74axizさんのレビュー一覧
レビュアー
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戦いの後はサービスシーンだ!
前巻にて砂漠のエルフの国での激しい戦いを終えたキズナレッド一行は、次の目的地である外大陸と、海を渡る船のある港町を目指すことに。
されども異常事態が多発するこの世界では、何もせず直行というわけにはいかず、途中あちこちに寄ってその地で起こった問題を解決していかなければならない。
エルフの国の名物温泉で戦いの傷と疲れを癒し心機一転して、次の目的地に向けた旅路を行き始めたレッド達は、途中レッドの知り合い達と会ったりしながらも途中の町に寄ってそこで起こっている異常事態に対処することに。
しかし敵の力でレッドが子供にされるピンチを経て、危機に陥る一行は、されどもこれまでに繋いできた絆の力がレッドを復活させ見事に敵を撃退。されどもレッドはその過程で敵が襲ってくる理由を知り、敵と分かり合えない悲しみを持ち、更にこれまで以上の脅威を予想させる強敵の存在を知覚して危機感を抱く。更に味方内でも方向性の違いで対立しそうな気配が出始めて……
と、あらすじの解説はほどほどに、今巻ではこれまでとある経緯からギクシャクした仲だったテルティナとシャウハの関係が、テルティナの態度の変化によって改善の兆しを見せることに。これまでシャウハのやり方に反発して啀んだ態度を取っていたテルティナですが、レッドとの交流を経て他者の能力を素直に受け止めることを心がけ始めたことで、シャウハの才能の良さを称えられるように。それに気づいたシャウハは突然の告白に動揺して、つい照れてしまいます。まだ良好と五言い難い両社の仲ですが、今回の件を機会に心の距離を縮めて絆を結んでいけるかもしれません。
そしてレッドの意外な私生活も判明。食玩をついつい集めてしまうという本人曰くちょっとオタクっぽい習慣を持っていたレッドですが、そのことで収集癖に心悩ませていた敵を諭し、心を癒すことができました。どんな趣味でも誇りを持って周囲に理解の輪を広げていくことの大切さは、多様な価値観を持つ現実の現代社会においても重要な話だと思います。 -
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あの伝説の外伝が返ってきた
かつてその物語構成の秀逸さから金田一少年ファンのみならず一般の漫画読み好事家らにも注目を受けた時の話題作が返ってきた!
時代は令和4年こと2022年、金田一少年の事件簿が30周年を迎える年、かつてマガポケで連載され単行本第10巻にて大団円を迎えた金田一少年の外伝作品である犯人たちの事件簿が復活した。
今回は旧シリーズから零れた「剣持警部の殺人」「錬金術殺人事件」「ゲームの館殺人事件」の三本立てで物語が展開したが、今回は金田一シリーズの30周年を祝うご祝儀的性質を持つため、随所にそのことを祝うコメントや、今後ともシリーズが円満に続いていくように祈願した応援などがちりばめられている。即ちファンによる応援レターのようなものといえ、この作品を読むことで作者と読者が一身になり金田一少年シリーズを応援できると感じた。
この作品は原作本編ありきの外伝であり、本編が続く限りまた復活する機会が訪れるかもしれない。 -
すぐ使える!! オナホ完全マニュアル
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傭兵たちは弱者たちの為戦う
元刑事の最強傭兵藤堂浩志とその仲間たちリベンジャーズの活躍を描いた傭兵代理店シリーズ三期目。
今回は2021年に起こったタリバンによるカブールの陥落事件を題材に、混乱のアフガニスタンの地にて傭兵たちが日本人邦人救助のために奔走する姿を描きます。
他国の情勢変化に迅速に対応できない日本政府を尻目に、傭兵たちは今回も虐げられる弱者たちのために立ち上がるというのが大まかなあらすじですが、タイトルこそ邦人救出となっているものの、今回のリベンジャーズたちの主な動きとしては邦人だけではなく、日本政府の国際支援によって日本と関わることとなった現地のアフガニスタン人たちもまたタリバンの魔の手から守るために奔走。
日本政府の救いの手から零れた者たちを掬う受け皿として、侵攻してきたタリバンと対抗していきますが、テロや内戦に翻弄される人々の姿が文章を通して、正義とは何か、平和とは何か、とそんな問いを投げかけられたように個人的には受け取りました。或いはそれは傭兵代理店の作風であり、シリーズ全体に鋳込まれたテーゼでもあるのでしょうが、それはそれとして理不尽に毎度立ち向かっていくリベンジャーズ達の活躍はスタイリッシュで格好よく、爽快感を感じさせる描写になっています。
社会問題をエンタメに落とし込んだ出来の良い物語です。 -
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明かされるレッドの過去は暗い黒
