武田一義のレビュー一覧

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    Twitterで紹介されて、ネットで試し読みしたらいてもたってもいられなくて、電子書籍で7巻まで買って、泣きながら一気読みして、今から落ち着いて一冊づつ感想を書きます。
    電子書籍で買ったことを後悔してる。人に貸せないから。つまり、そう言う本です。

    激戦地、ペリリュー島。聞いたことはあったけど、Twitterで見た数コマの絵、真っ黒く塗りつぶされて描かれた「死ねる」ことを喜ぶハエにたかられている兵士たち。その絵が、なんとも丸っこい、頭身の低い、可愛い絵なのだ。

    主人公は漫画化志望の「兵士意識希薄め」の普通の青年。本巻は、彼が漫画家死亡故に「功績係」として戦死した仲間のことを記録する係となることがスタート。
    死にたくないやつ、死ぬだろうと思ってるやつ、気弱な奴、できる奴、いろんな人がいる中で、主人公は最初、まだなんとなくふんわりしている。
    それが、爆撃と楽園のような島が破壊され、仲間がひどい姿で死んでいくのを見て、変わっていく。「自分は死ぬかもしれない」、「死にたくない」、「絵が描きたい」、「母親に会いたい」、「日本に帰りたい」
    それは、今の私から見たら当たり前の気持ちで、でもそんなことは言えないことで。

    可愛い絵、美しい景色、なのに描かれるものがあまりにも悲しくて、それがより悲しさや悲惨さを強く感じさせる。

    8
    2019年12月26日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

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    ペリリュー島の敗残兵が、米軍基地に忍び込んで食料を盗みながら生き永らえる様子がリアルに描かれている。しばらく戦闘が起きないうちに(=戦局が定まったのちに)半年がたち、本国では無条件降伏による敗戦が決まってしまった。ペリリュー島では、そのことすら知らずに時が経っていく。。。

    0
    2019年08月10日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    ネタバレ

    たまに
    これ戦争だよな?
    と思うほど平和な空気が流れるのだけれど
    現実に引き戻される
    戦争が日常で
    日常が戦争

    0
    2019年05月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6巻

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    ペリリュー島でのサバイバル。日本軍の敗残兵は、米軍の倉庫から食糧を盗んで、何とか食いつないできたが、潜伏先の洞窟を米兵に見つけられてしまう。ついには味方の死体を食うか食わないかというところまで追い詰められていき…

    0
    2019年05月24日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    借りたもの。
    激戦地となったペリリュー島で何が起こったか――
    南国の楽園的雰囲気は、1話目の小山一等兵の不慮の事故死、島民と言葉を交わし彼らが疎開したから次第に不穏な空気に包まれてゆく……
    持久戦であると明言する指揮本部(つまり退路も補給路も無い)。
    戦い慣れしていない兵士たち。正面対決をしていなくても、常時戦闘中であり、空爆で壕の入り口付近にいた兵士が跡形もなく消し飛んでいた……
    アメリカ軍による上陸作戦、塹壕での戦闘――ほとんど日本側は特攻が戦術――は目も当てられない。
    配置を変えることもなく、無残に的にされる砲台……
    戦略も無い。

    死んでゆくアメリカ軍兵士の姿、何の戦果も出せぬまま死ぬ上官や同期の姿……
    「俺ら この西浜に配置されたのは 敵さん追っぱらえってことじゃねーぞ とりあえず殺れるだけ殺って 死んでくれってこった」はっきり明言する小杉伍長。

    虚を突かれたような主人公・田丸。
    はなから勝ち目はないことに戦慄する吉敷上等兵。
    日本人もアメリカ人も死ぬ寸前、母を呼んだ兵士たち――

    それでもスコールが来て美しい虹が出る。

    1
    2019年01月23日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

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    先の大戦の日本軍を描いた実録コミック。ペリリュー島の攻防戦はすでに決着がついているのだが、「降伏させてもらえない」日本兵は、食料を求めて夜陰に紛れて米軍基地に忍び込んだり。もはや何のために生きているのかも分からない。旧日本軍の戦い方は、あまりにもひどすぎる。大本営には「国民あっての国家」という発想がないんだな。

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    2018年11月19日
  • さよならタマちゃん

