国内ミステリー - 双葉社作品一覧

  • 棟居刑事の複合遺恨
    3.0
    1巻440円 (税込)
    憧れの的であった担任教師・佐倉弥生が、番長・後藤龍雄に犯される場面を目撃した少年と級友は、後藤殺害を決意し実行する。路面に横たわる死体。それは学校を去った女神への供物のつもりであった。しかし復讐が為されたとき、呪われた運命の序曲が静かにスタートしたことを、彼等は知る由もなかった。

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  • 屋根裏の少女
    3.0
    1巻484円 (税込)
    念願かなって、中古ながら一軒家に引っ越すことができた木崎家。父親の誠、母親の雪江、大学生の紘子、そして中学生の初。それぞれに喜びを隠しきれないが、事件は入居一日目から始まった。奇妙な苦情電話に続いて、紘子や初が不思議な少女を家の中で見かける。彼女は誰? 引っ越しをきっかけに家族それぞれがトラブルに巻き込まれる。

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  • 眠れない花嫁 サイコセラピスト三上量子&探偵四方晴彦
    3.0
    難事件に挑む三上量子と、彼女を手助けするもと夫の私立探偵・四方晴彦の活躍を描く新感覚サイコミステリーの第一作『浅い夢の記憶』を併録。「わたし眠るのが怖いんです」――結婚を目前に控えた市川倫子と名乗る女が、量子のカウンセリングルームを訪れた。幸せの最中にある彼女がなぜ悪夢を。量子が倫子の夢を〈追見〉すると……。

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  • 多重人格裁判
    3.0
    1巻660円 (税込)
    ジャーナリストの月浦は、世田谷区と台東区で起きた連続通り魔殺人を調べ始めたが、まもなく手ががりとなる「黒子の男」を目撃していた自分の恋人由香子も犠牲者となってしまう。六人の女性の命が奪われた後、犯人が逮捕され裁判が行われることになったが……次々に明らかにされる驚愕の事実!!

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  • 殺し屋志願
    3.0
    1巻440円 (税込)
    「殺したら?」という電話に17歳のみゆきの心は激しく揺れた。殺したいほど母を憎んでいたからだ。母の死を願っているもう一人の17歳がいた。秀才で良家の子女の佐知子である。この二人の女子高生が新聞部の部活を通じて知り合い、互いに共感を抱き、やがて……。

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  • 結婚させない女
    3.0
    T観光に勤務するOL高倉葉子は、学生時代に『ミス・リップスティック』に選ばれた程のミステリアスな美貌である。最近親しくなった男友達が続いて絞殺死体で発見された。事件の陰にもう一人の『高倉葉子』の存在を知った彼女は、疑惑を晴らすため、〈もう一人の“わたし”を捜さなければ……〉とせかれたように『葉子」の痕跡を求めて大阪へと向かう!

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  • 恐怖の白昼夢〈ドリーム・カウンセラー三上量子〉
    3.0
    三上量子は心の悩みの相談に乗り、的確な見立てをして、独自の方法で治療にあたる臨床心理士。その量子のもとに記憶喪失の悩みを訴える阿川美砂江と名乗るクライアントが訪れる。その女性の悩みの相談に乗ったばかりに、量子と元亭主の四方探偵は思わぬ難事件に巻き込まれる。

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  • 京都四条通り殺人事件
    3.0
    1巻440円 (税込)
    京都を観光中の女子大生がとある路地で殺人事件に出会した。数分後パトカーが駆けつけたところ死体など影も形もなかった。だが翌日、大原で被害者が発見され京都府警は俄かに緊張する。一歩先んじて捜査に乗り出したのは府警の一匹狼“おこぜ”こと魚津刑事だった。目星がついたとみるや、大胆にも日本の007宮之原警部に捜査合戦の挑戦状を送るが……。

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  • 秘めたる殺人
    3.0
    映画の全盛期に一人の監督が殺された。映画の撮影中だったので話題になったが、犯人はわからなかった。数年後、助監督をしていた私は、当時の関係者の話を聞いてまわった。それは女優の自伝を書くためだったが、事件の真相も浮かんできた。

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  • 十津川警部捜査行 伊勢志摩殺意の旅 十津川警部
    3.0
    地下鉄の社内で若い男が刺殺された。男は「セコ」という謎の言葉を残して死亡した。身元は不明だが、東京駅の派出所で「警察の元締めはどこか」と尋ねていたことと、伊勢の名物・赤福餅を持っていたことが判明した。伊勢市へ飛んだ十津川警部と亀井刑事は、伊勢で起きた二件の事故死に不審を持った。

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  • 行先のない切符
    3.0
    ラッシュアワーで満員の電車が新橋に近づいた時である。しなやかな細い指先が、巧みに藤原の前に立っていた男の内ポケットから、黒い皮財布をすり取った。その時、藤原は背筋に何ともいえない戦慄が走った。分厚い皮財布が見事にすり取られた瞬間の藤原を襲った快感。これこそ藤原の生活を一変させる因だった。

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  • 十津川警部 会津 友の墓標
    2.8
    早春の荒川河川敷に放置されていた車のトランクから十津川の友人・佐伯隆太の遺体が発見された。捜査に着手した十津川警部は生前に受け取った佐伯からの手紙を手掛かりに、亀井刑事とともに会津若松に向かった。

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  • 十津川警部 東京上空500メートルの罠
    2.7
    桶川運航基地から招待客七名を乗船させ東京遊覧に飛び立った世界最大の飛行船ツェッペリンNT号がハイジャックされた。犯人からのたびかさなる要求に応じて事件は解決したかに思えたが……。初の犯罪に十津川警部が挑む!!

