今村夏子のレビュー一覧

  • 星の子

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    私にとっては他人事ではいられないストーリー。一気に読めた。

    側から見たら怪しい宗教を信仰するおかしな家族。でも自分にとっては大切な家族であり、宗教だってただ日常のなかなのだ。

    怪しい宗教にのめり込むようなひとは、心が弱い人?騙されやすい人?自分で問題解決できないアホな人?
    そこには、その時その人にとって如何にもこうにもできない問題があって、どうにか道を開くためには藁にでも宗教にでも縋りたかった背景があるかもしれない。そして、そこには宗教で救われた事実がある。どん底から救われたものには、人は心を託して信じ続けることができるのかも。
    だから、決して助けられなかった他人が笑う事はできない。

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    2025年08月23日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    この短編集はあさっり読めるんだけど私の場合は何回も読みました。読む毎にこんがらがった頭の中を整理しながら読み返すと毎回私を予想外の着地点に連れて行ってくれるこれは世間の常識から外れて居るのに憎めない登場人物に有るのだと思う。登場人物を愛する今村夏子さんだからこその作品に又出会いたい。

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    2024年05月23日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    あー、惹かれる今村夏子作品!
    へんてこな話の7話短篇集。読んでいてどこへ連れて行かれるのか、全く予想だにしない、これぞ文学作品!

    今村夏子氏では珍しい、三人称の物語りもあるが、相変わらず説明なんてないのだ。

    インタビュー形式の解説で、1作品ずつ(文庫化で加筆『冬の夜』除く)何をモチーフにしたのか今村氏の説明が入り、自分の読解と答え合わせできた。

    「健気で懸命だけどズレしまっている人、痛々しくて見てられない」
    著者本人曰く、いつも同じ人を書いているような気がしてる、と。表題の『父と私の…』が特に好き♡

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    2024年05月18日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    痛いとこ突くし、野暮でクドいし。意識の中で処理する恥ずいとこ、わざわざ集めてる。スマートな時代に鈍臭い哀愁?みたいなの漂ってる。でもこれってシンパシーかな。自分も生き辛さ感じてるし、結構怯えてるし。

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    2023年11月19日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    「父と私の桜尾通り商店街」というタイトルと表紙からほのぼの系を想像したけど、良い意味で裏切られる。

    短編集で全て、ぞわっとするようなムム?みたいな感じがあるのだけれど、個人的にはひょうたんの精が一番好きかな。良い話になるかと思いきやぐぐっと方向転換しちゃう感じがいい。

    せとのママの誕生日も、書き方によってはかなり事件性のある話なのに淡々と綴られてるからか、やり過ぎーって思いながらも何かこわ面白くなってしまう。

    解説も含め、今村さんだなぁって本だった。

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    2023年10月31日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    表題の作品が、表題の作品に辿り着くまでの不気味な雰囲気をまとめてくれていた。
    全体的に、模索する形で描かれた物語が多いなという印象だった。

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    2023年10月14日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    7つの短編からなる短編集です。

    今村夏子さんワールドで溢れてます。
    ?な話もあれば、ハッピーな終わり方で終わる短編も。

    3つ目の短編、ひょうたんの精、これはウリキンウワバ!につきますね

    4つ目の短編、せとのママの誕生日という話は、なんとも奇妙な、あんたら3人何してんの!笑という感じ。
    それにしてもなかなか、せとのママ起きない、、、


    ひとつひとつの短編は15分程度で読めるので、通勤時にちょうど1つ読める感じでナイスでした!

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    2023年08月30日
  • 父と私の桜尾通り商店街

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    クセになる不穏。やはり今村ワールドですね。
    紫のスカートを読んだときから、
    『なにかが起きそう、、こわいこわい』
    と読み進めてしまう今村ワールド。
    イヤミス程ではない、まさに『不穏』感。
    のわりに、毎度毎度よくわからないオチ。
    だけど読みたくなる今村ワールド。

    嫌じゃないけど、不穏な雰囲気。
    なんなんだこの世界観は(笑)なぞです。

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    2023年07月11日
  • むらさきのスカートの女

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    あまり分からなかった

    不気味でゾクゾクするよと進められた本ですが
    私にはどこでゾクゾクするのかは分かりませんでした、主人公の観察力が物凄いところにはずっと違和感がありましたが、それ以外は普通の日常を書いたお話のように思えました

