プロフィール

  • 作者名:井沢元彦(イザワモトヒコ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1954年02月01日
  • 出身地:日本 / 愛知県
  • 職業:作家

早稲田大学法学部卒。『猿丸幻視行』、『逆説の日本史』、『源氏物語はなぜ書かれたのか』など多数の作品を手がける。『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞している。

作品一覧

  • 英傑の日本史 戦国編【5冊 合本版】 『英傑の日本史 信長・秀吉・家康編』『英傑の日本史 風林火山編』『英傑の日本史 上杉越後死闘編』『英傑の日本史 激闘織田軍団編』『英傑の日本史 智謀真田軍団編』
    5.0
    1巻2,673円 (税込)
    織田信長・豊臣秀吉・徳川家康をはじめ、武田信玄・上杉謙信・真田信繁とその家臣団など、いまだ語り尽くされることのない男たちのドラマを追う。現在の固定観念を取り払い、歴史の因果関係を解き明かしつつ、通史だけではわからない真実に迫る。大河ドラマ鑑賞や学び直しにも最適な、戦国の英傑たちをあつめた必携の合本版。 ※本電子書籍は「英傑の日本史 信長・秀吉・家康編」「英傑の日本史 風林火山編」「英傑の日本史 上杉越後死闘編」「英傑の日本史 激闘織田軍団編」「英傑の日本史 智謀真田軍団編」を1冊にまとめた合本版です。
  • 歴史・経済・文化の論点がわかる お金の日本史 完全版 和同開珎からバブル経済まで
    -
    1巻2,200円 (税込)
    商売は「クズの中のクズ」の所業!? 日本はなぜ、経済大国への道を拓けたのか――ステレオタイプの知識から抜け出し、歴史・経済・文化の「なぜ」がよくわかる! 独自の史観でイッキに読ませる画期的通史。 第一章 和同開珎の謎               第二章 中世社会の闇 第三章 帝国主義の脅威と戦国時代      第四章 脱・朱子学と資本主義への道 第五章 新貨幣制と金本位制への道      第六章 日露戦争による飛躍 第七章 揺れる大正デモクラシー        第八章 敗戦からの高度経済成長
  • お金の日本史 近現代編
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマ=経済。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことは少ない――。大好評の前作に続き、金解禁、関東大震災、モラトリアム、昭和恐慌、新円切替、スミソニアン体制、ニクソンショックなど、近現代史を彩った「お金の歴史」を独自の史観で読みとく。日本はなぜ経済大国への道を拓くことができたのか。お金の歴史が概観できる、必読講義。 第一章 新貨幣制と金本位制への道 一、商売は「悪」という呪縛 二、不換紙幣からの脱却 三、地租改正と松方デフレの功罪 第二章 日露戦争による飛躍 一、ロシア帝国の脅威と日英同盟 二、アメリカ対日支援への裏切り 三、日本の列強入りと韓国併合 第三章 揺れる大正デモクラシー 一、第一次世界大戦の「特需」と「負の遺産」 二、米騒動・大震災・共産主義 三、現代史の重大事――世界大恐慌 第四章 敗戦からの高度経済成長 一、満州こそ日本の生命線 二、資源なき国の戦中戦後 三、経済大国ニッポンの行方
  • 真・日本の歴史
    4.0
    1巻1,881円 (税込)
    日本とはこんな国だったのか 日本人の行動原理はここにあったのか あなたの知っている日本の歴史がひっくり返る! 目からウロコ  衝撃の面白さ ゼロから学び直す真(シン)・日本史! 教科書も学者も教えてくれない「歴史の流れ」がわかる! 謎が解ける! 「比較」と「宗教」の視点を持てば、日本史ほどユニークで面白い歴史はない。 シリーズ累計580万部突破『逆説の日本史』著者による、30年の歴史研究のエッセンス。 (目次) 第一部  「比較」から日本史を読み解く 第一章  「世界と日本」はこんなにも違う 世界でも珍しい日本の木造文化 世界の常識はレンガ文化 なぜ日本だけが木造建築にこだわったのか 文明開化というまやかし 日本の道路舗装率は世界最下位!? 馬車を使わなかった特別な国・日本 日本史だけ見たのでは日本史はわからない 則天武后は日本のマネをして「女帝」になった! 北条義よしとき時は「日本史」を際立たせる超重要人物 王朝交替がない日本は世界の非常識 朝鮮出兵は秀吉の「錯乱」ではなかった なぜ信長は本拠地を移転できたのか 戦争を簡単にはやめられないという「世界史の常識」 唐入りのとき、実は兵士はイケイケムードだった 第二章  「長期の時間軸」で見ると歴史はわかる 織田信長は日本の歴史教育の被害者である 日本に宗教戦争はなかったという嘘 織田信長「以前」と「以後」で歴史はこんなに違う 北条早雲との比較で信長の女性観がわかる 他の大名と比較して初めて信長の特異性が見える 信長を理解することは日本史を理解すること 日本の女性は「世界最強」だった 競争社会のままでは戦争はなくならない 徳川家康はなぜ「朱子学」という外来宗教を輸入したのか 当時の人間の気持ちになって考える 刀の切れ味は斬ってみないとわからない 「劇薬」でしか、人は変われない 徳川綱吉は「戦国時代」を完全に終わらせた政治家 第二部  「宗教」から日本史を読み解く 第三章 日本人の宗教の原点は「穢れ(ケガレ)」 なぜ「宗教」抜きに歴史は語れないのか 宗教を無視したために矛盾が生じた日本史の「時代区分」 古代日本人は首都を天皇一代ごとに移転していた 日本教のバイブル『古事記』 日本の天皇は穢けがれを祓はらう「禊みそぎ」によって生まれた すべての禍は穢れによって発生する なぜ都を一代ごとに移転しなければならなかったのか 見過ごされている持統天皇の功績 医者と僧侶は日本では「ガイジン」扱いだった 「穢れ忌避信仰」こそ日本教の根源的信仰である 第四章 日本人はなぜ「怨霊」を神として祀るのか 「怨霊」は怨念を内包した死穢から生まれる 日本最初の怨霊「大国主命」 最強の怨霊となった崇徳上皇の悲しい出生 後白河の無慈悲が生んだ崇徳の呪い 崇徳上皇が日本最強の怨霊である歴史的証拠 強い怨霊だからこそ神として祀る 「諡おくりな」による怨霊鎮魂法 怨霊鎮魂の道具としての仏教 『源氏物語』は怨霊鎮魂の産物 『平家物語』の成功がもたらした思わぬ副産物 怨霊信仰が「能」を生み出した 日本人の識字率の高さは怨霊信仰のおかげ 第五章 日本人はなぜ「和」を一番大切にするのか 日本人に「和」を根付かせたのは聖徳太子だった 「話し合い絶対主義」という宗教 一番大切なことは冒頭か結末にある 今も続く話し合い絶対主義 話し合い絶対主義が日本の民主主義を歪めている 話し合い絶対主義のルーツ 第六章  「言霊」に縛られる日本人は不吉なことを口にできない 日本独特の宗教「言霊」 理不尽な言葉狩りによって再発見した言霊信仰 『万葉集』に見る言霊信仰 言霊から見えてくる卑弥呼の正体 言葉と実態は一体化している なぜ日本では「欠陥契約」が結ばれてしまうのか 「言えば(書けば)起こる」と信じる日本人 言霊の世界では起こって欲しくないことは書けない 言霊の世界では合理的な判断をした者が糾弾される 日本には和歌の前の平等がある 第七章  「穢れ」忌避信仰が武士を誕生させた 軍事と警察を忌み嫌うのは日本だけ 平安時代、日本の軍事部門は開店休業状態だった 「前九年の役」「後三年の役」の背景 武士とカウボーイの共通点 武士は日本にしかない宗教的副産物 藤原氏に対抗した院政システム 武士は縄文人の末裔か 武士の地位を上げた役職とは 天皇を超えようと考えた武士たち 信長が失敗し、家康が成功した自己神格化計画 第八章  「朱子学」という外来宗教が日本にもたらした毒 家康が天皇家以上に恐れたものとは 「主君への絶対的な忠義」を説く教え 朱子学が生み出した職業に起因する身分差別 商売は「卑しい者」がやること 「外国人は野蛮」という朱子学の偏見 学者にはわからない「鎖国政策」の意味 朱子学は国をも滅ぼす宗教である 朱子学の呪縛から解放した二人の天才 終章 歴史をいかに読み解くか 「安ん土宗論」にまつわる誤解 なぜ信長は日蓮宗の負けとしたのか 「専門家」に聞くという当たり前のことをなぜしないのか 歴史学者が気づけなかった「長篠の合戦」の真実 「ウィキペディア」を鵜呑みにしてはいけない 仮説を軽んじる頑なな実証主義 歴史を判断する能力
  • 絶対に民主化しない中国の歴史
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    「万人は決して平等ではない」 中国はなぜ、民主主義社会と真逆の信念を抱き続けるのか――現代の「常識」だけではわからない、新時代の教養がここにある! 序 論 孔 子 孟 子 始皇帝 董仲舒 文帝と煬帝 武則天(則天武后) 郭巨(「二十四孝」のうち) 聖王舜 (「二十四孝」のうち) 孟宗と王祥 (「二十四孝」のうち) 三人の女 (「二十四孝」のうち) 孟母(「列女伝」のうち) 京師節女 (「列女伝」のうち) 節婦と烈婦 龍女と変成男子 徽宗皇帝 朱 子 岳飛と文天祥 朱元璋と永楽帝 ヌルハチと乾隆帝 西太后と康有為 孫文と袁世凱 蒋介石と毛沢東 中国共産党とは何か あとがきにかえて
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマが「お金(=経済)」。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことはない。和同開珎は脱・大中華のメッセージだった。日本は世界最大級の金・銀産出国だった。江戸幕府は「朱子学バカの経済オンチ政権」だった。渋沢栄一の『論語と算盤』は、不可能を可能にする天才的発想から生まれた――井沢史観で歴史のあらたな見方を提示する。
  • 井沢元彦の激闘の日本史 北条執権と元寇の危機
    -
    1巻1,672円 (税込)
    日本史上初の本格的な対外戦争「元寇」とその勝利は、日本人の国防観にどんな影響をあたえたのか。一級史料とされてきた『八幡愚童訓』の虚実とともに、世界史的な視点をあわせながら歴史の真実に斬り込む!
  • 逆説の世界史2 一神教のタブーと民族差別
    3.9
    2~3巻1,628~1,683円 (税込)