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  • 十津川警部 三河恋唄
    2.7
    四谷のお岩稲荷近くの路上で若い男が銃撃された。運転免許証から、男は近くに住む吉良義久と判明したが、彼は記憶を失っていた。銃撃事件の謎と記憶を求めて義久は三河へ旅立った。吉良義久を追って、十津川と亀井も現地に向かった。

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  • 十津川警部捜査行 出雲神々の殺人 十津川警部
    2.7
    <神が人を殺した。これは神々の殺人の始まりだ>連続殺人の刺殺体の上には、奇妙なメモが残されていた。十津川警部は亀井刑事と共にメモを手がかりに出雲に向かう。祝島という無人島に辿りつき、神主の息子・神木洋介を容疑者として特定するが…。待望の文庫化。

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  • 十津川警部捜査行 北海道殺人ガイド 十津川警部
    2.7
    警視庁を定年退職した川島が函館本線・渡島大野駅近くで絞殺死体で発見された。函館警察は殺人事件として捜査を開始した。元刑事は、かつて担当していた殺人事件をあらためて調べていたことが判明した。重要容疑者を割り出した十津川警部だが、彼には完璧なアリバイが!?

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  • 十津川警部捜査行 愛と幻影の谷川特急
    2.5
    晴海埠頭で人気作家の遺体が発見された。それに続き、鬼怒川温泉で作家の若い愛人の殺害遺体もみつかる。事件の捜査に当たった十津川は殺害された作家が小説誌に寄稿されたとされるミステリー小説のストーリーをなぞっていることに着目したが…。

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  • 十津川警部捜査行 愛と殺意の伊豆踊り子ライン
    2.5
    渋谷のマンションの一室でバスローブ姿の女性の絞殺死体が発見された。顔見知りの犯行という線で捜査が始まったが、同一犯の犯行と見られる新たな事件が発生し、捜査は行き詰まりを見せた。十津川警部の地道な捜査が続く……。

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  • 十津川警部 L特急しまんと殺人事件
    2.5
    警視庁捜査一課の三田村刑事は四国へ旅に出たまま行方不明になった叔父夫妻を探し出すため、従妹と一緒に旅に出た。旅の途中で二人が乗った特急“しまんと”の車中で殺人事件が発生し、さらに足摺岬での転落死事件を巡り、叔父が容疑者として追われることになった。二つの事件を結ぶ見えない糸を辿り、十津川警部は四国へ向かった。

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  • 十津川警部捜査行 愛と絶望の瀬戸内海流
    2.5
    ミステリー作家の第一人者・北川京介が取材先の鳴門公園で殺害された。同行した編集者に疑いがかけられたが、東京の深大寺で女子大生が殺害された事件をきっかけに、新たな容疑者が浮かび上がる。しかし容疑者には鉄壁のアリバイが……。

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  • 十津川警部捜査行 阿蘇・やまなみ殺意の車窓
    2.5
    阿蘇外輪山ののどかな田園地帯を走る南阿蘇鉄道の白いレールバスが爆破された。事故の被害者に警視庁の現職刑事が含まれていた。彼は、どうやら迷宮入りの事件をひとりで追っていたらしい。レールバスの爆破とその刑事が追っていた事件との関連を調べるために、十津川警部はただちに九州に飛んだ。

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  • 十津川警部捜査行 伊豆箱根事件簿
    2.5
    十津川警部は、伊豆下田の蓮台寺に逗留していた大学時代の友人・小島から1通の手紙を受け取った。手紙にはゆっくりと会いたい旨が書かれてあったが、その矢先、小島は東京湾で遺体となって発見される。十津川は手がかりを求め、伊豆に向かった。

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  • 十津川警部捜査行 仙台青葉の殺意 十津川警部
    2.5
    十津川警部は田中啓子から夫・伸彦の葬儀参列への招請を受け、仙台へ向かった。そこで遺品の手帳を預かるが、その手帳をめぐり、つぎつぎに起こる殺人事件。容疑者を5名に絞り込んだ十津川は・・・!?

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  • 薔薇の殺人
    2.5
    『Mに甘美な死を─』という差出人不明の手紙を手にした田島は、いまだに戻らぬ妻・美佐子の身を案じていた。しかし、警察から美佐子が殺された事を告げられた。殺害された美佐子の胸には赤い薔薇の花が差されていた。薔薇の花に秘められた真実とは…!?

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  • 十津川警部捜査行 北陸事件簿 十津川警部
    2.5
    上越新幹線「とき403号」が終点新潟駅に到着。その車内から刺殺死体が発見された。被害者は60代の老人と思われていたが、実は30代のフリーライターと判明する。十津川警部は被害者の身辺調査を開始し、浮かび上がった容疑者のアリバイ崩しに挑む。

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  • 十津川警部捜査行 金沢歴史の殺人 十津川警部
    2.5
    東京で発生した出版社編集部長射殺事件と、加賀百万石の城下町・金沢での交通事故死! 二つの事件を結ぶ糸とは!? 歴史の町・金沢を舞台に、十津川警部の活躍を描く、旅情ミステリーの文庫化!!

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  • 十津川警部捜査行 愛と復讐の桃源郷 十津川警部
    2.5
    自殺の名所、青木ヶ原樹海。西湖のほとりに在る巴屋旅館は死を前にした人々が多く訪れる。そのひとり、原田勇が遺書を残して姿を消す。それから一年…殺人事件が相ついだ。捜査本部は原田の復讐と自殺で終結宣言をする。しかし、承服できない十津川警部は桃源郷で真犯人の重要証拠を掴んだ!!