    #シュール

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    2023年04月10日
  • 星の子

    購入済み

    読みやすい

    会話が多く、難しい言葉も出ない、読みやすい作品でした。

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    2022年01月21日
  • 星の子

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    幼少期、娘の病気を治癒した不思議な水を信奉することになった両親。宗教にはまった両親のもとで健気に生きる主人公の娘の姿が暗くなることなく淡々と描かれています。軽妙な文章で一気に読み切りました。

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    2025年05月22日
  • こちらあみ子

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    ネタバレ

    太宰治賞と三島由紀夫賞をW受賞した、今村夏子さんのデビュー作。

    解説で町田康さんが書かれているとおり、いろいろな読み方のできる作品だと思いました。さらにいえば、その解釈の仕方によって、それぞれの人の持ち味があからさまになるのではないか。そういう、優れた試薬のような性質を隠しもっていそうな作品で、こうやって感想を書いていくと僕という人間が底の方からバレてしまうだろうなあと思われるのですが、まあ気にせず書いていきます。

    僕にはそこまで降りていけていなかったようなところまで作者は降りていっていて、さらにそんな地点にいる人物と同じ目線でモノを見ている。混沌や混濁を飲みこみながら、ある種の特別な明晰

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    2025年07月26日
  • 星の子

    ネタバレ 購入済み

    一気に読んだ

    芦田愛菜さんの映画が観たかったのですが、近くではしておらず、我慢できずに本を読みました。
    たしかに「信じる」がキーワードになるのかなと思いました。ダークの話になるのかなと思いつつ、ちーちゃんのキャラによるユニークさもありました。
    ご両親、ちーちゃん、お姉さん、親戚、友だち、それぞれの気持ちが伝わります。皆んな一生懸命生きてて、みんな、すごいな、と私は思いました。
    先生は正義中毒?不快でした。
    大人に調子を合わせない昨今の一部の子ども達の特徴もうまく表現できてると思いました。
    しかし、お姉さんが俯瞰的になり、家庭へ疑問を生まれるのが、年齢的にはちょっとはやい?
    とは思いましたが、まあ

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    2021年01月16日
  • あひる

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    よくわからない。というのが率直な感想。
    ほのぼのとした書き口で進む作品ではあるけれど、なんだか心がざわつく。この何かわからないモヤモヤした感じがいいのか?怖いような、それとも読者としてちゃんと受け取れていないのか?

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    2025年12月27日
  • とんこつQ&A

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて、購入。

    あり得そうであり、あり得なさそうな話。
    誰しも同じような考えを少しは持っているかもしれないが、それが行き過ぎたひとたちの話。

    表題作より「良夫婦」が1番おもしろかった。
    愛犬の死も悲しそうではないし、問題を起こしてもや・さ・し・い夫が全て対処してくれて、その後は何もなかったかのように過ごしている。サイコパスみを感じて、ぞっとした。

    最後の話はグッドエンドのようになっているが、結局金を盗られていてそれまでのことが台無しに。

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    2025年12月27日
  • むらさきのスカートの女

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    1番変な人はむさらき色のスカート女ではなかった。読みやすいのと、続きが気になるので2時間で読み切った。
    ラスト、もっと大きく書かれるかと予想したが、余力、余韻を残すような結末。

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    2025年12月26日
  • 星の子

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    ネタバレ

    宗教二世の日常や心情を淡々と描く。どこちでもいる普通の思春期の女の子なんだけど、そこはかとなくズレた空気感も…。
    ラストの3人で星を眺めるシーン。ほのぼの親子と見せかけて、不穏。

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    2025年12月20日
  • あひる

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    今村さん作品は初めまして。
    書店で手に取った時、内容まったく知らないのに表紙の絵を見て「このあひるは生きているのか死んでいるのか…」と考えてしまった。

    決定的に恐ろしかったり残酷だったりする訳ではないけれど、不穏で心がざわざわした。

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    2025年12月13日
  • むらさきのスカートの女

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    ミステリー小説しかほぼ読まんかったけど面白かった
    本までTikTokで話題って言われるのも時代過ぎる

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    2025年12月11日
  • むらさきのスカートの女

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    狂気の一冊

    面白いとかつまらないとかそういうので説明できない。
    登場人物みんな倫理観おかしいし民度も低いけど、むらさきのスカートの女を観察する語り手がいちばんやばい。
    異常な距離感、目的のない執着、チープな犯罪、いじめの傍観と同調
    そして、その場その場のリスクを回避する短絡的な脳はあるが、基本的に頭が悪い。
    全部無自覚なのも怖い。嫌悪感すら抱くけど、結末は気になって一気読みしてしまう、なんとも恐ろしい作品。

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    2025年12月11日