    「逆説史観」の新たなライフワーク、第2弾。 『逆説の世界史』シリーズは、超人気ベストセラー『逆説の日本史』の著者による新たなライフワーク。待望の第2弾は、多神教信者の多い日本人には分かりづらい「一神教の世界」がテーマです。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの「神」の誕生と「聖典」の成立にかかわる謎を解明しながら、現代まで続く民族・宗教の対立の深層に迫ります。 混迷する世界のニュースをより深く理解するために、「逆説史観」によって分かりやすく解説した必読の入門書です。 「ユダヤ民族差別を生んだ根源は『マタイによる福音書』」「ローマ・カトリック教会がタブー視するキリスト教の大矛盾」「ダンテの『神曲』がイスラム教社会で「禁書」となる理由」「シーア派とスンニー派の抗争とムハンマドの血脈」「聖地エルサレムは誰のものか」「十字軍遠征がもたらした憎悪の連鎖」「最大最強だったオスマン帝国が衰退した要因」「中東和平をこじらせる最大の障害」等々、日本人が知っておくべき一神教世界の基礎知識を解説。 『逆説の世界史』は小学館のウェブサイト「BOOK PEOPLE」で連載。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 【カラー】コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編
    4.3
    1~5巻1,584~1,980円 (税込)
    人気ベストセラー作品、待望のコミック化! 井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』は大ヒットしたロングセラー作品。本企画は、著者扮する「いざわ歴史研究所」所長と女子大生の<逆説>コンビが歴史の分岐点を訪れ、学校では教えてくれない重要ポイントを解説する「大人の学習漫画」。井沢氏が新たに書き下ろした脚本を、気鋭の漫画家・千葉きよかず氏がコミック化しました。 待望の第1弾「戦国三英傑編」は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が長い戦乱で構造崩壊を起こしていた日本を立て直し、天下統一を実現するまでの「戦国史の極意」を読み解きます。 ●[信長]戦国大名の中で唯一天下人を目指していた/比叡山焼き討ちは信教の自由の確立と経済社会の構築のため/天皇や寺社の権威を超越する自己神格化と安土城築城 ●[秀吉]大悪人のイメージを変えた情報操作と人たらし/六本指のコンプレックス/「豊臣」という新姓下賜に秘められた公家の意図/天皇を一地方政権の長に貶める明国占領計画と秀吉帝国 ●[家康]関ヶ原の戦いは天下分け目ではない/天下を確定させた毛利輝元のバカ殿ぶり/家康を謀略の達人に変えた痛恨事ほか 新たな逆説史観が満載、書き下ろし「逆説コラム」も必読! ※フィックス型122MB(校正データ時の数値) 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品はカラー版です。
  • 英傑の日本史 敗者たちの幕末維新編
    -
    1巻1,584円 (税込)
    会津藩はなぜ「朝敵」となったのか。戊辰戦争の悲劇はなぜ起こったのか。松平容保、山川浩、松江豊寿ほか苦難に立ち向かった敗者たちの生涯から、勝者の視点を中心に語られる幕末史に斬り込み歴史の真相を問い直す!
  • 学校では教えてくれない戦国史の授業 秀吉・家康天下統一の謎
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    明智光秀を討った秀吉が、信長の重臣であった柴田勝家を破って後継者になった――教科書によく載っている記述ですが、ここにはとても重要な事実が抜け落ちています。それは、本能寺の変で信長の血筋が絶えたわけではなく、信長の血を受け継いだ織田家の人間が複数いたにもかかわらず、家臣の秀吉が権力を受け継いだ理由です。天下分け目の「関ヶ原の戦い」は、たった1日で終わった――誰もが知る事実ですが、なぜ「1日」で終わってしまったかの理由はあまり知られていません。大河ドラマなどで何度も扱われているにもかかわらず、日本人は意外に戦国のことを知らないのです。本書では、「中国大返しはなぜ成功したのか」「なぜ関ヶ原の戦いは1日で終わったのか」「豊臣秀吉と徳川家康は、いかにして天下を奪い取ったのか」「三英傑が目指した天下人とは?」など、知っているようで実は知らない戦国史を井沢元彦独自の視点で見直します。
  • 英傑の日本史 浅井三姉妹編
    3.5
    1巻1,496円 (税込)
    豊臣と茶々、京極と初、徳川と江――。天下の覇権をめぐるドラマの陰で、悲劇の姫たちは歴史にどう関わったのか。井沢元彦が定説に斬り込み、英傑たちが生きた時代の視点で歴史の真相に迫る! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 逆説の世界史1 An Upside-Down History of the World vol.1 “The Rise and Fall of Ancient Egypt and Confucian China”
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    『逆説の日本史』著者の新たなライフワーク、第1弾の英語版です。 『逆説の世界史』は、超人気シリーズのベスト&ロングセラー『逆説の日本史』の著者・井沢元彦氏が挑む「新たなライフワーク」。小学館のウェブサイト「BOOK PEOPLE」で連載。構想に15年以上を費やした本企画は、民族、宗教、イデオロギーによる偏見や差別を極力排し、いわば「地球外生命体(ET)の視点」で人類の歴史を読み解く逆説史観による文明論。 “An Upside-Down History of the World” is the latest epic work by the author of “The Paradoxical History of Japan” In this first volume, “The Rise and Fall of Ancient Egypt and Confucian China”, Izawa examines one of the biggest mysteries in ancient history: what purpose did the pyramids serve and why was the technology used to build structures of such gigantic proportions lost for centuries to follow? Furthermore, why did the Chinese Empire, the most advanced nation in the 15th century, stagnate for 600 years? The answer, he suggests, may lie in an analysis of the mystery of “Confucian philosophy”. 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 合本版 逆説の日本史 古代・中世編
    5.0
    1~5巻1,408~5,478円 (税込)
    大ベストセラー「逆説の日本史シリーズ」を時代別に合本化!! 日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!封印された歴史をウラ側から読み解く。 【収録作品】 『逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎』 『逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎』 『逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎』 『逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎』 『逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎』 『逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎』 『逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎』 『逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎』
  • 紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか
    -
    1巻1,400円 (税込)
    『源氏物語』は、藤原道長の娘である彰子が一条天皇の寵愛を得られるように、道長がパトロンとなって、紫式部に執筆させたといわれるが、物語では明らかに藤原氏と思われる右大臣家は、権力を笠に主人公の光源氏に圧力をかける敵役として描かれている。藤原氏の摂関政治の最盛期に道長が自ら出資した物語で、なぜ藤原氏を主人公にしなかったのか。大河ドラマでは決して描かれない道長の思惑とは? 徳川の天下が確立した江戸時代に、徳川将軍の御台所に仕える奥女中が「豊臣物語」を書き「豊臣家のプリンスがライバルを倒して天下を統一する」という話を書いたらどうなると思いますか。こっそり書いていたとしてもバレれば間違いなく死刑です。しかし藤原道長は紫式部が「源氏が勝つ」物語を書いているのを、堂々と応援していて娘にも読ませていたのですよ。外国人ならこんな話は絶対信じません。そんな話が書かれること自体ありえないのですから。でも現実に『源氏物語』は書かれました。ということは外国と違う「何か」が日本にはあるということです。(「はじめに」より抜粋)●栄華を極めた道長は何を恐れたのか ●光源氏が賜姓源氏でなければならなかった理由 ●なぜ実在の冷泉帝と同名の天皇が物語に登場するのか ●光源氏が准太上天皇という最高位まで昇り詰める理由 ●『源氏物語』と『平家物語』の共通点『源氏物語』のストーリーは、明確な目的があって描かれている!
  • 封印された日本史 神霊の国 日本
    -
    1巻1,386円 (税込)
    歴史は、民族の貴重な体験集です。まず歴史を知り、そして歴史に学ぶ。教科書では学べない『逆説の日本史』の原点がここにあります。本書は、『逆説の日本史』の著者自らが日本の歴史に学ぶ上で必須の事件や人物に焦点を当て、「歴史の争点」を重点的に拾い出し、独特の視点で解説しました。既刊『神霊の国 日本』(KKベストセラーズ)を修正するとともに、「天皇がなぜいちばん偉いのか」を書き下ろし、加筆した再編集版です。
  • 伝説の日本史 第1巻~神代・奈良・平安時代 「怨霊信仰」が伝説を生んだ~
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    神話というと完全なフィクションで、歴史を考える上での史料的価値を全く認めないという考え方の人がいます。しかし、わたしは神話というものは、ある程度、安定した世の人々が、先祖の過去の業績を称えるために作るものですから、すべてが嘘と考えるのは無理があると思います。(本文より) 伝説はなぜ生まれ、語り継がれてきたのか? 伝説に秘められた驚愕の真実を井沢元彦が暴く!