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  • ミステリークレイフィッシュ
    2.0
    大海原を航海中のメガヨットでくつろぐ6人の男女。カードゲームに興じる者、カクテルを傾ける者、ヨットでの航海を優雅に過ごす彼らに共通することは2つ。一つは大人気漫画の愛好者であるということ。そして、もう一つは、今夜、“一線を超えた”こと――。“成功を掴んだ”はずの6人に巻き起こる、血みどろのサスペンス劇!
  • 歪んだ顔
    2.0
    新人の梶原巡査はいつの日か管轄区域で起きた殺人事件の捜査を担当することを望んでいた。しかし、初めての事件は青酸カリによる無理心中だった。だが、一命をとりとめた18歳の男性は事情聴取で女性の殺害をほのめかす供述を繰り返していた。心中に不自然な点を感じていた梶原は、地道な捜査を続けた末に意外な事実を見出した。
  • 十津川警部 南紀オーシャンアロー号の謎
    2.0
    アメリカの次期駐日大使一家を乗せた特急“オーシャンアロー17号”は、京都駅を出発した直後にトレインジャックされた。列車には十津川警部の妻・直子も乗りあわせていた。犯人一味は高額な身代金を要求してきたが……!?

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  • 十津川警部 神話の里殺人事件
    1.5
    大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。そこには元警視庁刑事部長・塩田久男宛に「神話の里で、人を殺してしまった」という遺書が残されていた。捜査に乗り出した十津川警部は遺書に書かれた事件を追う。

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  • 牛尾刑事・事件簿 殺人の債権
    1.0
    1巻440円 (税込)
    蜜月の幸福感に浸っていた鮎子を残して夫・家形圭介が突然失踪。相前後して、落合繁の新婚家庭から妻・朱美がやはり忽然と姿を消す。その上、落合の結婚披露宴に出席した友人二人が相次いで変死体で発見される。錯綜する謎と二転三転するストーリー。

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  • 十津川警部捜査行 能登半島殺人事件 十津川警部
    1.0
    十津川警部の最愛の妻・直子が誘拐された。誘拐犯は連続殺人容疑者の釈放要求をつきつけてきた。直子は無事保護されたがタイムリミットがすぎ、容疑者は釈放されて行方不明になってしまった。捜査が進むにつれ、十津川は連続殺人が1ヶ月おきに起っていることに着目した。

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  • 危険な遊び
    -
    窃盗の疑いをかけられ、親から叱られた少年たちは、自分たちの無実を証明しようと姉とともにその家族の身辺調査を始めた。調べを進めるうちに、奥さんの行方がわからなくなっている事を突き止めた。奥さん失踪の真相とは……!? すべての謎はそこから始まった。
  • 十津川警部捜査行 神話と殺意の中国路
    -
    出雲から博多に向かう急行列車「さんべ3号」。通称、再婚列車の中で毒物による殺人事件が発生した。しかし、事件は迷宮入りに。ところがスポーツ紙に掲載された結婚記事を目にした西本刑事は、迷宮入りした事件の被害者と記事の人物との奇妙な符号に気づいた。事件は新たな進展をみせることになった。

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  • 死者はまだ眠れない
    -
    調布市で電気店の店主が、京王多摩川の河原で男の死体を発見、通報によって警官が駈けつけた時には死体が消えていた。数日後、国電十条駅の近くで「妻を絞め殺した」と自首した男のアパートの一室からも死体が消え、更に中野区の住宅街でも……死体消滅への深まる謎とその背後に潜む恐るべき真相に、十津川警部が挑む!

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  • 十津川警部捜査行 みちのく事件簿 十津川警部
    -
    一人で温泉旅行を楽しんでいた警視庁の刑事・酒井は同宿の女性にふとしたきっかけで誘われて一緒に露天風呂に入浴した。翌日、その女性が露天風呂で死体となって発見された。知らせを受けた十津川警部は部下が拘置されている弘前署に向かった。

