竹内薫の作品一覧
「竹内薫」の「フラットランド たくさんの次元のものがたり」「「場」がわかれば世界がわかる 電磁場・量子場・重力場 なぜ波が伝わるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「竹内薫」の「フラットランド たくさんの次元のものがたり」「「場」がわかれば世界がわかる 電磁場・量子場・重力場 なぜ波が伝わるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
著作に『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 』などがある。
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Posted by ブクログ
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)
生命とは何か
ノーベル賞受賞の著者が始めて著した本です。
著者は細胞が生まれてから分裂するまでの細胞周期の研究がライフワークだが、本書ではその専門分野を超えて生命とは?という問いに対して著者なりの結論を述べています。
著者の「生命」の定義は、
1.生殖し、遺伝システムを備え、遺伝システムが変動するもの
2.境界を持つ物理的な存在であるもの
3.化学的、物理的、情報的な機械であるもの
と結論づけ、その理由を
1章 細胞
2章 遺伝子
3章 自然淘汰による進化
4章 化学としての生命
5章 情報としての生命
と各章で段階的に説明しています。
6章では世界を変えると題して、現代社会が抱える気候変動や生物多様性の減少や遺伝子操作などの危険性を通じて非科学的な態度をやんわりと批判しています。
学者さんにありがちな専門知識への偏りが無く、平易な言葉で難しい最新の遺伝や分子生物学などの解説をしているのでとても分かり易いです。
竹内氏の翻訳もこなれていて○。
多くの人に読んでもらいたい科学書であるとともに、考えることの重要性を教えてくれる名著だと思います。
竹蔵
Posted by ブクログ
一次元、二次元、三次元という次元のお話です。それぞれ、ポイントランド、フラットランド(ラインランド)、スペースランドという呼び名で表現しています。それぞれの次元で生活している知性のある生き物の物語です。高い次元で生活している生き物から、低い次元の世界の理解はできます。しかし、低い次元で生活している生き物が、高い次元の世界を理解しようとするのはとても難しいことがよくわかります。
『三体』というSF小説にも我々三次元で生きる人類が四次元や二次元と交わる場面が描写されておりました。私たちが四次元の世界を見ることができても、それを三次元の世界に生きる人たちに伝えるのは、とても難しいし、なかなか想像ができないことが本書を読み、より理解が深まりました。
私たちは視覚からの情報をかなりの割合で取り入れ、生活しています。視覚情報からは三次元世界を常に入手しているため、四次元を想像することも簡単ではないのかもしれないなぁとも思いました。四次元や五次元といった高い次元を理解する上では、視覚情報を無視できる人の方が有利なのかもしれないなぁ。現在の物理理論によると、宇宙には十次元あるとも言われています。人類が宇宙空間を開拓し、太陽系からさらに先の惑星まで到達するような時代には、次元を超えた科学技術が実現しているのでしょうか?SF小説は、想像の翼を広げてくれる玉手箱のようで大好きです。