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  • 新装版 恨の法廷
    -
    1巻1,188円 (税込)
    「日韓衝突」の原点はここにあった! 日本人ビジネスマンの高沢は商売上のトラブルに巻き込まれ、顧客の一人であった韓国人・林に、クルマでソウルの高速道路を走行中に狙撃されてしまう。 次に高沢が目を覚ますと、そこは古代中国の神「天帝」が裁判長として裁きを下す「死後の法廷」だった。立会人として、聖徳太子と韓国の神話上の人物「檀君」も同席している。自分を死に追いやった林の罪をこの法廷で告発しようとする高沢に対し、林は「我が民族を三十六年間支配し圧政の限りを尽くしたお前ら日本人にすべての責任がある」と逆ギレするばかり。さらに韓国人詩人や日本人小説家も加わり、議論はヒートアップしていく。 「日韓に横たわる諸問題は、すべて日帝三十六年(大日本帝国による植民地支配)が原因であり、日本の文化も政治も全部韓国が教えてやったもので日本には文化など無いのだ!」そう非難する韓国側に対し、日本側は親鸞や道元、上杉鷹山などの証人を「参考人」として招致し、その主張をひとつづつ論破していくが……。
  • 日本が「人民共和国」になる日
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    『カエルの楽園』の百田尚樹さんも「傑作だ! こんな面白い本が出ていたとは不覚にも知らなかった」と絶賛! ジョージ・オーウェルの『1984』の日本版ともいうべき恐怖のパラレルワールド小説。『1984』をトランプ政権などになぞらえるのは方向違いの解釈。「これは明日の沖縄、韓国、そして日本の近未来だ」 大地震が発生し、静岡県にある原子力発電所「スーパーみらい一号炉」が津波に襲われ炉心の緊急冷却装置が働かず大爆発。 取材中の新聞記者・桜浩行と金村良美が、気がついたとき、そこは「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップ。 60年安保闘争の時に、ハガチーをデモ隊が殺害したのがきっかけで日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていたのだ……。
  • 天皇の日本史
    4.3
    1巻1,056円 (税込)
    天皇はなぜ日本で一番偉いのか。皇帝でも国王でも君主でもない、日本独自の「天皇」はどのように生まれ、歴史にどんな影響を与えてきたのか。神武・継体・持統・後白河・正親町・昭和ほか、キーとなる54人を選び、現代まで続く日本史の大きな因果関係のなかで、その事績を読み解く。通説やタブーを乗りこえ、従来の歴史教育が無視してきた事実と常識を学び直す、「この国のかたち」を知るための歴史入門講義。便利な「歴代天皇一覧」付き。
  • 友情無限
    -
    1巻1,012円 (税込)
    「君は兵を挙げよ、我財を挙げて支援す」 現代の貨幣価値にして、じつに数百億円。黎明期の映画ビジネスで巨万の富を作り上げ、一切の見返りを求めることなく、その生涯をかけて「中国革命の父」に資金を提供し続けた日本人がいた!  その男の名は、梅屋庄吉。明治維新後のアジアを新天地に、犬養毅、大隈重信、宮崎滔天といった傑物たちからも愛された日本男児が、革命家・孫文に托した大いなる夢とは。中国と日本との間で交わされた壮大なる盟約と友情の行方を描く、著者渾身の大河小説。
  • 英傑の日本史 新撰組・幕末編 増補決定版
    -
    1巻1,012円 (税込)
    黒船来航、安政の大獄、長州征伐、戊辰戦争――攘夷か開国か、佐幕か倒幕かをめぐる大変革期、数々の困難を前に、歴史に名を刻んだ人物たちはどんな決断を下していったのか。今なお「問題の先送り」を繰り返す島国日本にあって、私たちが学ぶべき教訓はどこにあるのか。徳川将軍や諸大名、幕臣や藩士、志士や新撰組隊士など、主要69人を一挙掲載。独自の史観を元に、英傑たちの生涯とその活躍から幕末史を通覧する増補決定版。(本書は、『英傑の日本史 新撰組・幕末編』を大幅に再構成し、書き下ろし3編と『英傑の日本史 敗者たちの幕末維新編』より7編を収録した増補決定版です) 【本書に登場する英傑たち】 西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀、島津斉彬、島津久光、篤姫、吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎、大村益次郎、山内容堂、吉田東洋、武市半平太、後藤象二郎、坂本龍馬、中岡慎太郎、ジョン万次郎、近藤勇、土方歳三、沖田総司、永倉新八、斎藤一、原田左之助、井上源三郎、山南敬助、伊東甲子太郎、藤堂平助、島田魁、武田観柳斎、山崎烝、芹沢鴨、松平容保、徳川慶喜、井伊直弼、水戸烈公、藤田東湖、徳川家茂、孝明天皇、横井小楠、松平春嶽、由利公正、橋本左内、岩倉具視、玉松操、林子平、佐久間象山、勝海舟、小栗上野介、山岡鉄舟、大鳥圭介、榎本武揚、清河八郎、佐々木只三郎、中島三郎助、益満休之助、相楽総三、伊達宗城、鍋島閑叟、大隈重信、福沢諭吉、緒方洪庵、川路聖謨、西郷頼母、佐川官兵衛、山川浩、神保修理、広沢安任、河井継之助、山本覚馬
  • 朱子学に毒された中国毒されなかった日本
    4.0
    1巻990円 (税込)
    朱子学の受容と排斥の歴史を二人の碩学が語り尽くす、 ゴーマン中国の源流は朱子学にあり! 朱子学と共産主義はこんなに相性がいい! ---------------------------------------------------------------------------------------------- 元中国人だった石平氏だからこそわかる「朱子学の呪縛」。 その朱子学と共産主義が結びついて中国は恐るべき覇権国家を目指すようになった。 その朱子学を部分的に受容しつつも鵜呑みにせず染まることのなかった日本。 だからこそ、日本は自由と民主主義を擁護する近代国家となった。 しかし、韓国は、朱子学の呪縛にとらわれ、歪んだ反日国家になってしまった。 それはなぜか? 井沢氏によれば、それは一言でいえば、「日本に、天皇がいたからだ」となる。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 井沢元彦 「太陽は東から昇る」といった客観的事実と同じ「日本史の最大の特徴は天皇の存在である」という「日本史の法則」を認めないマスコミや学者がかつてはびこっていた。だが、朱子学に毒されることなく日本が民主化できたのも天皇家があったからこそだ。 石平 中韓の心を深く毒した朱子学とは一体何か。両国の驚くべき異常さと異質さには朱子学のどのような毒素が深く入っているのか。その害毒をうまく排斥した日本の文化的DNAとは何かを討議した本書は、日本理解に大きく資するものがあると思う。
  • ニッポン名城紀行
    4.0
    1巻980円 (税込)
    【城は今も生きている。日本を代表する31城の「井沢式」攻略法!】 「歴史上、誰もがその名をよく耳にする城にもかかわらず、現在は建物がまったく残っていない城もあれば、当時のままの遺構で世界遺産に登録された城もある。たとえば、本丸が残っていることで有名な高知城。この城は敵からの攻略にも耐えうるような工夫が随所に施されており、そのことが生き残りに成功したと思いがちだが、最も肝心な点は『一度も戦場になっていない』ことである。つまり、令和の今に残っている多くの城は、戦国乱世の戦災に巻き込まれなかった幸運な城なのだ。姫路城や彦根城なども同様である。もっとも、現存するすべての城が平和だったわけでもない。愛知県にある犬山城は、幾度も戦争に巻き込まれながらも炎上せずに残った稀有な例である。さらに言えば、犬山城は徳川幕府が出した軍縮令・一国一城令で破棄される運命もくぐり抜けている。現在、名城と呼ばれる条件は、まさに運不運にあったのだ」 著者の独創と直観による切れ味鋭い歴史・紀行ノンフィクション。北は五稜郭から南は首里城まで、著者が実際に見て歩いて聞いた、日本全国の名城31をユニークな井沢史論で解説。これまで誰も知らなかった名城の秘密が明らかになる。 〈本書の主な内容〉 第一章 蝦夷から信濃をめぐる 五稜郭・弘前城・江戸城・松本城 ほか 第二章 尾張から越前をめぐる 犬山城・名古屋城・金沢城・丸岡城 ほか  第三章 畿内をめぐる     安土城・二条城・大坂城・姫路城 ほか 第四章 山陽・山陰をめぐる  岡山城・備中松山城・津山城・松江城 ほか 第五章 四国をめぐる     丸亀城・高知城・伊予松山城・宇和島城 ほか  第六章 九州・沖縄をめぐる  名護屋城・豊後岡城・熊本城・首里城 ほか 〈著者プロフィール〉 井沢元彦(いざわ・もとひこ) 1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。 TBS入社後、報道局(政治部)記者時代に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(26歳)。31歳で退社し、以後、執筆活動に専念。独自の歴史観で歴史推理・ノンフィクション分野で活躍。「週刊ポスト」連載の「逆説の日本史」は1200回を超え、現在は近現代史編を連載中。おもな著書に『逆説の日本史』『コミック逆説の日本史』『逆説の世界史』シリーズ(小学館)のほか、『学校では教えてくれない日本史の授業』シリーズ(PHP)、『英傑の日本史』シリーズ(KADOKAWA)などがある。最近刊は、『天皇の日本史』(角川文庫)。執筆以外では、多くのテレビ・ラジオ番組に出演、また、積極的な講演活動を行なっている。2009年4月から大正大学表現学部・種智院大学人文学部で客員教授を務める。

