神聖ローマ帝国

神聖ローマ帝国

935円 (税込)

4pt

中欧に存在した不思議な「帝国」の一千年史。ドイツはじめ中欧諸国の母胎となったこの帝国は、教皇や周辺諸国、諸候と合従連衡と抗争を繰り返しながら、中世史の一極をなし続けた。その実体を解き明かす。(講談社現代新書)

...続きを読む

神聖ローマ帝国 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    複雑なことをわかりやすく

    2023年01月02日

    この著者の書いた「30年戦争」を読んで感銘を受けたので、通史としてのこちらの本も読んでみた。ヨーロッパ市の中でも特に複雑でわかりにくい神聖ローマ帝国史を、省略せずにわかりやすく書いてある期待通りの良書である。ヨーロッパ諸国は千数百年間に渡ってこのように複雑で混乱した戦争と外交を繰り広げてきた。極東の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月18日

    ハプスブルク家が皇帝位を世襲してからはハプスブルク家に関する書籍はたくさんあるので良いですが王朝・諸侯入り乱れる神聖ローマ帝国史をテンポよく解説しているのでとても面白く読めました。個人的にはドイツ史(?)=神聖ローマ帝国は統一感もないし血統も複雑なので今まで避けてきた感がありますが良い本に出会えまし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月26日

    神聖ローマ帝国と言う、ぼんやりとした存在を時系列に、丁寧に説明してくれている本。入門書。

    言葉としては知っていてもいったいそれがどんな国だったのかと聞かれたら答えられない国、神聖ローマ帝国。何せぼんやりとしてつかみどころのない国(国と言っていいのかすらも怪しいですが)をざっくり、でも丁寧に教えてく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月26日

    著者の菊池良生先生の、「傭兵の二千年史」かどちらかを読んで、それから「戦うハプスブルク家」を読むと、ドイツを中心とした西洋史についてするすると学べる。
    「神聖ローマ帝国」を統べた皇帝と、それを取り巻く人々の歴史絵巻。
    端的に言って、面白いです。今まで記号でしか無かった歴史上の人物がいきいきと、丹念に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年05月16日

    ■何故に『神聖ローマ帝国』なのか?何が『神聖』なのか?
    ■何が『ローマ的』なのか?ドイツはこの称号を名乗ることでいかなる歴史を背負わされたのか?
    ■その称号の祖形である古代『ローマ帝国』という名は中世以来のヨーロッパ人全体の心性にいかなる決定的影響を与え続けたのか?

    同じ菊池良生著の『図説神聖ロー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月17日

    そもそも神聖ローマ帝国って何だ?の疑問を解きほぐしてくれる。
    また今のEUやドイツ・東欧の問題の根源なども垣間見えたりして、
    中欧史奥深い。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    面白かったー。
    神聖ローマ帝国は複雑怪奇すぎて私には全く理解不能だったんですが、この本読んで謎な部分は大分解明できたかなあ。
    あんまり関係ないところですが、何故世界帝国だった大英帝国元首が、ヨーロッパでは皇帝(もしくは女帝)と名乗らず、王(もしくは女王)と名乗り続けたかがこれを読んでわかりました。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月08日

    神聖ローマ帝国
    著:菊池 良生
    紙版
    講談社現代新書

    神聖ローマ帝国の推移は複雑である
    前半は3王朝時代、後半は、神聖ローマ帝国の宣言後である
    3王朝時代は、ドイツ、フランス、イタリアを対象として、血縁、ローマ教皇との対応、諸侯からの推戴などである
    神聖ローマ帝国になってからは、ドイツに限定される...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月21日

    カール大帝以降、非常にややこしい神聖ローマ帝国について、各時代の皇帝に焦点を当てながら書かれている通史。やはりややこしい話だが、神聖ローマ帝国という概念が実体を持たなかったことについては、理解が進む。

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月07日

    「神聖ローマ帝国ってなんなのだ?」から始まる、面白く読める神聖ローマ帝国入門と言った感のある一冊。ただし、注意点はある。各所に物事を単純化する傾向、参考文献のつまみ食い的傾向がある。また、フリードリヒ3世の評価やウェストファリア条約の評価についてなど、今となっては古い説になってしまっている箇所がある...続きを読む

    0

神聖ローマ帝国 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

菊池良生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す