武田一義のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太平洋戦争末期の激戦地の一つ、ペリリュー島。玉砕も許されず、来るべき反転攻勢に備えて持久戦を強いられた兵士たち。糧秣も底をつき、敵と戦うよりも食糧を探す日々。仲間同士の諍い、病気や怪我により失われる命。生きて故郷に戻れる確約もなくひたすらに耐え忍ぶ姿。
終戦の事実も知らされず、戦後一年半も隠れ、生き延びて故国日本に帰り着いた兵士は僅か34名。
この辛い事実が何処かほのぼのとした絵で描かれていることが救い。生きて共に日本へ帰ろうと誓い合い、助け合った田丸と吉敷の友情に胸が熱くなった。若き指揮官島田少尉の葛藤と後悔は想像するだに苦しい。
終戦記念日を前に、この作品を読み通せてよかった。 -
無料版購入済み
φ(。_。*)
発売された当時、読みたくて手に取った。
が、絵の可愛さが癪に障り読まなかった。
現在になり改めて開いてみて読もうかと。
で、絵の可愛さが愛し哀しくて読んでる。 -
Posted by ブクログ
最初の3巻ほどで、もういいでしょ、と思ってしまう。戦争は人類が犯している最大の過ちであり、最も知られざる悲劇だ。だからその実態を描いたマンガはとっても貴重だけれども、1944年9月の米軍上陸から始まった南の前線基地ペリリュー島約一万人の兵士の殲滅譚は、11月の島の「玉砕」宣言辺りで描き切ったと思えた。でも見るとあと7巻もある。
実際には、そこから2.5年間、1947年4月に残った日本兵34人が投降するまで、彼らの戦いは続いたのである。生存者への聞き取り、研究者との二人三脚、現地取材、映像資料などを通じて、史実にかなり忠実に(しかし主要登場人物は多分フィクション)で描かれたと思う。銃撃で吹っ飛 -
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Posted by ブクログ
シリアは中東の方にある危ない国くらいしか知識がなかった。
ジャーナリストと聞くとどうしてもあのイスラム国の事件が蘇ってくる。
ジャーナリストである桜木さんの書いたこの本を読んで、色々知りたかった。
銃で撃たれてもジャーナリストを続けている桜木さんのこの著書を。
所々の漫画で柔らかくはなっているが、
想像を絶するシリアの現状。
彼の生活。
生と死の隣り合わせの日々。
それでも現実を伝えることで、少しでも状況を変えたいという思い。
なぜ戦争が起きてしまうのか。
それは思いのすれ違い。
政府と市民のそれから始まり
その中でも思想の違いが生まれ
色々な勢力が出てきてしまう。
日常を日常として -