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  • 完本 神坐す山の物語
    NEW
    -
    1巻2,200円 (税込)
    奥多摩の、太古から神を祀ってきた霊山・御嶽山の上にある村。そこにある神官屋敷は浅田氏の実家である。彼が少年だったころ、美しい伯母から聞かされた怪談めいた夜語り。それは怖いけれど、美しくも哀しく、どれも引き込まれるものばかりだった。これら神主の家に伝わる話を元に脚色して書かれた短編を編み直し、単行本未収録作品「神上りましし諸人の話」(あとがきにかえて)と、書き下ろし作品「山揺らぐ」を加え、完本とした永久保存の決定版!
  • あじろ
    -
    1巻2,145円 (税込)
    新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」 頑固な店主と美味しいモツ煮と雑な雰囲気。最高の人情酒場で起きた悲劇とは!? 「あじろ」の常連でマドンナだった真由美さんが、突然失踪してまう。常連の和歌子がライターをしている週刊誌編集部に「真由美はパパ活ビジネスに手を染めている」とう謎の投書が寄せられる。毎日お店に通っていた真由美はしばらく姿を見せていない。心配した常連客と店主が彼女を捜し始めると、その美貌と笑顔からは計り知れない邪悪な一面が見えてくる。 偽りの職業、パパ活斡旋、恐喝……和歌子は彼女の本性を知って逡巡するのだが、やがて真由美は殺されていたことがわかり、あじろに不穏な空気が漂いだした。犯人は常連客の誰かなのか。平和で楽しいはずの酒場の人間関係に何があったのか。 大藪春彦賞作家の鬼才が描く、人情と愛情の居酒屋サスペンス!
  • その意図は見えなくて
    -
    学年の人気者が立候補した生徒会選挙で集まった白票、未解決のままだった部室荒らしの犯人、陸上部の合宿中に消えた少し変わった部員――八津丘高校で起こる「謎」を前に、生徒たちはどうする? 謎が解けても、僕たちの日常は解決しないことがある。思春期の嫉妬や羨望、葛藤を抱えた高校生の姿を描いた青春ミステリー。第42回小説推理新人賞受賞作を収録した連作短篇集。解説・千街晶之
  • 法外捜査 : 1
    -
    1~2巻770~803円 (税込)
    警視庁捜査一課の刑事だった滝沢が、現在、籍を置く組織「秀和」。元警察庁キャリアの来栖によって設立され、他の調査員も、元公安や元陸自特殊任務部隊員など訳ありばかりが顔を揃える。9月のある日、新宿駅東口広場で爆破事件が発生した。捜査一課と公安の特別合同捜査本部が設けられるが、主導権争いと相次ぐ極秘情報のリークで、捜査は停滞していた。来栖の古巣である警察庁刑事局からの要請で、滝沢らは事件を追うが、その背後に「スサノウ」と呼ばれる謎の組織の存在を嗅ぎつける。
  • 記念日の客 <新装版>
    -
    定年退職した水田に嬉しい報告が入る。二十歳離れている、再婚した妻が妊娠したというのだ。それを機に、水田は義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職することに。若きスター・五代ユリのマネージャーとして、仕事にやりがいも覚え順調に見えた第二の人生だったが、華やかな世界の闇に巻き込まれ……。芸能界で次々と起こる事件とその解決にアラ還紳士が奔走! 長編サスペンスの新装版。
  • 恋の謎解きはヒット曲にのせて
    -
    31歳、独身の大谷綾はデート相手と大喧嘩した帰り道、馴染みのバーに足を運ぶ。そこでママのみひろと過去の失恋について話していると、カウンターの隅で飲む初老の男性から声を掛けられる。“センセイ”と呼ばれるその男性は、フラれた当時の綾や相手男性の言動から「失恋したのには別の理由がある」と語り出す。自分が思い込んでいた「フラれた理由」と「失恋の真相」。恋する男女が陥る“スレ違い”を当時のヒット曲や流行、社会情勢を交えて描いた恋愛ミステリー。 ※本書は2021年5月に刊行された『いつものBarで、失恋の謎解きを』を改題・修正し文庫化したものです。
  • 東京ゼロ地裁 執行 1
    -
    1~2巻770~792円 (税込)
    東京地裁民事部の山代忠雄は派手な刑事裁判とは無縁の中年判事。だが、誰にも言えぬ裏の顔があった。その正体は霞が関「東京ゼロ地裁」裁判長――刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しのうえ取り立てる影の裁判所のボスなのだ。いじめの主犯格や極悪レイプ魔など許せぬ未払い人を追う山代は、部下の熱血執行官、歌舞伎町の凄腕美人女医らとともに、ターゲットの金も命も容赦なく強制執行していく。書き下ろしシリーズ第1弾!
  • 「京都寺町三条のホームズ」 読み始め3巻セット
    値引きあり
    -
    200万部をこえるベストセラーシリーズが、大変お得な試し読みセットとして発売! 未読の人は、この機会にぜひ!
  • 五年後に
    -
    大阪の中学校で働く教師の華に、一人の女子生徒が言う。ある男性教師に告白したものの、返ってきた言葉は「五年後に言うてくれたらうれしいのに」だったと。それは華自身が、のちに夫となる啓吾から言われた言葉であり、そして啓吾の命が奪われるきっかけとなった言葉でもあった。「教師」という人間を通して浮き彫りになる嫉妬や悪意、弱さや狡さ。そして、ラストで胸に兆すささやかな希望とは――。第40回小説推理新人賞受賞作を含む、元中学教師による注目のデビュー短編集。
  • 雪月夜 <新装版>
    -
    極寒の根室でくすぶっている幸司のもとに、幼馴染みの裕司が突然現れた。子どもの頃から悪ガキコンビとして知られ、つるみながらも憎しみあっていた。東京で極道になった裕司は、二人の友人である敬二を一緒に捜せと脅してくる。敬二は裕司の組から数億の金を掠めとって根室に潜伏しているという。断てない腐れ縁を抱えた大人たちのドス黒い欲望が剥き出しとなり、暴力と嘘に塗れた救いがたき惨劇が始まる。『少年と犬』で注目を集めた直木賞作家の傑作、魂も凍りつく暗黒小説が新装版で登場!
  • ボス/ベイカー
    -
    1巻1,848円 (税込)
    天才錠前師は盗賊を続けるか、パン屋になるか――。友に放った一発の銃弾が男の運命を変える。どちらの世界の人生を歩んでも結末は、ただひとつ!? 奇妙な並行世界ミステリー、前代未聞の衝撃作が登場!
  • やがて、警官は微睡る 〈新装版〉
    -
    横浜みなとみらいに新規オープンしたホテル、ハーヴェイ・インターナショナル横浜で立て籠もり事件が発生した。犯人は謎の多国籍グループ。周辺の携帯基地局も爆破され、異常な事件の連続に大混乱に陥る警察。非番でホテルに居合わせた警視庁蒲田署の刑事・武本は、新人ホテルマンの西島とともに館内を逃げ回りながらも、かつての上司で神奈川県警に所属する潮崎警視と連絡をとり、孤独な戦いを開始する――。タフガイ刑事とお坊ちゃま上司、武本&潮崎の胸のすくような活躍が堪能できる人気警察シリーズ第3弾、待望の新装版。
  • 十津川警部 呉・広島ダブル殺人事件
    -
