竹内薫の作品一覧
「竹内薫」の「ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史」「超圧縮 地球生物全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「竹内薫」の「ホモ・サピエンス30万年、栄光と破滅の物語 人類帝国衰亡史」「超圧縮 地球生物全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
著作に『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 』などがある。
Posted by ブクログ
原題:THE DECLINE AND FALL OF THE HUMAN EMPIRE
本書は「ローマ帝国衰亡史(The History of the Decline and Fall of the Roman Empire)」になぞらえて、ホモ・サピエンスの起源から絶滅の予兆までを描いた、壮大な叙事詩である。全体は「台頭」「洞窟」「脱出」の3部、全12章からなり、各章の冒頭には「ローマ帝国衰亡史」からの引用が記されている。
第1部「台頭」では、人類の祖先である初期ホミニンの登場から始まり、他の人類たちの特徴と、その中でホモ・サピエンスがどのようにして他の人類を凌駕し、最終的には地球を支配す
Posted by ブクログ
「子供を思い通りにしようということはその子の持って生まれたものという動かし難い事実を無視すること。子供にとって重要なのは、自分の気質と傾向にどう対処するかを彼ら自身が学ぶこと。その過程で彼らを手助けすることが親としてあなたにできる最善策の一つ。」
「我が子に傾げられる最高の贈り物は、彼を十分に解放し、本当の自分自身になれるようにすること。彼らに備わっている独自の遺伝情報を歌わせ、その歌が私たち自身のものとは異なるかもしれないことに気づき、たとえそのコンサートが参加したくない類のものだったものとしても、とにかく我が子のコンサートを心からたのしむこと。」
というフレーズがとても心に残ったし、育児の
Posted by ブクログ
とても面白いのだが、いくつか疑問は残る。
最大のものは、以下の理屈。
いつか人は絶滅する。それを回避するためには、宇宙に行こう、という結論。
人口増加のスピードが緩くなっており、今後、人口は減る方向に向かう。
その理由として、女性の教育、男性側の精子の減少、といったことがある。
ここ最近において、人類が地球を大きく改造できるようになった理由は、単純に数が多かったから。数が多いことで簡単には絶滅せずにすみ、技術も蓄積された。確率論として天才も生まれ、技術を発展させた。
この数が減ると、天才が生まれづらくなる。結果として、科学技術が発展しなくなる。
数が減ると、小さな場所で小さな集団で暮らす
Posted by ブクログ
たった150ページとは思えないくらい内容が濃かった。それぞれの章はほぼエッセイくらいであり、相対性理論や量子力学から見える世界観がなぜそうなのかを細かく詰めている余地はない、いわば結論と結論から見える世界の広がりに特化した本だが、表現が巧みで好奇心をくすぐる書き方になっている。センスオブワンダーのお手本。
入門レベルの話とはいえ読者を思考に促すことにかけては手を抜いておらず、時間は客観的には存在しない、熱があるところに時間は発生する、といった一見突飛もないフレーズから、時間、自我、自由といった物理学の哲学的な側面まで目配せしているため読んでいて頭の柔らかい部分がものすごく刺激される。
世界