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両親が飲食店を経営していた影響で料理に少し精通している部分がある女の子(18歳)が、受験した大学の合格発表の帰りに突然事故に遭い、気が付いたら肉体が地球でない世界で生まれた王女様(12歳)のものになってしまっていて、理解を越えた状況の変化に戸惑いながらも自身や関わり合った周囲の人々の為に奮闘していく...続きを読むお話。
主に話を引っ張っていくのがヒーロー役のリヒャルト皇太子と敵役のティアンネ陣営で、物語はこの二つの対立と、ヒーロー側の家族関係の修復に焦点があてられますが、敵役のティアンネ陣営の行動は作中でも説明されているなど明確で、主人公が巻き込まれるのに説得力があるのですが、反面ヒーロー役のリヒャルトの行動が割と唐突で説得力が足りないのが残念。
分かりやすく言うとヒロインのことが好きかどうか、好きならその理由はって事です。
ヒロインのピンチに颯爽と駆けつけて助けてくれるのはいいんですが、何故そうしてくれるのか、主人公を大切に思う一番大きな理由が不明瞭で、第三者から見て安心して見ていられない、信用できない怪しい人物になってしまっていると感じました。
この物語に必要なのは、異世界から転生してきて、この世界で本当に心許せる存在のない主人公の心の支えとなてくれる存在だと思いますので、この作品が続くのなら、リヒャルト皇太子がそういうヒーロー役になってくれることを期待します。
Posted by ブクログ 2020年09月01日
突然前世の記憶を取り戻したヴィオラ。何故このタイミング。とは言いたくなるけれど、取り戻せたのは良かったのかも。12歳のヴィオラより、自分の家族のことを冷静に見られるから。リヒャルトとは年齢差のせいか、もどかしいほどぎこちなくなることもあるけれど、少しずつ一緒にいることに馴染んでいっているのが楽しい。...続きを読むヴィオラのことを心から心配してくれるニイファもいるし、これからもみんなで楽しいご飯を食べられるといいな。と思った。
自国の戦後処理のため、戦争を仲裁した帝国へ人質として送られたヴィオラ姫。
味覚が敏感で食べたモノに使われた食材がわかる、元日本人(転生者)
その味覚により弱っていた皇妃を毒から救い、リヒャルト皇太子の信頼を得て、その母親の皇妃とお昼を囲むようになる。
儚げだった皇妃が徐々に気力を取り戻し、...続きを読む皇太子を支えるために自分のできることをしようとする様がかっこいい。
皇帝を手のひらで転がせるようになるまでたくましくなりました。
この皇帝、最高権力者らしく絡みづらいキャラクターですが、強くなった皇妃に逆らえない様は序盤の意趣返しのようですっきりします。
話が、盛り沢山過ぎて、頭がついて行けない……(笑)
ラノベでしょ~~?もう少し、単純な話でも、良いと思うんだけど……
今は、あれもこれもと、事件が多過ぎて……異世界トリップの話?料理の話?国家の権力に関する陰謀の話?
何が、どう、解決していくのかな?