    警視庁捜査一課の市橋大樹は、入院中の祖父・勝之介から、青春時代を過ごした呉と広島の写真を撮ってきてくれと頼まれ現地を訪れる。だが、宿泊した旅館で勝之介の名刺を持った男が殺害される。その後、勝之介も急な死を遂げる。大樹は十津川警部と亀井刑事とともに呉と広島に向かう。そこで、勝之介の新たな一面が浮かび上がる。
  • 十津川警部捜査行 わが愛 知床に消えた女
    -
    警視庁捜査一課で十津川警部の部下だった私立探偵の橋本豊に、失踪人捜索の仕事が舞い込んだ。行方不明になった女性は三浦亜紀。橋本は調査を開始するが、亜紀は「ひとりで生活してみたい」という手紙を残していた。亜紀に男の影はなく、手がかりが摑めない。しかし、失踪直前に一千万円の貯金をおろしていた。やがて、携帯電話の通話記録から、知床にいることが判明。現地へ向かった橋本は、亜紀が事故死したという証言を得るがその死に不審を抱き、十津川に協力を要請した。
  • 鬼女の顔
    -
    能面打ち師が拾ってきた顔に傷がある女。その女の素性を調べていくと、京の都に巣くう「鬼」の姿が浮かび上がる(「鬼女の顔」)。都で名高い桜の木を愛でる老貴族を襲った厄災。その背後には南朝の残党が……(「桜供養」)。京の街で土倉(高利貸し)が襲われる事件が続発する。都を騒がす事件の真相とは!?(「去にし時よりの訪人」)。応仁の乱前夜の京の都で観世座の能楽師と訳ありの弟子が人々の心に棲む鬼が起こした難事件に立ち向かう、第36回小説推理新人賞受賞作家、圧巻のデビュー連作集。 ※本作品は2019年4月に小社より刊行された『去にし時よりの訪人』を文庫化に際し改題し、加筆・修正したものです。
  • 維新の終曲
    -
    1巻1,980円 (税込)
    幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は山口県令に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが・・・・・・。維新後の新しい世の中に翻弄される二人の男を描いた歴史ミステリー。
  • パパの愛した悪女 <新装版>
    -
    男と心中すると手紙を残して失踪した母。二年後、十六歳の香織は父の恋人を紹介されるが、その場で偶然に母の心中相手とされる山岸の息子と出会い、山岸が一億円横領容疑で警察に追われていたことを知る。その日から香織の周囲に不穏な空気が漂い始める。女子高生が絡まりあう謎に奮闘する長編サスペンス。
  • 十津川警部 捜査行 湘南情死行
    -
    西本刑事は恋人の塚本恵とデートの最中、真鶴でクルーザーの爆発を目撃。乗船していた宮川拓也とタレントの矢野明日香が死亡した。事故か事件か不明な中、捜査に協力している西本に明日香のファンを名乗る男から、他殺を示唆する手紙が届く。しかしその後、宮川が爆弾を入手した事実が判明し、神奈川県警は心中事件との見方を固める。だが恵だけは、事件の不自然な点に気づいていた……。
  • 十津川警部 外国人墓地を見て死ね
    -
    西本刑事は大学の同級生だった篠塚美奈と久々に会うため、横浜の外国人墓地に出向くが、待ち合わせの墓石の前で女性が刺殺されていた。被害者は篠塚美奈と判明。しかし西本の知っている篠塚美奈とは別人だった。そんな中、新橋のホテルで狩野という男が殺害された。狩野は外国人墓地での殺人事件の関係者らしいことがわかり、二つの殺人事件は複雑な様相を見せ始めた……。
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 【第1章】ガラスの靴の共犯者
    -
    1~4巻385円 (税込)
    日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。』に続き、西洋童話をベースにした連作短編ミステリが誕生しました。今作の主人公は赤ずきん! ――クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。全編を通して『大きな謎』も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません! 本作をもっと気軽に読者へと届ける為に、エピソードごとの分冊版を作成しました。分冊版1は、第1章『ガラスの靴の共犯者』。 魔女に魔法をかけてもらった赤ずきん。シンデレラとカボチャの馬車でお城の舞踏会に向かいますが、途中で男を轢き殺してしまったのです……。 ※興味を持ったエピソードだけ読むのでも面白いですが、第1章から順に読み進めますとよりお楽しみいただけます。
  • 十津川警部 妖異川中島
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    ライバル企業の越後実業と甲州商事。それぞれのワンマン社長は戦国大名の上杉謙信と武田信玄を信奉し、お互い犬猿の仲だった。そこで現代の川中島合戦を催し雌雄を決する約束をした。その最中、両社のホープが立て続けに殺害された。殺人事件の真相は? 十津川警部が捜査に乗り出す。
  • 十津川警部捜査行 日本縦断殺意の軌跡
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    日下刑事の友人でRレコードの新進作詞家・堀井順が、帯広に出かけたまま行方不明になった。堀井の行方を求め、日下は帯広へ。その後、Rレコード所属の演歌歌手・及川くみが自宅マンションで殺害された。捜査に着手した十津川警部は、彼女が帯広行きの航空券を持っていたことを突き止める。北海道に立つ謎の墓標。そこに秘められた真相とは?
  • やさしい夜の殺意
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    両親と喧嘩をして実家を出た久美。身を寄せたのは13年間疎遠だった兄の家だった。彼は郊外の瀟洒な一軒家に、やや翳りのある物静かな雰囲気の美しい妻と暮らしていた。兄夫婦との居心地のよい生活がつづいていたが、底知れぬ不幸は音もなく近づいてくるのであった(『やさしい夜の殺意』)。予測不能のサスペンス短編集!
  • 優しい街
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    探偵の私は、名古屋から上京していた実業家から、娘を捜してほしいとの依頼を受ける。その娘、由はツイッターをやっていて、本来のアカウントとは別に、性的な表現が氾濫する裏のアカウント、「裏垢」もやっていた。私は協力者を得て、裏垢から由の足取りを追う。――現代に浮遊する少女や彼女らを取り巻く大人たちの姿を静かに激しく描いたミステリー。
  • 十津川警部 二つの「金印」の謎
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    首を切断された他殺体が東京・京都・福岡と相次いで発見された。その現場には、死刑宣告文と漢委奴国王の金印が押捺されていた。十津川警部が捜査に乗り出した直後、ある団体の代表が親魏倭王の金印を発見した発表するが……。
  • 虹の向こう