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  • 義経はここにいる
    3.0
    1巻935円 (税込)
    ヨシツネに殺される……佐倉財閥の跡を継ぐことになっている森川義行からの、救いをもとめる謎の電話。そして源義経の悲劇に符合する殺人事件が起こる。連続して起こる殺人事件の謎と、義経伝説、平泉の金色堂の秘密に挑戦する古美術研究家の名探偵・南条圭の推理!新考証で描く、傑作歴史ミステリー。
  • 日本史真髄(小学館新書)
    4.8
    1巻924円 (税込)
    逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開。 井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』シリーズは、大ヒットした歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊『日本史真髄』は、これまで編年体で展開した「逆説」シリーズとはまったく視点を変えて、「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つのテーマで日本史全体を捉え直し、日本人の思考や行動を呪縛するものの正体を歴史的事件から読み解いていきます。 例えば、江戸時代の歴史は、朱子学が分かってないと理解できません。織田信長が明智光秀に殺された本能寺の変を目の当たりにした徳川家康は、主君への忠義を絶対とする朱子学を導入し幕府体制を盤石にしました。ところが、その朱子学のために尊皇論が起こり、二百七十年続いた幕府は倒されてしまう。なぜか。徳川家は「覇者」であって天皇家こそ真の「王者」とする朱子学の思想に武士達が目覚めたからです。この朱子学の影響は、士農工商という身分差別や幕末期の日本外交にまで悪影響を与えているのです。 井沢氏が三十年以上かけて体得した「日本史を理解する極意」をすべてさらけ出した「逆説史観」の真髄。この一冊で百冊分の教養が身につく決定版です。(2018年8月発表作品)
  • 疫病の日本史
    4.0
    1巻913円 (税込)
    新型コロナウイルス対策では中国や欧米諸国のようなロックダウンも行わず、世界中から「ゆるい」と指摘されていた日本。にもかかわらず、結果的には感染者・死者の数も世界的に低い数字で抑えられ、その衛生文化について注目が集まっています。本書は「ペスト」など世界で流行した歴史上の感染症のうち、日本で大流行しなかった疫禍を取り上げ、それがなぜなのかということを探るとともに、日本で大流行した「結核」その他の疫病が、日本史上、どのような政変をもたらしたのかについてまとめた一冊です。
  • 困った隣人 韓国の急所
    4.2
    恨みを世襲する韓国と、水に流す日本。わかりあえない隣人ゆえの不幸が、今日も続いている。日韓相互の誤解と偏見は、どこから来たのか? その答を探るべく、井沢元彦・呉善花の両人は対談の中で思索を重ね、軋轢の根源を、違う道を選んだ歴史の中に見出していく。本当の韓国の姿を知り、日本との違いに気づくことがまずは必要だと、本書は主張する。
  • 逆説の世界史1 古代エジプトと中華帝国の興廃
    5.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 『逆説の日本史』著者の新たなライフワーク。 『逆説の世界史』は、ベスト&ロングセラー『逆説の日本史』シリーズの著者・井沢元彦氏が挑む「新たなライフワーク」。待望の文庫版シリーズがいよいよ発売開始です。 構想に15年以上を費やした本企画は、民族、宗教、イデオロギーによる偏見や差別を極力排し、いわば「地球人の視点」で人類の歴史を読み解く逆説史観による文明論。 シリーズ第1巻「古代エジプトと中華帝国の興廃」のテーマは、「文明はなぜ衰退あるいは停滞するのか」です。 第一章の古代エジプト文明の崩壊編では、ピラミッドは何のために造られ、巨大建築物を造る技術はなぜ継承されずに文明が滅亡したのか、という古代史上最大の謎を解明。 第二章の中国文明の力量と停滞編では、15世紀に世界の最先端だった国家がなぜ六百年以上も停滞しているのか、儒教社会を支配する「中華思想」の不思議を読み解きます。
  • 英傑の日本史 西郷隆盛・維新編
    3.7
    1巻880円 (税込)
    下級藩士の家に生まれ、何度も島流しという不遇に遭いながら、なぜ西郷は藩内で重用され続け、維新のリーダーとなり得たのか。 その要因を薩摩国のユニークな風土、鎌倉以来の「名門中の名門」島津家の家風と歴史にまで遡りつつ解明。さらに日本の歴史教育が見落としている「朱子学中毒」という視点から、改革と弾圧とが繰り返された背景と西郷たちの苦闘の真相に迫る。 混沌とした歴史の点が線につながる、新たなる幕末維新史。 第一章 薩摩隼人のルーツ 第二章 名門・島津家の誕生 第三章 戦国大名・島津の台頭 第四章 家康が恐れた東アジア最強軍 第五章 琉球王国征服計画 第六章 亡国の朱子学 第七章「近思録崩れ」と「お由羅騒動」 第八章 島津斉彬と西郷隆盛の日本改革 第九章 奄美流罪と西郷待望論 第十章 大西郷の敬天愛人 第十一章 倒幕と最期の奉公 関連年表
  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教 世界の裏側がわかる宗教集中講座
    4.0
    【ご購入の前に】本電子書籍には、紙版に収録されている写真は収録されておりません。あらかじめご了承ください。 テロ、パレスチナ・イスラエル問題、アメリカの世界戦略、アジア情勢……。激動の現代を理解するために、日本人に決定的に欠けているのが宗教への理解だ。ユダヤ・キリスト・イスラム教を知ることで、世界を動かす裏の仕組みがわかる。仏教・神道・儒教を知ることで、アジアの中での日本の立ち位置がわかる。「本当の世界」を読み解くための必須知識を凝縮した井沢式宗教講座の決定版!
  • 英傑の日本史 智謀真田軍団編
    4.0
    1巻880円 (税込)
    武田・上杉・北条の大勢力の狭間を生き、信長・秀吉・家康たち天下人を向こうに戦い抜いた真田の知謀とは。真田軍団が繰り広げた死闘と謎多き実像に肉薄。敵味方が錯綜する戦国のドラマを、独自の史観で照らし出す!
  • 新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか
    -
    新聞がダメなのか? 日本人が悪いのか? 報道が歪められる、日本独自の理由に迫る!悪い事態を思い浮かべると、それが現実になる。「事故が起こる」と言えば、実際に起こる。だから嫌なことは口にしないし、考えもしない。これがわれわれを縛りつけてきた「言霊(ことだま)」であり、今もって日本人はその支配下にある。とりわけ報道機関は──。新聞はなぜウソをつくのか。この重大な疑問を考えつづけた著者は、真実を伝えられないのは「言霊」の呪縛ゆえだと看破(かんぱ)した。新聞は読者あってのことである以上、読者である国民が「言霊」信者である限り、正解で冷静な報道など出来ようはずがない!報道の陥穽(かんせい)を衝く、スリリングな文化論!
