野中郁次郎の作品一覧
「野中郁次郎」の「失敗の本質」「知識創造企業」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「野中郁次郎」の「失敗の本質」「知識創造企業」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学政治経済学部卒。カルフォルニア大学バークレー校経営大学院博士課程修了。『知識創造企業』で米国出版協会ビジネス経営書部門ベスト・オブ・ザ・イヤー賞などを受賞。その他著書に『失敗の本質』『アメリカ海兵隊―非営利型組織の自己革新』、『経営管理』や『失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇』(野中郁次郎、杉之尾宜生、土居征夫、河野仁、山内昌之、菊澤研宗との共著)などがある。2002年紫綬褒章受賞。
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Posted by ブクログ
読後はもちろん、2章、3章は読みながら、職場組織のことに思考が飛び、なかなか読み進まなかった。
「失敗の本質」の要因は、敗戦に至った日本軍・政府から、今も変わらずに日本、私の周辺にはある。
1章では、ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦。それぞれ、大部分が知らないことばかり。インパールの「死の行進」は聞いたことがある。沖縄戦も住民の視線からの話も色々読んできた。
日本軍がどのような体制、思想、作戦で戦っていたのか、初めて知ることばかり。地名が出る度に地図で調べた。
戦争ものは、そこで亡くなった方々のことを思うと感傷的になるけれど、本著は何故失敗したのかの観点に絞られており、敗戦に至った要因がとてもわかりやすい。
それは日本軍特有でもない。米軍とはもちろん違うけれど、今の日本社会(民間、政府)にも通じる。だから、特に2章以降は戒めのように読む。
業績評価としつつ、情緒が根強く残っているような日本企業。
やる気じゃないんだよ、成果でしょ。日本軍と同じじゃないか。
やるせなく思いつつも、どうすれば良いのかを考える、気付く良著。
Posted by ブクログ
知識的創造企業を読んでこんなに、会社組織の仕組みをわかりやすく説明されているものはないと思っていたが、その続編とのことで読みました。
内容は、470ページに及ぶ大作で知識的創造企業に実践を加えた新しいモデルの説明です。
哲学の視点も多く盛り込まれていて、改めて哲学を学ぶ大切さを感じました。
今回も理論だけでなく、トヨタ、ホンダ、JAL、シマノ、エーザイ等の具体的な事例が多く挙げられており理解も深まりました。
経営学の本を読むならばまずこの本と言える本です。
キーワード
共通善の追求
いま、ここで判断をする
身体的な経験から本質をつかむ(現場主義)
本音で話せる複数の場をつくる
矛盾を受け入れ、チャンスとする
Posted by ブクログ
アジャイルの勉強として本を読みました。
2013年の本なので、紹介されている具体例は付箋を使ったり、壁にチャートを張り出したりとアナログな方法が中心でしたが、アジャイルやスクラムの基本的な考え方は現在も大きく変わっていないと思いますので、勉強になりました。
私はたまたまこの本が会社にあったので読みましたが、2021年に第2版が出ているので、今から読む人はそちらを読んだ方が良いと思います。
【第1部】
アジャイルとスクラムの概要だけ知りたい方は、第1部だけ読めば十分そうです。
アジャイル関係の用語と、それぞれがどういう意味なのかを知ることができて良かったです。
・スプリント
一定期間(通常1週間〜1か月)を区切って、決めた成果を完成させる開発サイクル。
このサイクルを繰り返すことで、「このチームなら1スプリントでどこまでできるか」という知見を蓄積できる。
・スクラムマスター
チームが円滑に開発できるよう支援する役割。
例えば、「他部署の承認待ちで作業できない」といった問題の解決や、「コードレビューに時間がかかる」といった問題の改善策を考える。
こうした役割を専門に担当する人を置く、という発想があることが印象に残りました。
【第2部】
アジャイルを採用した企業の実例集のような内容でした。
アジャイルについて概要を知りたいだけであれば、ここまで読まなくてもよさそうです。
一方で、企業改革のドキュメンタリーなどが好きな人には面白い内容だと思います。
個人的に印象に残ったところは以下です。
・アジャイルは、大規模開発や品質を特に重視する場面では難しい。
システムの根幹部分はウォーターフォールで開発し、フロントエンドはアジャイルで開発する、といった使い分けもある。
・ビジネス側と開発チームの信頼関係を構築するための工夫。
ビジネス側は仕様を伝えるだけでなく、背景や目的などのコンテキスト(文脈)も共有する。
開発チームは、内部の進捗状況をできるだけオープンにする。
・被災地で医療のためのシステムを急いで作る場合、アジャイルの短いサイクルでリリースし、ユーザーからのフィードバックを反映していく方法は、特に相性が良さそうだと思いました。
【第3部】
アジャイルの元になった考え方や、会社全体をアジャイルによってどう良くしていくか、といった、より大きな視点の内容でした。
アジャイルについてより深く知りたい人向けだと思います。