あらすじ
死体を操る魔法で自爆テロを敢行させるという残酷な計画を企てた魔法師・顧傑(グ・ジー)は、気配を消して日本に潜伏していた。この自爆テロ事件によって、世論が魔法師を糾弾しはじめ、人間主義の勢力が勢いづく中、十師族は黒幕の捜査を決める。克人、真由美、将輝と協力して達也は顧傑の行方を探す。米軍最強の魔法師部隊スターズのナンバー・ツー、ベンジャミン・カノープス少佐も参戦するこの『顧傑』争奪戦は、思わぬかたちで達也を『激怒』させ……!
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アクションシーンとそこにいたるまでの展開、そのあとの余韻がうまくつながっていたと思う。
エリカと達也の対決は切なくありつつも過度に感傷的になっていないのが良かった。
Posted by ブクログ
師族会議編最終巻。
メインストーリーとしては、達也の活躍で十師族チームがグジーを追い詰めるも、軍、四葉のスポンサー、警察などの様々な思惑が絡み合い、最終的にはUSNAがうまいこと目的を達成する形でグジーを殺害して終わり、ということになりました。
わかってはいましたがやっぱり、千葉兄、残念でしたね。エリカと達也の決着のつけ方が入ったのと、藤林さん短編があったのが何となく救いかな。
後は、作者あとがきにもありましたが、これまでの敵のボスキャラが退場する形になって、今後は十師族内の対立やら、ほかの外国勢力との闘いに向けての伏線貼りが所々にあったという感じでした。