  • 戦国の古戦場を歩く
    4.0
    兵(つわもの)たちの息づかいが聞こえてくる! 織田、羽柴、徳川、伊達、武田、上杉、 北条、毛利、島津、尼子、大友、大内……雌雄を決した30の激戦地!日本列島は、古戦場の宝庫だ。特に各地の戦国大名が隣国を切り取り、版図(はんと)の拡大に血道をあげた戦国時代──、渓谷、川筋、平野のそこかしこで軍団の生死を懸けた戦いが繰り広げられた。今は地形だけが残るそんな古戦場を訪れると、兵たちの息づかい、戦場の喧騒、硝煙の臭いが伝わって来、動乱の歴史を実感することになるだろう。本書は、全国の古戦場をくまなく歩き、現地で取材を重ねてきた作家の井沢元彦氏が、30の古戦場を選んで紹介。古戦場をめぐれば歴史はより身近なものとなり、過去が生き生きと甦る。
  • 学校では教えてくれない日本史の授業 悪人英雄論
    3.8
    歴史の中で誰が本当の英雄なのかを見極めるポイントは、「その時代においては何が常識で、何が非常識なのか」見極めることです。戦国レースのツートップ、織田信長も毛利元就も当時の人々にとっては非常識な人でした。今、私たちが彼らにそれほどの非常識さを感じないのは、彼らが非常識なことを行い、日本人の価値観を作り替えてしまったからなのです。歴史から真実を汲み取るためには、今の自分たちの価値観や感覚で史料をみるのではなく、当時の人の感覚で見ることです。――本文より抜粋道鏡、平将門、足利尊氏、彼らは日本三悪人とされた人物たちです。しかし、現在ではその評価は大きく変わっています。このように正史は常に正しいと思っていると、歴史の真実にたどり着くことはできません。むしろ正史の矛盾を追及していくことこそ真相への近道だと著者は語ります。歴史を学ぶだけでなく、自分で考え推理する力を養う特別授業。天智天皇から毛利元就まで、「間違いだらけの人物像」を覆す!
  • なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論
    3.0
    「言霊(ことだま)」の国では原発事故も必然だった! 日本を蝕みつづける固有の行動原理とは? 悪い事態を想定すると現実になる、「事故が起こる」と言えば実際に起こるから、口にしないし、考えもしない。この発想は「言霊」の力によるもので、日本人は今も、その支配下にあり、これがある以上、危機管理はできない。福島第一原発で、事故への備えがまったくなかったのはなぜか? この謎を解く鍵も「言霊」にあった。永年、「言霊」の弊害を唱えつづけてきた著者は、21世紀になっても、政治、経済、社会、報道、あらゆる分野でまったく変わっていない日本の現状に、あらためて警鐘を鳴らす!
  • 人類を幸せにする国・日本
    4.0
    日本人だけが知らない世界を変えた技術と発想。井沢史観で読み解く、日本と世界の本当の関係とは。「他の民族は科学や技術を、戦争の武器のように自分の利益を追求する道具にしている。けれど、日本人はそれを人類を幸せにするために使ってきた」そう主張する著者は、日本人の発明発見によるモノが、いかに世界の幸福に貢献したかを検証する。ホームビデオ、トランジスタラジオ、電卓、ウォークマン、新幹線、乾電池、胃カメラ、カラオケ、インスタントラーメン……。これらが出現する以前と以後では、人々の暮らしは一変し、もう元の不便な生活には戻れなくなった。過去だけではなく、iPS細胞、次世代ロボット、海水淡水化など、世界が期待をかける新技術は、輝かしい未来を約束している。独自の史観と洞察に裏打ちされた、ユニークな日本人論!
  • 野望(上) 
    4.0
    1~6巻825~1,026円 (税込)
    「本邦初の軍師役をおかれませい。天下を制するには、まず信濃を併呑することでござる」――後の信玄となる甲斐の若き国主・武田晴信に仕官を求めた異相の男・勘助は、傲岸にも自身をそう売り込んだ。単なる国主に過ぎぬ晴信に天下獲りへの野望が芽生え、神算鬼謀にして稀代の名軍師・山本勘助が誕生した瞬間であった。歴戦の古強者たちの意見はすべて過去の経験から割り出されており、新しい考え方を認めようとしない! 世代交代、情報操作、買収、合併……現代ビジネスマンの心に刺さる、まさに命懸けの戦国時代を活写。真田一族も活躍! 『言霊(ことだま)』『逆説の日本史』の著者が描く、傑作歴史巨編!
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎
    3.8
    1~26巻814~1,100円 (税込)
    家康の密命と家光の兄弟愛!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 御三家水戸家に家康が与えた“密命”とは? 徳川家存続のための秘策を思想化した水戸光圀と、その思想が結果的に幕府を崩壊に追いやることになった歴史の皮肉を解き明かす第一章。さらに、将軍の子として生を受けながら他家に養子に出された保科正之と兄家光の“兄弟愛”が幕末会津藩の悲劇の源流にあることに論及した第二章など歴史の深層から著者が掘りだした秘話が満載。リーダー必読の上杉鷹山「伝国の辞」の背景や江戸町人の文化歌舞伎や俳諧のルーツにも迫った歴史ノンフィクション第16弾! 目次 第1章 徳川光圀の生涯編 第2章 保科正之の生涯編 第3章 上杉鷹山の改革編 第4章 池田光政の善政編 第5章 江戸文化の「江戸的」展開編 第6章 江戸文化の「江戸的」凝縮編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
    4.1
    1~26巻814~1,100円 (税込)
    タブーに近かった空白の古代史の謎を大胆な推理で解明。日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 日本人の「わ」の精神のルーツは?宮内庁が天皇陵の学術調査を拒み続けるのはなぜか? タブーに近かった空白の古代史の謎を大胆な推理で解明し、歴史学界の旧弊と教科書教育的な「日本史の常識」を覆す。 目次 ●序論 日本の歴史学の三大欠陥  1.信長と安土 2.アカデミズムと丸山ワクチン 3.「素人」が大それたことをする理由 第1章 古代日本列島人編-日本はどうして「倭」と呼ばれたのか 第2章 大国主命論-「わ」の精神で解く出雲神話の“真実” 第3章 卑弥呼編-女王殺害と紀元二四八年の重大事件 第4章 神功皇后編-邪馬台国東遷説を裏付ける宇佐神宮の拝礼作法 第5章 天皇陵と朝鮮半島編-日本人のルーツと天皇家の起源 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。

