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Posted by ブクログ
美輪明宏さんと瀬戸内寂聴さんの対談。
内容は、寂聴さんが天台寺のご住職になる際に美輪さんが霊視された、天台寺と寂聴さんの御縁の話から始まり、スピリチュアル論、教育論、宗教論、そしてメインに三島由紀夫や文豪たちとの交流の思い出、現代日本を憂える言葉、など。
まず、美輪さんの言葉が美しい。
「◯◯なさいまし」「◯◯あそばせ」なんて、私、使ったことないです。普通の話し言葉も整っていてそれでいて堅苦しくはない。普段から本当にこういう話し方が身についていらっしゃるんだなと感心しながら読みました。
寂聴さんのはもう少し砕けた話し言葉だけど、ただおしゃべりしてる訳じゃなく、ちゃんと語っていらっしゃる。寂聴さんの法話は面白楽しいことで有名でしたが、さもありなん。
最後の方にお二人が、今の日本を憂えて「私たちは大変だけど良い時代を生きた」と言い合う場面がありましたが、私が普段から感じていることでもあり、かと言って自分から何か行動をしているわけでもなく、心苦しさでぎゅうっとなりました。
そりゃ昔の人だって全員が美輪さんみたいに美しく生きちゃいなかったろうけど、品とか芯とか粋とか意地とか、ほんとどこに置いてきちゃったんでしょうね。
…ニュースやネット、有名無名のSNS見てると、そういうのは日本だけじゃなくて世界全体そうなっちゃってるなって思いますけど。
読み終えて、なんかこう、心を改めて背中に一本、芯を通して生きていかなきゃならんなぁ、と思いました。
それにしても、三島由紀夫や川端康成、大江健三郎と同じ時代を生きた人たちなんですね…人は歴史の中で生きてるんだな、としみじみ実感。
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