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    刑事からある女性のあとを尾けるよういわれた俺。仕方なく引き受け、その女性の日常をたどることになったが、その女性が向かったのは警察署だった……。日本推理作家協会賞の候補作「影」を含む短編4編を収録。高い文章力と巧みな構成力で一気に読ませるミステリー作品集。事件の裏のまたその奥にある真相とは。
  • 悪夢に架ける橋
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    団地に暮らす専業主婦・浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。ある晩、夢で見た殺害現場が現実のものと分かり、自分に不思議な力があることに気づく。浩枝だけが知っている事件の真相を伝えるべく同窓生の刑事・片岡と連絡をとるが、同時に平穏な生活に影が射しはじめる。ノンストップサスペンス。
  • 十津川警部 南紀・陽光の下の死者
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    池袋警察署の伊熊刑事は管轄区域で起きた未亡人殺害事件を担当していたが、独断専行を指摘され非番を命じられた。南紀白浜に向かう途中、特急「くろしお19号」の車中で男と知り合うが、翌日、その男が殺される。この殺人事件と東京の事件が繫がり、十津川警部は南紀白浜へ向かった。
  • グレイゴースト
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    渋谷署の刑事・篠塚は、祖父が衆議院議員、父も参議院議員という名家の生まれだが、17年前、不正献金の疑いをかけられた父が謎の死を遂げた。その因縁は警察組織に身を置く篠塚に今も影を落としている。渋谷署管内で合成ドラッグ「グレイゴースト」を吸引した者たちが次々に死亡するという事件が起こる。篠塚は正体不明の売人を追うが……
  • 夜警 <新装版>
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    巨大な複合施設〈Kヒルズ〉の夜警である栄田雄一郎は、深夜の巡回中にまるで幽霊のような少女と出会う。少女はヒルズ内の住居で行われている殺人計画の現場に栄田を連れてゆく。その後、栄田と関わる人間たちが次々と不可解な死を迎えるが、いずれも少女が関わっていた。震撼の長編ホラーサスペンスの新装版。
  • ル・ジタン<新装版>
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    女性歌手撮影のため、カメラマンは日本からパリまで同道した。会心の一枚が撮れたと確信した直後、目の不自由なストリートミュージシャンがギターを強奪される。ギターを取り返してくれと懇願され困惑するカメラマン。ギターを奪ったのはネオ・ナチどもだった――。表題作「ル・ジタン」を含む珠玉のミステリー短編集
  • 涼やかに静かに殺せ
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    西新宿のラグジュアリーなホテルにあるバー「バッカス」。そこには夜な夜な怪しげな紳士たちが集まってくる。その中のひとり星名は、ある常連から、最近奇妙な遊びが流行っているという噂を聞かされる。プロの犯罪集団が一般人に悪の手口を教えるビジネスを始めたというのだ。折しも、星名のもとに誘拐された愛猫の捜索依頼が舞い込むが、犯人は、身代金として一万円を社会福祉事業団に送るように要求してきた。人を食ったような誘拐事件に、星名は胸騒ぎを覚える。
  • 越境捜査<新装版>
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    警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼友哉は14年前に起きた12億円を搾取した男が失踪後、死体となって発見された未解決事件の捜査に乗り出すが難航する。真相解明を拒むかのような圧力。それは一体誰が? 神奈川県警の“不良刑事”宮野裕之とともに真実を抉り出す大ヒット警察小説、伝説のシリーズ第一弾。
  • 十津川警部 ストーブ列車殺人事件
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    同人雑誌「北風」の世話人で、F賞を受賞し、有望新人と注目されていた菊地順二が、太宰治の生地の雪原で自殺した。一年後、井上昭は菊地と同じルートをたどった旅に出た。そこで、同人たちで立てた墓標に死にまつわる文字を発見。菊地の死の謎を解くには、自ら手記を書くことと考え「北国」に掲載した。それに応える形で、同人たちもそれぞれの思いを綴った手記を発表する。その頃、F賞の予選委員である文芸評論家の岡本裕三が殺害された。捜査に乗り出した十津川警部は……。
  • 十津川警部 「子守唄殺人事件」
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    銀座のクラブのママが殺された。死体の口にはおしゃぶりが、胸には子供をあやすでんでん太鼓が置かれていた。さらに演歌歌手が殺され、この死体の口にもおしゃぶりがあり、胸にはこけしが置かれていた。奇妙な遺留品は、日本各地の子守唄を暗示していることに注目した十津川警部が、連続殺人の謎を追う!
  • 本日もセンチメンタル<新装版>
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    成屋詩織、十七歳はひと一倍感激屋の女子高生。そんな詩織がデートの最中、強盗事件に巻き込まれ、おさな妻・啓子と赤ん坊の二人を引き取ることになってしまった。ところが、その母子が次々と成屋家から蒸発。しかも啓子は暴力団の娘だったから大騒動!! 長編ユーモア・ミステリー。
  • 十津川警部 篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ
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    新宿西口バス爆破事件に巻き込まれた作家志望の北村悟は、思いがけないことから大金を手にした。それを機に、長編小説を完成させるために長野へ取材旅行に赴いた。そこで出版社を経営する親娘から意外な申し出を受け、ますます意欲的に作品の完成を目指すが、そこには、数奇な運命にもてあそばれる人々が……。
  • フルコース夫人の冒険 <新装版>
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    カルチャースクールを次々と渡り歩き、「フルコース夫人」と呼ばれる主婦・中沢なつきに突然舞い込んだ娘との映画出演の話。平穏だった日常は一転し、撮影に忙しい毎日を送るなか、夫が女優と浮気し、そして殺人事件も起きてしまい……。この母娘、どうやって難題を乗り越える!?
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。 分冊版 : 1
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    1~5巻275円 (税込)
    昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる! ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!? 「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ! ミステリの新たな地平を拓いた本作をもっと気軽に多くの読者へと届ける為に、エピソードごとの分冊版を作成しました。分冊版1は、『一寸法師の不在証明』。お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めておりました……。
  • スパイは楽園に戯れる
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    突然、目の前に現れた見知らぬ男は少年に言った。「世の中のためになる人間――誰かの役に立つ人間になれ。大切なのは何のためにそれが必要か、ということだ」と。そして月日が流れ、少年は政治家になった。情報分析員の葉山隆は、HUMINTとして、ある男の調査を始める。真実に近づくことは、前途有望な若き政治家の人生を翻弄することにもなるとも知らず……。大藪春彦賞受賞作家が放つ、本格スパイ小説!
  • 棟居刑事の証明
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    政財界に大きな影響力を誇っていた大物総会屋・税所重信の変死体が雑木林で発見された。捜査の過程で棟居刑事は、夏の終わりに海で偶然出会った六人の男女と、思いがけない再会を果たす――。人間の本質に鋭く迫る著者会心の長篇ミステリー。
  • 十津川警部 家族
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    十津川警部に辞表を提出して失踪した田中刑事。飲酒運転で人を轢いて死亡させ、遺体を奥多摩山中に埋めたという弟を助けるための決断だった。十津川が捜査を始めたが、捜査の進展とともに、弟が埋めたはずの遺体が消失。さらに、田中家を監視する謎の男や兄弟の犯罪を告発する手紙までが捜査本部に送られてきた……。
  • 十津川警部 哀しみの余部鉄橋
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    西落合のマンションで、歌舞伎町で働くホステスの中村愛が絞殺死体で発見された。十津川警部が現場に到着すると、初動捜査班の警部から、捜査は慎重にやった方がいいぞ、と忠告を受ける。なんでも、十津川警部と同期の高橋警部が、被害者と親しくしていたということで、その後、高橋警部は被害者との関係をあっさり認め、事件当日のアリバイも交番の巡査によって証明されるが……。
  • 十津川警部 愛と祈りのJR身延線
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    私立探偵・橋本豊は、身延山参詣の旅に出て予定日を過ぎても戻らない叔母・緒方みさ子が心配になり、旅行会社に問い合わせた。旅行には、その会社の早田敬子が同行していたからだが、早田という社員はいないと言われる。しかしその後、橋本はホテルで早田と男性を見かけたが、その男性が刺殺され、十津川警部が捜査に乗り出した。殺人事件とみさ子の失踪は関連があるとみた十津川は身延山へ。そこで、善意の人々を欺く、ポストマンの存在を知るが……!?
  • 十津川捜査班の「決断」
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    盛岡発宮古行「快速リアス」の車中で荒木圭介が毒殺された。荒木はインターネットの仕事探し掲示板で見つけて引き受けた、怪しげな仕事の最中でのことだった。一方、六本木のクラブママ、山本由佳里殺害容疑で逮捕された原田健太郎は、事件当夜、荒木と会っていたとアリバイを主張。二つの事件解決のため、同じ列車に乗った十津川警部が気づいたこととは……!?
  • 十津川警部 高山本線の昼と夜
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    飛騨高山の屋台会館で画家の緒方幸太郎が殺害され、彼の描いた「春の高山祭」という大作が盗難にあった。さらに東京で、美術学校の後輩画家の橋本誠も殺害された。捜査を任された十津川警部は岐阜県警と合同捜査に乗り出す。
  • 学園×封鎖
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    ある昼下がり、平和な高校がテロリストに占拠された。テロリストたちは謎の生物兵器を所持しており、重傷を負ったテロリストの女リーダー、鬼灯は、生物兵器のウィルスを自らの体に注射させた。 それは、自衛隊すら侵入を躊躇させる危険なものだった――テロリストと生徒たちによる、命がけの戦いが始まった!! E☆エブリスタ発、大人気学園サバイバル。
  • 青春の十字架
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    警視庁警護課のSP・寒川は、捜査一課・棟居刑事の大学山岳部時代の盟友。その寒川の妹・加菜が、奥飛騨山中で遺体となって発見された。フリー記者だった加菜は何を追っていたのか。独自に調べを進める寒川は、事件の背後に、自分の警護対象者である国土交通省大臣の存在を知る。
  • ステイ・ゴールド
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    1巻1,320円 (税込)
    男はなぜ、刑事をやめたのか。そしてなぜ、犯罪に手を染めたのか――。大型輸送トラックの荷を強奪するために集まった男たち。その中に、ある出来事がきっかけで警察をやめ、姿を消した刑事がいた。そしてその刑事の相棒は、彼を探し続けていた。二人の刑事を軸に、犯罪とそれにまつわる人間ドラマを濃厚に活写したミステリー。『晩夏光』『枯野光』で、香港の暗黒社会に住む男たちの熱い姿を描いた著者が、故郷・京都を舞台にして紡ぐ、愛と友情の物語。
  • LOOP THE LOOP 飽食の館(上)
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    1~2巻605円 (税込)
    『望んだ物が何でも手に入る』という不思議な館に囚われた12人の男女。互いを「家族」と呼び、仲良く暮らす彼らだが、そんな平穏な日々は一人の「家族」の死によって終わりを迎える。膨らむ猜疑心。増えていく犠牲者。犯人は誰なのか、事件の真相は? 【究極の飽和状態】が生み出す、惨劇と絆の物語が幕を開ける。三度の舞台化&200万超DLの人気ミステリー・サスペンスゲーム、待望の小説化! ※Kate書下ろしの新作特典エピソード「revolver -藍川拓都の場合-」が遊べる開錠パスワードも収録されています。
  • 探偵・竹花 帰り来ぬ青春
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    竹花のパリ時代の旧友で、有名作家の国分英二郎の遺体が軽井沢の別荘で発見された。警察は自殺と決めつけ、事件とはならなかったが、竹花は現場の状況に違和感を感じた。やはり自殺を疑う国分の娘・麗子の依頼で調査を開始した竹花だったが、事態は意外な展開に!