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  • 学校では教えてくれない戦国史の授業
    -
    1巻770円 (税込)
    「応仁の乱」から「本能寺の変」まで、誤解だらけの戦国史観を覆す! 戦国大名はみんな天下取りを狙っていたわけではないのです。確かに、戦国時代はいろいろな大名がしのぎを削る群雄割拠の世の中でした。しかし、みんなが天下を目指していたかというと、決してそんなことはなかったと私は思います。信長以外の戦国大名は、領土を広げることを目的とした、あくまでも地域戦なのです。このように言うと、「でも、信長は天下を目指したし、秀吉と家康が天下人の座を争ったじゃないか」と言う人がいます。そうなのです。実は、多くの人が誤解してしまった原因は、信長が天下取りを目指し、ほぼそれを成し遂げてしまったからなのです。人間というのは、一度誰かができてしまったことは、「他のみんなも同じことを考えていた」と思ってしまうものです。だから、信長や秀吉の姿を見て、みんな天下を目指していたに違いない、と思ってしまったのですが、それは大きな誤解です。――本文より抜粋
  • 穢れと茶碗 日本人は、なぜ軍隊が嫌いか
    3.7
    日本の常識は、世界に通用しない!日本人の行動原理を解き明かすキイワード“穢れ”。そこに浮かび上がってきたのは、進歩的文化人・憲法学者・平和主義者たちの心に潜む「差別意識」だった。警告!彼らが国を滅ぼす!
  • 隠された帝――天智天皇暗殺事件
    3.5
    1巻770円 (税込)
    <大化の改新の立役者・天智天皇は弟・天武天皇によって暗殺された!>天武天皇は正当に皇位を継いだのか!?もし正史が暗殺者による自己正当化のための書としたら…。ベッド・ディテクティブで解き明かす、日本史の中枢を揺るがす衝撃の歴史推理!

