今村夏子のレビュー一覧

  • こちらあみ子

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    一から十まで言ってほしいときなんていくらでもあるよ。
    誰がいつどうしたらよかったの。
    正解が見つからなくても、考えることをやめたくない。

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    2026年01月30日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    冒頭の6ページで、その世界に運ばれてもう出られない感じがした
    坊主頭の彼の広島弁がとても好きだった
    応答のある世界でよかった

    あにきか、それともはげか
    父親か、それともメガネか
    「あんたはあれじゃね。さてはあみ子をよく知っとるひとじゃね」

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    2026年01月28日
  • とんこつQ&A

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    表紙なんかかわいいお腹すく
    タイトル愉快
    読んでも愉快
    だけどじわじわ不穏だし
    なにかがおかしい
    嫌いじゃないねこういうの

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    2026年01月28日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    3.7

    どこにでもいそうなちょっと不器用な人たちを独特な雰囲気で文章にしている。
    些細なことで幸せになれそうな、なれないような…その加減が心地よい。

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    2026年01月27日
  • むらさきのスカートの女

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    主人公があまりにも紫のスカートの女のことを知りすぎていて、会話を聞けすぎていて、そして誰にも気づかれていなすぎる。
    だから黄色いカーディガンの女は紫のスカートの女の影みたいなものなのかなと思った。
    仕事も転々として、誰からも気づかれない、消えても何も言われない、仲良くしてたのにすぐにどうでも良くなられる。
    影はずっと本体を待ち続けて、いつしか本体になりゆくのだと思う。


    不倫の所長の見た目が深くは語られていないのに情けないハゲのおじさんだと言う感じなのがなんとなくわかる。気持ち悪い。

    ねこの手書店で購入

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    2026年01月20日
  • とんこつQ&A

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    四つの短編から構成された本書、表題作の「とんこつQ&A」と「嘘の道」を特に興味深く読んだ。
    あれ?何かがおかしいぞ、と違和感を覚えながら読み進め、辿り着いた先で見る景色。
    さすがに「とんこつQ&A」に登場するような人物に出会う可能性は低いだろうと思うが、「嘘の道」に登場する兄弟のような人物であれば、身の回りにいたとしても不思議ではない。
    もしかすると、自身が同様の体験した、という人もいるかもしれない。
    フィクションのようでいてノンフィクションであってもおかしくない、そんな素敵な読書体験をさせてくれる作品。

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    2026年01月19日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    ​『こちらあみ子』『ピクニック』、そして『チズさん』。この短編集を読み終えた今、私は非常に不思議な感覚に包まれている。怖い話を読んでいるような、あるいはSFを読んでいるような、現実から離れた異世界に触れたような感覚。しかし、どの話も限りなく現実に近い、今村夏子ならではの剥き出しの語りだった。
    ​中でも最も強く心を揺さぶられたのが、『ピクニック』だ。
    序盤、そのタイトルから、私は主人公の七瀬とタレントの春元気との間に生じる明るい交流の物語だと思っていた。しかし、その期待は残酷に裏切られる。二人の関係は七瀬の痛々しい妄想に過ぎず、ドブ川で携帯を探し続ける狂気的な行動も、存在しない接点を繋ぎ止めるた

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    2026年01月19日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    いやー全体的に人間の醜く薄情なところが凝縮された短編集だったなぁ……。

    特に表題作でもある『とんこつQ&A』はタイトルはキャッチーでかわいいのに、内容は私からするとひどくおぞましいものだった。読んでいる間は顔が引きつってたのが自分でもわかる。
    亡くなったお母さん(妻)が恋しいのはわかるけど、コピー人間を作ろうとするのって怖くね?しかも父子揃って悪気があるわけじゃないんだよね……余計に怖くね?段々と主人公も疑問に思わなくなってくるし、最早ホラーじゃん。

    『噓の道』『良夫婦』の2作品については、
    人間の記憶のいい加減さや責任感のなさに焦点を当てたものなのかなと思う。
    『噓の道』では噓をついたこ

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    2026年01月17日
  • とんこつQ&A

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    やっぱ今村夏子さんの小説は読んでてワクワクするしどこか落ち着く。全部良かったなあ
    良夫婦がお気に入り

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    2026年01月12日
  • むらさきのスカートの女

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    どんなに大切な人でも、他人に見えてる部分は、ほんの一部

    見る人が勝手に思い込んでいるだけに過ぎないのかもしれない。

    自分に似たような人、そうなってみたい他人を追ってしまうような経験があるのが「SNS」の世界で起こっていることなんじゃないかな。

    憧れから妄想にかわり、やがて暴走する。

    人は人、自分は自分。
    人生で一番みにくい事は、他人の生活を羨む事

    黄色よりも、むらさきのが有名なのに対する憧れや、嫉妬心が現れている物語。


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    2026年01月11日
  • 木になった亜沙

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    ネタバレ

    後ろのこの本の紹介みたいなのを読んで、 
    木になるて、、?いやこれはさすがに面白くならないでしょう。。無理無理。 
    と思ったら読み終わってちょちょちょちょ。。え? 
    すご。うわーすごいもの読んだってなった。 
    気持ち悪くて気持ちいい、もやもやしててスカっとしてるなんか色んな気持ちが混ざった。 
    表題作以外も奇妙な世界に迷い込まれて一気に読んだ。 
    すごすぎる 
    満腹丸

