朝霧咲の作品一覧
「朝霧咲」の「どうしようもなく辛かったよ」「どうしようもなく辛かったよ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「朝霧咲」の「どうしようもなく辛かったよ」「どうしようもなく辛かったよ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
葛藤と憧れに押し潰されそうな日々。
自分は持っていない、あの子の才能がほしくて。
何者でもない自分の、何にもない日々から抜け出したかった。
....そんな、自身の学生時代を思い出した。
彼女の言葉
『色々あったけど、その日々があるから今の自分がある、とか。そんな風に小さな事でぐちぐち悩んでいた時期もあったな。眩しい。
.....もしいつかわたしがそんなことを言っていたら、目の前で吐き捨ててやりたい。辛かったよと。どうしようもなく辛かったよ。あなたが美化しているほど、輝かしい日々じゃなかったよ。嫌で仕方なかったよ。青春なんて、おめでたいものじゃなかったよ。』
学年集会が終わって整列して教室に戻
Posted by ブクログ
中学のバレー部に所属する女の子たちの視点を変えて紡がれるストーリー。
痛々しいくらいに学生時代のことを思い出した。
どの子の性格も自分や周りの友達にあてはめられるくらいリアルで、わかる!という気持ちとわかるからこその気持ち悪さのようなものも感じた。
以下ネタバレ
一章の主人公、若菜は特別な存在になりたかった。バレー部の最後の試合に向けた練習も、自分が主人公である気持ちが強く、ミーティングばかりしていた。(わかる、ミーティングって、やってる気持ちになれるんだよね…)もちろん、きちんと練習していなかったため今まで勝てた相手に負けてしまう。
二章の主人公、真希は部活ではエースで頭も良い。進路
Posted by ブクログ
側から見たら仲良し5人のバレー部であり、他の人から見たら、輪の中に入りづらいグループだと感じさせるほど結束力が強い。しかし、一人ひとりの心の内は蓄積された不平や不満、劣等感、独占欲、どろどろとした負の感情が渦巻いていて、登場人物一人ひとりがリアルで、いるよなー、こんな人。というような懐かしさを感じた。嫌われたくない、他人と違うことがしたい、推しと話せるのは自分だけ。すべて中学校や高校時代に体験した感情であり、制服で押さえ込まれた少女と大人の境の心の細かい揺れ、感情全てが生々しかった。6人の中だと、若菜、真希、愛美がましな人物のように思えたが、実際はどうなんだろう。学校に行かず、不を閉じ込めただ