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  • 逆説のニッポン歴史観
    3.0
    1巻759円 (税込)
    「戦後民主主義」のまやかしを暴き出す! 「戦前は軍事が主流で外交は付録であった。戦後は外交中心で、軍事は付け足しになっている。これはどちらも誤りである。いろいろな要素をバランスよく組み合わせて、価値を守っていくというのが、本当の意味での大人の社会である」(著者あとがきより)事実の正確な検証なくして、ある見方、考え方のみを無批判に受け入れてきたのが戦後過程ではなかったのか。結局“拉致犯罪国家”を放置してきたのは、いったい誰だったのか、を明らかにする。

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  • 歴史から読み解く日本人論
    4.0
    1巻730円 (税込)
    罰則がないコロナ対策、敵国だったアメリカとの日米安保条約、一度も改正されたことがない日本国憲法……外国人から見ると驚くことが多い日本人の考え方。その行動原理の原点は歴史にあった! 日本人も気づいていない日本特有の思想の歴史的な背景を井沢史観で徹底解説。穢れ、水に流す、尊い犠牲……これらの感覚の正体とは? 憲法改正と言うといまだに「改悪でしかない」と血相変えて反対をする人がいます。それは日本人に「多くの人間の犠牲の上に成立したことは絶対に守らなければいけない」という宗教があるからです。その結果成立した日本国憲法は絶対変えてはいけないということになりました。(本書「あとがき」より) ●日本には話し合い絶対主義という宗教がある ●偉大な人間が不幸な死に方をすると怨霊になる ●日本人が考える理想的なリーダーは談合調整型 ●遷都するほど恐ろしい「死穢」 ●“きれい”と“正しい”はイコールになる
  • 学校では教えてくれない日本史の授業 書状の内幕
    -
    1巻730円 (税込)
    一通の手紙が歴史を動かす! 教科書では学べない愛憎と欲望の物語。メールや電話など通信手段が多岐に渡る現代と違い、昔は誰かに用件を伝えるためには、直接会うか、手紙を送るしかなかった。だからこそ歴史上の重要な出来事を語る上で、手紙は不可欠なのである。聖徳太子はなぜ無礼な国書を出したのか? どうして足利尊氏は大勝利の直後に苦悩の願文を書いたのか? 信長からねねへの手紙からわかる織田信長が天下人になれた理由とは? 勝海舟の手紙はどのようにして江戸開城の決定打となったのか? 日本史の有名人が書状に込めた思いを推しはかると共に、その背景を探ることで史実の裏側を読み解く井沢流「新しい日本史講義」。暗記だらけの勉強では絶対に学べない、彼らの熱い息遣いを感じられる一冊。『歴史if物語』を改題し、再編集。
  • 学校では教えてくれない日本史の授業 謎の真相
    4.0
    1巻730円 (税込)
    現代の常識では不可解に思える歴史的事件も、当時の価値観でみると全く違ったものになる。本書は、日本史に登場するさまざまな謎を、別の角度から読み解き、その真相に迫ろうというもの。柿本人麻呂はなぜ正史に登場しないのか? 道元の教えは一度滅んだ? 明智光秀の黒幕は誰なのか? 徳川幕府に「副将軍」という職はない!? 大久保利通と西郷隆盛はなぜ決別したのか? など、学校の授業では絶対に教えてもらえない14講義。 理由のわからない事件があると、人間は、なんとしても納得したい欲望に駆られます。そしてあとでもっともらしい理屈づけをします。私はこれを「逆算の論理」とよんでいます。不可解な事件の原因をあとで推論する論理です。光秀謀反における怨恨説は、まさにこの逆算の論理の典型といってよいのです。(本文より抜粋)『歴史「謎」物語』を改題。
  • 学校では教えてくれない日本史の授業
    3.9
    1巻730円 (税込)
    学校の授業や教科書では、真の歴史を学ぶことはできない。なぜなら、そこには「長いスパンの中で歴史的出来事の意味を考える」という最も重要な視点が欠けているからだ──。そう主張する著者が、学校では絶対に教えてくれない「真の日本史」を懇切丁寧に解説。○奈良の大仏は「捨てられた」○『源氏物語』は鎮魂の書である○徳川綱吉は天才的な政治家だった○「江戸の三大改革」は“改革”ではない○幕府の「卑劣」な外交がペリーを呼んだ……独自の視点で解き明かされる日本史の「真実」は、まさに目からウロコ!「学生時代、歴史が苦手だった」という人こそ必読の一冊。「誰もが『徳川綱吉は悪将軍だ』と言います。はっきり申し上げますが、この認識は間違いなのです。綱吉はなぜ『生類憐みの令』を出したのか。それは、当時の日本に蔓延していた、戦国時代以来の、人の命を軽視する殺伐とした空気を変えようとしたからでした」(本書「序章 日本史理解のキーポイント」より抜粋)

