あらすじ
ルビア王国での予期せぬ強襲から離脱し、無事にベルトラム王女姉妹をガルアーク王国城へと送り届けたリオ。一連の不穏な動きについて国家間での情報共有が進む中、リオは度重なる功績の褒賞として、ガルアーク王城内にある屋敷を下賜されることに! さらに好意を隠そうとしないガルアークの王女シャルロットが、リオに猛烈なアプローチを仕掛け――「二人はハルト様と婚姻を結ぶ気はありますか?」死闘を終えた騎士の休日に、少女たちの恋心が大きく揺れ動く!
...続きを読む感情タグBEST3
[2021年10月読了・再読]
今巻は正にサブタイトル通りの騎士の休日と言ったところでしょうか…。
リオの周囲に居る奥ゆかしい女性陣とは違うタイプのシャルロット、もしかすると何気に相性良いのかもと思ってしまったり…。
現状でもハーレム化しているけど、一夫多妻は何となく無さそうな気がしますが、どう転ぶのか?
その他、蓮司とレイス、貴久のその後、弘明の…、瑠衣がベルトラム王国に感じている事、そして聖女と呼ばれているみたいだけど6人目の勇者なのか、等々、また風呂敷広げ過ぎで続き読むまで覚えていられるか…
ややこしくなくて良い
巻数が増えると自然と登場人物や相関関係がややこしくなり、国が出てくるとさらにややこしく.......。
その点において、本作品はややこしさにストレスを感じないでスラスラ読める。
それでいて話が浅くない。
めちゃくちゃハーレムなんだけどリオの性格が良いからか忌避感をまったく抱かずに読める点もラノベとして高ポイントです。
休日
ハルトからリオに変わる瞬間…
今までの関係からの発展が伺えたリオとリオを取り巻く少女たち、アイシアからのリオという言葉には重みがありました。
第三勢力の聖女と呼ばれる者との邂逅も近いのか…
それぞれの思いを知れる作品
この作品は人間の本性ともいえるような。とても感情移入し易い作品です。特に勇者が現れてからとても重いです(褒)。俺強え作品ってあんまりこういう人間らしさがかけているのが多いのですが、この作品は俺強え&ハーレムなのに登場人物の思いがイメージし易い。
今回は、勇者が今後どのような行動を取るのか推測できる。また、主人公の心の成長とヒロインとの恋愛事情の進展が見所です。
私個人の意見としては、セリア推しなのでもう少し進展してもいいのではないかと思いました。ほぼ均等に進展するのではなく、美春とセリアが少しリードしている感をもっとだせればよかったかなと。後、復讐が終わって休暇が取れたなら一度里帰りする方向にすべきだったと思う。すぐ次の展開をだすのは1巻分早いかなと思います。美春達をヤグモに招待する。セリアのパパンがノリノリで承諾するといった展開を入れればいいのになあと思いました。
箸休め
ここしばらくはシリアス展開が多かったですが今巻では少し箸休め的な巻でした。
今巻ではリオの心境の変化や、リオを取り巻く少女達の想いなどが主軸として描かれ、同時に様々な伏線も張られていました。
最後はかなり気になる幕引きに…
次巻が楽しみです。