ハーレクイン作品一覧
-
-魅惑的な王が優しく手を差し伸べる──彼に背いた私を罰するために。 デルフィーンは300万ドルの負債を抱え、窮地に立たされていた。そこへサンカリアーノの国王ルッカから直々に仕事が舞いこむ。王国の催事に協力すれば、報酬は300万ドル。ただし、彼の恋人として振る舞うことが絶対条件だという。じつはルッカとデルフィーンは1年半前まで恋人同士だった。だが、王妃どころか愛人にさえふさわしくないと誹謗され、追いつめられたデルフィーンは、黙って姿を消したのだった。しかも直後に妊娠に気づくも流産し、深く傷ついていた。彼は私を恨んでいるの? 涙を隠し、彼女は要求を受け入れた。 ■人気のマヤ・ブレイクが描くのは、かつて引き裂かれた恋人同士が契約で恋人を装うことになる刺激的なロイヤル・ロマンス! ヒーローの子を身ごもり、流産していたことを、どうしても彼に話すことができないヒロインは、悩んだすえに……。
-
-傲慢で、気分屋で、嫉妬深いボス。なのになぜ、彼への想いが止まらないの? 両親の経営する広告会社で働くエリーズは、スペイン大富豪アレハンドロから仕事のパートナーに指名された。この仕事を成功させれば、父も母もきっと喜んでくれるはず。明るい希望を胸に、彼女はアレハンドロの会社へと出向くが、いきなり彼から見当違いな罵声を浴びせられ、ショックを受けた。「男性社員といちゃつくのはよせ。ここは恋人探しの場ではない」仕事の話をしていただけよ。エリーズは抗議しようとしたが、アレハンドロの燃える瞳に射すくめられ、陶然としてしまう。しかも、なぜか彼は出張に同行するようエリーズに厳しく命じ……。 ■両親のために身を粉にして働き、絵を描くことだけが心の支えだったエリーズ。大富豪アレハンドロの嫉妬の炎に炙られて、自分でも知らなかった女性らしさに目覚めていく過程が丁寧に描かれます。
-
3.0宝石会社を経営する幼なじみのマックスの手助けにフィービーは有能ベビーシッターとして駆けつけた。傲慢で素っ気ない態度の彼と衝突する毎日。時折見せる彼の熱いまなざしに惑わされたりせず、たまらなく惹かれているのを悟られないようにしなくては。ところがある夜、ふたりきりになるとマックスが急に切り出した。「結婚しよう、そうすればすべて解決する」まじめで分別のある彼が、私にプロポーズ?天国にのぼったようだった心は、次に続く彼の言葉でうちくだかれた。★13歳年上の彼への思いに心揺れるフィービーと、内心は同じくらい動揺しているマックス。作家のフレッシュな感性が光ります。★
-
3.7灼熱の愛は儚く消える――彼の最も輝ける日に。 「君を我がスイートへ連れていこうと考えている」ザジニア国の美しき王太子ケダの熱い視線に、臨時秘書のフェリシアは服をはぎ取られたような気分になった。私の仕事は彼を反対勢力の画策から守り、王位継承に導くこと。愛の営みなど、契約には含まれていない……。だが、彼女がケダの強烈な魅力に屈するのは時間の問題だった。無上の喜びの果てに小さな命を授かったフェリシアは、ふさわしい花嫁を娶る身のケダを思い、彼のもとを黙って去った。見返りのない愛に疲れ果て、深く傷ついた心を抱えて。 ■人気作家C・マリネッリの異国情緒溢れるロマンスをお届けします。特殊な環境で育ったがゆえに感情を排して生きてきたフェリシア。そんな彼女がなすすべもなく絡め取られた身分違いの愛のゆくえは……。美しき傲慢ヒーローの絶対的な存在感をお楽しみください!
-
4.0デイリー・グローブ社で働くブライアニーは有能な秘書だが、人には言えない過去があり、職場では冷たい女を装っている。新しいボスが来た日、彼の名を聞いてブライアニーは愕然とする。かつてブライアニーがすべてを捧げた相手、キーロンだったのだ。3年前、キーロンは自分のキャリアのため、彼女の愛を利用した。その結果、彼女は中傷にさらされて職をなくし、警察に尋問され、故郷に戻ることさえかなわなくなってしまった。だがキーロンは、再会に怯える彼女に謝罪や弁解をするどころか、“男をその気にさせて邪険に振る女”と責め立てた!
-
3.5建設会社で働くエミリーは、大のパーティ好きで、ロンドン社交界の華としても知られている。人の恋を取り持つのが好きな半面、自分は恋と無縁だと思っている。経営者のジェイソンとは年が離れているものの、幼なじみで、彼の弟とエミリーの姉が結婚したため、義理の兄妹だ。だが7年前の姉の結婚披露宴で、彼女は屈辱と悲しみを体験した。酔いにまかせてジェイソンにキスをせがみ、冷たく拒絶されたのだ……。仕事で長く海外出張していた彼が久しぶりに帰国した日、話の流れで、二度とあなたにキスなど頼まない、とエミリーは言う。「だとしたら、僕は深く失望するだろうな」思いもかけない返事だった。■英国を代表する小説家、ジェーン・オースティンとブロンテ姉妹の傑作古典をもとに、4人の作家がその現代版を描く企画、第3弾!オースティンの『エマ』を題材に、K・ヒューイットが書きあげた、恋のキューピッド役のヒロインの新たな物語をお楽しみください。
-
-ただ一夜でも、あなたの愛にすがりたい――そう思わせた彼の瞳は今、氷のように冷たい。 貧しい家に生まれ、親に楽をさせたいと老富豪に嫁ぐ道を選んだヘレナ。しかし結婚式前夜、不運にも車の事故で川に転落してしまい、死を覚悟した瞬間、通りかかったたくましい男性に助け出された。明日には、私は愛の自由を失う身。だからせめて、今夜だけは……。彼女は名も知らぬ命の恩人の魅力に導かれるまま情熱を分かち合った。12年後、仕事で窮地に陥ったヘレナは、同業の大物社長となったあの忘れえぬ一夜限りの恋人、メイソンのもとを訪ねて救いを求めた。彼こそが息子の父親だという、重大な秘密もろとも打ち明けて。すると、メイソンは軽蔑の念もあらわに彼女を睨みつけた。「きみはいままで、何人の男とベッドをともにしてきた?」 ■名作を選りすぐる“ハーレクイン・ディザイア傑作選”より、ハラハラドキドキのシークレットベビー物語をお届けします。期待を裏切らない劇的な展開が楽しめるイヴォンヌ・リンゼイの意欲作です! *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ディザイア傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-デイリー・グローブ社で働くブライアニーは有能な秘書だが、人には言えない過去があり、職場では冷たい女を装っている。新しいボスが来た日、彼の名を聞いてブライアニーは愕然とする。かつてブライアニーがすべてを捧げた相手、キーロンだったのだ。3年前、キーロンは自分のキャリアのため、彼女の愛を利用した。その結果、彼女は中傷にさらされて職をなくし、警察に尋問され、故郷に戻ることさえかなわなくなってしまった。だがキーロンは、再会に怯える彼女に謝罪や弁解をするどころか、“男をその気にさせて邪険に振る女”と責め立てた! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-愛を信じない富豪が差し出した指輪。薬指にはめたら、もう引き返せない。 「妻としてきみを雇いたい」偶然出会った男性の言葉に、ジャニーンは目をまるくした。彼の名はマックス――ロンドンから来たハンサムで裕福な実業家だ。復縁を執拗に求める不実な元妻を追い払うため、ジャニーンに新しい妻のふりをしてほしいのだという。報酬として提示されたのは、途方もない大金だ。ジャニーンが経済的に困っていることを知ったマックスは、臨時の妻役として彼女に白羽の矢を立てたらしい。悩んだあげく、ジャニーンはマックスの提案を受け入れた。愛を信じない男性への報われぬ想いに苦しむはめになるとも知らず。 ■あくまでも契約上の夫婦関係なのに、ヒロインは魅力的なヒーローの虜になり、身を捧げてしまいます。やがて妊娠が判明して……。USAトゥデイのベストセラー作家で、日本でも絶大な人気を誇る大ベテラン、モーリーン・チャイルドの名作をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-「妻としてきみを雇いたいんだ」旅先で知り合った男性にそう持ちかけられ、ジャニーンは目をまるくした。彼の名はマックス・ストライバー。ハンサムで裕福な実業家だ。復縁を求めてこのリゾート施設にやってくる元妻を追い払うため、ジャニーンに妻のふりをしてほしいのだという。報酬として提示されたのは、途方もない大金だ。どうやらマックスは、ジャニーンが経済的に困っていることを知って、彼女に白羽の矢を立てたらしい。悩んだあげく、ジャニーンはマックスと契約を交わした。報われぬ恋に苦しむはめになるとは、夢にも思わずに。★婚約者に捨てられた女性三人のロマンスを描く〈失恋に乾杯!〉第二話です。元婚約者に騙され、全財産を奪われたジャニーン。そんな彼女に接近してきたのは、魅力たっぷりの男性で……。★
-
-父のために見知らぬ人と結婚はしても この無垢な体まで捧げはしない。会ったこともない公爵の妻になれですって? 困窮し、 父の介護に明け暮れるウィローは、突然の結婚話に動揺した。 その昔、父と先代の公爵との間で交わされた約束だという。 とにかく話を聞こうと領主館に赴くと、待っていたのは 数日前、領地の森の湖で裸で泳いでいた美しい青年―― わたしの唇を盗んだ彼が第7代オードリー公爵だったなんて! 「結婚して跡継ぎを産んでくれるなら、莫大な報酬を授けよう」 体の不自由な父との困窮生活から抜け出せるなら……。 無垢なウィローは結婚の条件として人工授精を提案するが――。
-
3.022回めの誕生日プレゼントとして、クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の好意だ。しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらもクレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。
-
