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ヨーロッパ興亡史の鍵は、傭兵にあった! 古代ギリシャからはじまり、ローマ帝国を経て中世の騎士の時代から王国割拠、近代国家成立まで、時代の大きな転換点では、常に傭兵が大きな役割を果たしてきた。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
古代から近代、現代までの”傭兵”について、軽妙な語り口で解説している良書。 金銭で雇われて、命を賭けて戦地に赴く。 その動機はさまざまであり、また、時代とともに変遷していく。 スイスがなぜ時計の一大立国になったのか、その背景に傭兵集団があったとは知らなかった。 また、秘伝の砲兵技術をこっそり漏ら...続きを読むしてしまった名もなき傭兵の話、同じ民族で戦う馬鹿らしさから戦争放棄する話とか、いろいろ興味深かった。
傭兵の歴史について簡潔にまとめた本。 スイスはユグノー戦争でフランスから時計職人が逃げてくる前までは、傭兵しか産業がなかったとか、へぇと思うことが多かった。 近代軍の父がルイ14世と言うのも意外だった。 傭兵の兵站とか徴収とか以外と判らない部分も明らかになっていて、非常に面白かった。
グスタフ・アドルフによる軍制改革の完成、これを読みたくて手に取った本ですが、全体的にも非常に面白かったです。特にスイス傭兵やランツクネヒトがヨーロッパを席巻していたというのは興味深かったですね。 そして傭兵に代わって常備軍が、まず商業が発達していたオランダで導入され、マウリッツが近代的な軍制改革を行...続きを読むう。その流れを受け継ぎ、完成させたのがグスタフ・アドルフです。彼が作り上げたスウェーデン軍の強さは三十年戦争で実証されます。 傭兵という視点から見る中世~近代のヨーロッパ史もまた、味わい深いものがありますね。
傭兵がどのようにして生まれ、変遷し、最終的に国民軍にとってかわられるようになったか。 想像よりずっと傭兵が主役の時代が長くて、欧州史をダイジェストでざっと追えるくらいに駆け抜けた感があった。 傭兵の立場から脱却して政権を樹立した日本と、一部諸侯に数えられる者はいたものの主役までには至れなかった欧州と...続きを読むの、比較も見てみたい気になる
傭兵という視点を通してのヨーロッパ史。 こういう何か一つのテーマを通して歴史を語る書はいつも面白い。 歴史はどの立場から見るかで印象がかなり違う。
面白かった。 ヨーロッパでの傭兵の成り立ちから、傭兵全盛を迎えその後、組織戦になっていく過程で傭兵が廃れていくまでを描いた作品です。 傭兵がどのように徴募され、いくさに送り込まれていくかも書かれています。
傭兵の興亡という視点からの欧州史。傭兵の歴史の概略。 ランツクネヒトやヴァレンシュタインあたりは単語しか知らなかったので点が線に繋がった。 ルイ14世のナントの勅令廃止がスイスでの時計産業の発達の基盤だったとは全く知らなかった。
古代よりヨーロッパでは国家間の争いにおいて戦争のプロフェッショナル集団である傭兵は必要不可欠であり、職業として認められていた。スイスでは国民に軍事教育を施し、傭兵として輸出するほどであった。さらに傭兵を使った略奪をスポンサー付きのビジネスにしたり、雇い主の国王の名で勝手に徴税したりと。 究極のブル...続きを読むーワーカーである傭兵だが、戦争が終わってしまえば、不要どころか抹殺されてしまうこともあった。それに対して傭兵側は戦闘する互いの傭兵が話し合い、わざと戦争を長引かせて、ギャラをもらい続けることもあった。 本書はそんな様々な傭兵の変遷の歴史を紹介する。 現代では、国家間の戦争は国民の愛国心のぶつかり合いであり、国民による正規軍が担う。カネで雇い主をコロコロと変える傭兵の出る幕は少なくなったが、ナショナリズムを持った傭兵という新たなタイプが求められているようだ。
ハプスブルク家12の物語と並行して読んでてあの戦争の裏でこんなことが!と舞台裏の一幕を覗いたようで中々楽しかった と思ったら参考文献に本書が
流れを掴む程度で良いので傭兵の歴史について知りたい。と思っていた時に出会えたこの本は読みやすくわかりやすく、ヨーロッパ軍事史に深く食い込む傭兵という存在を知る入口が欲しかった私の要望に十分応えてくれました。そういえば『アルプスの少女ハイジ』の原作ではアルムおんじが傭兵稼業をやっていた設定があったよう...続きを読むな? なんて事も思い出し、ハイジの舞台となったスイスでは傭兵輸出が国家産業だった時代が長い間あった歴史背景を改めて知り、無茶に思えたその設定が実は自然な成り行きだったという事も今になってようやく理解できました。
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