田口俊樹の作品一覧
「田口俊樹」の「捜索者の血」「その昔、ハリウッドで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田口俊樹」の「捜索者の血」「その昔、ハリウッドで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1999年に書かれた『神は銃弾』でノワールファンに衝撃を持って迎えられた本作。
まさか2023年になって映画化するとは思ってもいなかった(映画自体はキャスト陣が演じるキャラクター造形は素晴らしいのだが、残念なことに映画は悪い意味で原作通りにやってしまったせいで、キャラクターたちの魅力を活かしきれてなかった)
10数年ぶりに原作を読み直したくなって久々に表紙をめくったのだが、やはりめちゃくちゃスゴい。
今読んでもこの容赦のないプロットと、ドライで冴え渡ったキレッキレの文章には惚れ惚れするくらい食らってしまう。
そして600ページ近くある作品で、この文体で描かれるのは癖がありそうなのに、なぜかリ
Posted by ブクログ
「ナイフの使い手だった祖父は18歳になるまでにドイツ兵を2人殺している」
一体どんな経緯があってそんなことを?
祖父が語る昔話は、第二次世界大戦下のロシア・レニングラードを舞台にした、卵をめぐる特別な1週間だった――。
味方軍の大佐の娘の結婚式のために卵を1ダース探すのかふんふんと、あらすじから気軽に読めるコメディ小説かなと思って購入しました。
そんわけあるか、戦争中の話やぞ。
その上、舞台はレニングラード。ドイツ軍に囲まれ味方からの供給の途絶えたこの都市で、人々を苦しめるのは戦火だけではありません。冬の過酷な寒さと飢餓です。
人肉、地雷、生きるために性的暴行を受け入れる人々……徐々に明らか