  • 棟居刑事の見知らぬ旅人
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    自衛隊第1空挺団OBで、現在は代行業を営む降矢浩季のもとを学生時代の恋人・優子が訪ねてきた。妹の真美子が失踪し、その捜索を依頼しにきたのだ。真美子のマンションを調べた降矢は、彼女が「特殊接待」の仕事に就いていたらしいこと、さらには恋仲だったホストまで突如姿を消していることを掴む。折しも、某国軍事政権ナンバーツーが来日中に急死。二人の失踪はその死と関係しているのか? 降矢は事件の陰に招聘元の八紘商行と、暴力団・笠松興業が潜んでいるのに気づく。
  • ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿
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    始末書を乱発している若き刑事・畑山理恩。捜査本部長に減らず口を叩いたり、異常な食い意地で騒動を起こしたり、出かけるたびに迷子になったり……。だが推理だけは超一流! 理恩をバカ扱いする部下の寒山拾得とともに、4つの難事件に立ち向かう。笑いはたっぷり、謎解きはしっかりのコミカル・ポリス・ストーリー!
  • 十津川警部 修善寺わが愛と死
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    元・六国デパート副社長秘書の十文字多恵子が自宅マンションで絞殺された。十津川警部は、被害者の分不相応な豪華マンションでの暮らしに不審を抱くとともに、多恵子が書いた「修善寺わが愛と死」という小説に興味を持った。その小説は、鎌倉幕府三代の興亡にことよせて、社長が次々交代している六国デパートのお家騒動を描いているようだった。十津川は、事件の背後にうごめく闇を追い始めた。
  • LIFE
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    幼い頃から共にボールを蹴ってきた修平、文雄、靖春の三人の人生は、高校三年のインターハイでのひとつのプレイをきっかけに一転する。――22年後、現役のプロサッカー選手として未だ戦い続ける修平の前に文雄が姿を現したことに、警察官となった靖春は警戒を強める。文雄はサッカー賭博をシノギにしており、中国の黒社会との付き合いも噂される捜査対象者だった。修平のキャリアを守るため、文雄を調べ始めた靖春は、やがて、22年前に端を発する殺人事件に辿り着く――。逃れられない過去に苦しみながらも、人生に立ち向かう男たちを描いた激情と慟哭のクライムノベル。
  • 十津川警部 欲望の街 東京
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    警視庁内の仮眠室で、十津川警部の部下である長谷川刑事が拳銃自殺をした。長谷川刑事の奥さんから遺書を見せられた十津川は、戸惑いを隠せなかった。しらない間にベテラン刑事を追い詰めていたのか……。自責の念にかられた十津川の姿に、亀井刑事が行動を起こした。
  • 棟居刑事の永遠の狩人
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    戦場カメラマンの大城は、留守中に妻子を惨殺されたことで生きる気力を失い熱海に隠棲したが、隣人の芝田から、千種という少女を彼が属している組織の本部がある金沢までエスコートするよう依頼される。救命組織ライフリンクの活動に共鳴した大城は金沢に滞在するが、スタッフの樽井がヤセの断崖下の海で死体で発見される。一方、警視庁捜査一課の棟居は、捜査本部が解散した後も大城の妻子が殺害された事件が気にかかっていた。
  • 十津川警部 浜名湖 愛と歴史
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    カメラマンの柳下久美子が代田橋の自宅マンションで何者かに殺害されていた。被害者は浜名湖にまつわる終戦の日の出来事を取材していた。その当時の資料を持っているという野中誠太郎の名刺が発見され、十津川と亀井は野中に会いに浜松へ向かった。そこで、終戦の日に起きたさまざまな出来事や秘話をきき、十津川警部が70年の時をへて明かされる真実を暴く。
  • 誉生の証明
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    スキーバスのダム転落事故から生還した四人の男女は、八ヶ岳の山荘で共同生活を始めた。名誉ある余生を送ろうと、山荘は「誉生荘」と名づけられた。ところが、近隣に新興宗教の施設が建設され立ち退きを要求される。さらには、迷彩服を着た正体不明の集団や暴力団の影がちらつき、夜間に銃声も聞こえるようになる。彼らは、人生の誇りを賭けて敢然と立ち向かう。
  • 十津川警部 推理行
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    渋谷のラブホテル街で、下着姿の女の転落遺体が発見された。警察は殺人事件として渋谷警察署に捜査本部を設置、十津川が捜査の指揮を任された。被害者と一夜をともにした男を容疑者として尋問するが、その供述内容には疑問が多かった。事件の鍵は被害者にありと睨んだ十津川は身辺捜査に重点を置いたが、新たな殺人事件が!? 短編集。
  • 十津川警部 十津川と三人の男たち
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    駒沢の公園で羽田自動車社長・羽田五郎が改造拳銃で射殺された。十津川警部が捜査に乗り出すが、その後、軽井沢で強盗殺人事件が発生し、丸田幸恵が殺害された。警視庁と長野県警の合同捜査になり、やがて二つの殺人事件の容疑者として三人組のお笑いタレントの身柄を確保し、取り調べが始められた。が、捜査が進むと意外な事件の真相が浮かび上がってきた。
  • 棟居刑事の青春の雲海
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    公園の片隅で発見されたホームレスの死体。身元不明の被害者を洗う警視庁捜査一課の棟居は、八年前の迷宮入り強盗殺人事件との関係に気づく。北アルプスに端を発する二つの事件を繋ぐ糸を手繰るうちに、棟居刑事は思わぬ邂逅と新たな凶悪犯罪を引き寄せてしまう。青春山岳ミステリー。
  • てのひらに爆弾を
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    都心で市民を狙った爆発事件が発生。爆弾が仕込まれたのは携帯電話だった。犯人は通信会社に5000万円を要求するが、その後動きを止めてしまう。時間ばかりが経過し、苛立つ捜査陣を嘲笑うかのように、事件は思いがけない方向へと転がっていく――。『そして粛清の扉を』の著者が放つ迫真のクライム・サスペンス!

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