-22回めの誕生日プレゼントとして、クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の厚意だ。しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらもクレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。 *本書は、初版ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-傲岸不遜なイタリア富豪に、幾度心を打ち砕かれても―― 学費を稼ぐため清掃員をしていた世間知らずの少女シエナは、雇い主の大富豪ニコと恋に落ち、なすすべもなく純潔を捧げた。愛する彼の子を授かり、夢見心地で結婚したが、流産の末に破局を迎え、その後はずっと独りで生きてきた。そして今、子爵となった彼と再会したシエナは戸惑いながらも抗いがたい情熱に身を焦がす――無上の喜びに我を忘れ、小さな命を授かるほどに。だが医師が妊娠の診断を下すとなぜかニコは激怒して、情け容赦なく言い放った。「僕の前から消えてくれ。もう二度と君の顔は見たくない」 ■ふたたび深く傷つき、姿を消したシエナ。懸命に働きながら独力でお腹の子を育てる決意をしますが、突然現れたニコに愛なき結婚を強いられて……。引き裂かれた初恋、運命の再会、新たな命の芽吹き――ドラマチックで情熱的な、心ふるえるシンデレラストーリー。
-
-グレースは恋愛には縁がない。だからプレイボーイのオリヴァーに興味を持たれて、どうしていいのかわからなかった。彼の弟との交際を疑っているにもかかわらず、ぶしつけなまでの熱いまなざしを向けてくるのだ。そしてある日、グレースはとうとうオリヴァーの情熱的なアプローチに屈してしまう。夢のようなキスに溺れ、意識が遠のいていったとき、突然、彼が体を離して言った。「ぼくには、ほかにつきあっている女性がいるんだ」
-
-仮面舞踏会の夜、乙女は窮地に陥って……。 「抵抗しても無駄だ。安心しろ――悪いようにはしない」リネットは仮面の男に抱きすくめられ、甘いおののきを覚えていた。弟が悪友にそそのかされて盗んだ宝石を返そうとしただけなのに、偶然居合わせた泥棒にとらわれて、唇を奪われてしまうなんて……。混乱するリネットの口から不意に、恥ずべき言葉が飛び出した――私の純潔と引き換えに、盗みを諦めてはもらえませんかと。男は彼女の申し出を一笑に付し、宝石を手に立ち去った。呆然と立ちすくむリネットは夢想だにしなかった。彼は単に、友人に預けていた宝石を持ち帰っただけだということを。そして、やがてリネットが住み込みで働く伯爵家の主だということを。 ■主不在のあいだに雇い入れられた家庭教師がリネットだと知るや、即座に解雇を言い渡す伯爵。リネットは深く傷つきながらも、彼と初めて会った夜の淡いときめきを忘れられず……。傲岸不遜な伯爵と心優しき健気な乙女の情熱的なシンデレラ・リージェンシーです。
-
3.0お金と夜のためだけの結婚が、これほどつらいものだったなんて。■彼にだけはこんな姿を見られたくなかった。食堂(ダイナー)に現れたセス・コネリーに近づきながら、リンは思った。詐欺師にだまされ莫大な借金を背負ったせいで、毎日働きづめだ。きっとやつれてひどい姿に違いない。案の定セスはリンの様子に気づき、事情を聞き出すと、仰天するような提案をした。「君の夫として、借金を返済しよう」リンは少女のころからセスを想ってきた。できればイエスと答えたかったが、人助けのためにプロポーズしただけかもしれない。だが「これは本当の結婚なの?」という問いに、セスは熱い目をしてうなずいた。リンの胸に喜びがあふれた。うぶな彼女は気づかなかったのだ。“本当の結婚”とは、愛しているという意味ではないことを。
-
3.8■上手に演技して彼を虜にしてみせる。自由を求める花嫁の危険な冒険が始まった。■「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」ギリシアの大財閥を率いる養父の言葉に、イオーネ・ガキスは全身を揺さぶられるほどの衝撃を受けた。婿をもらい、“ガキス・ホールディングス”を継げというのだ。自分を道具のように扱う養父に怒りを覚えたものの、服従を強いられ続けてきたので受け入れるしかなかった。だが、結婚相手の名を聞いてイオーネは呆然とする。アレクシオ・クリストウラスキ!二カ月前、彼のヨットが時化を避けてガキスの島に寄ったとき、イオーネは屈辱的な思いをさせられていた。あんな傲慢な人と結婚するなんて……。しかし次の瞬間、イオーネは希望に目を輝かせた。そうよ、花婿を利用して、自由へのパスポートを手に入れるのよ!■父親の思惑でプレイボーイのアレクシオと結婚する羽目になったイオーネ。でもいつしか彼を愛してしまっている自分に気づき……。彼女の愛はアレクシオに届くのでしょうか?
-
-「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」養父の言葉に、イオーネは翡翠色の瞳を不安に揺らした。暴力を振るわれ、道具として生きてきた身では抗うすべもない。だが、結婚相手の名を聞いて、イオーネの顔は一気に青ざめる。アレクシオ・クリストウラキス――ギリシアの大財閥の重役、新聞の社交欄をいつも賑わせる、華やかな色男だ。以前、彼のヨットが悪天候を避け、養父の島に寄ったときには、彼女をメイドのように扱い、屈辱的な思いもさせられた。あんな傲慢なプレイボーイと結婚するなんて……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-一夜の戯れの、あまりにも大きな代償。それは億万長者との愛なき結婚だった。 まさか彼に再び会うなんて。逃げ出すのよ――華やかなパーティ会場で、ホテル王として名高い億万長者ライアン・ワーナーの姿を見つけた瞬間、アシュリーの本能はそう訴えかけてきた。だが、脳裏によみがえるのは、彼の熱いキスと魔法のような愛撫。心臓が激しく打ち始めるのを、アシュリーは止められなかった。ライアン。4カ月前、私が奔放な週末をともにした相手。あれほど衝動的なふるまいをしたのは人生で初めてだった。そして今、おなかには彼の子が……。私が妊娠したと知れば、彼は子供を奪おうとするかもしれない。だが不安に怯える彼女にライアンが突きつけたのは、世にも非情な契約結婚だった。■愛なき契約結婚、一夜の恋など人気テーマを描いて話題をさらったサラ・オーウィグの待望の新作をお楽しみください。今作は、大富豪との夢のような一夜のあと妊娠に気づいたヒロインが強引なヒーローに振り回される王道設定です。
-
-この世にお金で買えないものがあると、大富豪は初めて知った。 妊娠してしまった──家政婦のエマは呆然とした。世界的なホテル王チェーザレの従順な家政婦として仕えて7年。料理や掃除はもちろん、ときには彼のベッドに居座る美女たちを追い払う役目まで担ってきた。でもまさか私自身がそのベッドで一夜を捧げ、病身にもかかわらず宝物を授かるなんて。だがチェーザレはエマの告白に耳も貸さず、愛人になるよう迫り、失望した彼女が退職を申し出ると、怒って札束を投げつけたのだ。エマは深く傷つき、黙って彼のもとを去るしかなかった。10カ月後、チェーザレはようやくエマを捜し出し、迎えに行くが、彼女が抱く愛らしい赤ん坊が自分と瓜二つだと気がついて……。 ■根強い人気を誇るジェニー・ルーカスが描く、シークレットベビー・ロマンスの金字塔! “愛した人はみな消えていなくなってしまう”ゆえに愛を恐れ、拒み続けるヒーロー。ヒロインと小さな息子の存在が、しだいに彼の凍てついた心をとかし始めて……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.3家政婦と億万長者のあいだに、 真実の愛なんて存在するの? 数多の女性たちを虜にしておきながら、愛だけは与えない男。それが家政婦のエマが7年間仕えてきた雇い主、世界的なホテル王チェーザレ・ファルコネッリだ。彼に快適な生活を送らせるべく、エマは料理や掃除はもちろん、ときには主のベッドに居座る美女を追い払う役目までも担ってきた。でもまさかそのベッドで、私自身が目覚めることになるなんて……。一人きりで迎える朝は冷え冷えとしていた。彼は欲望を満たし、私は純潔を捧げた。それだけのことよ。3カ月後、エマは妊娠していた。病身の彼女にとっては奇跡だった。だがそんな事情も知らず、彼はエマに愛人になるよう迫り……。
-
-数多の女性たちを虜にしておきながら、愛だけは与えない男。それが家政婦のエマが7年間仕えてきた雇い主、世界的なホテル王チェーザレ・ファルコネッリだ。彼に快適な生活を送らせるべく、エマは料理や掃除はもちろん、ときには主のベッドに居座る美女を追い払う役目までも担ってきた。でもまさかそのベッドで、私自身が目覚めることになるなんて……。やがて、エマは妊娠に気づく。病身の彼女にとっては奇跡だった。だが妊娠を打ち明ける前に、チェーザレはエマに愛人になれと迫った。そして彼女が退職を申し出ると、怒りに駆られ、札束を投げつけたのだ。エマは傷つき、黙って彼のもとを去った。10カ月後…… ■赤ん坊と二人で生きていこうと、ロンドンからパリへ渡ったヒロインでしたが、出張に来たヒーローとまさかの再会。彼に瓜二つの赤ん坊がベビーカーにいるのを目にしたとき、彼が取った行動とは?新女王ジェニー・ルーカスが綴る、傑作シークレットベビー物語! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-“いつか彼が心を開いてくれますように”無垢な願いは儚く消えかけて……。 家政婦のリジーは、雇い主から屋敷の売却と解雇を告げられ、屋敷の買い手を案内するよう命じられて呆然としていた。そこへ早速現れたのが、イタリア人富豪ニッコロだった。初対面だというのに二人は強く惹かれ合い、誤って狭い納戸に閉じこめられたのを合図に、熱い一夜を共にしてしまう。やがて、妊娠に気づくリジー。すぐにニッコロに知らせるが、彼から、父親や夫になる気はないが“必要経費”は出すと言われ、深く傷ついた。ただの貧しい家政婦に、愛は微塵もないのね?子どものためと自分に言い聞かせ、彼女はマンハッタンへ飛んだ。 ■大スター作家シャロン・ケンドリックの真骨頂! 愛を拒むイタリア富豪と貧しい家政婦のロマンスをお届けします。マンハッタンの社交界でヒーローのパートナーとして振る舞いながらも、愛されていないという真実。ついに耐えきれなくなったヒロインは……?
