒いでいても、勉強の妨げになると腹を立てるようなことはありません。
     自室(二階)から様子を窺うだけで子供達に直接干渉することもなく、家が賑やかになって喜ぶ両親を何も言わず静かに見守りながら、遊びに来る子供達が好きそうなお菓子をコッソリ買い足しておいたりなど、陰からそっと、さり気ないサポ

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    2026年04月12日
  • むらさきのスカートの女

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    小説も面白かったのですが、その後に何本も収録されていた受賞エッセイがとても良かったです。作家さんが苦労して小説を書いていたこと、仕事を転々として辞めたいと思いながら日々過ごしていたこと、なかなか人とうまく接することができなかったこと、それで作家になったという話(ホントかな)など、何か親近感を感じて、小説よりも印象的でした。エッセイを読んでファンになったようです。

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    2026年04月09日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    さすがは芥川賞受賞作品。
    ありきたりな展開でなく、社会風刺や人間の心の奥に眠る黒い部分を掘り起こして描いた、余白の多いお話だった。



    ここからは私の解釈を。

    「黄色いカーディガンの女」は、「むらさきのスカートの女」と同じく社会不適合者である。

    「黄色いカーディガンの女」はかなり曲者で、自分が「むらさきのスカートの女」より上に立つことで、自分の存在意義や生きがいを見つけようとしていた。

    それゆえに、狂気的な方法ではあるが、彼女を自分の職場(ホテル清掃)へ誘導するなど、献身的にサポートしてきたつもりだった。

    しかし、「むらさきのスカートの女」が、そこで社会的地位を確立し始めたことで、彼

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    2026年04月10日
  • むらさきのスカートの女

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    人は自分の世界で生きている
    何かにのめり込めばそれ以外が見えなくなる
    生活が破綻してもどんな状況になっても追い続ける
    異常を異常と感じられているうちは大丈夫なのだ
    何がそうさせるのか理由なんてないのだろう

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    2026年04月06日
  • あひる

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    4.0

    少し奇妙で不気味な日常。大事件が起こるわけでもないのにどうして面白いんだろう?
    翻訳小説はだいたい半月かけて読むのだけど、
    これは一日で読み終わってしまったことに驚いている。

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    2026年04月05日
  • むらさきのスカートの女

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    むらさきの女を観察する本人は何者かが
    ずっと気になっていた。
    まるで幽霊?が女に取り憑いているのかと思っていたが、終盤で一気に展開し最後は⁇な気分になり、少しして色々理解できた気がしている…
    不思議な感覚、前半は非現実的な話なのかと思ったが、読み終わった所で普通にあり得る話だと思った。

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    2026年04月04日
  • とんこつQ&A

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    怖いのかな、怖いのかなーって怯えながら読み進めたけど、拍子抜けしちゃった。
    直接的なホラー要素な描写が出てくるわけではないけど、じんわりとした人間的な怖さが押し迫ってくる感じ。それが一番怖いよね。
    痒いのに痒いところが見つからない感じとなんか似てるなぁって思った。

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    2026年04月01日
  • むらさきのスカートの女

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    ミステリー?ホラー?コメディ?色々な要素がありとても引き込まれた。途中から自分が主人公をストーカーしてるような気分にもなった。巻末のエッセイも作者の人となりに好感を持てて楽しかった。

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    2026年03月27日
  • あひる

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    ずっと不気味な印象だった、それを解説されるわけでもないから何も明かされることがないまま、スッキリしないまま終わるそんな感覚だった。
    ちょっと難しいので解説読みたい

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    2026年03月21日
  • とんこつQ&A

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    全体を通して、どの物語の登場人物も全員すごく真面目だと思った。真面目というか、真面目すぎる。

    真面目って嘘がなくて何事にも全力で自分の中の正義感を持つような、なんとなく良いようなものに感じる。だけどこの中の人たちは真面目がいきすぎる、真面目と自分がいきすぎるあまりに何かのバランスが取れなくなり、ひとつの小さな社会(世界)に依存していく。なにかが狂いつつあることを自覚しながらも、前向きに、静かに、自らのめり込んでゆく。狂ってしまえばどうってことないから、痛みも感じなくなる、むしろ痛みすら喜びに感じる。
    それが怖いように感じるけどもどこかその世界に自分もいきたくなるような独特の輝きがある。何にも

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    2026年03月20日
  • とんこつQ&A

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    紹介漫画を見て面白そうだなと思って買った。ほとんど人々の関わりから生じる気味の悪さ・不快感を突きつけてくる感じで、軽いホラーだったけど、面白かった。

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    2026年03月19日
  • あひる

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    ネタバレ

    あひる、おばあちゃんの家、森の兄妹の三遍。

    あひるで、お誕生日会の夜にやってきたのは、ただの
    図々しい子どもだろうと思っていたら、翌朝主人公が
    あひるに感謝していたので驚いた!そんな純粋な思考は生まれなかった笑 両親と子どもたちの振る舞いに
    もやもやしながら読んでいた。そして兄夫婦の赤ちゃんが産まれたことで、あっけなく壊されるあひる小屋。
    安心や幸せな気持ちを得る為に、何かに依存するのは
    普通のことなんだけど、こうして物語として淡々と
    語られると、結構怖いことをしているんだなあと思う。

    おばあちゃんの家では、おばあちゃんの足腰が弱いはず
    なのに、そうとは思えないエピソードが出てくる。
    すぐ

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    2026年03月15日