この巻で明かされるレッドの過去は、暗さを持っていた。両親が事故で死んだこと、仲間が死んだこと、また居候先の家の同年代の少年、レッドの友人が、レッドに対して後ろめたい感情を抱えていたことなどだ。
その過去と共鳴するように、現在のレッドに迫りくる危機。新たな強敵を前にレッドが使ったのは、これまでよりも更に強力な力、キズナブラックへの変身。その力は凄まじく、新たな敵すらも瞬く間に退けさせたものの、キズナブラックにはある欠点があった。それはキズナブラックに変身すると、レッドの理性が消失し本能的に周囲を無差別攻撃する暴走を引き起こすことである。敵の撃退もつかの間、今度はレッドを倒さなくてはならなくなった仲間たちは、必死で応戦しなんとかレッドの理性を戻すことに成功する。
これまで善良な存在であったレッドが一転、闇を孕んだ危険人物になったことは物語の転換点である。このまま問題を抱えたまま戦いを続けていくのか、それとも克服してブラックの力を制御できるようになるのか、今後激しさを増していくであろう戦いにおいて、その点が重要となるであろう。
さて、そんなこんなで敵を倒して一先ずエルフたちの問題を解決したレッド達には、次の目的が示される。されどもその道中にはレッドにとっては苦難となる障害を孕んでいるようで、果たしてレッドはこの世界を救い、元の世界に帰還することができるのだろうか。
物語はまだまだ終わりを見せない。 -
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ひかりの帰還、そして
アニメ版レヴュースタァライトの外伝。今巻は華恋に再開する前のひかりが夢で恋と逢瀬する不思議な話や、真矢が合宿で遭遇した奇怪な出来事、みんなの人気者クロディーヌがみんなに花よ花よと愛でられるお話に、ばななのお悩み相談、そしてテレビアニメ版最終話でひかりがみんなの前に帰還してからエンディングの聖翔祭が始まるまでの間に起こった、クリスマスでの出来事が描かれます。
基本的には面白いのですが、ひかりの夢の話と真矢が合宿で幽霊と遭遇する話は尺が足りなかったのか、ストーリー描写が不十分だったと感じます。ひかりの夢の話は仲間たちが普段とは違う姿で出るのはよかったのですが、それを描くのに尺を取りすぎて後半が駆け足すぎたし、真矢が幽霊と出会う話はオチまでの持って生き方が弱く、もう少し幽霊の設定を掘り下げたり、ラストの展開を捻ってくれればと思いました。
ただ最後の話で日常を取り戻したひかりと華恋たちが、テレビアニメ版で繰り広げられた激しいバトルから解き放たれたかのように、ほのぼのと日常を過ごして終わったことは、レヴュースタァライトという波乱万丈の物語に平穏な終わりという区切りをつけてくれた、という点で素晴らしかったです。 -
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二年生編開幕!
24巻まで続いた一年生編が終わり、今巻からは二年生編が開始。学年が上がった入間君とアブノーマルクラスの仲間の面々が新しい授業にわくわくしたり、後輩である新入生キャラが登場したりと、一層盛り上がりそうな雰囲気である。
魔王候補者としての責務を背負いながらも、学生としての生活もある入間君。いやむしろ現状では学生として活動していく方が本筋であるといえるが、そんな彼をよそにして裏では彼の身を狙うものも暗躍しており、今のところ何も気づいていない入間の気の抜けた態度が不安を煽りすらする。
敵であるシーダが入間君に近づき、何かが起こりそうな予感を予期させる。シーダは何者なのか、敵の最終目的とは?そのような謎を生み出しつつ進行する物語。入間君が全てを解決してくれることを期待する。 -
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成功、挫折、そして次の挑戦へ
花会社の女社長からの厳しい挑戦状に対し、努力で対抗するトリリオンゲーム軍団。
中に人の入ったインチキAIを、お客の意見を参考に改良していってついに目標を達成。
成功の喜びもつかの間、大手のドラゴンバンクが巨大資本を元手にAI市場に参入してきて、結果トリリオンゲームの築き上げた成功は容易くかすめ取られ、破壊されてしまう。
大手の圧倒的な力を前に落ち込むガクとリンリンであったが、ハルは次なる目標を打ち出した。
「娯楽とメディアを制して稼ぐ」。一見無謀に見えるこの策を、ハルは意外な方法で実現しようと画策し、新しい協力者の力も加えて動く。
未だにハルが億万長者を目指す理由は明かされないが、幾つかハルに関する気になる描写もチラホラと出てきて、彼の謎を掘り下げることもまたこの作品の裏のテーマとなりそうだ。一体ハルは何者なのか?ガクと組んだ理由、そして最終的な目標は何か?その謎を早く知りたい。 -