-
-目もくらむほどの恋をした。小さな命を授かった。 おとぎ話のようにロマンチックな結婚を夢見るエミリーは、ひと月前、親友の結婚式で出会ったばかりの大富豪ルーカスと熱に浮かされたように激しく甘美な一夜を過ごした。そして今、すべて陽性の妊娠検査薬7本を前に途方に暮れている。恋に落ちたのは私だけ。彼は連絡先も教えてくれなかった……。そのとき突然、着信音が鳴り響いた。電話の主はルーカスだった。エミリーは事実を告げられないまま食事の誘いに応じるが、予定より早く迎えに来た彼に妊娠検査薬を見られてしまう。彼は超然とした態度で言った。「期間限定で結婚しよう」 ■愛情のかけらもない求婚を一度は断るエミリーでしたが、巧みな説得に負けて便宜結婚を承諾します。ギリシアの島で甘やかな時を過ごすうち、彼の優しさと辛い過去に触れたエミリーは切ない恋に苦悩して……。陰のあるプレイボーイ富豪の魅力をご堪能ください!
-
3.0愛なんて信じられなかったのに、あなたの愛なしには生きられない……。 「ここにいるのは君と僕の二人だけだ」ルシアンの思わせぶりな言葉に誘われたシャーロットはいつもの冷静な自分を忘れ、熱い一夜を過ごした。その過ちの結果が妊娠だなんて! 突然に人生の大転換を迎え、シャーロットは仕事を辞めて一人で子供を育てる決心をした。なにしろ、お腹の子の父親は彼女が勤める企業のCEOなのだ。シングルマザーになることを告げると、ルシアンは意外にも、二人で育てるための便宜結婚を迫ってきた――あくまでも子供のために、愛のない結婚を。密かに彼に恋していたシャーロットの胸は張り裂けんばかりに痛んだ。 ■シャーロットは過去のつらい経験から、恋愛に放縦な男性を避けてきました。ところが、そんな彼女が一夜の過ちをおかしてしまった相手は、次々に女性をものにすると噂の悪名高き大富豪ルシアンで……。カトリーナ・カドモアの本邦デビュー作をお楽しみください!
-
-チェーンホテルでインテリアコーディネーターとして働くジニーは上司のローク・アダムズと入社以来、犬猿の仲。ジニーは、ハンサムだが次々と女性を捨てるロークを嫌い、ロークは、ジニーを美人だが冷たく意地悪な女だと決めつけている。ただし仕事上はすばらしいパートナーだ。ある日、ロークが困り果ててジニーに個人的な協力を求めてきた。妹の結婚式に一緒に出席してほしい――僕の恋人のふりをして、と。ジニーは当然断った。けれど家族の複雑な事情があると聞くと……。家族のことでは人に言えないつらい経験のある彼女は同情し、ロークとともに週末に結婚式が行われるスイスへ飛んだ。
-
-母に捨てられ、裕福だが冷たい父のもとで育ったベラは父が1人の不良少年を引き取った日から、さらに孤独になった。エドアルド――父の愛をひとりじめにした兄のような存在、そして、16歳のとき、1度だけ熱いキスを求めた相手。故郷を離れて何年も経ち、温和な恋人との結婚を考え始めた今、ベラは帰郷し、大実業家となったエドアルドと再会した。彼は父の死後に館を継ぎ、ベラの財産までも管理しているのだ。結婚の話を切り出すと、彼は軽蔑と欲望の入りまじった目を向け、そんなことは後見人の僕が許可しない、ときっぱり告げた。その時ベラは思い知った。私は身も心も、彼に囚われているのだと。■イタリア人の血を引くエドアルドの燃えたぎる情熱は、ベラが否定し続けた想いに一気に火をつけて……。セクシーな描写と胸を打つクライマックスでファンを魅了する、M・ミルバーンの新作です。
-
-この渇きはどんな水を飲んでも決して癒やされそうにない。傷を舐め合うように、愛し合うふたりだったが……。 絡みつく母の情夫の魔の手から逃れるために、家を飛びだしたのは12歳のとき。路頭に迷った末、幼い弟を抱えて、あえぐように生きるしかなかったティピーだったが、苦痛と恐怖に満ちた少女時代のために極度の男性恐怖症にも陥っていた。だが、孤高の男キャッシュとの出逢いが運命を変える。何かに飢えたような暗い目をした彼に、同じ不幸の匂いを感じて、初めて人を愛する意味を知るティピー。しかし辛すぎる過去のせいで彼は誰も愛せない。ティピーが妊娠に気づいたのは残酷にも、キャッシュに愛と結婚を拒絶されたあとで―― *本書は、ハーレクイン・プレゼンツスペシャルから既に配信されている作品のMIRA文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.3社長令嬢ギャビーはハンサムな夫ベネディクトと、海に臨む邸宅で、誰もがうらやむ豪奢な生活を送っている。だが、夫が会社のために政略結婚したのは周知の事実だ。どこか距離を置く夫の心をつかみきれないギャビーは、ベッドの上でしか愛されない悲しみを氷の仮面で隠してきた。そんなある日、モデルとして成功した継妹が町に帰ってきた。昔から何かとギャビーを目の敵にする美貌の妹は、ベネディクトを奪ってみせる、と不敵に微笑んで告げた。こみあげる嫉妬と不安にギャビーは苛まれて……。
-
-社長令嬢ギャビーはハンサムな夫ベネディクトと、海に臨む邸宅で、誰もがうらやむ豪奢な生活を送っている。だが、夫が会社のために政略結婚したのは周知の事実だ。どこか距離を置く夫の心をつかみきれないギャビーは、ベッドの上でしか愛されない悲しみを氷の仮面で隠してきた。そんなある日、モデルとして成功した継妹が町に帰ってきた。昔から何かとギャビーを目の敵にする美貌の妹は、ベネディクトを奪ってみせる、と不敵に微笑んで告げた。こみあげる嫉妬と不安にギャビーは苛まれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-“愛は毒だ”とはねつけられても、わたしは彼の愛がほしい。 ダンテがはるばるロンドンからわたしに会いに来たというの?アリシャは胸にざわめきが広がるのを感じた。今や富豪となった彼は幼いころ、彼女の父のお気に入りだった。父は実の娘よりダンテをかわいがり、亡きあとは会社を託した。彼への嫉妬と恋心を封印して、遠い地へ逃れてきたのに……。「破綻寸前の君の慈善事業を守りたければ、僕と結婚するんだ」ダンテの真の狙いは、彼女が持つ亡父の遺産の株だと知りつつ、アリシャの心は揺れた。母の遺志である事業を潰したくはない。でも、愛されない花嫁になるのはあまりに哀しすぎる……。 ■人気急上昇中の作家タラ・パミーが描く、愛を信じない富豪ヒーローと孤独なヒロインとのせつない結婚の物語をお贈りします。亡父の会社を継いだヒーローとの結婚はただの取り引き──どんなにそう自分に言い聞かせても、ヒロインの心は晴れることなく……。
-
-自動車事故で義姉のケイを亡くしたモデルのアイビーは、勇気を奮い起こしてケイの婚約者だった男性を訪ねた。デミアン・アリステデス。彼はプリンスの称号を持つギリシア人で、ハンサムだが、どこか非情な雰囲気を漂わせている。アイビーがケイの義妹だと告げても容易に信じようとせず、金目当ての女と決めつけようとした。「わたしのおなかにはあなたの赤ちゃんがいるのよ!」「ばかばかしい。君とぼくは今日が初対面なんだぞ!」この人は、本当にケイから聞いていなかったの?わたしが義姉の代理母としてプリンスの子を宿していることを。★エール大学で出会い、固い友情をつちかってきた異国のプリンスたちが繰り広げる三部作です。来月はルーカスが運命の人に出会います。★
-
4.0妻というより、単なるベッドでのパートナー。愛する男性からの耐えがたい求婚だった。■別居中の夫ジェレミーが事故死したと知らせを受け、マディは一人息子を連れて六年ぶりに夫の屋敷を訪れる。屋敷にはジェレミーの従兄レオが先に来ていた。かつて彼女は親友サスキアの婚約者だった彼にひと目で心を奪われた。結局マディはジェレミーの熱烈なプロポーズを受け入れたが、レオは彼女が打算で結婚し、従弟を不幸にした女だと今も思っている。マディの結婚後、レオとサスキアはなぜか婚約を解消してしまう。そしてマディは夫と親友の浮気を知り、屋敷を出たのだった。久しぶりに見る屋敷を、マディは心のよりどころだとつくづく感じる。浪費家だった夫のせいで、今や維持するのも困難だが、息子のためにも、なんとか屋敷は手放さずにおきたかった。だが屋敷の維持費を捻出するための事業が行き詰まりを見せたある日、レオが屈辱的な条件のついた結婚をマディに持ちかけた。
-
-家も仕事も失い、ぽつんと一人。立ち尽くす娘を拾ったのは―― エマは、父が生前、投資に失敗して多額の借金を残したと聞き、住んでいた家や家財を手放すことになって呆然とした。母と二人で、別荘代わりに使ってきた避暑地の小さな家に移り住んで、パートタイムの仕事を探し、ゆとりはないがなんとか生活の目処を立てる。しかし、贅沢に慣れた母は質素な暮らしに適応できず、エマを困らせた。そんな彼女にとって、診療所のいつも冷静沈着なオランダ人医師、ドクター・ヴァンダイクだけが密かな心の支えだった。でも、いつか国へ帰ってしまう人に、恋なんかしちゃだめだわ。やがて季節が移り、エマは母の気まぐれで家を追い出されることになり、それまでの仕事も失って、寄る辺のなさに涙をにじませた。するとなんと、帰国するヴァンダイクがエマも連れていくと言いだし……。 ■唯一無二の作風で綴られる名作を厳選してお贈りする〈ベティ・ニールズ選集〉です。本作は、すべてを失ってしまった不運な娘と、年上の裕福なドクターの恋物語。幸せな結婚は、情熱に任せてするものではない――そう告げるヒーローの真意は? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.5最近亡くなった父親が投資の失敗から多額の借金を残し、住んでいる家や家財を売らなければならないと聞かされたとき、エマも母親も呆然とするばかりだった。結婚相手と考えていた銀行員の男性はがらりと態度を変え、エマは母親と、別荘代わりに使ってきた避暑地の小さな家に移り住む。パートタイムの仕事が見つかって、ゆとりはなくてもそこそこの生活を送れるめどはついたけれど、贅沢に慣れた母親は質素な暮らしに適応できず、エマを困らせた。エマのひそかな心の支えは、診療所のオランダ人医師、ドクター・ヴァンダイクだった。やがて季節が移り、エマはそれまでの仕事を失ったうえ、母親の気まぐれから家を出なければならなくなった。深い絶望にとらわれたとき、ドクターからある魅力的な提案が……。
-
-彼への復讐が成就する日――それは私の初めての恋が終わるとき。 父の破産をきっかけに、幼いセレナの生活は一変した。夢も希望もない極貧生活のなか、一家をどん底に突き落とした父の仇敵への憎しみを糧に、少女は日々成長していった。そして14年後、セレナに絶好の復讐のチャンスが訪れる。今をときめく実業家、クーパー・ブロック──仇敵の愛息が不正を働いている証拠をつかんだのだ。これさえあれば、ブロックの家名に泥を塗ることだってできる。だが、実際のクーパーを知るにつれ、セレナの心に迷いが生じ始める。彼はたしかに傲慢で冷酷。でも決して曲がったことはしない高潔な人よ。驚いたことに、いつしか憎しみは熱い熱情へと変わろうとしていた。 ■日本デビュー以来、情熱的でドラマティックな作風で人気急上昇中の作家スザンナ・カー、久々の新作をお届けします。悲惨な幼少期を過ごしたヒロインが初めて恋した相手は……?