    購入済み

    号泣しながら読み終えた

    身内のキツい癌治療のサポートしてた頃を思い出したりしたのもあるけど、この作者さんの人柄とか、奥さんの人柄とか、同室の方々や看護師さん達とのやり取りがとても好き。
    あんな苦しいもの、皆が頑張れるものじゃないけど、病気にも意味があると私も思ったから。

    今はペリリューですっかり人気の漫画家さんですが、今更でもこう言いたくなりました。

    「デビューおめでとうございます!」

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    2018年11月06日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

    「平成」の終わりに

    さよならタマちゃんから作者の作品を愛読しています。本当に優しい線描で、とてもあのSF作品を支えてこられた方とは想像ができません。
    その「タマちゃん」での課程で、その繊細なタッチといのちの手触りを昇華させた作者が佳作「おやこっこ」を経て挑む超大作「ぺリリュー」。そのサブタイトルの「楽園のゲルニカ」。楽園とゲルニカ。この異常なまでのコントラスト。漫画史に残る名作だと思います。

    1
    2018年08月06日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    世界で唯一、戦争と言う大義名分の元、民間人を大量虐殺すると承知の上で、原爆を落とされた国に住む者として、日本と言う国は何があろうと二度と戦争を行って欲しくないし、そう思える心を繋いでくれるこの作品が生まれる日本の漫画文化を応援する、死ぬまで。

    5
    2018年07月04日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    先の大戦におけるペリリュー島防衛戦を描いた作品の第3巻。すでに日本軍の守備隊は壊滅しており、生き残った兵士たちは、ただ生き延びるためだけの戦い(水と食料の確保)に明け暮れる。そして司令部は玉砕を決断し、トップ以下は自決。主人公たちはすでに本隊からはぐれているため、まだ「戦い」は終わらない…。
    ちなみに表紙の桜は、電文で玉砕を表す隠語「サクラ」に由来している。

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    2017年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

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    先の大戦におけるペリリュー島防衛戦を描いた作品の第2巻。米軍の上陸をいったんは阻んだ守備隊であったが、2度目の上陸であえなく突破され、生き残った兵士たちにも水・食料・薬がなく、ただ必死に生き延びようとする様子が痛ましい。

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    2017年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    ホリエモン一押しの作品。珍しく私の興味と一致した。先の大戦におけるパラオ戦線のペリリュー島防衛戦の様子を生々しく描いている。この第1巻では、防衛陣地の設営から米軍の上陸第一波を退けるまでが描かれた。

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    2017年07月29日
  • さよならタマちゃん

    購入済み

    ありがとうございます!!!

    がん(ステージⅢb)の手術と抗ガン剤6クールをした37歳🙋です。
    この様なマンガを描いて、作って、くださり、ありがとうございました!!!
    もう共感しまくりで本当に泣けました。


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    2016年10月11日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    戦死公報にのっけから触れていく漫画は初めて読みました。
    アニマルも読んでますが、迷わずこちらも購入。楽しみにしてます。

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    2016年07月31日
  • さよならタマちゃん

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    『ポンコツズイ』という血液内科での闘病記を読み、同じような闘病記ということで。マンガ家のアシスタントが、入院して、抗がん剤治療をしていく。病院の中の人、職場の人、奥さんのことなど、辛い治療を主張するだけでなく、周りの人たちに支えられていることがよく分かる。この作で、マンガ家デビューでき、よかったともおもう。

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    2016年03月27日
  • さよならタマちゃん

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    絵柄とタイトルからほんわかした話を想像していましたが、全く違いました。
    良い意味で裏切られました。最終回を読んで泣いた漫画は久しぶりです。

    著者はある漫画家のアシスタント。
    その漫画家が著者の入院中に訪れた時のエピソードは本当にカッコよく、その漫画家さんはそんな得意ではなかったですが人として一気に好きになりました。

    また、それだけ著者も愛されている、大切にされているということでしょうか。

    優しい絵柄に隠された芯の強さは必見です。
    患者さん通しの関係、看護師さんたちとの関係なども、変に誇張されることもなく、リアルに伝わってきて、入院、してみても良いかもなんて思ってしまいました(笑)

    婦長さんの立場とプライベートで揺れるところを察した元婦長さんの気遣いとか、ほっとします。

    そして、患者さん仲間の佐々木さん(うろ覚え。すみません)。彼もとても重要な方で、最後は涙なしには読めませんでした。

    全くの他人ですが、ご冥福をお祈りします。

    またもう一度必ず読みたい。そう思える一冊です。

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    2015年09月11日
  • おやこっこ(下)

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    ネタバレ

    父と再会した「孝志」は一緒にお風呂にはいったり寝たりしてるけど無理。
    僕は無理だなぁ。。。
    嫌悪感が先走ってしまうよ!