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書籍版のその先へ
WEB小説として始まったライブダンジョンは、書籍化を経て漫画化した。しかし、残念ながら書籍の方はWEB版の中途までを書き直して出版が途切れてしまった。
しかし、今回の漫画家ではやってくれた。書籍版で描かれなかった、WEB版にあった続きの展開が執筆されたのだ。これは作品のファンとしては非常に行幸な出来事である。
しかも、単にWEB小説版を漫画に置き換えただけではなく、WEB小説とは違う漫画オリジナルの展開が加筆された。おかげでこちらとしても新しいものを見る気持ちで作品を追えた。原作者及び作画担当に感謝。 -
現代人に与えられた最高の癒し
異世界から日本にやってきた(目的は文化などの調査)エルフ女騎士コロエが、ブラブラしながら見つけた飯屋にフラッと立ち寄ってご飯を食べるのがおおよそのストーリー。この辺りの落ち着いた空気感は飯マンガの先達である『孤独のグルメ』の井之頭ゴローを彷彿とさせる。
ただ、孤独のグルメと違うところは哀愁感のないところ。むしろコロエの思考は食事を含めた人生に対する喜楽の感情が大半を占め、よいも甘いも知り尽くした渋いいぶし銀の井之頭ゴローとは対極とさえいえる。
演出上の特色としては、ミスター味っ子や食戟のソーマのように食べ物の美味しさをメタリアル的に描いたシュールな絵面を駆使している点。
といっても例に挙げた二作品とは違い、演出はあくまで食べ物によって感動したコロエの精神的内面を現象化するにとどまり、現実に影響を及ぼしているというわけではない。肉体上、物質上に現れる表情などの実際的な変化と、内面における精神的変化とを分離させることで、奇々怪々なるイメージを異物感なく成立させているといえる。所謂日常系作品の描き方に寄っているといえるだろう。
個人的に一番良いところはキャラクターのデザイン。作品内の女性キャラは皆可愛らしく描かれており見ていて癒される。
孤独のグルメのドラマ版において、OPにて流れるナレーションにこういう下りがある。「時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。誰にも邪魔されず、気をつかわずものを食べるという孤高の行為。この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒やしと言えるのである」。かの作品が、時間や社会の拘束を抜け出した井之頭ゴローの癒しである孤高の食事の場面を通して視聴者にもまた癒しを与えるかの如く、この作品もまたかの作品のように、時間や社会に囚われた我々現代人に与えられた最高の癒し、その一端と言えると断言させていただきたい。 -
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過激なショートギャグの連発!
この作品はニックとレバー、二人のガイジンが日本での暮らしの中で繰り出す過激なギャグが連発する作品である。
基本的には1ページから数ページ程度のショート作品から構成されており、ネタ振りからオチ回収までがとても速い。
ギャグのタイプとしては、トゥーン(漫画)であることを利用したメタネタが多く、トゥーン的なアイコンやコマなどがうまくギャグに活用され、落とし込まれている。コマとコマを跨いだり、トゥーン的なアイコンを道具として活用するなど。
命の価値が軽く扱われている描写など、グロテスクさがあるもののそれも含めてギャグとなっている。
日本で暮らすガイジンを通して、日本文化の不条理さを描き出す点も秀逸。また逆に外国文化の不条理さも並行して描かれており、ギャップによる笑い、シュールな笑いの場が形成されている。 -
ある意味宇宙規模のラブコメだ!
宇宙開拓を押し進める人類がついに初めて遭遇した「異星人」クリーラは戦いを崇める女のみの生命体だった
人類を上回る科学技術を持ちながらも、「対等な戦い」を尊ぶ彼女らは人類にも戦いを挑んでくる
戦わなければ生き残れない過酷な戦争が幕をあげた・・・・・・
敵役が女で熱烈な好意を持って迫ってくるなんて、これはラブコメってやつですね(汗)
クリーラ人は皆クリーラ人固有の哲学に基づいて情熱的かつストイックに生きていてかっこいいです
文明が進みすぎた故か、もはや叶うべくもない異星種族との対等な戦いに情熱的な幻想を抱く彼女らは、本気を出せば人類など容易く全滅させることができるにも関わらず、敢えて人類の文明レベルに自らの武器の質を落としつつ、趣味として剣や手裏剣による格闘戦を地球人に挑んでくるのです
そんな彼女たちの侵略に、人類が死力を尽くして立ち向かう様がまたかっこいい
難しいことは考えずノリを楽しむべき作品 -
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異世界で冒険を実況配信!