-
-モリーは自分自身を嘲っていた。反発し合っているテイトと、夜をともにするなんて!美容院を経営するモリーと町の有力者テイトは、ことあるごとに火花を散らしてきた。そして数カ月前、彼女がテイトの傲慢な政策に異を唱えて以来、二人の関係はさらに悪化したのだ。だがそんな憎しみは、ある夜思わぬ激情へと変わってしまった……。すべてを彼の思うままにさせ、美容院を失うわけにはいかない。そう決心した矢先、モリーは妊娠していることに気づいた。★モリーの妊娠をきっかけに、徐々に二人の関係は変わっていきますが……。★
-
-リー・マーシャルの望みは、まにあううちに結婚して子どもを産むことだった。愛を知らないまま、家族の世話に捧げた青春。決して若くない彼女にとって、結婚相手の条件は、ときめきよりも生活の安定のはずだった。ホテル王ジャッド・バーネットは、3年前に一人息子を事故で失って以来、自暴自棄になっていた。仕事を優先し、息子との約束を破った日に事故が起きたのだ。そんなリーとジャッドが、運命に導かれるように出会う――。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0リー・マーシャルの望みは、まにあううちに結婚して子どもを産むことだった。愛を知らないまま、家族の世話に捧げた青春。決して若くない彼女にとって、結婚相手の条件は、ときめきよりも生活の安定のはずだった。ジャッド・バーネットは大規模なホテル・チェーンの経営者だったが、3年前に一人息子を事故で失って以来、自暴自棄になっていた。仕事を優先し、息子との約束を破った日に事故が起きたのだ。リーとジャッドのふたりは、運命に導かれるように出会い……。
-
-●『氷のプレイボーイ』(クリスティ・ゴールド著)大晦日の夜、度重なる誘惑に負けて、検事補のダニエルと一夜を共にしたアリーシャ。彼女が公選弁護人を務める被告の裁判も順調に進み、意気揚々としていたアリーシャの耳に、とんでもない噂が飛びこんだ。彼が裁判の担当検事に就任した、ですって? ●『いとしき悪女』(シェリ・ホワイトフェザー著)スーザンは十数年ぶりにダブル・クラウン牧場を訪れた。すさんだ十代を過ごした彼女にとって、ここは第二の故郷なのだ。牧場内で忙しく働く一人の男性を見かけて、スーザンは驚いた。イーサンなの?彼と目が合ったとたん、熱い火花が散った。いいえ、だめよ。私はもう、あのころの私じゃないわ。
-
-ジリーは最愛の夫の死による痛手から再出発しようと国立公園でレンジャーの仕事を始めた。幾多のデートの誘いにも応じないで懸命に働くが、男性レンジャーの一人に執拗につけまわされてしまう。異動となった先のイエローストーン国立公園でもジリーはひそかに~氷のプリンセス~と呼ばれ、注目の的だった。そんなある日、隣家に引っ越してきた火山観測所主任のアレックスが~君は差別主義者なのか?~と怒りをたたえて問いかけてきた。根も葉もない中傷に、ジリーは悲しみを抑え冷たく彼をにらみ返した。あの事故以来、初めて心惹かれた人だったのに。★イマージュの人気作家が、アメリカの国立公園を舞台に惹かれ合いながら最後まで踏みこめない、氷と炎のような関係のふたりを描いています。★
-
3.5トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に会ったミアは呆然とする。わたしを轢き殺そうとした人だわ!冷笑を浮かべる彼ニコスは、ギリシアの億万長者だというが……。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2600号を迎えることができました。記念作品はベテラン作家のミシェル・リード。バルフォア家の娘たちの物語は今月から八カ月連続刊行いたします。
-
-秘書派遣会社を経営しているセイラのもとに、ある日、いきなりスペイン人男性が押しかけてきた。フランシスコ・ガルシア・カサルス――黒い瞳に鋭い光をたたえた三十代半ばの男。彼は横柄な口調でセイラに父親の居場所を教えるように迫った。なんと彼女の父親がフランシスコのまだ十八歳の妹を誘惑し、どこかへ連れ去ったというのだ。絶対に何かの間違いよ! 父親の居所に心当たりがあったので、セイラはとっさに嘘をついてフランシスコの追及をかわし、翌日スペインのアンダルシア地方に足を運んだ。ところが、ひそかにあとをつけてきたフランシスコの罠にかかり、巨大な城の中にとらわれてしまう。■昨年五月多くのファンや作家仲間に惜しまれつつ亡くなった人気作家ダイアナ・ハミルトンの名作をお届けします。
-
-脚本家として活躍するシシーの前に、元恋人のジャックが突然現れた。ジャックは一族で映画会社を経営しており、社運をかけた作品の脚本をシシーに書いてほしいという。唐突な依頼に驚くとともに、久しぶりに彼の姿を目にして、シシーは罪悪感に襲われた。ジャックとは三年前につき合い、たった四カ月で別れた。そのあと、身ごもったジャックの子供をこっそり産んだことを、彼にはいっさい知らせていないのだ。償いの意味もこめ、執筆くらい引き受けよう……そう決めたシシーだが、翌日、さっそくその決断を後悔する。あろうことか執筆する間、彼の屋敷に滞在するはめになったのだ。
-
-結婚――それはあまりに甘美で残酷。 大好きな母が癌におかされ、余命幾ばくもないなんて……。故郷に舞い戻ったリーアンを空港で出迎えたのは、二度と顔を合わせたくなかった義兄のディミートリだった。母が彼の父と再婚してからずっと、彼女は血のつながらない兄に恋していた。だが、21歳を迎えた夜、彼女の淡い想いは冷たく拒まれ、傷ついたリーアンは彼を避け続けてきたのだ。そんな彼女にディミートリは思いがけない提案をする。死の床にいる母を安心させるために偽装結婚をしよう、と。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0大好きな母が癌におかされ、余命幾ばくもないなんて……。故郷に舞い戻ったリーアンを空港で出迎えたのは、二度と顔を合わせたくなかった義兄のディミートリだった。母が彼の父と再婚してからずっと、彼女は血のつながらない兄に恋していた。だが、21歳を迎えた夜、彼女の淡い想いは冷たく拒まれ、傷ついたリーアンは彼を避け続けてきたのだ。そんな彼女にディミートリは思いがけない提案をする。死の床にいる母を安心させるために偽装結婚をしよう、と。
-
-クアルームの王妃となった姉を訪ね、ロザリーは美しい小島で日ごろの疲れを癒していた。三年ぶりに絵筆をとって夜明けの海辺を描いていると、白馬に乗ったすてきな男性が現れ、波打ち際で水と戯れるのが見えた。男性が島のシークとも知らずに、ロザリーは夢中で描き始める。やがて馬が岸のほうに戻ってきたかと思うと、すぐ近くに止まった。請われて描きかけの絵を見せたロザリーに、馬上の男性は言った。「ぼくの絵を完成させたいなら、きみにぼくの朝を四日あげよう」喜んだのもつかの間、続く彼の言葉にロザリーは息をのんだ。「きみの午後をぼくにくれるなら」★先月「シークの略奪愛」で日本語版デビューを飾ったアニー・ウエストが一途な愛の物語を描き上げました。前作のヒロインの仲良しの妹が登場。お相手はエキゾチックなシークです。★
-
3.5マリアは宝石デザイナーとして不遇の日々を送っていた。とくに、アリスト王国の王妃のネックレスを作る機会を逃したのは大きかった――傲慢なプリンスのせいで。アレックスはマリアを誘惑し、夜をともにし、朝がくると、冷酷にも彼女をアリストから追い払ったのだ。だが二カ月後、アレックスが突然ニューヨークの彼女を訪ねてきた。国王の新たな命令で、また王妃のネックレスを作れというのだ。しかも契約の条件は、アレックスの愛人になること……。冗談じゃないわ! マリアは怒り、抵抗したが、彼は平然とせせら笑い、契約の印として彼女の唇をふさいだ。■かつて一つの王国だった島は二つに引き裂かれ、一粒のダイヤを巡ってさまざまなロマンスが展開します。どうぞお楽しみに!
