どうしようもなく辛かったよ

どうしようもなく辛かったよ

1,672円 (税込)

8pt

第17回小説現代長編新人賞受賞作
受賞時高校三年生。現在大学一回生。

選考委員絶賛!
一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて
最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子
若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう
思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介
この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳

青春の輝きとそこにのびる影、苦み
「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。

あらすじ
「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。
夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。

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どうしようもなく辛かったよ のユーザーレビュー

3.4
Rated 3.4 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    瑞々しくも毒々しい青春小説。
    中学女子バレー部の青春の叫びがそれぞれ登場人物の視点で描かれている。
    著者は執筆当時高校生だったらしいので、Z世代の等身大の生きた小説なのだなと感じた。
    隠してきた本心や我慢してきた関係性。どうしようもなく辛かったメンバーたちが高校その後どうなっていくのかも描いてほしい

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    要所要所に「最悪」と感じつつ、中高生の交友関係なんてそんな最悪な自己中の積み重ねだったなぁと懐かしくなった。真希とくるみは特に身に覚えがある。

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    側から見たら仲良し5人のバレー部であり、他の人から見たら、輪の中に入りづらいグループだと感じさせるほど結束力が強い。しかし、一人ひとりの心の内は蓄積された不平や不満、劣等感、独占欲、どろどろとした負の感情が渦巻いていて、登場人物一人ひとりがリアルで、いるよなー、こんな人。というような懐かしさを感じた

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    気になっていた。
    金原さんの作品とはもちろん違うが、やはりザ女子ワールド。
    私には理解不能だし、誰も理解してくれなんちゃ思ってない。タイトルにある、最後の章が好き。読み返したい。

    0
    2024年05月11日

    購入済み

    そうなんだけど

    共感度合いが低かった
    登場人物が少なくバックボーンまでしっかり描いてもらえると昭和世代でも共感できたのかもしれません

    #ドロドロ #じれったい

    0
    2024年05月07日

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