戦争の中国古代史

戦争の中国古代史

1,045円 (税込)

5pt

3.8

群雄割拠! 殷・周・春秋戦国時代に繰り広げられた古代中国の戦争を軸に、「中華帝国」誕生の前史を明らかにする画期的入門書。

「中国」形成史、あるいは華夷思想の形成は国内外の学会でホットなテーマである。また秦の滅亡から漢王朝成立までの過程は、近年日本で活発に研究が発表されている。本書ではこれら最新の研究の成果を随所に取り入れていく。
そしての戦争やその意義だけでなく、軍制、長城などの軍事施設、兵器、軍事にまつわる儀礼や思想、軍事に関わった人物、末端の兵士の状況など、軍事全般を各時代ごとに見ていくことで、文字通り「戦争の中国古代史」を総合的に描き出していくことにしたい。 ――「まえがき」より


【本書の構成】

序章:戦争の起源
第一章:殷王朝 旬に憂い亡きか
第二章:西周王朝 溥天の下、王土に非ざる莫し
第三章:春秋時代 「国際秩序」の形成
第四章:戦国時代 帝国への道
第五章:秦漢王朝 「中国」の形を求めて
終章:「中国」の行く末

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戦争の中国古代史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古代中国史のコンパクトな入門書。殷から前漢の武帝まで。

    『三国志』や『項羽と劉邦』など、中国古代コンテンツに触れるうえでのざっくりした見取り図が欲しいと思って手に取ったが、タテ軸の解説と有名なエピソードの紹介のバランスが取れた丁度いい本でニーズに合っていた。

    『キングダム』への言及や故事成語の由

    0
    2024年01月31日

    購入済み

    特に殷周の記述が魅力的

    この時代を扱った宮城谷昌光の各小説や司馬遼太郎の「項羽と劉邦」が好きなので、小説ではなく史実はどうなのかを知りたくて本書を読んでみた。新石器時代から夏 殷 西周時代の記述は、発掘物や甲骨文 金文の知見に元づた解説が多く大変に面白かった。しかし戦国時代以降は史記やその他の歴史書に基づく記述が大半で、宮

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    前漢武帝期までを対象に、主に軍事の側面から「中国」形成の過程を追う内容。新しい出土資料を踏まえることで、特に周代までを扱った前半部分において文献とは必ずしも一致しない実情がうかがわれて興味深い。

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    古代に中国という概念がいかに育っていったか、戦いの歴史から眺めていく。
    殷王朝と方国の争い、そして後に理想化される周と夷や戎との争い、春秋時代や戦国時代など国際社会としての中国、そして秦の統一と滅亡、漢王朝の成立、匈奴との屈辱的な和睦、武帝時代の力関係の逆転まで。一応キングダムの流行を意識した企画だ

    0
    2022年01月29日

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