-
-ギリシア神のごとくハンサムな雇い主は、とてつもなく冷酷非情な富豪だった! 捨て子として拾われ、里親の元を転々として育ったリリーは、笑いの絶えない温かい家庭を築くことを夢見ていた。彼女にとっての理想の男性とは、すなわち理想の夫。遊びの恋など、これまでしたことも考えたこともなかった。そんな不器用さが災いしてか、白馬の王子はまだ現れていない。ある日、彼女は借金返済のために引き受けている清掃の仕事で、ギリシア人富豪ニック・ゼルバキスの豪奢な別荘へと赴く。そこでリリーは彼の恋人に誤解され、結果、恋人は去ってしまう。困ったわ、どうしよう。動揺する彼女にニックは冷淡に告げた。「さっさと支度してくれ。今夜のパーティは君に同伴してもらう」 ■これぞ、シンデレラ・ロマンスの決定版! 傲慢で強引な魅惑のヒーローを描いて、世界的人気を誇る実力派作家サラ・モーガン。2003年に日本のハーレクインで鮮烈デビューを飾ったあと、またたく間にトップ作家の地位にのぼりつめました。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0幸せな結婚をすること。天涯孤独の彼女が譲れない、唯一の夢。 捨て子として拾われ、里親の元を転々として育ったリリーは、笑いの絶えない温かい家庭を築くことを夢見ていた。彼女にとっての理想の男性とは、すなわち理想の夫。遊びの恋など、これまでしたことも考えたこともなかった。だがそんな不器用さが災いしてか、白馬の王子はいまだ現れていない。ある日、借金返済のために引き受けている清掃の仕事で、リリーはギリシア人富豪ニック・ゼルバキスの豪奢な別荘へと赴く。そこで不運にもリリーは彼の恋人に誤解され、結果、恋人は去ってしまう。困ったわ、どうしよう……。動揺する彼女にニックは冷淡に告げた。「さっさと支度をしてくれ。今夜のパーティには君に同伴してもらう」 ■イマージュやハーレクイン・プレゼンツ スペシャルでもおなじみの実力派作家サラ・モーガンがシンデレラ・ロマンスを描きます。
-
-親友夫妻の事故死の報を受け、キャリーはギリシアへ向かった。夫妻には生後六カ月のリリーがおり、彼女は赤ん坊を引き取って育てる決意を固めていた。ところが現地へ着くなり、キャリーは冷酷な現実に直面する。リリーの伯父アンドレアスが、頑として赤ん坊を手放さないというのだ。あきらめきれないキャリーは必死に頼みこんだが、そんな彼女を嘲笑うかのように、アンドレアスはさらにとんでもない条件をつきつけてきた。彼と結婚し妻として赤ん坊の世話をするか、即刻ロンドンへ帰り二度とリリーに会わないか、どちらかを選べと。
-
1.0あの悲しい過去を忘れさせてほしい。あなたの不屈の情熱で。 モデルのセレステはある過去の出来事のために、恋愛をあきらめ、男性を遠ざけて地味に暮らしてきた。ところが最近、彼女が専属モデルを務める化粧品会社の社長から執拗に関係を迫られるようになり、怯えていた。ついにあるショーの会場で彼に暴力を振るわれそうになったとき、セレステを庇うように一人の男性が颯爽と現れた。ラファエル・サンガルド! 投資で莫大な富を築いた億万長者。その日以来、セレステは彼とデートを楽しむようになるが、彼の誠意を感じつつも、やはり心を開くことは難しかった。しかも、偶然耳にした彼の言葉にショックを受けてしまい……。■「押して、押して、押しまくる」そんな表現がぴったりくる、灼熱のラテン・ヒーローの登場です! ラファエルの情熱は、セレステの凍てついた心を溶かすことができるのでしょうか?
-
-幼い頃に母と死に別れ、父親は誰なのかもわからない。孤児のアシュリーはさまざまな里親の家を転々としてきたが、彼らはみな美しい少女を引き取りたがったため、地味で冴えないアシュリーを見て落胆し、虐げた。18歳になった今、そんな彼女の悲願は自分の家を持つこと。頭金を貯めるために、人里離れた荒野に住む貴族の秘書の職を得る。雇い主のジャック・マーチャントのもとを初めて訪れた日、傲慢だが大人の色香ただよう彼に、アシュリーは危険すら感じた。すると、まだあどけなさの残る彼女を見てジャックが皮肉を放った。「もっと経験豊富な女性に来てもらいたかった」 ■ずっと虐げられてきた天涯孤独のヒロインが、思いがけない愛を見つけるまでを描いたシンデレラ・ストーリーです。はじめは子ども扱いされていたアシュリーでしたが、彼女の秘めたる情熱を見抜いたジャックは、拒めないような誘惑を仕掛け……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0幼い頃に母と死に別れ、父親は誰なのかもわからない。孤児のアシュリーはさまざまな里親の家を転々としてきたが、彼らはみな美しい少女を引き取りたがったため、地味で冴えないアシュリーを見て落胆し、虐げた。18歳になった今、そんな彼女の悲願は自分の家を持つこと。頭金をためるために、人里離れた荒野に住む貴族の秘書の職を得る。雇い主のジャック・マーチャントのもとを初めて訪れた日、傲慢だが大人の色香ただよう彼に、アシュリーは危険すら感じた。すると、まだあどけなさの残る彼女を見てジャックが皮肉を放った。「もっと経験豊富な女性に来てもらいたかった」■英国を代表する小説家、ジェーン・オースティンとブロンテ姉妹が生み出した豊穣なロマンの世界。傑作『ジェーン・エア』をモチーフに、S・ケンドリックが新たな快作を創り上げました!
-
-久しぶりに実家に帰ったローズ・ウインドクロフトのもとを思いもよらない人物が訪ねてきた。数カ月前、一夜だけのすばらしい時間を過ごしたトム!私を夢中にさせて、何も言わずに去っていった男性――そして今や、私のおなかにいる子どもの父親である人だ。だが、やっと会えたトムに駆け寄ろうとしたローズに向かって、彼は驚くべき言葉を口にする。トムがデヴリン家の一員であることが最近判明した、と。なんですって?ウインドクロフト家の敵と言われるデヴリン家の?その場に立ち尽くしたまま、ローズは青ざめた顔で思いを巡らせた。この妊娠を、絶対にトムに知られるわけにはいかない。★ミニシリーズ『華麗なる紳士たち:秘められた情事』もいよいよ第五話となり、町で次々と起こる事件の謎が徐々に明かされていきますが……。★
-
-まるでスコットランドの荒野に立つ若い領主みたい。リサは、家業のぶどう園を立て直すためにやってきた経営コンサルタントのサリバンにひと目で心を奪われた。情熱的な瞳、すべての女性を惑わすような笑顔。こんなに魅力的なのだから、きっと経験も豊富に違いない。バージンの私にも、すてきな体験をさせてくれるだろう。パーティのために美容院へ行き、新調したドレスを着けて、リサはサリバンの滞在するコテージへと向かう。「仕事と楽しみは一緒にしないと決めているんだ」ためらいがちに言う彼の前で、リサはドレスのボタンをはずし始めた。思わぬ出来事が二人を待ち受けていることなど想像もせずに。★名家ローガン家を中心に、人を愛することの尊さを描くミニシリーズ『ある運命の物語』が始まります。今月のヒロインは偶然自分の本当の父親を知ったリサ。真実の愛を知るにつれ、自分の出生にも興味を持ち始めます。★
-
3.0この子はあなたの息子よ。そう真実を告げたら、家族になってくれるの? 夫が遺した莫大な借金、幼い息子を奪おうと画策する義父。サヴァナは困り果て、亡夫の弟で初恋の相手トレントに助けを求めた。2年前、サヴァナはトレントに身を捧げたあと、冷たくあしらわれ、打ちのめされていた。さらに妊娠に気づき、途方にくれていたとき、形だけの結婚をもちかけてきたトレントの兄――まさかすべては跡継ぎ欲しさに彼が仕組んだ罠だったとは……。何も知らないトレントは、彼女と兄の結婚後、一切の接触を断った。今や成功者のオーラをまとう彼との久々の再会。目と目が合った瞬間、サヴァナは強烈な感情に心乱され、彼のオフィスで熱く結ばれてしまう。“息子の父親はあなたよ”とは言えぬまま。 ■日本デビュー作『ナニーの秘密の宝物』以来、ヒット作を飛ばし続けているキャット・シールド。彩り豊かな表現力でヒロインの心の機微を丹念に綴る王道ロマンスをお楽しみください。一気読み間違いなしの、シークレットベビーがテーマの物語です。
-
-愛し合いながらもすれ違う心……。あの頃にはもう、戻れないの? ローザは4カ月前、愛する夫アーロンに黙って家を出た。亡き母から受け継いだ病のせいで、彼に迷惑をかけたくなかったから。そんなことは彼に言えるはずもなく悶々としていたある日、義母からパーティに招かれ、ためらいつつ指定された別荘に向かった。だがそこには、アーロンただ一人が待っていた。二人の復縁を願う義母の計らいだったのだ。気まずいながらも、二人きりの時間はやがて情熱を帯び、ローザは何もかも忘れて彼に身をゆだね、恍惚のうちに眠りにおちた。そのとき彼女の身に新しい命が宿ったとも知らず、翌朝、黙って別荘から立ち去ったのは、アーロンだった―― ■愛はすぐそこにあるはずなのにすれ違う、切ない物語をお届けいたします。二人を隔てる障壁、そして自分自身の心に向き合い、人として、夫婦として成長していく過程と、愛の覚悟をご堪能ください。
-
-あなたの子が私のおなかにいます。言えなかったことを、今こそ―― 生後4カ月の赤ん坊を連れ、エリースはフィレンツェに降り立った――元恋人のドクター・ルカ・ヴェネツィオに、この子はあなたの娘です、と告げるために。今まで子どものことを知らせなかったのは、失恋の傷心に加えて、切迫流産の危険があったから。それ以上に、かつてルカに子どもは要らないと言われたからだった。とはいえ、いつまでも知らせないままにはしておけないと、意を決してイタリアにやってきたエリースの告白に、ルカは驚愕した。DNA鑑定なんて必要ない。我が子であることは一目瞭然だ!そしてルカの口から、思わぬ言葉が飛び出した。「結婚しよう」 ■ゴールデン・ハート賞の最終候補に3度も選ばれた実力派ティナ・ベケットが、読み応え充分なシークレットベビー・ロマンスで日本デビューを飾ります! 出産時に胎盤が破裂し、子宮を摘出しなくてはならなかったエリースはもう子どもが産めなくなっていて……。