突出異世界に召喚されてしまったオンラインゲーム趣味の青年努は、召喚先の異世界の環境に戸惑いながらも、共に冒険することになった現地人の仲間、ガルムとエイミーを引き連れて、人類未到の神のダンジョンの奥底を目指す
色々ありながらも仲間との親好を深めていく中、努は二人がまだ乗り越えられていない強敵モンスターのシェルクラブを打倒する案を提案し、遂に実行に移すことに
元の世界でのゲームの知識を活かした作戦で、不可能だと思われていた強敵モンスターの打倒を成した努とその仲間たちは、互いの絆を更に深めつつ、次の段階へと突き進み始める
その動向によって、この世界に僅かだが確実に変化をもたらしたことを、当事者の彼らが知るのはもう少し先のこととなるが、当面の間はそんなことなど関係無しに物語は進んでいきそうである
主人公が仲間と親睦を深めていく様が面白く描写されていたと思う -
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ゲームの実況配信を異世界で
実況配信機能のついたオンラインRPGゲームをプレイ中だった主人公は、突如謎の存在にみいられて、そのゲームそっくりの異世界に召喚されてしまう
ゲームと共通点が多いために攻略情報の知識を活かすことができる異世界で、主人公は元の世界に帰る方法を探してこの世界を探索していく
基本的に主人公の常識と異世界の環境とのギャップを面白おかしく描いているのだが、特に、主人公を始め作中の人物が活躍すると異世界のあちこちに設置されたモニターにその様子が実況配信され、世間の話題になるという描写が話に花を添えている
今回はまだ序盤なので実況配信の描写は少なめだが、次巻以降は本格的になっていくので、興味がある方は読んでみてはいかがだろうか -
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今回で取り敢えず一段落?
収録エピソードは「ファイル15異人館ホテル殺人事件」「ファイル16墓場島殺人事件」「ファイル17速水玲香誘拐殺人事件」「ファイルEX氷点下15度の殺意」「ファイルEXオーナーの事件簿」の5本
ファイル17で原作のFILEシリーズでネタにできそうなものはほぼやり終えたらしく、次巻以降からはCASEシリーズもネタとして使われるようです
盗作騒ぎと内容の凄惨さでギャグネタにしづらい「異人館村殺人事件」はやはりエピソード化できなかったよう
頁の調整の為か、短編シリーズの「氷点下15度の殺意」とシリーズ新作「金田一37歳の事件簿」の宣伝の為に描かれた番外編「オーナーの事件簿」も収録
「オーナーの事件簿」は前巻に収録されていなかったのでいつ収録が来るのか心配でしたがかなり早く来てくれました
面白かったので次巻も期待です -
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侍東京に来るの巻
ひょんなことから現代日本にタイムスリップしてしまった江戸時代の賄頭・平山堅衛門は、うっかり元の時代への期間方法を失ってしまう。
奇妙な腐れ縁で繋がれた銀次の元に辿り着いた平山は、彼の元で生活することに。
地頭のよさからか、意外なほどすんなりと現代の文明に馴染みながらも、元の時代に残した家族の身を案じて少し感傷的な気分も持ち合わせているのがちょっぴり切ない。
そんな話を挟みながら、江戸では平蔵、現代では平山という力強い相棒を得て、銀次の料理道はますます極まって行く感じがします。
それにしても、タコの卵は美味しそうでした。私も食べてみたいです。 -
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和菓子でイケメンをお助け!
両親が飲食店を経営していた影響で料理に少し精通している部分がある女の子(18歳)が、受験した大学の合格発表の帰りに突然事故に遭い、気が付いたら肉体が地球でない世界で生まれた王女様(12歳)のものになってしまっていて、理解を越えた状況の変化に戸惑いながらも自身や関わり合った周囲の人々の為に奮闘していくお話。
主に話を引っ張っていくのがヒーロー役のリヒャルト皇太子と敵役のティアンネ陣営で、物語はこの二つの対立と、ヒーロー側の家族関係の修復に焦点があてられますが、敵役のティアンネ陣営の行動は作中でも説明されているなど明確で、主人公が巻き込まれるのに説得力があるのですが、反面ヒーロー役のリヒャルトの行動が割と唐突で説得力が足りないのが残念。
分かりやすく言うとヒロインのことが好きかどうか、好きならその理由はって事です。
ヒロインのピンチに颯爽と駆けつけて助けてくれるのはいいんですが、何故そうしてくれるのか、主人公を大切に思う一番大きな理由が不明瞭で、第三者から見て安心して見ていられない、信用できない怪しい人物になってしまっていると感じました。
この物語に必要なのは、異世界から転生してきて、この世界で本当に心許せる存在のない主人公の心の支えとなてくれる存在だと思いますので、この作品が続くのなら、リヒャルト皇太子がそういうヒーロー役になってくれることを期待します。