あらすじ
奇しくも追い続けてきた宿敵と死闘を繰り広げることとなった大都市アマンドにて、遂に美春たちが捜す人物のひとり・皇沙月の情報を入手したリオ。折りよくリーゼロッテら貴族から、今までの功績に対する褒美の内容を求められていたリオは、勇者として召喚されたらしい沙月が出席するという夜会への参加を褒美として要求し、美春たちの待つ精霊の里へと帰還を果たす。一方、夢を通してリオが春人なのではないかという疑念を抱いた美春は、悩んだ末にとある人物へと話を持ち掛けるが――。
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[2021年10月読了・再読]
第二王女フローラが承服できなくても、取敢えず他言はしない様で…まぁ。
騒乱の後のヒロアキは相変わらずでしたが…。
ガルアーク王国に召喚されたサツキに夜会で会う為、奔走するリオ。
そして、サツキに会いたいと強く申し出る亜紀。
紆余曲折の末に全員近郊までは赴くも、美春が代表して会う事に…。
今回は色々と明かされた事が多かったですね。
ルシウスの姓はオルグィーユ、ベルトラム王国の下級貴族の出身で、かつては『王の剣』の候補に上った事もあった、とか。
リーゼロッテの前世の名が、源立夏(りっか)とか。
つなぎのような巻で、地味な展開だがキャラクターの心情の動きがよく描かれていた。
リオは周りの人たちから距離を置こうと考えだしたが、逆にこれまで知り合ってきた人たちが距離や立場的にも心情的にも一斉にリオの周りに近づいてきた感じがしてこれからの展開が楽しみになる。
追憶と邂逅
8巻は、まさに美春がメインヒロインを持っていきましたね〜!
春人に身に起きた出来事を夢で見せられていく。美春の様子からも春人に起きた残酷な運命を忌避している様子…これからどう向き合うのかが気になるところ!
リーゼロッテという名の前世の記憶を持つ者との邂逅もありました。今後の彼女の立ち位置にも注目していきたい!
皇さつきの登場にも驚かされました!