-
-アントニアは幼いころからフィリップとの結婚を夢みていた。それなのに、のほほんと年月を重ね、気がつくと二十四歳になっていた。大変!ぐずぐずしてはいられないわ。幸い、フィリップにはまだ結婚を約束した相手はいないらしい。ここで私が彼の花嫁にふさわしいレディで、男爵の妻としても立派にやっていけると証明できたなら、求婚してくれるかもしれない。かくして二人は八年ぶりに再会したのだが、彼はアントニアのことをなかなか思い出してくれず……。★ステファニー・ローレンスの三部作〈三人の求婚者〉の最終話をお届けします。放蕩者を気どっていたフィリップもついに年貢の納めどきのようです。ヒロインのアントニアが仕掛けた愛らしい罠とは? 恋人たちがついばむ協奏曲をお楽しみください。★
-
-息子と私を捨てたあの人が帰ってきた。 でも……今になって、なぜ?18歳のとき、ウィンは年上のハンサムな会社社長ジェイムズと 電撃的な恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚した。 幸せもつかの間、夫は生まれた息子チャーリーに愛情を示さず、 同僚と浮気。二人は離婚し、ウィンが息子を引きとることに。 だが10年が経った今、ジェイムズがこの町に戻ってくるという。 まさか息子を連れ戻そうというの? 不安な思いで帰宅すると、 驚いたことに、息子と元夫が居間でくつろいでいるではないか。 息子の気持ちを思うと、元夫をむげに追い出すに忍びなく、 ウィンは家に泊めることに。ところがその夜からジェイムズは、 まるでウィンの再婚を阻もうとするかのように干渉してきて……。
-
-「わたしの息子のジャマールと結婚してほしい」エル・バハール王国の王に頼まれ、ハイジは絶句した。王は天涯孤独のわたしを、娘のように大切に育ててくれた方。考えられない話だけれど、恩人の願いを断ることなどできない。やむなく承諾したものの、彼女は不安を抑えきれなかった。プリンス・ジャマールは多くの女性と浮き名を流すプレイボーイ。かたや自分は本の虫で、男性とつきあった経験すらない。こんなわたしに、妻としての役割が果たせるのだろうか?彼に見つめられるだけでも、甘美な拷問のようなのに……。
-
3.0イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。
-
3.0ダッチェス家の3つ子の姉妹は、先日亡くなった父の遺産を相続した。ところが、その遺産は“花婿基金”と名づけられ、夫にふさわしい男性をさがすためだけにしか使えないという。まだ結婚に興味はないが、愛娘の将来を案ずる父の遺志には背けない。3姉妹は花婿探しの名目で、イタリアのリヴィエラを訪れることにした。お守りであるパルマ・ブルボン家末裔の証のペンダントを身につけ、美しいリヴィエラの海へクルーズに出かけたところ、さっそくマックスという男性が長女のグリアに声をかけてきた。魅力的な彼に、いつもは慎重なグリアも胸のときめきを隠せないが、彼はいぶかしげな目をして、胸のペンダントを見つめており――。
-
-1100号記念作!冷たく豹変した彼は、お腹の子を、私を、愛してくれるの? 新進ピアニストのヘザーは、有能な医師ラウールと出逢い、魅力的な彼に熱烈に告白されて天にも昇る心地がした。けれど遠い異国で働く彼との結婚は、不可能だった。せめて一夜でも愛されたいと願い、純潔を捧げた3カ月後――突然訪ねてラウールを驚かせようとしたヘザーは、彼の予想外に冷たい態度にショックを受ける。翌朝の飛行機で帰るよう言われたが、不運にも帰国便が墜落。救助されたヘザーはラウールの診療を受けることになった。そして、あろうことか、彼の口から妊娠の事実を告げられ……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-国際的なピアノコンクールで優勝したヘザーは、故郷で演奏会を開き、ピアニストとしてデビューした。演奏をヘザーの恩師と聴きに来ていた外科医ラウールは心を揺さぶられ、その夜、恩師の家で出会った二人は運命的なものを感じ、強く惹かれ合う。ラウールはニューヨークの音楽院までヘザーを訪ね、想いを告白する。だが南米の病院で働く彼と、華々しくデビューしたばかりのヘザーでは結婚は不可能だ。一夜だけでも愛されたくて、ヘザーは彼を引きとめた。それは、ヘザーが男性と過ごす初めての夜だった。3カ月後、ラウールを突然訪ねてびっくりさせようと考えたヘザーは、彼の予想外によそよそしい態度にショックを受ける。ところが帰国便が墜落し、救助されたヘザーは妊娠の事実を告げられ……。■ハーレクイン・イマージュのベテラン作家レベッカ・ウインターズが描く、運命の一夜の物語をお届けします。巧みな人物描写とドラマチックなストーリー展開――見逃せない珠玉の一作です!
-
3.5妹を不幸にした男の弟など、好きになれるはずがない。■「ギリシアに行くなんて、ジル、本気なの?」ソフィーは双子の妹をにらみつけそうになる自分を必死で抑えた。ジルの夫でギリシア人のテオドロスが事故で亡くなり、彼の家族に知らせたところ、一度も会ったことのない義理の両親から、ギリシアを訪ねるようすすめられたのだという。ジルは七歳になる息子のマイケルを祖父母に会わせたいようだが、長いこと絶縁状態だった異国の家族の真意がソフィーにはつかめない。テオドロスは優しさに欠けた男だった。その家族も彼と似ていたら、人のいい妹はなにかと利用されるのではないだろうか。ソフィーは結局、妹のギリシア行きに同行することにした。空港にはテオドロスの弟アンドレアスが迎えに来ていた。兄とは違って長身のハンサムな男性だったが、共通点もある。それは、傲慢で優しさがかけらも感じられないところだった。
-
-★彼女にとって、やっと見つけた故郷は、彼にとって、二度と戻りたくない場所だった。★軍人だった父についてさまざまな土地で暮らしたリンゼイにとって、リーズバーグは初めて“故郷”と感じられる場所だった。今ではブティックを経営し、町おこしにも活躍している。だが、リンゼイの愛するこの町に、十七年前出ていって以来、一度も足を踏み入れない男性がいた。カル・ホイッティカ―……リンゼイの姉の夫ローガンの弟だ。兄弟のあいだにわだかまりがあるのを察したリンゼイは、橋渡しをするべく、カルに会いに行った。建築関係の仕事をしているという彼に、ブティックの改築と、町の野外音楽堂の復元を依頼するために。案の定、カルはリーズバーグという名前を聞いたとたん、身をこわばらせて拒絶した。
-
-■苦しみと悲しみを乗り越え、もう一度あなたと愛の海へ。■救急処置室で看護婦として勤務するテリーは、重傷を負って運ばれてきた夫マイケルの横たわるベッドを呆然と見つめていた。二年前、息子のジョシュを事故で亡くして以来、ふたりの間に埋められない溝ができた。そして、マイケルは突然、一年前に家を出ていってしまった。あれから、どこで何をしているのかまったくわからなかったのにこんな形で再会するなんて……。マイケルに捨てられたという事実を受け入れ、一人で新たな人生を歩もうとやっと決心したこのときに。ところが、奇跡的に回復したマイケルが最初に口にした言葉はテリーがまったく予想していないものだった。「僕は天使に助けられ、この世に戻って君を救えと言われたんだ」
-
3.0ハリーは魔の手から逃げるようにロンドンをあとにした。都会に留まっているかぎり、なんとしても彼を結婚させようという縁結びが好きなご婦人方から逃れられないからだ。彼は愛馬の手綱を取り、郊外の道を飛ばしていた。その途中、道の真ん中に大型の馬車が横倒しになっている現場にでくわした。中に人が閉じこめられている。急いで助け出そうと扉を開けた瞬間、ハリーはくらくらした。極上の真珠を思わせるような女性がこちらを見ていたからだ。★先月から始まったステファニー・ローレンスの三部作〈三人の求婚者〉の二作目をお送りします。前作のヒロイン、レノーアの兄が今回の主人公です。レスター家をめぐる恋の鞘当てをお楽しみください。★
-
3.5なんてすてきな人なの――それがセバスチャンの第一印象だった。26歳の誕生日にブランディは慈善イベントの手伝いをしていた。そこでは魅力的な男たちが次々とオークションにかけられ、一番高値をつけた参加者に“落札品”と旅する権利が与えられる。最後に登場したセバスチャンに、会場の女性たちが色めき立った。瞬く間に値がつり上がっていくなか彼を競り落としたのは、なんと今までブランディの横で競りを静観していた姉だった!予想外の展開に唖然とするブランディに向かって、姉が告げた。「お誕生日おめでとう! 彼は、あなたへのプレゼントよ」
-
-白い結婚が幕を閉じてから、初めて本当の愛を知ったのに……。 ダイアナは17歳のとき、両親に借金の形として老公爵へ差し出され、以来白い結婚を続けてきたが、夫亡き今は社交界で噂の的だ。“跡取りを産まなかった”“むこうみず”と後ろ指を指されても、彼女は臆することなく社交を楽しんだ――嘆くな、これからは自由に生きろ、という老公爵の遺言に従って。貴族もそうでない者も男は皆、この若き貴婦人のあとを追いかけたが、彼女が惹かれたのはただ一人、准男爵ネヴィルだけだった。まじめで堅物との評判に反して、そつない会話と華麗なダンスでダイアナを魅了したネヴィルはしかし、彼女の前評判に眉をひそめていた。鼻の下を伸ばした求愛者リストなんぞに、我が名を連ねてたまるか! ■道楽三昧で身を滅ぼした父と同じ轍は踏むまいと心に誓って生きるネヴィル。そんな彼らしく、噂の貴婦人ダイアナと出会い、美しいだけではない魅力にほだされそうな自分を戒めます。その忍耐も、いつまでもつことやら……。珠玉のリージェンシー・ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.7准男爵のネヴィルは意気消沈していた。よい妻になりそうな女性に求婚したのに、また断られてしまった。それもこれも、僕が退屈で堅物な男と評されるせいだ。そんなある日、彼はパーティで一人の女性に引き合わされた。つややかな黒髪と、まるでキスを誘っているかのような唇。その女性が奔放と噂されるダイアナだと聞き、ネヴィルは驚いた。ネヴィルにダンスに誘われ、ダイアナは思わず同意した。華麗な動きで彼女をリードするハンサムな男性は、真面目すぎてやぼったいと評判の准男爵とはとても思えない。だが私には恋をする資格はない――あの秘密があるかぎり。
