あらすじ
リーゼロッテ奪還のため、ガルアーク王国を離れたリオ。
その不在を最大の好機とみたレイスは、リオへ復讐心を募らせる【天上の獅子団】の傭兵たちと共にガルアーク城を強襲!
城内が騒然とする中、留守を預かる少女たちは襲撃者に抗うべく、否応なしに命がけの戦いへと身を投じることになるが――
「守られるだけの存在じゃないって、示したいんです。自分が弱いせいで、ハルトに距離を置かれたくないから!」
少女たちの覚悟に応え、一陣の風が戦場を駆け抜ける!!
感情タグBEST3
[2021年10月読了・再読]
リーゼロッテ救出の為、リオもアイシアも不在にしているガルアーク王城内にて、レイスの策謀により奇襲を掛ける傭兵組織・天上の獅子団。
ルシウス蘇生がなかったのは好かったけど、その配下の身勝手さがかなりウザいですね…。
その他、襲撃されたガルアーク王国側も一枚岩でなかったり、レイスがアルボー公爵とも繋がっていたり、聖女エリカも民を苦しめる事が判りきっている戦争を嗾けたり、もう何が何だか…。
オーフィアが無事にゴウキら一行を連れてこられたのと、リオがリーゼロッテを無事に護送できたのは是好
ネタバレ注意
1冊の大半がバトルとかくどい。
終わり方も至って普通。
まぁ次への繋げ方として必要なのかもしれないが
この巻での終わり方も何となく想像出来てしまえたので面白味が少ない。
ガルアーク
ガルアークでの死闘、ゴウキやゴウキの妻が登場する場面は大いに心動かされるものがありましたが、正直2つほど不満がありました。
まず、リオ達の帰りの道中が本巻であまり出てこなかったこと、すなわちリオの活躍が1番19巻ではなかったと思います。
二つ目は、レイスの存在をひっぱりすぎていると感じます。英雄殺しなど登場させるのは良かったのですが、毎回レイスが同じ形で帰っていくことにひどく既視感があって、感情移入がしにくかったです。
リオが出てこない!
リオの痛快な活躍を期待していたのに残念。読者は作者が愛するほどには、サブキャラに感情移入していません。それがほぼ一巻全部がサブキャラのみで、しびれました。