作品一覧

  • どうしようもなく辛かったよ
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    【第17回小説現代長編新人賞受賞作】『どうしようもなく辛かったよ』第4章をコミカライズ! 中3の桜(さくら)のクラスにはルールがある。孤立した生徒が”いじめ”のターゲットになるルールだ。でも、桜には関係ない。親友の茉莉(まり)を甘い顔で操り、面倒ごとからは距離を置き、適度にいじめに参加する。だから関係がない。これまでも、これからも。そう信じてた。茉莉がある”告白”をするまでは…。【どうしようもなく辛かったよ分冊版1~4を収録した単行本版。】
  • どうしようもなく辛かったよ 分冊版(1)
    完結
    -
    全4巻143円 (税込)
    【第17回小説現代長編新人賞受賞作】『どうしようもなく辛かったよ』第4章をコミカライズ! 中3の桜(さくら)のクラスにはルールがある。孤立した生徒が”いじめ”のターゲットになるルールだ。でも、桜には関係ない。親友の茉梨(まり)を甘い顔で操り、面倒ごとからは距離を置き、適度にいじめに参加する。だから関係がない。これまでも、これからも。そう信じてた。茉梨がある”告白”をするまでは…。<第1話「独りぼっちになってはいけない」を収録>
  • どうしようもなく辛かったよ
    値引きあり
    3.4
    1巻300円 (税込)
    第17回小説現代長編新人賞受賞作 受賞時高校三年生。現在大学一回生。 選考委員絶賛! 一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて 最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子 若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう 思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介 この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳 青春の輝きとそこにのびる影、苦み 「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。 あらすじ 「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。 夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。
  • どうしようもなく辛かったよ

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    ネタバレ

    葛藤と憧れに押し潰されそうな日々。
    自分は持っていない、あの子の才能がほしくて。
    何者でもない自分の、何にもない日々から抜け出したかった。
    ....そんな、自身の学生時代を思い出した。

    彼女の言葉
    『色々あったけど、その日々があるから今の自分がある、とか。そんな風に小さな事でぐちぐち悩んでいた時期もあったな。眩しい。
    .....もしいつかわたしがそんなことを言っていたら、目の前で吐き捨ててやりたい。辛かったよと。どうしようもなく辛かったよ。あなたが美化しているほど、輝かしい日々じゃなかったよ。嫌で仕方なかったよ。青春なんて、おめでたいものじゃなかったよ。』
    学年集会が終わって整列して教室に戻

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    2024年03月06日
  • どうしようもなく辛かったよ

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    ネタバレ

    中学のバレー部に所属する女の子たちの視点を変えて紡がれるストーリー。
    痛々しいくらいに学生時代のことを思い出した。
    どの子の性格も自分や周りの友達にあてはめられるくらいリアルで、わかる!という気持ちとわかるからこその気持ち悪さのようなものも感じた。

    以下ネタバレ


    一章の主人公、若菜は特別な存在になりたかった。バレー部の最後の試合に向けた練習も、自分が主人公である気持ちが強く、ミーティングばかりしていた。(わかる、ミーティングって、やってる気持ちになれるんだよね…)もちろん、きちんと練習していなかったため今まで勝てた相手に負けてしまう。

    二章の主人公、真希は部活ではエースで頭も良い。進路

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    2023年11月14日
  • どうしようもなく辛かったよ

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    瑞々しくも毒々しい青春小説。
    中学女子バレー部の青春の叫びがそれぞれ登場人物の視点で描かれている。
    著者は執筆当時高校生だったらしいので、Z世代の等身大の生きた小説なのだなと感じた。
    隠してきた本心や我慢してきた関係性。どうしようもなく辛かったメンバーたちが高校その後どうなっていくのかも描いてほしい。

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    2024年08月24日
  • どうしようもなく辛かったよ

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    要所要所に「最悪」と感じつつ、中高生の交友関係なんてそんな最悪な自己中の積み重ねだったなぁと懐かしくなった。真希とくるみは特に身に覚えがある。

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    2023年12月25日
  • どうしようもなく辛かったよ

    Posted by ブクログ

    側から見たら仲良し5人のバレー部であり、他の人から見たら、輪の中に入りづらいグループだと感じさせるほど結束力が強い。しかし、一人ひとりの心の内は蓄積された不平や不満、劣等感、独占欲、どろどろとした負の感情が渦巻いていて、登場人物一人ひとりがリアルで、いるよなー、こんな人。というような懐かしさを感じた。嫌われたくない、他人と違うことがしたい、推しと話せるのは自分だけ。すべて中学校や高校時代に体験した感情であり、制服で押さえ込まれた少女と大人の境の心の細かい揺れ、感情全てが生々しかった。6人の中だと、若菜、真希、愛美がましな人物のように思えたが、実際はどうなんだろう。学校に行かず、不を閉じ込めただ

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    2024年12月10日

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