    父の過去というか家にいって予想の斜め上をいってる状況を知って、
    自分とかぶせて、
    ボーっとしてるところに事故ですよ車同士の事故!

    父も「孝志」も「亜紀」も一応のところ無事。
    父は最高の状態で逝けたんでしょうね。

    実の父との関係ゆえに僕は結婚したくないですし、
    子供はもうけたくないんです。

    父という生き方は僕ではありません。
    それを創ったきっかけが父なんでしょうね。
    他にも理由はありますけど。

    「孝志」は父と言う生き方を選んでいるじてんで普通なんです。
    その関係は長い間交わってなかったんで良かったねと言うお話しで、
    幸せな関係だったんですよ。
    だって、
    そこには希望がちゃんとあったんですからね。
    ない人も、
    ない人たちもいるんです。

    ただ、
    この本と出会えて「ありがとうございました」

    0
    2015年03月30日
  • おやこっこ(上)

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    ネタバレ

    「さよならタマちゃん」を読んで、
    気になっていた作家さんだと思っていたら新連載が始まってて途中から読んでました。

    上巻を読んで思ったのが若いときのお父さんに違和感!
    現在しか知らなかったからね。。。

    お父さんの都合で養護施設に入れられたり、
    家にお戻ったりの子供時代をすごした「孝志」は父親嫌い。
    ちょっと流星ワゴンとかぶちゃってるね。

    命に別状がある状態で倒れた父に会いに、
    久し振りに帰省する「孝志」と嫁の「亜紀」さん。

    父との関係、
    父の過去を知って心情が揺れる「孝志」君。

    病院を抜け出した父と「孝志」が道端で再会するところで上巻は終わり。

    0が良い。
    0だったら思い出がまったくない0だったらこんなことにはならない。
    嫌いと、
    少しの思い出が、
    実は大切な思い出がひっぱるの。

    僕は父との思い出が1つあります。
    その1つだけなんです。
    0じゃないんです。
    好きか嫌いを選べと言われたら嫌いですが、
    基本、
    無関心です。

    感情がない状態なんです。
    ある意味で0なんですよ。

    0か100が良い。
    中途半端に50だから人は迷い悩み苦悩するんです。
    そういう、
    苦悩する人のお話しなんだと思います。

    嫌いって好きの裏返しですからね。
    実はうらやましいです。

    2
    2015年03月30日
  • さよならタマちゃん

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    自分も抗がん剤治療したのでちょっと感情移入ちゃって評価高めになってしまう…
    でも絵柄のせいもあって客観的というか冷めた目線があるのがいい。劇画調だと辛くて読めなかったと思う。ほんとに病気になってみないと健康のことって後回しにしがちなんですよね。忙しくて病院に行くのが遅かった登場人物の「忙しかったのはホントだけど 命より大切な用事なんてひとつでもあったのかな」って台詞が心に響きます。

    0
    2015年03月08日
  • さよならタマちゃん

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    Twitterのフォロワーさんから薦められて購入。
    この作品自体は前から知ってだけど闘病記物が
    苦手だったこともあって(お涙頂戴的な展開がね)
    避けてたのだけど、読んでみると入院あるある的な
    笑える話が多く、また絵柄がとてもほんわかしていて
    抵抗なく読めるとても良い本だと思う。

    中盤から副作用に苦しむ辺りから実体験とかぶって
    少々辛く感じられる部分もあるのだが、絵柄と
    作者のがんばってない前向きな姿勢が心にしみてくる。
    実際、入院時に読んだのでだいぶ助けられました。

    闘病中の方の心情、状態もよくわかるし
    笑える話も多くて、読み応えのある漫画ですね。

    0
    2015年02月01日