-
-あの夏の日々が戻るなら、何もいらない。失った赤ちゃんの記憶が戻るなら……。 あれからもう、7年がたつ。ミーナはあの夏、交通事故に遭った。頭に大怪我をし、2年ものあいだ入院してつらいリハビリに耐え、記憶を一部失ったままとはいえ、ようやく普通に暮らせるようになった。今は生まれ故郷で、自然保護の仕事をしている。そんなとき、近くでリゾート開発の計画が持ちあがった。開発会社のオーナーである大富豪のガイと仕事で会うことになり、彼を前にしたとたん、ミーナの全身に雷のような衝撃が走った。そばに近づくだけで体が反応し、胸が高鳴り、手に汗がにじむ。この男性には、以前会ったことがあるような……。もしかしてこれは、失ったあの夏の記憶の一部なの? ■本作の邦題は、ハーレクイン公式Twitter上で行われた一般投票によって選ばれました! 運命のいたずらか、記憶喪失のせいですれ違う恋人たちのもどかしいロマンスをお届けします。情感豊かに描かれ、読み終えたあと心にじんわりと感動が広がる物語です。
-
3.0元秘書のコレットは数カ月前、長年片思いをしてきたボスと一夜を過ごした。だが直後に彼の後ろ暗い秘密を知ってしまい、会社も辞めて逃げるように彼の前から姿を消した。生花店で働きながら新生活を始めた矢先、その彼が現れ……。(コレットの章)結婚間近のアリックスは手作りの小さな式を夢見ていたが、本人の希望をよそに周囲が盛大な式の計画を押し進める。さらに自分に対する花婿の母親の不満を漏れ聞き、彼女はマリッジブルーの頂点に……。毛糸店の編み物教室に集まった女性たちが紡ぐ、愛と涙の物語。
-
-別居していた妻、ケンドラの突然の訃報。ダンは打ちひしがれ、無力感にさいなまれた。ケンドラだけを愛していた。やり直したいと願っていた。しかしその願いを拒んだまま、彼女は逝ってしまった――絶望のなか墓参りをすませたあと、目の端を人影がかすめた。あそこに立っているのは……ケンドラ? そんなばかな!輝く黒髪も、シルクのような肌も、悲しみが見せる幻なのか?呆然とするダンを前に、その女性は口を開いた。命尽きたケンドラから、大切な伝言を頼まれた、と。
-
-好きだから、結婚はできない。きっと愛がほしくなるから。 鋭いビジネス感覚をもった青年ガイはたちまち社内で頭角を現し、彼を気に入った社長が、孫娘セリーンとガイを婚約させた。セリーンは、兄のようなガイのことを心から好きだった。だからこそ、愛されていない自分はふさわしくないと思ったのだ。婚約解消を申しでたときのガイの静かな沈黙は忘れられない。やがて、家をでて生活する彼女のもとに祖父の訃報が届く。故郷に帰ったセリーンを迎えたのは、未だ独身を貫くガイだった。ふたりの仲を裂こうとする悪意あるものの存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0婚約を一方的に解消したわたしの胸に、今も揺れるのは彼からの指輪。■幼いころに両親を亡くしたセリーンは、祖父母の屋敷で育てられた。祖父ジェラルドは友人とともに土地開発の会社をおこし、その友人の孫息子であるガイを会社の後継者とみなしていた。鋭いビジネス感覚を持ったガイはたちまち社内で頭角を現し、そんなガイを、祖父はお気に入りの孫娘セリーンと婚約させた。セリーンは心からガイのことが好きだった。しかし、ずば抜けて優秀な彼に自分はふさわしくないと思い、婚約を一方的に解消して祖父の家を飛びだしてしまう。そして三年後、自立して生活する彼女のもとに祖父の訃報が届いた。故郷に帰ったセリーンを出迎えたのは、独身を通していたガイだった。二人の仲を裂こうとする悪意ある者の存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。
-
-鋭いビジネス感覚をもった青年ガイはたちまち社内で頭角を現し、彼を気に入った祖父が、孫娘セリーンとガイを婚約させた。セリーンは、兄のようなガイのことを心から好きだった。だからこそ、愛されていない自分はふさわしくないと思ったのだ。婚約解消を申しでたときのガイの静かな沈黙は忘れられない。やがて、家をでて生活する彼女のもとに祖父の訃報が届く。故郷に帰ったセリーンを迎えたのは、未だ独身を貫くガイだった。二人の仲を裂こうとする悪意あるものの存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-ずっと私を愛してて。 結婚披露宴で、夫リースの友人とダンスを踊っていたアラナ。すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。結婚紹介所を通じて愛情抜きの結婚をした彼にとって、私はお飾りの妻なのに。二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?それを確かめることはできなかった。翌日アラナは事故に遭い、すべての記憶を失ってしまったから――。
-
-重い病気から奇跡的に回復したアナは、夫ルシオを待っていた。彼はハンサムでセクシーな年上の実業家で、熱烈な恋に落ちて結婚した。早くわたしたちの赤ちゃんに会いたい……。やっとルシオは現れたが、どこか様子が変だ。赤ん坊はもういない。君は流産して子供を失った、などと言う。なぜそんなひどいことを……。ルシオ、いったいどうしたの?ルシオは重い口を開くと、信じられないことをアナに告げた。「君が脳炎にかかって記憶を失う前、僕たち夫婦は離婚寸前だった」彼女は過去5年間に起きたことのすべてを忘れていると言うのだ。離婚なんて嘘……彼を心から愛しているし、赤ちゃんだっているわ! ■実力派作家ジェイン・ポーターが描く、記憶喪失ロマンスです。ルシオと出会ったころの初々しい17歳に戻ってしまったアナ。二人は愛を取り戻すことができるのでしょうか? そしてアナが訴える赤ちゃんの真相とは? 最後まで一気読み必至です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.5アルゼンチンの伯爵家に生まれたアナは、身分が違うという理由でルシオとの交際を家族に反対され、駆け落ちを決意したものの失敗に終わった。それでもアナは彼が迎えに来てくれるのを待ち焦がれていた。願いはかない、ルシオはやってきたが、どこか様子がおかしい。問い詰めたアナは驚くべき事実を知らされた。彼女は脳炎を患い、過去五年の記憶をすべて失っていたのだという。ルシオとはすでに結婚しているばかりか、二人は離婚寸前だったのだ。心は十七歳のままのアナはパニックに陥った。
-
-やっとあなたに会えたのに、どうしていいのかわからない。■四カ月前に夫のセバスチアンが姿を消してから、ゲリスの幸せだった日々は悪夢へと変わった。もう戻らないという手紙が送られてきただけで、夫がいなくなった理由も消息も、何もつかめないままだ。もうじきクリスマスだというのに……。ゲリスは悲しみを抱え、街のカフェにひとり座っていた。やがて店のドアが開き、入ってきた背の高い黒髪の男を見て、彼女は激しいショックに襲われた。これは幻覚? いいえ、そうじゃない。彼は間違いなくセバスチアンだ。ところが凍りついているゲリスに、夫はいぶかるような視線を返してきた。
-
4.5アンドレアスと出会って二年目の記念日を目前に、ホープの心は弾んでいた。だがお祝いの計画を練るホープに、友人が心ない言葉を浴びせかけた。ギリシアの大富豪で、プレイボーイのアンドレアス。その彼にとって、ホープはただの愛人でしかないというのだ。だから、記念日を祝ったりするのは逆効果だと。そんなわけないわ!でも……本当にそう言い切れる?確かに将来を話し合ったことも、家族や友人に紹介されたこともない。私は彼にとって、都合のいい存在だったのかしら。数日後、その不安は現実となって彼女に襲いかかった。★ハーレクイン・ロマンスが誇る大人気作家リン・グレアムの新作をお届けします。ヒロインの切ない想いは、ヒーローに届くのでしょうか? ハーレクイン・クラシックスから好評発売中のC-641「愛ゆえの罪」もあわせてお楽しみください!★
-
