池村千秋の作品一覧
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Posted by ブクログ
2016年に書かれた本だが、2026年現在、書かれた通りに進んでいると思う。
今後、教育のステージで目指すべきは高学歴を目指して勉強するより、自分の好きや熱中できることを見つけることだと思った。
・今8歳の子は100歳以上生きられるようになる。
・これまでは教育→仕事→引退という3ステージだったが、今後は生涯にもっと多くのステージを経験する。
・寿命が延び高齢者が増えると企業や公的年金では高齢者の生活を支えられないので仕事のステージが長くなる。
・同世代が同時に大学に進み、同じ時期に就職・結婚・引退するのは常識ではなくなる。
・年齢とステージが様々になるので、世代を超えた交友が生まれ高齢者が若々しくなる。
・これまでの世代より多くの変化を経験するので、どんな変化にも対応するために自分の軸やアイデンティティを見極める重要性が増す。
・選択肢を持っておくことの重要性が増す
・100年生きる時代にまだ社会が対応していないので、様々な実験が行われ多様性が強まる。
・人生が長くなるほどアイデンティティは人生の最初に与えられたものではなく主体的に築くものになる。
・テクノロジーの進歩で消滅しない仕事は、人間が絶対優位or比較優位を持つ仕事。創造性、共感、問題解決、身体的作業など。
・お金などの有形資産と同時に、無形資産の重要性も増す。無形資産は
①生産性資産:仕事の生産性を高める資産。スキル、知識、仲間、評判など。
②活力資産:肉体的・精神的な健康と幸福。
③変身資産:変化に対応できる資産。自分への理解、人的ネットワーク、変化に前向きな姿勢、など。
・3ステージではなくマルチステージの人生を生きるには、若さ、柔軟性、遊び、前向きな姿勢を生涯持ち続ける必要がある。
・自分と相性の良いものを見出す資質も必要。
・前頭葉は長期的な利益になる行動を促す(ダイエット)、辺縁系は目先の利益になる行動(今食べたい)を促す。
人は遠い将来にはできると思っても、近い未来になるとできない(明日から本気出す)。
長期的な利益をもたらす行動ができるようになるには
①未来の自分に責任を持つ
②計画を貫く
③未来の自分を守る(高齢化した時のお金の計画を若い時に立て実行する)
・レクリエーション(娯楽)からリ・クリエイション(再創造)を。
・いま変化を予測して行動すること。計画的に備えなければ長寿化は厄災になりかねない。
Posted by ブクログ
先進国の寿命がどうやら大分伸びている、否、今後も伸びてゆく(100歳超えるのが普通)、という想定のもと、生き方を考えるべし・変えるべし・備えるべし、と説くのが本書。
LBS(ロンドンビジネススクール)の教授二人が書いたものです。
そうした背景からも、今後MBAに行くようなひと、ないしは高給取り、ないしは世のリーダーたちから生き方を変えてゆくことが想定されますね。
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私なんて、「俺は30歳になるまでにはこの世にいない」とかうそぶいていましたよ。うちのこどもがそんなこと言ったらぶん殴って教育しますが…。本当に親不孝な子どもでした。でも寿命は延びているらしい。
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で、本書、平均寿命が100歳に迫るという前提で、今後の生き方を変えましょう、というのが主旨です。
それを分かりやすく提示するために、ジャック(1945生)、ジミー(1971生)、ジェーン(1998生)のモデルケース三世代を想定して話を進めます。私は1975生ですのでジミー世代です。
で、これまで一般的だった、学生・労働・引退後、という3ステージはもう機能しない、というのがひとつの帰結です。
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寿命が100まで行けば、当然の事ながらそれなりのお金が必要です。生活をするために、引退して自由に隠居生活、という未来はなくなるそうです。
むしろ「ゆるやかな引退」というモードになると想定されます。仕事の頻度・ペースを落としつつお金を得ると。
また、専業主婦(夫)は金銭的にもリスクが多く、共働きをして生活を支え合うということも必要になりましょう。
加えて言えば、大学を出て50-60年間、体系的知識のアップデートなくして世で金を稼ぐのも厳しいでしょう。故に、キャリアブレイクで自らを見つめなおしたり、大学(院)での再教育などが期待されるようです。
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更に、新卒即入社しない・自分の可能性を外国で試したりするexplorer(探索者?冒険家?)みたいなステージも社会が許容してゆくことになろうという話も。
何しろ、中途もこれだけ多くなったのですし、そもそも新卒の純血キャリアに価値がある時代でもないのでしょう。だからより意図をもって試行錯誤をして、「学ぶ」必要がありましょう。
ある意味、若者にとってはより厳しい時代になりましょう(考えないといけないからね)。主体的に動ける人と受け流される人との差異は、寿命が延びるにつれて大きくなります。そしてそれを背景に貧富の差も大きくなるやもしれませんね。
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さて、お金は大事だというのは分かりますが、長寿社会で大切なのはそれだけではないでしょう。
言い古されてきたわけですが、パートナーはじめとした家族の話です。家族は大事だよと。あるいは地縁だったり、知人との紐帯ですね。
今後は夫婦が交互にキャリアブレイクをしたり、現今進んでいる核家族化が多世代集合型になり、生活とキャリアを互いに支え合う未来図も提示されています。
また、これに絡んで、子どもを持つかどうかというのも大きな争点でしょう。パートナーやその人の理解、あるいは家族の協力は可逆的ですが、出産適齢期だけは我々の努力でどうすることもできず、本書でもメンションありましたが、女性はある程度のプランを考える必要がありましょう。
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で、このようなことを前提に、自分をアップデートし、きちんと準備をしよう、ということですね。
「そもそも100年も生きねえよ」と考えるのは簡単ですが、人間はどうやら将来を楽観視する傾向があるようです。ですので、備えておくことに越したことはないでしょう。
長寿社会に対して、国や会社は、より柔軟な労働環境や生き方をサポートするべきです。が、当然のことながら、動きは早くなく、自助が前提でありましょう。
本書でも、procrastinationを戒め、自分を省察し、どういうものなら意欲をもって仕事をできそうか、どういうものが好きか再度振り返る必要性について述べていました。
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ということで、自己啓発系では久々に響く本でした。
50代になった今も、「自分はどうあるべきか」ということをあーでもないこーでもないと考えてきました。未だ迷走(瞑想?)中。
子育てももうじき終わろうとする中、もう少しでほっとできるかと思いましたが、やっぱり引退できないんですね…。でも世の中の今後のトレンドが引退先延ばしとなるのならば、今ならなんとか準備する意欲はあります。だから、読んでよかったなと。
ジミー世代、ジェーン世代は読んでみて損はないと思います。
私も、自分の志向・嗜好と世の中の動き(AIやロボットの社会への浸透)、両睨みで今後も思索を続けてゆきたいと思います。