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    2026年01月11日
  • むらさきのスカートの女

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    何が言いたいのかはよくわからなかったけど、すごく心地よかった。そんなに熱くない温泉にのーんびり入ってるみたいな。

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    2026年01月09日
  • むらさきのスカートの女

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    第161回芥川賞受賞作、ということで。

    やっと読めた。
    むらさきのスカートを履く名物女性が、語り手の「わたし」によって徐々に変化していく。
    職も見つけ、社会的に安定し、恋もし、その存在感は消えてしまい……。

    一方、「きいろのカーディガン」の女の「わたし」が常に観察し続ける狂気的な面が、サラッと書かれているのに驚いた。
    さすがにストーカーすぎる(笑)
    それでも語り手の「わたし」の、社会の中での存在感の無さが、小説を上手く成り立たせているように思った。

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    2026年01月03日
  • とんこつQ&A

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    文庫化をきっかけに久しぶりに作者の不気味な作風に立ち向かおうと思いチャレンジ
    短編集で期待どおりの不気味さや、あれ?良い話じゃん?等の感想でしたが、後から想うと全般的に主人公達の偽善的な思考が不気味でした

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    2025年12月28日
  • とんこつQ&A

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    ズレてたり見方が一面的だったりして、「いやいやそうとは限らないでしょ…」と言いたくなる感じがなんとも好き。

    小説だからこんなふうに客観的に物語として眺められるけど、自分がこの中のどの人物になる可能性だってある。

    そんな、ちょっと問題と思えるような部分を問題めかして書かず、その人の一側面として描写されてるのがなんかいいんだよな。評価が入ってないから。

    そういう点で今村夏子が好きです。

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    2025年12月27日
  • こちらあみ子

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    短編3本、後味はよくない。
    非現実的なホラーが描かれているようで、どこかで自分自身も体験したことがあるような既視感もある。
    その生々しさに目を背けたくなる。

    綺麗事はない、モヤモヤはする。
    でも読者自身の経験次第で解釈を委ねられる、今村夏子さんの作品、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • むらさきのスカートの女

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    「紫」の反対色は「黄」──色相環で真反対に位置し、お互いの色を目立たせる効果がある。         

    『むらさきのスカートの女』というタイトルが途中から『黄色いカーディガンの女』に変わる。

    「むらさきのスカートの女」の観察者であった主人公が、存在感において彼女を追い越す。

    肉屋のショーケースを破壊、
    ホテルの備品の転売、
    無銭飲食、家賃滞納…

    これらを悪びれることもなく、“淡々と”語る様。これにより、当初「むらさきのスカートの女」に抱いていた気味の悪さが、主人公へと移っていく。「紫」と「黄」が交差し、入れ替わる。

    ***

    「むらさきのスカートの女」との対比により、主人公の孤独が浮

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    2025年12月21日
  • 星の子

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    4.2/5.0

    何かを劇的に描くわけではなく、淡々とどんよりとした空気が全体に漂っている感じがした。
    ふわふわとしたまま、色々なものを掴み損なっているようなちひろの姿が印象的だった。

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    2025年12月17日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    今村夏子、7冊目が無事文庫化した。
    この作家が「こちらあみ子」(2011)から「あひる」(2016)に書き継いでくれたことがありがたいし、その後単行本化の数年後に文庫化が続いていること自体、純文学の出版界隈がちゃんと機能していることの証だと思う。
    この作品集に収められた4作を一概にまとめることはできないので、詳しくは読書メモに書くにとどめるが、ざっくりいえば、やっぱり人の善意と悪意の間で振り子が揺れている作者で、読者がどのタイミングでどの作品に出会うか、もまた、感じ方が変わるんだろうな。
    それだけギリギリの切っ先で、血肉を削って書いているんだろうな。
    こんなに平易な文章なのに。

    ■「とんこつ

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    2025年12月15日
  • 星の子

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    ネタバレ

    第三者の目から見ると不気味にうつっていることでも、怪しい宗教を信じる家庭に生まれた当人のちひろにとってはそれが当たり前の日常でしかないという意識の差にぞくっとしました。家族で流れ星を探して同じ星空を見上げながら母が口にした「こうやって、ちーちゃんと同じ方角見てれば見えるかな……」というセリフは、長女が家出して行方不明の中で次女だけでも家族でいてほしい…という母の切ない願いを思うとぐっときました。と同時に他の生活があるという想像すらつかないであろう宗教二世の問題について考えさせられます。

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    2025年12月15日