-垢抜けない、太めのホープにまさかの奇跡が起こり、ハンサムなギリシア人投資家アンドレアスと、同棲し始めて2年。交際記念日を指折り数えていたが、友人が心ない言葉を呟いた。プレイボーイの彼にとって、ホープはただの愛人にすぎないと。確かに、アンドレアスは何かにつけて冷淡な態度をとるし、将来を話し合ったこともなければ、家族に紹介されたこともない。落ち込むホープだったが、家族パーティに招待され有頂天になる。その日のうちに、絶頂から奈落に突き落とされるとも知らずに。「君のことは、愛人としか思っていない」と断言されて。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-真実の愛は、寝室の扉ではなく、心の扉を開かないと確かめられない……。 ターニャが大富豪のレイフと結婚して、もうすぐ2年が経つ。燃えさかる情熱で結ばれたはずなのに、ターニャの不満は募る一方だった。レイフが妻に求めているのは、ベッドで果たす役割だけ。心を開いて語り合ったことは一度もない。もっと彼のことをわかりたいし、わたしのこともわかってほしいのに。それに、レイフはまだ早いと言って子どももほしがらないし、彼の秘書が彼に横恋慕しているようなのが不安なので、そのことを話し合おうとしても取り合ってくれないのだ。ターニャがあの手この手で気を引こうとすればするほど、彼がますます心を閉ざすことに絶望し、家出を決行すると……。 ■レイフへの想いは少しも変わらないけれど、彼にとって自分はただの所有物でしかなく、このまま人形のように生きるのが嫌で行動を起こしたターニャ。愛し愛されて結婚したはずなのに、いつしか岐路に立たされていた夫婦の愛の復活を描いた名作をお届けします。 *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-ターニャとレイフが結婚して、もうすぐ2年。燃えさかる情熱で結ばれたはずなのに、ターニャの不満はつのる一方だった。レイフが妻に求めているのは、ベッドで果たす役割だけ。心を開いて語り合ったことは一度もない。わたしは彼にとって、ただの所有物なんだわ。レイフへの思いに変わりはないけれど、このまま人形みたいに生きていくのはいやよ!真実の愛を求めて、ターニャはついに立ち上がった。●本書は、1993年2月に小社より刊行された作品を文庫化したものです。
-
3.0父の死後、強欲な継母に全財産を奪われ、途方にくれていたベヴィン。風邪をおしてアルバイトに出かけたある日、高熱を出して倒れ、居合わせた男性ジャーヴィスの家に運ばれた。数日後、快復したベヴィンはお礼に手料理をふるまうことに。聞けば彼は大企業の社長で、もうすぐ迎える誕生日までに結婚しないと遺産相続権を失うのだという。しばらく夕食を作ってほしいと彼に頼まれ、ベヴィンは胸を躍らせた。ところが、新聞の衝撃的な記事に気づいて、言葉を失う。ジャーヴィスが婚約! お相手は……ベヴィン・ペンバートン?「こうなったら、ベヴィン、君に婚約者役を演じてもらうしかない」 ■“君となら結婚してもいいな”――独身貴族の彼の思わせぶりなささやきにどぎまぎするヒロイン。一緒に過ごすうちにどんどん彼を好きになっていくのが切なくて……。かわいらしいヒロインを描くのが得意なジェシカ・スティールの、とびきりピュアな恋物語。
-
-パリで住みこみ家事をしている学生クリスタベルは、女主人に用事を言いつかって、その義兄ローランの住む、ブルターニュの奥地へやってきていた。深夜に古城に辿りつくと、待ち受けていたのはひとりの男。浅黒い美貌に、嫌がらせのような皮肉な笑みを湛える彼に、「誰の差し金だ。ぼくを誘惑しにきたのか」突然犬をけしかけられるや、憎々しげな目で一瞥されたのだ。何年も城に引きこもっており、気難しいと噂の城主だったが、あまりにもひどい侮辱に、混乱するクリスタベルは唇をかんだ。
-
3.0若きホテル王アンドレアス・クセナキスは我が目を疑った。あの惨めなウェイトレス姿の女は、まさかシエーナ・デ・ピエロ?5年前、シエーナは社交界にデビューしたてのうら若き令嬢、かたやアンドレアスはホテルの一従業員だった。あるパーティで出会った二人は身分の違いも忘れて激しく惹かれ合い、シエーナは自ら進んで彼に身を任せた――だがそこへ現れた父親に、あろうことか彼女は“乱暴された”とのたまったのだ!落ちぶれたシエーナに何があったか知らないが、今も変わらず美しい。再会に怯え、震えている彼女を、今度こそ思いどおりにしてやる!
-
-毎朝、ボスから届く黄色い薔薇。その花言葉は“友情”だけれど……。 著名な大富豪ディーコンに雇われ、住み込みの助手となったギャビー。出入りが許されるのは、彼女の住居部分と仕事部屋だけで、屋敷につながる扉には鍵がかけられ、雇い主は姿を見せない。仕事の指示は電話かメールのみ。もどかしさを感じていたある日、ギャビーは鍵があいていた隙に、扉の向こうへと足を踏み入れた。ついに現れた彼は、写真や映像で見たのとは別人のようだった。伸び放題のひげと髪に覆われて顔は見えず、その姿も声も、まるで野獣のようで、わずかにのぞく瞳は暗く陰り謎めいている。でもギャビーは不思議と恐れなかった。彼の心を開きたいとさえ思い、彼女はひたむきに一歩ずつ、信頼を得ていった。そしてあるとき、思いきって彼のひげ剃りと散髪を提案すると―― ■車椅子生活の父の医療費と生活費を稼ぐため、ギャビーは2つの仕事をかけ持ちしていましたが、とある事情でディーコンに雇われたのでした。彼女の一族と彼とのあいだに横たわる深い溝と運命、そして二人の切ない愛は、どのような結末を迎えるのでしょうか?
-
3.0この男性はすぐに結婚しなければ。でも、その相手がわたしですって?■イギリスの片田舎で美しい屋敷の管理をまかされたアフラの前に、ある日、幼かった日のあこがれのヒーロー、リュックが現れた。彼は、屋敷の亡くなった女主人アーメリーの孫息子だった。コルシカ島生まれの情熱的な女性だったアーメリーは、たったひとりの身内であるリュックの帰りを待ちわびていた。彼に屋敷を相続させ、コルシカ島人の血を伝えてもらいたいと……。ただ、そのためにはリュックが三十一歳までに結婚することが、アーメリーの遺言書に記された条件だった。期限は迫っている。愛する祖母の臨終に間に合わなかったリュックをアフラはなじったが、なんとか彼にアーメリーの願いをかなえるよう努力してほしいと思う。そんなアフラの気持ちを見透かしたかのように、リュックは言った。「唯一の解決法は、きみが義務としてぼくの花嫁になることだ」
-
-悠久の時が流れるここに、求めていた答えはあるの?■アンジーは、住み込みの家庭教師の職に応募した。雇主は、奥地で牧場を経営するテイラー・マグワイア。別れたあともつきまとう恋人から逃れるために、なんとしてもこの職を得て、奥地に行かなければ。しかし、派手な外見が災いして、面接には受かりそうにない。意気消沈して帰宅したアンジーのもとへ、元の恋人が押しかけてきた。そのとき、ちょうどテイラーから電話が……。きっと不採用の通知よ。今日初めて会ったばかりの人が助けに来てくれるわけがないと思いつつ、アンジーはそれとなくテイラーに救いを求めた。ところが、彼はやってきたのだ。それだけでなく、家庭教師として雇ってくれた。アンジーは彼とともに奥地に向かう。だが、そこでも問題が待っていた。反抗的なテイラーの息子、都会の娘に打ち解けない人々、厳しい生活。テイラーを信じて、ここで暮らそうと決心したアンジーだったが……。
-
-クロエは、教会の運営アシスタントとして、牧師の父親をサポートする秘書として働いている。躾に厳しい父親の影響と、彼女自身のつつましい性格から、二十六歳の今まで、男性と深いつきあいをした経験がない。あるとき、老朽化した教会の彫刻を修復するため、サッド・シッペンという彫刻修復の専門家がやってきた。作業している彼の、赤銅色に日焼けしたひきしまった上半身に、思わずクロエは目を引きつけられた。彼のほうこそ、まるで彫刻のようだわ。はっとして目をそらし、クロエは自分を叱った。しっかりしなさい。彼は気が荒くて、無節操だという噂なのよ。やがてオフィスに入ってきたサッドを見て、彼女はショックを受けた。三年前、父親に反抗して衝動的に家を飛び出したあの夜、“接触”した、忘れられない相手だったのだ。
-
-父親の遺した店を再建するため、彼女は一年だけの結婚に同意した。■亡き父親の店を再建するため、ケイトは資金集めに奔走していた。しかし、どうあがいてもめどが立ちそうにない。半ば諦めかけていたとき、新聞で願ってもない記事を読んだ。超一流企業の最高経営責任者ウィリアム・ハーディソンが、中小企業向けの融資事業を計画しているという。さっそくウィリアムのオフィスを訪れて頼み込んだものの、まったく相手にしてもらえず、ケイトはひどく落胆する。すると、ウィリアムの口からとんでもない言葉が発せられ、ケイトは一瞬、息が止まった。早く結婚しろとうるさい母親を黙らせたいから、一年だけの結婚に同意すれば資金を提供しようというのだ。さんざん悩んだ末、ケイトはウィリアムの提案を受け入れる。寝室は別々で夫婦関係はなし、という条件で。
-
3.0長く病を患ったせいで、養育資格を問われたキャリーは、最愛の一人息子を福祉事務所に取られてしまう。途方に暮れるキャリーの脳裏に浮かんだのは、ドミニク・サベジ。8年前、当時19歳だったキャリーが心から愛した人だ。とはいえ、ドミニクにとっては二人の関係は遊びでしかなく、泣きながら彼のもとを去って以来、一度も会っていない。富と権力を持つあの人なら、この窮地を救ってくれるかも……。藁にもすがる思いで、キャリーはドミニクのもとへ向かった。彼には絶対に知られたくない、ある秘密を抱えながら。
-
-長く病を患ったせいで、養育資格を問われたキャリーは、最愛の一人息子を福祉事務所に取られてしまう。途方に暮れるキャリーの脳裏に浮かんだのは、ドミニク・サベジ。8年前、当時19歳だったキャリーが心から愛した人だ。とはいえ、ドミニクにとっては二人の関係は遊びでしかなく、泣きながら彼のもとを去って以来、一度も会っていない。富と権力を持つあの人なら、この窮地を救ってくれるかも……。藁にもすがる思いで、キャリーはドミニクのもとへ向かった。彼が息子の父親であるという秘密を、胸に抱えて。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ギリシアのとあるホテルに休暇で滞在していたフランは、裏庭で傷ついてぐったりした小さな女の赤ん坊を見つけた。親が見当たらず、急いで病院に運びこんだあとも、赤ん坊のはかなげな姿に胸がつまり、涙ながらに励まし続けていた。何時間もたち、やがてさまざまな状況が明らかになる――不幸にも赤ん坊の両親は竜巻に巻きこまれて亡くなったという。そして、この子の伯父と名乗る男性が現れ、フランは目をみはった。世界でも指折りの巨大企業のCEO、ニコロス・アンゲリスだったのだ。さらに驚くことに、彼は親身に看護をするフランを見て、姪の世話係として一族の住むミコノス島へ来てほしいと申し出た!