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  • [決定版] 世界の[宗教と戦争]講座
    4.3
    世界の平和や世界の民族との協調を考えるには、彼らが信仰する宗教がどのようなものなのかを理解することが必要である。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教、神道--世界の六大宗教を比較すると、世界の民族・宗教紛争の真の原因が見えてくる。宗教音痴といわれ、国際社会の常識と非常識にうとい日本人の精神基盤にも光をあてた、現在の渾沌とした世界を理解するための格好の入門書!
  • 逆説の日本史 別巻1 ニッポン風土記[西日本編]
    3.7
    1~5巻704~858円 (税込)
    ベストセラー歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』が10倍面白くなる「別巻シリーズ」第1弾! この「別巻シリーズ」は、井沢元彦氏が『逆説の日本史』で書ききれなかった「ニッポンの真実」を、より深く味わうための必読書です。 第1弾は「ニッポン風土記[西日本編]」。 〈同じ気質のグループは現在の「県」ではなく昔の「国」で捉えたほうがいい〉というのが持論の井沢氏が、五畿(大和・山城・河内・和泉・摂津)、山陽道(播磨・備前・備中・美作・備後・安芸・周防・長門)、山陰道(丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・石見・隠岐)、南海道(紀伊・淡路・阿波・讃岐・土佐・伊予)、西海道(豊前・豊後・筑前・筑後・肥前・壱岐・対馬・肥後・日向・大隅・薩摩)の38国のお国柄と気質に迫ります。 「なぜヤマトが大和となり、日本の総称になったのか?」「平清盛が安芸に厳島神社を建てた狙い」「坂本龍馬の心に火をつけた土佐の“いごっそう”魂」「西郷隆盛や大久保利通など維新の志士を育てた薩摩の郷中教育」……。 全国津々浦々を訪ね歩き、逆説史観で読み解いた「平成版人国記」の決定版!
  • 真・日本の歴史

    Posted by ブクログ

    日本の独自性、穢れ忌避、怨霊、和、言霊、朱子学など、井沢歴史学がまとめられた好著!

    井沢歴史学に触れたことがない人はぜひどうぞ!

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    2024年10月27日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

    Posted by ブクログ

    最初から最後まで、知的刺激に満ちたおもしろ日本史。
    学会レベルでどれほど認められるかは難しいところがあるが、説得力に富んだ内容であることは間違いなく、何より専門学者を疑いながら自らの頭で考える姿勢が好ましい。
    専門の歴史学者の弊害についても、3つの欠陥を喝破している。
    第一に日本史の呪術的側面の無視ないし軽視、第二に滑稽なまでの史料至上主義、第三に権威主義。
    何より日本の歴史学者が西洋の合理的思考に支配されることで見失ってしまった歴史の本質を抉り出そうとする視点の素晴らしさが冴え渡っている。
    「倭」とはもともと古代日本人の集落である「環」であり、日本人の国家意識の成長とともに「日本」人であるこ

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    2024年10月10日
  • 逆説の世界史3 ギリシア神話と多神教文明の衝突

    Posted by ブクログ

     世界史でも「逆説」のスタンスは貫かれている。なにしろ徹底的に自分の頭で考える歴史になっている。そもそも歴史というのは勝者が書き換えた歴史が前提となっているのであり、通り一遍のことを書かれているのであれば、いまさら学ぶ意味はない。だが、この本は我々が疑問に思うことについてかなり突っ込んで書いてくれる。たとえばなぜインドで発生した仏教がインドで今では信者がいないのか?多くの地域で多神教は一神教に敗北しているのに、日本では多神教が生き残っているのはなぜか等のことをしっかり論じてくれている。宗教は大きく歴史を動かしているのに、そのことが理解できない日本人にとって、世界史は分かりづらいのだが、この本は

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    2024年09月16日
  • 逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎

    Posted by ブクログ

    日露戦争における勝利の意識は、国民と相当に差異がある。また乃木将軍の評価も軍の中でも割れ、子息も戦死した乃木将軍は乃木坂の邸宅で自刃した。
    この辺りを著者の角度から解説されており、今までにない知識がたくさんあった。
    戦死の死因についても、病死というよりは食事が影響している点思いもしなかったものでなるほどと思うものばかりだった。
    逆説の…というタイトルの本はたくさん出版されていると知り、このシリーズを読み続けていきたいと思った。

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    2024年05月17日
  • 逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎

    Posted by ブクログ

     井沢元彦氏の「逆説の日本史」はやはり凄いと読むたびに思う。30年以上かけてやっと26巻で日露戦争が終わったところである。
     私は文庫で揃えたいので文庫化するまで待って読んでいるのだが、週刊ポストの連載からはかなり遅れるのだが、それを読むこともしないし、単行本を買うこともしないでひたすら文庫本になるのを待って読むことにしている。日本史は、この本を読まないとわからないことが結構沢山あると思う。たとえば、日露戦争における陸軍軍医の最高権力者は、高瀬舟などの名作を多く遺した「森鷗外」なのであるが、日露戦争中に陸軍では脚気で2万7千人もの死者を出している一方で海軍では殆ど出さなかった、その責任は森鷗外

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    2024年02月29日

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