宮木あや子の作品一覧
「宮木あや子」の「花宵道中」「令和ブルガリアヨーグルト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宮木あや子」の「花宵道中」「令和ブルガリアヨーグルト」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2006年『花宵道中』でデビュー。同作は第5回R-18文学賞大賞、読者賞を受賞。他に『群青』、『校閲ガール』などの作品を手がける。代表作『花宵道中』、『群青』はともに映画化されている。
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Posted by ブクログ
再読しよう…と思ってなかなかかなわなかったけれど、「皆川博子の辺境薔薇館」を手にしたきっかけで再読できました。
わたしはこちらも好き。「雨の塔」はもちろん大好きです。
『永代院』という、世俗から隔離され、とてもとても雲の上で脈々と受け継がれてきた一族を中心に描かれる愛憎と、
後半はそれが崩れ去る展開と…浸りました。
最初の章が源氏物語のようで、としたら永代院は…いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に……と始めてしまいたくなる。帝、桐壺、光源氏、藤壺、結構近い気がします。
再読して、和琴と泉水も近いんだな、と気づきました。
西の家が島根にあることにようやく気付き、改めて神なんだなぁと。大学があるのも三重県あたりだったら…
特権階級を引きずり下ろすかのごとく滅ぼしたけれど、それは経済に混沌をもたらす引き金に、みたいな幕引きも面白かったです。
正義中毒というか、好奇心で滅ぼされたのは一体どっちだったんでしょうね、という。
それでも、前半の、閉じた世界でもがく少年少女たちの息苦しさと幻のような儚い世界観はさすがでした。
宮木あや子さん、こっちのA面の系統のほうが好きです。校閲ガールシリーズや「婚外恋愛に似たもの」のB面系統も楽しいけれど、たまらなく好きなのはこちら。
皆川博子さんの解説、皆川さんにしか書けない解説だ…としみじみ思います。